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ぼく、赤ちゃん!

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「俺は……俺は助かったのか……」

赤ん坊が、二足歩行していた。
殺し合いという異常下のなか、ランドセルを引き摺りながら赤ん坊が二足歩行していた。
彼、いや肉体は彼女のようにも見える。しかし、その発声は紛れもなく男性のものだった。それも、さほど若くはない中年のものだ。

「確か、あのベビーシッター達に邪魔されて、俺は……」

元々、この肉体は彼本人のものではない。
かつて人生に絶望したこの男は、それをやり直す為、金持ちの娘の体を乗っ取ろうと画策し黒魔術により悪魔を呼び出した。
悪魔との契約により、元々の肉体の持ち主である高伊りんごという女の子の精神を追放し、この男がこの肉体を奪った。
あとは、赤ん坊の無力な姿を装い、りんごを世話するベビーシッターを一人殺害し、その魂を悪魔の生贄に利用し契約を完遂させるという予定だった。

「クッソ、あの悪魔……タイムリミット踏み倒してきやがって……!! まだ少し、時間は残ってた気がするぞ!」

だが、肝心のベビーシッターの二人の勘が鋭く、男が仕掛けた罠の数々を回避しそれどころか元のりんごの精神が肉体を奪い返したことで、状況が一変する。
肉体を奪取されたことで、逆に男の精神が追放された挙句、契約は果たされぬままその魂を悪魔に連れ去られてしまった。
それ以降は最早、地獄の日々だった。

99004回手足の爪を剥がされ100015回全ての指をもがれ、9765589回串刺しにされ9650回炭化するまで火あぶりにされ、7658736290回腸と膵臓を啄まれ、8766899回性器を輪切りにされた。

つまり、3秒に1回は切り刻まれているという凄まじい計算になる。

そしてこれが、未来永劫続く。永遠に慰みものにされ続ける。

「ありがとう……ありがとうございます……乃亜様……貴方は、神様だっ……!」

殺し合いといえど、そんな永劫の苦痛から引き上げあの憎き赤ん坊の肉体を再び与えてくれた乃亜という少年は、男にとっては神様のように見えた。

「これは、きっと神様が与えてくれたチャンスだ……。優勝したら願いが何でも叶う、俺、断固として闘うぞ。オオオオオ!!」

こんな彼に、殺し合いに乗らないという選択肢はなかった。
もう二度とあの悪魔の慰みものになんかなりたくない。だったら、この場にいる子供達を数十人皆殺しにした方が遥かにマシだ。
幸い、赤ん坊という姿はアドバンテージにもなる。無力な存在を装い、友好的な参加者の庇護下に入りながら優勝を目指すことは難しくないだろう。

「そうだ……いくら体は赤ん坊とはいえ、俺は大人なんだ……ガキなんかに負ける筈がない!
 やり直すんだ、親ガチャで失敗した人生、全部やり直すんだ。親ガチャに恵まれただけのガキ共め、俺はそんな不公平を絶対許さない」

強い決意を胸に、男は二度目の人生を手にする為に歩みだした。


【五木曽猛@裏バイト:逃亡禁止】
[状態]:りんごちゃんの肉体、健康、親ガチャに恵まれた子供への憎しみ
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いに優勝しクソみたいな人生をやり直す。
1:無害な赤ちゃんを装い、友好的な参加者に保護して貰う。
2:もう二度と地獄には戻りたくない。
[備考]
裏バイト:逃亡禁止第89話「ベビーシッター」終了後、契約者の慰みものとなってからの参戦です。

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