ここは学校。
明かりの消えた教室の隅で、制服姿の少女が膝を抱えて震えていた。
彼女の名は、萩村スズ。
体格は小学生に間違えられるほど小柄だが、れっきとした17歳の高校生である。
普段の彼女なら、子供扱いされようものならまず怒り狂う。
最低でも、皮肉の一つは言うだろう。
だが今のスズには、そんな余裕はない。
目の前で二人の子供が殺され、自らも殺し合いへの参加を強制された。
現代日本で平和に暮らしていた彼女にとっては、あまりにもショッキングな出来事だ。
おまけに初期配置が深夜の学校というのは、恐怖耐性が非常に低い彼女にとっては追い打ち以外の何物でもない。
今のスズは、自慢の頭脳がろくに働かないほどに追い詰められていた。
明かりの消えた教室の隅で、制服姿の少女が膝を抱えて震えていた。
彼女の名は、萩村スズ。
体格は小学生に間違えられるほど小柄だが、れっきとした17歳の高校生である。
普段の彼女なら、子供扱いされようものならまず怒り狂う。
最低でも、皮肉の一つは言うだろう。
だが今のスズには、そんな余裕はない。
目の前で二人の子供が殺され、自らも殺し合いへの参加を強制された。
現代日本で平和に暮らしていた彼女にとっては、あまりにもショッキングな出来事だ。
おまけに初期配置が深夜の学校というのは、恐怖耐性が非常に低い彼女にとっては追い打ち以外の何物でもない。
今のスズは、自慢の頭脳がろくに働かないほどに追い詰められていた。
「いやぁ……。助けて、津田ぁ……」
心細さのあまり、スズは思い人の名を口に出す。
その直後、教室のドアが勢いよく開けられた。
その直後、教室のドアが勢いよく開けられた。
「おう、やっぱり人がいたか」
ドアの向こうから姿を現したのは、黒いスーツを身に纏った女性と見まごうような顔つきの男。
名をボラーという。
電脳生命体である彼に人間の年齢を当てはめることにどれほどの意味があるのかわからないが、少なくとも本人の認識では彼は子供ではない。
スズ同様、その外見ゆえに参加者として選ばれてしまった存在と言っていいだろう。
名をボラーという。
電脳生命体である彼に人間の年齢を当てはめることにどれほどの意味があるのかわからないが、少なくとも本人の認識では彼は子供ではない。
スズ同様、その外見ゆえに参加者として選ばれてしまった存在と言っていいだろう。
「安心しろ、俺は殺し合いに乗るつもりは……って、聞こえてねえか」
スズの状態を視認し、ボラーはあきれたように呟く。
スズは、口から泡を吹いて気絶していた。
ドアが開けられた音で、恐怖が限界を超えたらしい。
スズは、口から泡を吹いて気絶していた。
ドアが開けられた音で、恐怖が限界を超えたらしい。
「おーい、起きろ」
スズの前まで歩み寄り、体を揺さぶるボラー。
しかし、彼女が目覚める気配はない。
しかし、彼女が目覚める気配はない。
「しょうがねえな。放置していくわけにもいかねえし……。
運んでやるか」
運んでやるか」
ぶつくさと呟きながら、ボラーはスズをお姫様抱っこする。
背中はランドセルで塞がっているため、こうするしかないのである。
背中はランドセルで塞がっているため、こうするしかないのである。
「ああ、かったりい……。
あの乃亜とかいうクソガキ、絶対しばいてやる……」
あの乃亜とかいうクソガキ、絶対しばいてやる……」
主催者への恨み言と共に、ボラーは教室を後にした。
【萩村スズ@生徒会役員共】
[状態]恐慌、気絶
[装備]なし
[道具]基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:死にたくない
[状態]恐慌、気絶
[装備]なし
[道具]基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:死にたくない
【ボラー@SSSS.GRIDMAN】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:乃亜をしばく
[備考]
※参戦時期はTVシリーズ終了後
※制限により、もしジャンクがあってもバスターボラーにはなれません
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:乃亜をしばく
[備考]
※参戦時期はTVシリーズ終了後
※制限により、もしジャンクがあってもバスターボラーにはなれません