初心者解説～世界観編～ - ブラッドパス考察Wiki | blp

はじめに

BLP体験卓をするにあたって、まずブラッドパスがどういうものなのかの説明のために非常に簡潔な解説を書いています。所々主観が入っています。
詳しいことは基本ルールブックに書いているため、興味が出たらそちらを是非買ってください。

Q.そもそもブラッドパスってどういう話？
A.人間と吸血鬼がバディを組んで敵を倒す話

このページは世界観についてまとめたページです。
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世界観

舞台

• 時代：(大体)現代日本

大体は現代日本の東京を舞台にしています。
めちゃくちゃ人がいるので、昼は調査がしやすく、夜は潜みやすい環境です。
多くの組織も東京を拠点にしています。

吸血鬼

• 吸血鬼：不死の存在

大体が不老不死の存在です。BLP世界においては遥か昔からいる。
ほぼ全ての吸血鬼の特徴として、「赤い目」「尖った耳」「吸血しないと生きていけない」「生まれた時に何かしらの感情が欠けている」があります。
その他の特徴として、「血奏法という魔法のようなものが使える」や「単純に身体能力が高い」などもありますが、個体差があります。
吸血鬼は「精氣」と呼ばれるエネルギーを元に生きており、この「精氣」を一番含んでるのが人間の血なので、多くの吸血鬼は人間に対し吸血することになります。
また、吸血鬼は基本簡単には死にませんが、日光だけは一番ダメ。その他にも色々弱点があります。

吸血鬼にはそれぞれの発生経緯、すなわち「起源」があります。

• 源祖：信仰や恐怖心など、人の想像力を元に形を得た者
• 貴種：吸血鬼の施しを受け吸血鬼になった元人間
• 夜者：吸血で殺され吸血鬼になった元人間
• 半鬼：人間と吸血鬼から生まれたハーフ
• 屍鬼(サプリ)：人間の死体のツギハギで作られた者
• 綺獣(サプリ)：吸血鬼の施しを受け吸血鬼になった動物

また、血盟を組んで戦う吸血鬼にはそれぞれの戦い方、「流儀」が存在します。

• 舞人：剣・弓など古来の武器で舞うように戦う
• 戦鬼：殴る蹴る引っ掻くなどの格闘技で戦う
• 奏者：他者に影響する血奏法を奏でるように戦う
• 火華：人間が発明した銃火器や爆弾を用いて戦う
• 群団(サプリ)：己の配下や眷属を指揮して戦う
• 界律(サプリ)：空間・時間に干渉する血奏法で戦う

人間

• 人間：定命の存在

基本的にBLP世界における一般人は吸血鬼が存在することは知りません。
ただし、昔から少数の人間は吸血鬼の存在を知っており、吸血鬼と戦ってました。そのため種族としては吸血鬼をと折り合いはあんまり良くない。
人間は吸血鬼・業血鬼に対抗するため対吸血鬼組織「対鬼組織」と、血盟を結ぶための儀式「血契」を生み出してます。

対鬼組織は吸血鬼と戦う人間の動機を「信念」として分類してます。

• 義士：他の誰かを守り、正義を貫くため
• 讐人：吸血鬼への復讐を果たすため
• 傀儡：命よりも大事な組織に仕えるため
• 金愚：金を稼ぐことを第一とするため
• 研人(サプリ)：科学や魔術の研究のため
• 求道(サプリ)：己の技術を高めるため

また、同時にその人間に備わっている技術を「職能」として分類してます。

• 監者：観察に優れ、監督することが得意
• 戦衛：前線で攻撃を凌ぎ戦うのが得意
• 狩人：罠や道具を使った戦術が得意
• 謀智：口が達者で交渉と誑かしが得意
• 術師(サプリ)：魔術を用いて戦うのが得意
• 資道(サプリ)：ありったけの資金を駆使するのが得意

業血鬼

• 業血鬼：異形と化した吸血鬼

5年前より発生しだした、多くの人間の血を得たために心身共に暴走した吸血鬼です。大体短期間に多くの人間を殺した者がなります。
業血鬼は「血戒」と呼ばれる領域のようなものを展開でき、ここで動けるのは血盟と業血鬼だけになります。
また、業血鬼には、それぞれ殺戮や憎悪など「根源」と呼ばれる強い衝動があります。

ブラッドパス

業血鬼に対抗するために人間が編み出した技術の一つ。
「血契」という儀式を人間・吸血鬼間で交わすことで「ブラッドパス」と呼ばれる魂の繋がりが発生します。
ブラッドパスはどちらかが死ぬまで消えません。
儀式の過程で、吸血鬼は人間に対し一つ「約束」をさせる必要があります。内容は割となんでもいいです。
ブラッドパスを結ぶと人間・吸血鬼それぞれに「痕印」が体に浮かびます。相手が自分に思っている感情が形とかに現れます。
※ポイント：「自分の体に浮かぶ痕印」が「相手が自分に向けている感情」です。

また、ブラッドパスを結んだ人間と吸血鬼のペアは「血盟」と呼ばれます。

ブラッドパスの影響は結構あります。

• 血戒無効化
• 身体能力向上
• 吸血鬼は弱点がなくなる
• 人間は約束守らないと痛い思いする
• 吸血鬼は血盟相手の血しか飲めなくなる

組織

BLPの舞台の東京には幾つかの組織があり、PC達は大抵どこかに所属しています。
組織に関してはなんか色々ありますが、ルールブックの3組織だけ簡潔にまとめます。
以下の組織は全て人間が主導する対鬼組織となります。

SID
警察庁内に存在する組織の一つで、吸血鬼や業血鬼が起こした事件の捜査と対処が主な仕事です。
公的な組織のため存在は公表されてますが、任務内容は一部の人間以外知られていません。
多くのPCが所属するメジャーな組織の一つですが、内情は常に人手不足で、オフ中に呼び出されることもざらにあります。上司NPCも常に働いてます。
捕獲したり保護した吸血鬼は「保護施設で一生過ごす」か「人間と共に業血鬼と戦う」かを選ばせ、後者を選んだ吸血鬼には制限つきでそこそこの自由を与えます。
一番吸血鬼の扱いがマシな組織です。

斬鬼衆
とある財閥が所有する、古くからある鬼狩り私兵集団です。凄く簡単に言うと、現代に対応した鬼専門浪士組。
SIDと違い公にされてる組織ではありませんが、現在も日本の影で鬼を狩っています。
仕事内容はSIDと同じく、吸血鬼や業血鬼が起こした事件の捜査と対処を主とします。
吸血鬼は基本的に斬り捨てる対象ですが、使えそうな吸血鬼は拾います。基本的に吸血鬼は道具扱いですが、管理は人間に任されるので本当の道具扱いな者もいれば、普通の人間と大差ない生活を送れる者もいます。
吸血鬼に対してはかなり厳しい組織です。

異端改宗室
世界規模の宗教組織「聖字教」が持つ部署の一つです。騎士が宗教の名の下に集ってたのと同じような感じです。あんまりやってないからよく分からん……
表向き普通の宗教団体なので、普段は布教活動などをしてますが、裏では他の組織と同じく吸血鬼や業血鬼が起こした事件の捜査と対処を行っています。
神の敵である吸血鬼を捕獲すると、「ここで殺される」か「贖罪として協力する」かを選ばせ、後者を選んだ吸血鬼は保護して利用します。
斬鬼衆と同じくらい吸血鬼に厳しいですが、保護した吸血鬼にはそこそこ自由にさせる組織です。