「もぉ〜、ちょっと何なのこれぇ〜…」
森林エリアを坊主頭の男が歩いていた。
その表情には恐怖…というより、如何にも迷惑してますと言った感情が浮かんでいた。
その表情には恐怖…というより、如何にも迷惑してますと言った感情が浮かんでいた。
彼の名はクロちゃん。
某お笑いトリオの一員であり、スケベな屑キャラとして視聴者に親しまれているお笑い芸人だ。
某お笑いトリオの一員であり、スケベな屑キャラとして視聴者に親しまれているお笑い芸人だ。
いつものように仕事を終え自宅で爆睡していたはずが、いきなり見知らぬ場所で殺し合えと言われた。
一般人なら震え上がりそうな異常事態だが、クロちゃんにとっては違う。
一般人なら震え上がりそうな異常事態だが、クロちゃんにとっては違う。
「どうせまたケンコバさんとかが持ち込んだ説なんでしょ?もー勘弁してよ…」
そう、クロちゃんは殺し合いをお馴染みのあの番組の企画と勘違いしていた。
寝ている間に拉致されたのだってこれが初めてではない。
散々同じような展開を味わって来たので、恐怖よりもうんざりした気持ちの方が大きかった。
殺し合いというのは流石に物騒だとも思ったが、何の説明も無しに放り出されるよりはマシだとすら思っていた。
寝ている間に拉致されたのだってこれが初めてではない。
散々同じような展開を味わって来たので、恐怖よりもうんざりした気持ちの方が大きかった。
殺し合いというのは流石に物騒だとも思ったが、何の説明も無しに放り出されるよりはマシだとすら思っていた。
「でも殺し合いってテレビ的に大丈夫なの?またお蔵入りになったりしない?」
過去のアレコレも知っているため心配しつつも、当然本当に殺し合う訳では無いだろうとクロちゃんは考える。
多分サバゲーのような企画だろうと結論付けると、背負っていたデイパックを地面に下ろした。
多分サバゲーのような企画だろうと結論付けると、背負っていたデイパックを地面に下ろした。
「ってか何時の間にか背負ってたけど何これ?武器でも入ってんの?」
疑問を口に出しながら中を漁ってみる。
入っていたカップ麺を見て、お湯は入れてくれない辺り如何にも水曜日らしいと不満を感じつつ、別の物を取り出す。
出て来たのは西洋の城が描かれた小さな容器だった。
入っていたカップ麺を見て、お湯は入れてくれない辺り如何にも水曜日らしいと不満を感じつつ、別の物を取り出す。
出て来たのは西洋の城が描かれた小さな容器だった。
「は?…いやいや、これ玩具じゃん…」
てっきりエアガンとかが入ってると思ってたクロちゃんは呆れながら容器を眺める。
中に液体が入っているようだが、何なのかは分からない。
試しに振ってみると、シャカシャカという音がした。
中に液体が入っているようだが、何なのかは分からない。
試しに振ってみると、シャカシャカという音がした。
こんな物を渡して何の意味があるのかと、用意したであろうスタッフに文句を言いつつ他に何か無いのかとパックの中を探してみる。
しかし、枝を折るような音がクロちゃんの耳に聞こえた。
しかし、枝を折るような音がクロちゃんの耳に聞こえた。
「うわっ!誰!?」
驚き音のした方へ声を掛ける。
まさか隠れて撮影していたカメラマンがミスったのではと思ったが、その予想は外れた。
大木の陰から恐る恐るといった様子で出て来たのは、赤毛の少女だった。
まさか隠れて撮影していたカメラマンがミスったのではと思ったが、その予想は外れた。
大木の陰から恐る恐るといった様子で出て来たのは、赤毛の少女だった。
「ご、ごめんなさい…怖くて隠れてて……あっ!でもあたしは殺し合いなんてする気無いから!」
その言葉に嘘は無い。
少女は突如巻き込まれた殺し合いに困惑していた時、クロちゃんの姿を目にし咄嗟に大木の陰に隠れた。
様子を伺いながら接触しようか悩んでいる際にうっかり足元の枝を折ってしまい、それでクロちゃんにバレたという訳である。
少女は突如巻き込まれた殺し合いに困惑していた時、クロちゃんの姿を目にし咄嗟に大木の陰に隠れた。
様子を伺いながら接触しようか悩んでいる際にうっかり足元の枝を折ってしまい、それでクロちゃんにバレたという訳である。
不安気に話す少女をクロちゃんはねっとりと見回す。
(えっ、めっちゃ可愛いんだけど。この娘は仕掛け人か何かなの?)
