湖からやや離れた、草木の生い茂る場所に巣食っていたゴブリンたちは困惑していた。
無防備に出くわした人間を襲って殺そうとしたら、いきなり自分たちの動きがスローになってしまったからだ。
その襲おうとした人間ふたりは平然とゴブリンたちをスルーしながらスタスタ歩いている。
だがこのふたり、実は人間でさえない。その正体は人間に擬態した機械生命体、ロイミュードである。
無防備に出くわした人間を襲って殺そうとしたら、いきなり自分たちの動きがスローになってしまったからだ。
その襲おうとした人間ふたりは平然とゴブリンたちをスルーしながらスタスタ歩いている。
だがこのふたり、実は人間でさえない。その正体は人間に擬態した機械生命体、ロイミュードである。
丸い黒のサングラスに白スーツと帽子と言う、チャイニーズマフィアのような格好の姿をしたロイミュード006。
そしてテンガロンハットを被りティアドロップのサングラスをしたアメリカンな服装の姿のロイミュード008。
ふたりは自分たちの能力に全く対応できないゴブリンたちを冷ややかに見下していた。
「つまらないね」
「全くだ」
人に擬態こそしているが、ロイミュードの強化された鋼のボディは雑魚であっても弾丸を物ともしない。
ましてや戦いに向いた幹部ともなれば十トン単位の鉄塊を叩きつけられても耐えるレベルだ。
そしてロイミュードは皆、重加速というあたり一体のあらゆるものの動きをスローにしてしまう能力を持っている。
これに対処できるのは耐性や巨大なエネルギーを持つ存在だけだ。
そしてテンガロンハットを被りティアドロップのサングラスをしたアメリカンな服装の姿のロイミュード008。
ふたりは自分たちの能力に全く対応できないゴブリンたちを冷ややかに見下していた。
「つまらないね」
「全くだ」
人に擬態こそしているが、ロイミュードの強化された鋼のボディは雑魚であっても弾丸を物ともしない。
ましてや戦いに向いた幹部ともなれば十トン単位の鉄塊を叩きつけられても耐えるレベルだ。
そしてロイミュードは皆、重加速というあたり一体のあらゆるものの動きをスローにしてしまう能力を持っている。
これに対処できるのは耐性や巨大なエネルギーを持つ存在だけだ。
008……その真の名「トルネード」は自分自身が風を操り、風を吹かせ、ピンポイントに竜巻を起こして攻撃もできる。怪人の姿である進化態を現せば強力なドリルも使える。
006もその強力無比である中国拳法のような格闘術は、超音速の戦闘を可能とする仮面ライダーをも人間としての姿のまま圧倒するほどだ。
全てにおいて負ける要素が無い。無防備なまま百体のゴブリンに囲まれ攻撃を受けても怪我すらできるか怪しいレベルの実力差がこのふたりとゴブリンにはあった。
006もその強力無比である中国拳法のような格闘術は、超音速の戦闘を可能とする仮面ライダーをも人間としての姿のまま圧倒するほどだ。
全てにおいて負ける要素が無い。無防備なまま百体のゴブリンに囲まれ攻撃を受けても怪我すらできるか怪しいレベルの実力差がこのふたりとゴブリンにはあった。
「で、お前はこの戦い乗るのか?」
重加速にたじろぐゴブリンたちを無視すると、トルネードは006へと今後の方針を聞く。
殺し合いの場だと言うのに、まるで喫茶店で「お前は注文どうする?」と聞いてるような気軽な問いかけだった。006もまた気軽に返す。
「どうだっていいね。お互い死んだ身だ。強いやつが居るのなら戦うけど……乗るにしてもそっちみたいに同じロイミュードが来てるとなると困るねぇ」
