「GYAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」
それは怒声か、悲鳴かーー。
とても人間から発せられたとは思えない、獣の類の野太い雄叫びが森林地帯に響く。
とても人間から発せられたとは思えない、獣の類の野太い雄叫びが森林地帯に響く。
「おうおうおうおうおうおうッー! 早速やってるねぇッ! やっちゃってくれてますねぇッー!!」
そんなけたたましい咆哮の元へと、軽快にスキップで駆けていく男が一人。
「ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバいッ……。 何が起こってんの、マジで…? あっちの方角だよッ! おいおいおいおいおい、ドキドキするなぁーー! 」
男の名は、ラッド・ルッソ。
シカゴに拠点を置くマフィア『ルッソ・ファミリー』の一員にして快楽殺人者である。
ラッドは、殺し合いの場に似つかわしくない純白のスーツを着込んでいるが、その片手にはしっかりと他の参加者を殺傷するに足りうる支給品――散弾銃が握られている。
シカゴに拠点を置くマフィア『ルッソ・ファミリー』の一員にして快楽殺人者である。
ラッドは、殺し合いの場に似つかわしくない純白のスーツを着込んでいるが、その片手にはしっかりと他の参加者を殺傷するに足りうる支給品――散弾銃が握られている。
ラッド・ルッソという殺人狂の行動方針は、この殺し合いの会場においても変わりはしない。
それは、自分は死なないと過信している『殺しがいのある』人間を殺すというものである。
したがって、ラッドはこの殺し合いにも乗り、常日頃のように自分が死なないであろうと思っている参加者を見つけて殺していくつもりだ。
それは、自分は死なないと過信している『殺しがいのある』人間を殺すというものである。
したがって、ラッドはこの殺し合いにも乗り、常日頃のように自分が死なないであろうと思っている参加者を見つけて殺していくつもりだ。
そんなラッドの耳に入ったのが森の奥深くから響くこの咆哮であるーー既に参加者間でドンパチを始めているのだろうか。
であれば、そんな楽しそうなパーティに参加しない訳にはいかないとーーこうして意気揚々と、パーティ会場へと向かっていたわけだが。
であれば、そんな楽しそうなパーティに参加しない訳にはいかないとーーこうして意気揚々と、パーティ会場へと向かっていたわけだが。
「あん……? 何だこれ?」
ラッドが辿り着いたころには、件のパーティは既にお開きとなっていた。
ラッドの眼に飛び込んできたのは幾多の血だまりと、刻み込まれた土色の獣の死骸の山――。
そして、その惨劇の中心地に人影が一つ。
ラッドの眼に飛び込んできたのは幾多の血だまりと、刻み込まれた土色の獣の死骸の山――。
そして、その惨劇の中心地に人影が一つ。
「――メイド……?」
それはメイド服を着込んだ少女であった。
「お初にお目にかかります、私、粕谷瞳と申します」
少女もラッドの存在に感づいたか、少女はスカートの裾を持ち上げて丁寧にお辞儀をした。
その傍らには血塗られた得物――チェーンソーが置かれている。
その傍らには血塗られた得物――チェーンソーが置かれている。
「おいおいおいおいおいおい、メイドに、チェーンソーかぁ……。 いきなりぶっとんだ場面に遭遇しちまったなァ、マジで!」
「うふふ……メイドと言えば、チェーンソーですから」
「うふふ……メイドと言えば、チェーンソーですから」
相変わらずのハイテンションで感想を漏らすラッドに、瞳と名乗った少女は笑顔で応える。
そんな少女にラッドは手に持つ散弾銃を向けて、質問を投げかける。
そんな少女にラッドは手に持つ散弾銃を向けて、質問を投げかける。
「一応聞いとくけど、嬢ちゃんが、これやったのか?」
「ええ、その化け物共が有無を言わずにいきなり襲い掛かってきたので、返り討ちにした次第です」
「そうかそうか、そいつはご苦労なこったァ。それじゃあよぉーー」
「ええ、その化け物共が有無を言わずにいきなり襲い掛かってきたので、返り討ちにした次第です」
「そうかそうか、そいつはご苦労なこったァ。それじゃあよぉーー」
散弾銃向けられて尚も笑顔を張り付け、問いかけられた質問に和やかに応える少女。
そんな余裕綽々な少女の態度に、ラッドの理性はもはや我慢の限界だった。
そんな余裕綽々な少女の態度に、ラッドの理性はもはや我慢の限界だった。
「とりあえず、死んどけよォォッ!」
「――ッ!!」
「――ッ!!」
メイドの頭蓋目掛けて、散弾銃が火を噴いた。
しかし、メイドは特に驚いた様子もなく、サイドステップでこれを回避――。
瞬時に、地に刺さっているチェーンソーを手に取り、ラッドの元へと血塗られた地面を蹴る。
チェーンソーのエンジンが稼働する音が鳴り響くと同時に、ラッドは散弾銃の持ち手部分を後ろにスライドし、空の弾を排莢する。
しかし、メイドは特に驚いた様子もなく、サイドステップでこれを回避――。
瞬時に、地に刺さっているチェーンソーを手に取り、ラッドの元へと血塗られた地面を蹴る。
チェーンソーのエンジンが稼働する音が鳴り響くと同時に、ラッドは散弾銃の持ち手部分を後ろにスライドし、空の弾を排莢する。
「おいおい、マジかよッ! 結構良い距離でぶっ放しってやったのに避けちゃってるよ、この女。
どんな反射神経しちゃってんのよぉ、マジで! ありえねぇよな、ありえねえって!