整った顔立ちに服の上からでも分かる豊満な胸はクロちゃんのスケベ心を刺激した。
芸能人かとも思ったが見覚えはない。
大方、今回の企画の為に連れて来られたマイナーなグラビアアイドルだろうと考えたクロちゃんは、下心丸出しの笑みで近づく。
芸能人かとも思ったが見覚えはない。
大方、今回の企画の為に連れて来られたマイナーなグラビアアイドルだろうと考えたクロちゃんは、下心丸出しの笑みで近づく。
「いやいや!大丈夫大丈夫!ちょっとビックリしただけだし!」
これまでの経験からどうせ最後はロクな目に遭わないだろうと思うが、こんな意味不明な企画に乗ってやるんだから少しは良い思いしたって構わないだろう。
相手がそんな邪な思いを抱いてるとは知らず、少女はホッと胸を撫で下ろした。
相手がそんな邪な思いを抱いてるとは知らず、少女はホッと胸を撫で下ろした。
「良かった〜…。それじゃあ貴方も、えっと…」
「殺し合いなんてしないって〜。それより立ったままだと疲れるし、どっか落ち着ける場所に行こうよ、ね?」
「えっ?あっ、う、うん」
「殺し合いなんてしないって〜。それより立ったままだと疲れるし、どっか落ち着ける場所に行こうよ、ね?」
「えっ?あっ、う、うん」
いきなりの馴れ馴れしい態度に困惑する少女。
その様子に気付くことも無く、「あわよくばこの機会にお近づきになれないかな〜」などと能天気な事を考えるクロちゃんだった。
その様子に気付くことも無く、「あわよくばこの機会にお近づきになれないかな〜」などと能天気な事を考えるクロちゃんだった。
【クロちゃん@水曜日のダウンタウン】
[状態]:健康、上機嫌
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、キャッスルロストフルボトル@仮面ライダービルド、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]:基本行動方針:仕方ないから企画に乗っかって行動する
1:この可愛い娘と仲良くなりたいしんよ〜
2:殺し合い?結局何をすれば良いの?
[備考]
殺し合いを芸人が持ち寄った「説」による企画と思っています。
フルボトルをただの玩具と思っています。
[状態]:健康、上機嫌
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、キャッスルロストフルボトル@仮面ライダービルド、ランダム支給品0〜2
[思考・状況]:基本行動方針:仕方ないから企画に乗っかって行動する
1:この可愛い娘と仲良くなりたいしんよ〜
2:殺し合い?結局何をすれば良いの?
[備考]
殺し合いを芸人が持ち寄った「説」による企画と思っています。
フルボトルをただの玩具と思っています。
【牛飼い娘@ゴブリンスレイヤー】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]:基本行動方針:殺し合いはしない
1:彼(ゴブリンスレイヤー)も居るのかな…?
2:とりあえずこの人(クロちゃん)と一緒に行動
[備考]
参戦時期は原作9巻終了後。
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]:基本行動方針:殺し合いはしない
1:彼(ゴブリンスレイヤー)も居るのかな…?
2:とりあえずこの人(クロちゃん)と一緒に行動
[備考]
参戦時期は原作9巻終了後。
【キャッスルロストフルボトル@仮面ライダービルド】
ハードスマッシュへの変身に用いられる人口フルボトル。
成分を体内に取り込む事でキャッスルハードスマッシュへ変身出来る。
本来であればネビュラガスが注入されていない人間では変身不可能だが、主催者の手でガス無しでも変身可能に細工されている。
ハードスマッシュへの変身に用いられる人口フルボトル。
成分を体内に取り込む事でキャッスルハードスマッシュへ変身出来る。
本来であればネビュラガスが注入されていない人間では変身不可能だが、主催者の手でガス無しでも変身可能に細工されている。
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