「たしかに。仲間同士で殺し合いはボスも悲しむだろうしな。それに良い女が居るのなら殺したくはない」
という訳で互いにスタイルがあるということで、好きにやろうとふたりは自然と別れた。
重加速にたじろぐゴブリンたちを無視すると、トルネードは006へと今後の方針を聞く。
殺し合いの場だと言うのに、まるで喫茶店で「お前は注文どうする?」と聞いてるような気軽な問いかけだった。006もまた気軽に返す。
「どうだっていいね。お互い死んだ身だ。強いやつが居るのなら戦うけど……乗るにしてもそっちみたいに同じロイミュードが来てるとなると困るねぇ」
「たしかに。仲間同士で殺し合いはボスも悲しむだろうしな。それに良い女が居るのなら殺したくはない」
という訳で互いにスタイルがあるということで、好きにやろうとふたりは自然と別れた。
●
006と別れ上空を人間体のまま風にのって飛行するトルネードは、このバトルロワイヤルをむしろチャンスだと捉えていた。
仮面ライダーに倒されてコアごと爆散して死んだはずが、なぜか復活しているのだ、その時点で彼からすると儲けものである。
何よりトルネードにとってうれしいのは支給品だった。とは言ってもなにか特別な武器やそれ自体に凄い効果のある道具ではない。
仮面ライダーに倒されてコアごと爆散して死んだはずが、なぜか復活しているのだ、その時点で彼からすると儲けものである。
何よりトルネードにとってうれしいのは支給品だった。とは言ってもなにか特別な武器やそれ自体に凄い効果のある道具ではない。
元々トルネードが持っていたが破壊されてしまったアクセサリー。自身が擬態し記憶を読み取った人間「ジョージ白鐘」が作ったネックレス。
このネックレスが似合う女性と教会で結婚式を挙げる。それがジョージ白鐘の美学による望みであり、それに共感したトルネードの悲願でもあった。
それを叶えた時にこそ自分の力は最強に高まる。現在の力が更に限界を超え金色の姿、超進化態となれる確信がトルネードにはあった。
このネックレスが似合う女性と教会で結婚式を挙げる。それがジョージ白鐘の美学による望みであり、それに共感したトルネードの悲願でもあった。
それを叶えた時にこそ自分の力は最強に高まる。現在の力が更に限界を超え金色の姿、超進化態となれる確信がトルネードにはあった。
人の居そうな場所をめざして空をしばらく飛んでいると、何かを発見する。どうやらゴブリンと交戦している人間のようだ。
「あれは……!」
トルネードは驚きを見せると、人の姿を捨て進化態の姿となって急いで向かった。
「あれは……!」
トルネードは驚きを見せると、人の姿を捨て進化態の姿となって急いで向かった。
●
学生服の高校生探偵である白鐘直斗はゴブリンの群れと出会い戦っていた。
身体能力としてはただの人間である彼女は放っておけばそのまま犯されていただろうが、
ペルソナ使いと言う一種の超能力者である彼女には自衛しゴブリンを簡単に蹴散らせるだけの能力があった。
だが。
(くっ……殺し合いのみならずこんなおぞましいものまで配置するとは……!)
身体能力としてはただの人間である彼女は放っておけばそのまま犯されていただろうが、
ペルソナ使いと言う一種の超能力者である彼女には自衛しゴブリンを簡単に蹴散らせるだけの能力があった。
だが。
(くっ……殺し合いのみならずこんなおぞましいものまで配置するとは……!)