なぁなぁ、嬢ちゃん。 嬢ちゃんはさぁ、こうは思っちゃいねえか!? こんなおぞましい怪物を狩りつくせる自分は最強だ、だからこの殺し合いでも絶対に殺されるかとはないってなぁッ!」
「……。」
どんな反射神経しちゃってんのよぉ、マジで! ありえねぇよな、ありえねえって!
なぁなぁ、嬢ちゃん。 嬢ちゃんはさぁ、こうは思っちゃいねえか!? こんなおぞましい怪物を狩りつくせる自分は最強だ、だからこの殺し合いでも絶対に殺されるかとはないってなぁッ!」
「……。」
饒舌になるラッドは、迫り来る死神に狙いを定めて、ショットガンを連射するがーー。
メイドは一切怯むことなくーーむしろ狂気をはらんだ笑みを浮かべたまま、チェーンソーを縦へ横へと振るう。
カキン、カキンという甲高い金属音が立て続けに、銃声の直後に鳴り響く。
信じられないことに、メイドは襲い掛かる銃弾を弾き飛ばしているようだ。
メイドは一切怯むことなくーーむしろ狂気をはらんだ笑みを浮かべたまま、チェーンソーを縦へ横へと振るう。
カキン、カキンという甲高い金属音が立て続けに、銃声の直後に鳴り響く。
信じられないことに、メイドは襲い掛かる銃弾を弾き飛ばしているようだ。
「ハハハハハハハッ! マジかよ、おいおいおいおいおいおい、ありえねぇって!?」
次の瞬間には、メイドはラッドへと肉薄――。
胴元を切り裂かんと、チェーンソーを振るうが、ラッドは寸前で上体を反らしこれを回避する。
メイドの持つチェーンソーが空を切る。
ラッドはお返しとばかりに、メイドの土手っ腹に回し蹴りを叩きこんだのだがーー。
胴元を切り裂かんと、チェーンソーを振るうが、ラッドは寸前で上体を反らしこれを回避する。
メイドの持つチェーンソーが空を切る。
ラッドはお返しとばかりに、メイドの土手っ腹に回し蹴りを叩きこんだのだがーー。
「――ッ!?」
少女はビクリともしない。
肉体を痛めつけたという手応はなく、まるで大岩を蹴りこんだ触覚をとラッドは感じた
メイドが態勢を整える前に、即座に後退し距離を取る。
肉体を痛めつけたという手応はなく、まるで大岩を蹴りこんだ触覚をとラッドは感じた
メイドが態勢を整える前に、即座に後退し距離を取る。
「おいおいおいおい凄ぇな、最近のメイドはッ!? 清掃、洗濯、炊事に加えて戦闘もお任せってか!? あぁ、やべえな……。頼むから、そんな顔で俺を見つめないでくれよォ……。 そんな澄ました顔で見つめられちまうと、こっちも何が何でも、嬢ちゃんの泣き叫ぶ顔が見たくなるってもんだぁあああああああッーーー!!!」
ラッドの中でメイドに対する殺意がさらに増幅され、散弾銃の引き金に手を掛けたその瞬間――。
ラッドの身体は真横から飛来してきた何かによって、拘束される。
ラッドの身体は真横から飛来してきた何かによって、拘束される。
「……あん?」
視線を落とすと。自身の胴にまとわりつくそれは巨大な舌であった。
巨大な舌の元へと視線を向けると、そこにはメイドによって蹂躙された怪物がいた。
殺された群れの残党だろうかーーしかし、よくよく目を凝らせばその体色は異なる。
メイドによって蹂躙された怪物の体色は土色。
それに対してラッドを拘束しているこの化け物の体色は蒼であった。
巨大な舌の元へと視線を向けると、そこにはメイドによって蹂躙された怪物がいた。
殺された群れの残党だろうかーーしかし、よくよく目を凝らせばその体色は異なる。
メイドによって蹂躙された怪物の体色は土色。
それに対してラッドを拘束しているこの化け物の体色は蒼であった。
メイドにもこの事態は予想外だったのだろうか、視線を戻すとほんの一瞬だけ驚いた表情を浮かべていた。
「GUAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
蒼い化け物はラッドこそが仲間達を皆殺しにした下手人と判断したのだろうか、その瞳に憎悪を滾らせ、拘束したラッドを舌で引っ張り上げてきた。
「邪魔するんじゃねえぞ、この化け物がぁああああ!!!」
幸いなことに、胴は拘束されているが両腕の自由が利く。
ラッドは自分に襲い掛からんとする怪物を睨みつけ、その引き金を引いたのであった。
ラッドは自分に襲い掛からんとする怪物を睨みつけ、その引き金を引いたのであった。
