監者 - ブラッドパス考察Wiki | blp

概要

他者へ的確なオーダーを出すことは決して誰にでもできることではない。現状の把握、未来の予測、最適解の取捨選択、そして自分の指示を信じさせるカリスマ、等数多くの要素を求められる存在だ。
監者は優れた観察眼を持ってして、他者の監督を得意とすることを示す職能である。

データ的にはサポート特化の職能である。
これ一つで支援役として求められることはある程度できるように特技が揃っている。ただし、職能内でタイミング被りが凄いので、どのタイミングで何を使うのかは考えておこう。
GECの追加で爆発的に生存性能が伸びた。

能力値は平たい数値である。技依存特技を持つが、どの信念と組み合わせてもそこそこの最低値を保証してくれるのはありがたい。

できること

ダメージ軽減：△(回復あり)
火力支援：◎
その他支援：○
妨害系：×
自己火力バフ：×
攻撃手段：×
調査：△

特技考察

ざっくりと見ていく
【一服の誘い】
手札調整特技。
対象調査時に対象と自分で手札調整を行う。引く系特技なので取捨選択の余地があるのはいい所。
何故か自身不可とは書いてないため、自分の調査時でも使えるはずだし、単体(血盟)は自身を含むらしいので対象を自分にしても引く枚数が増える……と思う。え、本当に？

【援護の一撃】
火力支援特技。
監者の代表スキルの一つ。軽すぎる代償で他人の火力を普通に盛れる。
シンプルだが回数制限に注意。相方を何回も動かすタイプにしていると若干使い所に悩む。

【応急手当】
回復特技。
自身に使っても相方に使ってもそこそこの数値回復できる。練度が上がるほど回復数値が物足りなく感じるのはご愛嬌。
あくまでも"戻し"の特技であるため、軽減特技の一種として考えると痛い目を見ることがあるので注意。
後述の「クイックセット」で化けるので、取れるなら早めに取ってしまおう。

【機を見るに敏】
再行動特技。なんか似たような効果見たことあるような……。
「ペインアクセル」とは違い、相方を再行動させる特技。信念でも度々書いているが、このゲームは手数を増やせるのは明確なアドバンテージである。
監者を噛んだならよっぽどじゃない限り取ってしまおう。ぶっちゃけ監者の本体説まである。

【陣形再築】
手札調整特技。
このゲームにおける手札調整の重要性は研人で話しているが、戦闘中に手札交換ができるのは本当に強い。
相方の構成次第で重要度が変わる特技だろう。研人と組んでる時に取って手札ガン回し構成も一興だろう。

【戦闘指揮】
火力支援特技。
監者代表特技の一つ。「援護の一撃」に先制値バフもついたもの。先手PCになって損することはほぼ無いので、付与してやれるなら毎ラウンドかけてあげていいだろう。
代償もそれなりに重いが……後述の「無音指揮」を取るかは割と好みだと思われる。開始を埋めることには注意。

以下GEC追加特技

【要の責任】
常時バフ。
傀儡の「ドッグタグ」と同じ効果。タンク型なら取っておいて損はないだろう。

【クイックセット】
応急手当・陣形再築の変更特技。
GECで彗星のごとく現れた監者超強化特技。「応急手当」「陣形再築」のタイミングを可変化させるものだが、本質はそこではなく回復系特技の回復量底上げ。
練度依存なため、練度が上がれば上がるほど効果が高まるのは勿論、対象となる特技が広い。蘇生とかにも効果が乗るから恐ろしい。
本命効果のタイミング可変化も優秀。監者は終了タイミングを埋めがちなのでこれ一つで様々な支援を1ラウンドに撒けるようになるだろう。

【無音指揮】
監者の要練度5枠。
「戦闘指揮」の代償を軽くする特技。あの効果をこの代償で撒けるようになるなら強いが……。
何回かこのゲームをやってる人なら分かると思うが、基本的に最終血戦に挑むPC達の手札は絵札かAで埋まってることが大体である。そのため、この特技の本質は「2ラウンド目以降も安定して「戦闘指揮」を使用できる」ことにある。
この特技で軽くなった「戦闘指揮」に絵札を使用することを躊躇い、後手に甘えると思わぬ痛手を受けるので注意。

【マインドカバー】
監者の要練度8枠。
ハンデス、先制値デバフ対策特技の一つ。人に使用できる点が優秀。
おまけ効果も普通に優秀であり、代償も軽いため、取れるようであれば取ってしまいたいが……エネミーは大体脅威度6からハンデス手段を持ち出すため、要練度8はかなり遅い対策であることには注意。

【リーサルプラン】
監者の奥義枠。
対象の破壊生命カード枚数を増やすもの。ベクトルは違うが、手数増効果に近く普通に優秀。
血威代償変更がついてないのがやや痛いが……支援型の構成をしているなら、取得安定な特技ではないだろうか。

血威

「必勝の令」
対象血威+1→変更後：割り込み手番+1
人間側のこの効果の血威はあまり選択肢がない……訳ではなく、絶命共撃を増やすのが圧倒的に安定した選択肢である。
強制破壊枠の一つとしてカウントするのがベターではあるが、これを絶命共撃以外に撃てる（＝破壊手段に余裕がある）ようになれば、戦術の幅が広がるだろう。

GECによる変更後は群団のアレになる。
実は人間には手番代行特技が存在せず、これが人間唯一の割り込み手番代行効果になる。
手番代行よろしく、火力増もついているが……これで開始タイミングで盛られたスタックを狙うのはやや厳しい。
ただ、軍師たるもの戦術の選択肢が多ければ多いほど思わぬ打開策が思いつくこともあるので、取るだけ取ってもいいかもしれない……いや、やっぱ思考が乱れるので無理して取らなくてもいいと思う。

感想

改めて見てもサポート特化職能……にして、生粋のヒーラー職能。
回復に限らず、あらゆる面からサポートできるため、支援として何を求められてるかは相方とちゃんと相談しておこう。

監者内の特技だけで支援型として完結できる性能なため、信念との組み合わせは割と何でもいい。
義士監者はBLPでも定番にして花形だし設定的にも使いやすい。研人と組み合わせた場合は生粋の支援型になれるだろう。

監者を取るからには、血戦の勝敗は自分のオーダー次第になる。自信を持って、相方を信じて、戦況を優位に持っていこう。
ただし、策士策に溺れないように。