獣としての本能か、美少年とよく勘違いされる容姿の自分を女性だとあっさり見ぬき無数に襲いかかってくるゴブリン。
これらを斬り伏せて撃退し精神の分身として稼働し戦ってくれる「もうひとりの自分」たる直斗のペルソナだが、その動きはどこか精細を欠いている。
理由は殺し合いの場という異常な状況のみならず、下卑た性的な欲望をあからさまに見せるゴブリンの存在。
生理的な嫌悪感、そして思わず恐怖が先だってしまう今の白鐘直斗は最悪に近い精神コンディションであり、その動揺が戦闘全体のぎこちなさへと影響していた。
これらを斬り伏せて撃退し精神の分身として稼働し戦ってくれる「もうひとりの自分」たる直斗のペルソナだが、その動きはどこか精細を欠いている。
理由は殺し合いの場という異常な状況のみならず、下卑た性的な欲望をあからさまに見せるゴブリンの存在。
生理的な嫌悪感、そして思わず恐怖が先だってしまう今の白鐘直斗は最悪に近い精神コンディションであり、その動揺が戦闘全体のぎこちなさへと影響していた。
そして何匹もの切り伏せたゴブリンから漂う、滴る鮮血の匂い。
野生動物を惨殺するような抵抗感もあってか、冷静ならすぐに全個体を瞬殺できるだろうゴブリンに対して彼女は手こずってしまっていた。
本来の直斗ならば。万能属性攻撃や即死攻撃などいくらでも一掃する手段があったのだが、見せしめの死からの殺しあいを宣告されすぐゴブリンの襲撃という異常状況。
動揺は動揺を生み、ペルソナの攻撃は鈍くなる。
女性に対する欲望たぎらせ無数にやってくるゴブリンのうち一体が、その隙を狙って直斗の背後をとった。
「しまっ――」
その瞬間。
野生動物を惨殺するような抵抗感もあってか、冷静ならすぐに全個体を瞬殺できるだろうゴブリンに対して彼女は手こずってしまっていた。
本来の直斗ならば。万能属性攻撃や即死攻撃などいくらでも一掃する手段があったのだが、見せしめの死からの殺しあいを宣告されすぐゴブリンの襲撃という異常状況。
動揺は動揺を生み、ペルソナの攻撃は鈍くなる。
女性に対する欲望たぎらせ無数にやってくるゴブリンのうち一体が、その隙を狙って直斗の背後をとった。
「しまっ――」
その瞬間。
「下衆な欲望だけのお前らにくれてやるには……もったいねえ女だな」
竜巻のような風が吹き荒れ、直斗をガードするようにゴブリンたちを吹きとばす。
気が付くと、水色の渦まく風を集めたようなフォルムの怪物が直斗の前に降り立っていた。
「モテねえやつほど見苦しいもんだ」
と言うと、トルネードは突風による高速飛行を開始し、飛びまわりながらゴブリンを粉みじんにし吹き飛ばしていく。
ゴブリンの血も肉も骨も、超音速の風の前に散り散りになってしまう。
急な闖入者に、直斗は思わず驚くが――どうやら、敵ではないようだった。
竜巻のような風が吹き荒れ、直斗をガードするようにゴブリンたちを吹きとばす。
気が付くと、水色の渦まく風を集めたようなフォルムの怪物が直斗の前に降り立っていた。
「モテねえやつほど見苦しいもんだ」
と言うと、トルネードは突風による高速飛行を開始し、飛びまわりながらゴブリンを粉みじんにし吹き飛ばしていく。
ゴブリンの血も肉も骨も、超音速の風の前に散り散りになってしまう。
急な闖入者に、直斗は思わず驚くが――どうやら、敵ではないようだった。
「大丈夫か?」
人間体へと戻ったトルネードは、風の衝撃に対し反射的に膝をついていた直斗の手を取って助け起こした。
「あ、ありがとうございます。あなたは……」
「俺の名はトルネード。世界を駆ける情熱の風さ」
「そう、ですか。僕は白鐘直斗です」
「白鐘? そうか……運命的な名前だ。素敵だな」
奇しくもその名字は、ロイミュード008がその姿と記憶を擬態した人間と全く同じそれだった。
このバトロワの切迫した状況の初対面でナンパじみた態度のトルネードに、直斗は内心ちょっと引いた。
人間体へと戻ったトルネードは、風の衝撃に対し反射的に膝をついていた直斗の手を取って助け起こした。
「あ、ありがとうございます。あなたは……」
「俺の名はトルネード。世界を駆ける情熱の風さ」