◇
銃声と怪物の雄叫びが聴こえる。
先程の男とあの蒼い怪物が殺し合っているのだろう。
先程の男とあの蒼い怪物が殺し合っているのだろう。
粕谷瞳は蒼の怪物が出現したのを皮切りに早々に戦場から離脱した。
あの場所に長居する必要はない。
あの場所に長居する必要はない。
今度こそ、自分が仕えるに相応しい理想の『ご主人様』を見つけ出すため、粕谷瞳は殺し合いの戦場を彷徨う。
【粕谷瞳@リベリオンズ Secret Game 2nd Stage】
[状態]:健康
[装備]:チェーンソー@リベリオンズ Secret Game 2nd Stage
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×2
[思考]
基本:この殺し合いの中で理想の『ご主人様』を見つけ、ご奉仕する
1:他の参加者を探して、仕えるべき『ご主人様』かどうか見極める
2:先程の男(ラッド)はまた会うようなことがあれば排除する
[備考]
※参戦時期は本編開始前となります。
[状態]:健康
[装備]:チェーンソー@リベリオンズ Secret Game 2nd Stage
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×2
[思考]
基本:この殺し合いの中で理想の『ご主人様』を見つけ、ご奉仕する
1:他の参加者を探して、仕えるべき『ご主人様』かどうか見極める
2:先程の男(ラッド)はまた会うようなことがあれば排除する
[備考]
※参戦時期は本編開始前となります。
◇
「あのメイド逃げやがったか……。」
全身穴だらけとなり死骸に成り果てた蒼い怪物を踏みつけ、ラッドは周囲を見渡す。
化け物との戦闘に集中しすぎたせいで、先程のメイドが何処へ向かったか皆目見当がつかない。
化け物との戦闘に集中しすぎたせいで、先程のメイドが何処へ向かったか皆目見当がつかない。
ならば、仕切り直し。
次なる獲物を探すまでのことだ。
次なる獲物を探すまでのことだ。
ラッド・ルッソは舌なめずりをしながら、戦場を跡にした。
【ラッド・ルッソ@BACCANO バッカーノ!】
[状態]:健康
[装備]:レミントンM31@現実(予備弾30)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×2
[思考]
基本:自分は死なないと思っている人間を見つけて殺す! とにかく殺す! 殺しまくる!
1:周辺を探索して、殺しがいのある人間を見つける
2:さっきのメイド(瞳)は次会ったら殺す
[備考]
※参戦時期はフライング・プッシーフット号に乗りこむ直前からとなります。
[状態]:健康
[装備]:レミントンM31@現実(予備弾30)
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×2
[思考]
基本:自分は死なないと思っている人間を見つけて殺す! とにかく殺す! 殺しまくる!
1:周辺を探索して、殺しがいのある人間を見つける
2:さっきのメイド(瞳)は次会ったら殺す
[備考]
※参戦時期はフライング・プッシーフット号に乗りこむ直前からとなります。
【ベロゴン@ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁】
NPC。
大きな舌を武器にして、顔を舐めまして動きを封じてくる。
人間を見掛けては、無差別に襲い掛かってくる。
NPC。
大きな舌を武器にして、顔を舐めまして動きを封じてくる。
人間を見掛けては、無差別に襲い掛かってくる。
【ベロゴンロード@ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁】
NPC。ベロゴンの群れのリーダー。
大きな舌を武器にして、顔を舐めまして動きを封じたり、酸液の唾を吐きかけたりする。
NPC。ベロゴンの群れのリーダー。
大きな舌を武器にして、顔を舐めまして動きを封じたり、酸液の唾を吐きかけたりする。
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