(全く、こんな鬱陶しい首輪なんて填めやがって…)
丘の上。黒髪に尖った獣耳を生やした参加者が爆弾と特殊能力を制限する機能付きの首輪を取り付けられた事に苛つきを感じながら支給品と自身に掛けられた能力制限を確認し終えた後に佇み、溜息をつく。
彼の名はアヌビス。エジプト神話にも登場する、正真正銘の冥府神であるアヌビスだ。
彼の名はアヌビス。エジプト神話にも登場する、正真正銘の冥府神であるアヌビスだ。
(けれどここは見晴らしが良くて気分が良くなる…
更には蝿もヴァルキリーもユーロンも、『ホルス』も、
誰も今は居ないから尚更だ。)
更には蝿もヴァルキリーもユーロンも、『ホルス』も、
誰も今は居ないから尚更だ。)
過去に自分の地球観光を邪魔してきた者も耳に障る羽音を立てる虫もいない。
彼が現在感じているのは丘の上からその目で見渡せる周辺の景色の良さだ。
彼が現在感じているのは丘の上からその目で見渡せる周辺の景色の良さだ。
(ワープホールの距離制限はともかく、太陽を打ち消して夜にする能力は完全に使えないと…
首輪でも外さない限りは…か。)
首輪でも外さない限りは…か。)
彼に掛けられている能力制限について現在判明していること。
まずは、ワープホールを生成する能力の制限。
かつて、地球内で攻撃を仕掛けられたとはいえ母親のヴァルキリーを自分に殺された事で怒り狂い、仇討ちのため自分を殺しにきたユーロンを殺害する際に使った能力だ。
襲いかかってきたユーロンの足を掴み、生成させた転移元となるワープホールを自分が元から居た世界に丸ごと転移してきた別世界の地球の外で太陽の代わりを務める生物•『ホルス』の居る場所にワープ先に設定し、そのワープホールに投げ飛ばしてホルスに直撃させ、熱で焼き殺すといった殺害手段の為に使ったものだ。
まずは、ワープホールを生成する能力の制限。
かつて、地球内で攻撃を仕掛けられたとはいえ母親のヴァルキリーを自分に殺された事で怒り狂い、仇討ちのため自分を殺しにきたユーロンを殺害する際に使った能力だ。
襲いかかってきたユーロンの足を掴み、生成させた転移元となるワープホールを自分が元から居た世界に丸ごと転移してきた別世界の地球の外で太陽の代わりを務める生物•『ホルス』の居る場所にワープ先に設定し、そのワープホールに投げ飛ばしてホルスに直撃させ、熱で焼き殺すといった殺害手段の為に使ったものだ。
本来ならば地球外といったとてつもなく遠い距離にまでワープ先を設定出来るのだが、このゲームでは半径1km程までにしか設定出来ない様になっている。
次は本来のアヌビスの姿に変身した際に発動可能な『太陽を一時的に打ち消して夜にする能力』。
こちらに関しては首輪が装着されている限り完全に発動不可能となっている。
本来の姿に変身する事自体は負荷がかかるが使用可能である様だ。
こちらに関しては首輪が装着されている限り完全に発動不可能となっている。
本来の姿に変身する事自体は負荷がかかるが使用可能である様だ。
最後は身体能力の制限。
これは戦闘を遊びと思う程の戦闘好きである彼にとってはかなりの痛手となる制限だ。
身体能力自体が本来よりもある程度は低下しており、気弾の威力も落ちる。
これは戦闘を遊びと思う程の戦闘好きである彼にとってはかなりの痛手となる制限だ。
身体能力自体が本来よりもある程度は低下しており、気弾の威力も落ちる。
(あ~ 能力制限とか、遊びたい俺にとっては不満しかないな~
だから、さっさと首輪を外して暴れたいぜ~
それに、乃亜って奴も気に食わないし、ぶっ潰したいな~…出来れば俺を楽しませてくれる奴でいればいいけど。)
だから、さっさと首輪を外して暴れたいぜ~
それに、乃亜って奴も気に食わないし、ぶっ潰したいな~…出来れば俺を楽しませてくれる奴でいればいいけど。)
能力制限への不満を抱えながら、アヌビスは座った姿勢で背伸びと一呼吸をした。
【アヌビス@混血のカレコレ】
[状態]:健康、首輪を装着されたことへの不満
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:首輪を解除して大暴れしたい。
1:しばらくは休憩している。
[備考]
※参戦時期は少なくともアヌビスのサブストーリー編3話終了後。
[状態]:健康、首輪を装着されたことへの不満
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:首輪を解除して大暴れしたい。
1:しばらくは休憩している。
[備考]
※参戦時期は少なくともアヌビスのサブストーリー編3話終了後。