「そう、ですか。僕は白鐘直斗です」
「白鐘? そうか……運命的な名前だ。素敵だな」
奇しくもその名字は、ロイミュード008がその姿と記憶を擬態した人間と全く同じそれだった。
このバトロワの切迫した状況の初対面でナンパじみた態度のトルネードに、直斗は内心ちょっと引いた。
●
「ペルソナ、ね。人間たちもおかしな超能力を持っているのか」
「機械生命体に仮面ライダー……そんな、別の世界だと言うのか」
ゴブリンを全て殲滅し落ち着いて後に互いの情報交換をしていく内に、力や時代の違いがわかっていき、また主催の力の影響の大きさもうかがえた。
全く別の世界から参加者をかき集めている事実。
「しかしよく僕が女性だとすぐ判りましたね。機械生命体だからこその観察力でしょうか……」
「いや、機械としての性能は関係無い。「俺」にはわかる。その学生服から覗く色気のある首は紛れもなく女だ」
「そ、そうですか……」
マニアックに怖い答えが返ってきた。
(確かに僕はこの服装だと身体の起伏が目立たないけど……首に色気があると言う理由で気付かれたのは初めてだ……)
妙なセックスアピールになっているのなら首を閉じた服の方がよいのだろうか? と直斗は少し悩んだ。
「機械生命体に仮面ライダー……そんな、別の世界だと言うのか」
ゴブリンを全て殲滅し落ち着いて後に互いの情報交換をしていく内に、力や時代の違いがわかっていき、また主催の力の影響の大きさもうかがえた。
全く別の世界から参加者をかき集めている事実。
「しかしよく僕が女性だとすぐ判りましたね。機械生命体だからこその観察力でしょうか……」
「いや、機械としての性能は関係無い。「俺」にはわかる。その学生服から覗く色気のある首は紛れもなく女だ」
「そ、そうですか……」
マニアックに怖い答えが返ってきた。
(確かに僕はこの服装だと身体の起伏が目立たないけど……首に色気があると言う理由で気付かれたのは初めてだ……)
妙なセックスアピールになっているのなら首を閉じた服の方がよいのだろうか? と直斗は少し悩んだ。
「と、ところで学習、進化する機械生命体と言うのならこの首輪の解き方に心当たりは……」
「あるぞ」
「……! それは一体……」
「さっきも言ったが俺はトルネード……その名の通り風が俺の能力だ。風にのって高速移動や、突風で相手を攻撃したりな。その内の一つが全く使えないように制限されている」
自らの能力や制限を平然と明かそうとするのは早々に信頼してもらえたのかそれとも自分の強さに対する自信か。
このふてぶてしい言動からするとおそらくは後者だろうなと直斗はあたりをつける。
「風と同化する能力だ。これを使えば締め切った車の中だろうと風として入ったり、逆にその車の中から目当ての人間だけを浚って出たりできる」
例えがなにやら犯罪的だが、そこは気にしないことにした。
「あるぞ」
「……! それは一体……」
「さっきも言ったが俺はトルネード……その名の通り風が俺の能力だ。風にのって高速移動や、突風で相手を攻撃したりな。その内の一つが全く使えないように制限されている」
自らの能力や制限を平然と明かそうとするのは早々に信頼してもらえたのかそれとも自分の強さに対する自信か。
このふてぶてしい言動からするとおそらくは後者だろうなと直斗はあたりをつける。
「風と同化する能力だ。これを使えば締め切った車の中だろうと風として入ったり、逆にその車の中から目当ての人間だけを浚って出たりできる」
例えがなにやら犯罪的だが、そこは気にしないことにした。
「なるほど、つまり……例えばあなたが首輪を除いて風と同化してしまえば」
「そう、首輪なんて意味が無いんだよ。俺自身が風になって抜ければおしまいだ。他人の首輪だって同じことだ。一緒に風と同化して移動すればそれで首輪なんて取れる」
シンプルだが、あまりにも端的な解決策。
「しかし制限されているとはいえ、あなたの持つその能力なら本当に首輪を外せる確証は?」
「ハッキリ言ってこの能力は俺が持つ風の力の中じゃそこまで強力な方じゃない。移動か逃走くらいにしか使えない力さ。なのにこの技だけが多少の制限どころじゃなく全く使えない」
「主催からすると逆説的な「使われては困る」能力としての証明になると……確定はしていないものの、根拠のひとつにはなりますね」
明らかにそれだけでも異常な能力だがそれを大したことがない、と断言するトルネードの言葉は逆に奇妙な真実味があった。
試す価値は大いにある。
「そう、首輪なんて意味が無いんだよ。俺自身が風になって抜ければおしまいだ。他人の首輪だって同じことだ。一緒に風と同化して移動すればそれで首輪なんて取れる」
シンプルだが、あまりにも端的な解決策。
「しかし制限されているとはいえ、あなたの持つその能力なら本当に首輪を外せる確証は?」
「ハッキリ言ってこの能力は俺が持つ風の力の中じゃそこまで強力な方じゃない。移動か逃走くらいにしか使えない力さ。なのにこの技だけが多少の制限どころじゃなく全く使えない」
「主催からすると逆説的な「使われては困る」能力としての証明になると……確定はしていないものの、根拠のひとつにはなりますね」
明らかにそれだけでも異常な能力だがそれを大したことがない、と断言するトルネードの言葉は逆に奇妙な真実味があった。
試す価値は大いにある。
「ああ。俺の制限を取っ払うことこそが全員の首輪を外す鍵だ。風は一度吹いたら止められねえ……そのためにはだ」
思わず緊張した空気が流れる。そうだ、どれほど効果的な能力だろうとそれも制限された状態では意味が無い。トルネード自身の制限をまず解く手段が大事なのだ。
果たして彼の制限を取り払うために必要な作戦とは。
「このネックレスを付けたお前と俺が海の見える教会で結婚式を挙げる――それにより俺は今の限界を超えた力へと到達するんだ」
「何を言っているんだ君は」
思わず直斗はぞんざいにツッコミを入れた。
思わず緊張した空気が流れる。そうだ、どれほど効果的な能力だろうとそれも制限された状態では意味が無い。トルネード自身の制限をまず解く手段が大事なのだ。
果たして彼の制限を取り払うために必要な作戦とは。
「このネックレスを付けたお前と俺が海の見える教会で結婚式を挙げる――それにより俺は今の限界を超えた力へと到達するんだ」
「何を言っているんだ君は」
思わず直斗はぞんざいにツッコミを入れた。
「本気だ。俺たちロイミュードは個々の強烈な感情を極めることで自身の能力も極めることができるんだ。お前も精神が影響する特異な能力を持っているのならわかるだろう。俺の場合はこのネックレスの似合う最高の女との結婚なのさ」
「海の見える教会で?」
「海の見える教会でだ……もしここに無かったら困るな。建築のできる能力者でも居ればいいが」
「僕が……?」
「お前がだ。ウェディングドレスを着てな」
唐突な結婚の申し出にふざけているのかと思ったが、トルネードの真剣なまなざしと言葉に本当だと理解せざるを得なかった。
「海の見える教会で?」
「海の見える教会でだ……もしここに無かったら困るな。建築のできる能力者でも居ればいいが」
「僕が……?」
「お前がだ。ウェディングドレスを着てな」
唐突な結婚の申し出にふざけているのかと思ったが、トルネードの真剣なまなざしと言葉に本当だと理解せざるを得なかった。
まずい、このひとほんきだ。
だがいくらなんでも唐突すぎる事態に直斗も慌てる。
「いや、その……僕はまだ高校生で、しかも一年ですよ!?」
「高校生? なら俺たちロイミュードだって製作されて起動してからの年数はお前とほとんど変わらんと思うぞ。確か15年か16年くらいだからな」
「…………」
どう見ても自分の倍以上は年齢がありそうな印象の大人の男性は、直斗とほぼ同い年らしかった。
その頭脳と容姿から探偵王子との異名のある少女、白鐘直斗は今まで高校生探偵として全く直面したことのない、
降って湧いたような異常すぎる難問に茫然とするしかなかった――
「いや、その……僕はまだ高校生で、しかも一年ですよ!?」
「高校生? なら俺たちロイミュードだって製作されて起動してからの年数はお前とほとんど変わらんと思うぞ。確か15年か16年くらいだからな」
「…………」
どう見ても自分の倍以上は年齢がありそうな印象の大人の男性は、直斗とほぼ同い年らしかった。
その頭脳と容姿から探偵王子との異名のある少女、白鐘直斗は今まで高校生探偵として全く直面したことのない、
降って湧いたような異常すぎる難問に茫然とするしかなかった――
●
一方トルネードと別れた場所でぼんやりとしていた006は。
「トルネードの超進化の鍵は特定の女……か。ま、他所のやり方だしどうでもいいか。でも仲間とはいえ、手合わせの一つもしないのは惜しかったかな」
と言いながら重加速を解くと、適当にゴブリンの群れに蹴りを入れていた。それだけでゴブリンが数十体は纏めて吹き飛んでいく。
中には上位種じみた強い個体も中には居たようだが006にとってはあまり大差がない。
「こんなザコの下級にも遥かに劣るような連中が居るだけじゃ、私が超進化の頂に到達できるのはいつのことやら……蛮野が居ればな」
かつて自分を殺した仇敵の名を言う。やつがこの戦いに参加していればリベンジもできるだろうにと恨みも込めた言葉だった。
やがて、ゴブリンの相手に飽きた006はその場を去って行った。
「トルネードの超進化の鍵は特定の女……か。ま、他所のやり方だしどうでもいいか。でも仲間とはいえ、手合わせの一つもしないのは惜しかったかな」
と言いながら重加速を解くと、適当にゴブリンの群れに蹴りを入れていた。それだけでゴブリンが数十体は纏めて吹き飛んでいく。
中には上位種じみた強い個体も中には居たようだが006にとってはあまり大差がない。
「こんなザコの下級にも遥かに劣るような連中が居るだけじゃ、私が超進化の頂に到達できるのはいつのことやら……蛮野が居ればな」
かつて自分を殺した仇敵の名を言う。やつがこの戦いに参加していればリベンジもできるだろうにと恨みも込めた言葉だった。
やがて、ゴブリンの相手に飽きた006はその場を去って行った。
さて。自身の個の感情が頂点に達したロイミュードは超進化態へと到達する。そのために強者の撃破を望む006は気付いていない。
そのあまりにも強大な力を危惧されてか、真の力である怪人の姿とその恐るべき能力が全て丸ごと制限されていることに。
いま彼が使えるのはロイミュードの基本的な能力である指先からのエネルギー弾攻撃や重加速、人の姿のままでも使える高度な格闘術だけということに。
そのあまりにも強大な力を危惧されてか、真の力である怪人の姿とその恐るべき能力が全て丸ごと制限されていることに。
いま彼が使えるのはロイミュードの基本的な能力である指先からのエネルギー弾攻撃や重加速、人の姿のままでも使える高度な格闘術だけということに。
決して元々の世界で真の姿が不明なまま死んだからバトルロワイアルでも出せないわけではない。
そういうことではないのだ。これはあくまで006の超強力な怪人の姿、進化態としての力を恐れた主催による陰謀なのである。
全ては制限のせいなのだ。おのれ制限。
そういうことではないのだ。これはあくまで006の超強力な怪人の姿、進化態としての力を恐れた主催による陰謀なのである。
全ては制限のせいなのだ。おのれ制限。
原作だと進化態(怪人の姿)で戦う前に死んじゃったし公式設定でも不明なままなんだから、
制限とか関係無しに例えどの書き手だろうとどんな話になろうと006の怪人としての能力も姿も真の名前もわからないし出せっこないだろ――ということではない。
ないったら、ない。
制限とか関係無しに例えどの書き手だろうとどんな話になろうと006の怪人としての能力も姿も真の名前もわからないし出せっこないだろ――ということではない。
ないったら、ない。
【ロイミュード008(トルネード・ロイミュード)@仮面ライダードライブ】
[状態]健康
[装備]
[道具]基本支給品、ジョージ白鐘が制作したネックレス@仮面ライダードライブ、ランダム支給品1〜2
[思考・状況]
基本行動方針:ジョージ白鐘が作ったネックレスの世界一似合う女と、教会で結婚式を挙げて超進化態になる。
1:白鐘直斗……こいつは良いぜ。
2:制限さえ凌駕しちまえば俺の能力なら全員の首輪普通に外せるんじゃないか?
[備考]
本編死亡後より参戦。
制限により風との同化能力が封じられています。また風に乗っての超音速飛行戦闘はマッハ2が限界に定まってます。
[状態]健康
[装備]
[道具]基本支給品、ジョージ白鐘が制作したネックレス@仮面ライダードライブ、ランダム支給品1〜2
[思考・状況]
基本行動方針:ジョージ白鐘が作ったネックレスの世界一似合う女と、教会で結婚式を挙げて超進化態になる。
1:白鐘直斗……こいつは良いぜ。
2:制限さえ凌駕しちまえば俺の能力なら全員の首輪普通に外せるんじゃないか?
[備考]
本編死亡後より参戦。
制限により風との同化能力が封じられています。また風に乗っての超音速飛行戦闘はマッハ2が限界に定まってます。
【白鐘直斗@ペルソナ4】
[状態]健康、混乱、戸惑い
[装備]@
[道具]基本支給品、ダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本行動方針:バトルロワイヤルなんかに従いたくはない。
1:帰属する世界や能力が違うとなるとより詳しく調べなくては。
2:ぼ、僕は殺し合いの脱出のために会ったばかりの人外と結婚をしなければいけないのか……?
[備考]
少なくともペルソナ能力に開眼してからの参戦。使えるスキルには特に制限はありません。どういったペルソナと能力構成になっているかはお任せします。
[状態]健康、混乱、戸惑い
[装備]@
[道具]基本支給品、ダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本行動方針:バトルロワイヤルなんかに従いたくはない。
1:帰属する世界や能力が違うとなるとより詳しく調べなくては。
2:ぼ、僕は殺し合いの脱出のために会ったばかりの人外と結婚をしなければいけないのか……?
[備考]
少なくともペルソナ能力に開眼してからの参戦。使えるスキルには特に制限はありません。どういったペルソナと能力構成になっているかはお任せします。
【ロイミュード006@仮面ライダードライブ】
[状態]健康、退屈
[装備]
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本行動方針:強いやつと戦って倒し超進化態となる。ザコはどうでもいい。
1:ゴブリンはいくら倒してもつまらない。強いのなら主催でも倒そうかな?
[備考]
本編死亡後より参戦。
制限により怪人としての姿(進化態)になれません。あくまで制限です。下級ロイミュード(怪人の力に覚醒して進化する前の戦闘員のような姿)にはなれます。
他の部分に制限は特にありません。
[状態]健康、退屈
[装備]
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本行動方針:強いやつと戦って倒し超進化態となる。ザコはどうでもいい。
1:ゴブリンはいくら倒してもつまらない。強いのなら主催でも倒そうかな?
[備考]
本編死亡後より参戦。
制限により怪人としての姿(進化態)になれません。あくまで制限です。下級ロイミュード(怪人の力に覚醒して進化する前の戦闘員のような姿)にはなれます。
他の部分に制限は特にありません。
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