取り憑かれた者
Haunted One『VRGtR』34
君はあまりにも恐ろしく、敢えてそれについて語ることもないような何かに悩まされている。君はそれを心の奥底にしまい、それから逃げようとしてきたが、何の益もないままである。君を悩ませているものがどんなものであるにせよ、それは剣で殺すことはできないし、呪文で追い払うこともできない。それはまるで壁に映る影、身の毛のよだつ悪夢、忘却を拒絶する記憶、あるいは暗闇の中の悪鬼のごとき囁き声のように君の下へやって来る。その負担は、ほとんどの人から君を隔離し、君の正気に疑問を抱かせ、損害を与える。君はそれが君を破滅させる前にそれを打ち破る術を見出さなければならない。
君はあまりにも恐ろしく、敢えてそれについて語ることもないような何かに悩まされている。君はそれを心の奥底にしまい、それから逃げようとしてきたが、何の益もないままである。君を悩ませているものがどんなものであるにせよ、それは剣で殺すことはできないし、呪文で追い払うこともできない。それはまるで壁に映る影、身の毛のよだつ悪夢、忘却を拒絶する記憶、あるいは暗闇の中の悪鬼のごとき囁き声のように君の下へやって来る。その負担は、ほとんどの人から君を隔離し、君の正気に疑問を抱かせ、損害を与える。君はそれが君を破滅させる前にそれを打ち破る術を見出さなければならない。
技能習熟
〈宗教〉、〈生存〉、〈捜査〉、〈魔法学〉から2つ選ぶ
言語
2つの言語を選ぶ。ただしそのうち1つは次の中から選ばねばならない:
地獄語、始原語、深淵語、地下共通語、天上語、奈落語、森語、竜語
地獄語、始原語、深淵語、地下共通語、天上語、奈落語、森語、竜語
装備
怪物狩りパック、特別な意味を持つ珍品奇品1つ(「ホラーの珍品奇品」から1つ選ぶかロールして決める)、普通の服、1sp
特徴:暗黒の心
Feature: Heart of Darkness
君の目を見つめた者は君が想像を絶する恐怖に直面したことがあり、君が暗闇に不慣れではないことを見て取ることができる。彼らは君を恐れるかもしれないが、一般人は礼儀正しく手を差し伸べ、君を助けるために最大限の努力をする。君が彼らに対して危険な存在だと示したりしない限り、君がたったひとりで敵と遭遇した場合には、彼らは武器を取って君の隣で一緒に戦うことさえありうる。
君の目を見つめた者は君が想像を絶する恐怖に直面したことがあり、君が暗闇に不慣れではないことを見て取ることができる。彼らは君を恐れるかもしれないが、一般人は礼儀正しく手を差し伸べ、君を助けるために最大限の努力をする。君が彼らに対して危険な存在だと示したりしない限り、君がたったひとりで敵と遭遇した場合には、彼らは武器を取って君の隣で一緒に戦うことさえありうる。
悲惨な出来事
Harrowing Event
冒険者になる前に、君の人生はある暗い瞬間、運命的な決断、あるいは悲劇によって規定されてしまった。今では、君は君を飲み込もうとする暗黒の脅威を感知しており、逃げ出す望みが何ひとつ失われる可能性を恐れている。君を悩ませている悲惨な出来事を「表:悲惨な出来事」から選ぶか、ロールして決定すること。
冒険者になる前に、君の人生はある暗い瞬間、運命的な決断、あるいは悲劇によって規定されてしまった。今では、君は君を飲み込もうとする暗黒の脅威を感知しており、逃げ出す望みが何ひとつ失われる可能性を恐れている。君を悩ませている悲惨な出来事を「表:悲惨な出来事」から選ぶか、ロールして決定すること。
表:悲惨な出来事 | |
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d10 | 出来事 |
1 | 何十人もの無辜なる民を殺害したモンスターは君の命は助けたのだが、君はその理由を知らない。 |
2 | 君は暗黒星の下に生まれた。その星が冷たく、遠くから君を見張っていることを感じることができる。ときにそれが深夜に君を招くように誘惑する。 |
3 | 何世代にも渡って君の一族に取り憑いてきた幽霊が今では君に取り憑いている。君はそれが望むものを知らないし、それは君を独りにして去ろうとはしない。 |
4 | 君の一族は暗黒の技を実践してきた歴史を持つ。君はかつてそれにちょっと手を出し、何ものかが君の魂を掴む不快な感覚を覚えたため、それ以後君は恐ろしくなって逃げ出した。 |
5 | 1体のオニがある寒く暗い夜に君の兄弟姉妹の1人を連れ去り、君はそれを阻止することができなかった。 |
6 | 君はライカンスロピーの呪いを受けた後で治癒されたことがある。今でも君は、自分が殺害した無辜なる民に苛まされている。 |
7 | 1人のハグが君を誘拐して育てた。君は逃げ出したが、そのハグは今なお君に魔法的な支配力を及ぼしており、君の心を邪悪な思考でいっぱいにする。 |
8 | 君はある魔道書を開き、正気の精神には到底受け入れられない事柄を見てしまった。君はその本を焼き払ったが、その言葉と図像は君の魂に焼き付いてしまった。 |
9 | 子供の頃に、あるフィーンドが君に憑依した。君はそいつを閉じ込めたのだが逃れることはできなかった。そのフィーンドは今なお君の中にいるのだが、今はそれに栓をしておき続けようとしている。 |
10 | 君が愛した人を殺した相手に対する復讐のために、君は何か恐ろしい事をしてしまった。君はモンスターと化したことがあり、それは君を白昼夢の中に取り込む。 |
推奨される特性
Suggested Characteristics
君は自分を悩ませる恐怖と共に生きることを学んでいる。君は生存者であり、君の暗い人生に光をもたらす人々を大いに保護することができる。
君は自分を悩ませる恐怖と共に生きることを学んでいる。君は生存者であり、君の暗い人生に光をもたらす人々を大いに保護することができる。
表:人格的特徴 | |
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d8 | 人格的特徴 |
1 | 悪からは逃れられない。悪が私から発せられるのだ。 |
2 | 詩を読み記憶に留めることが好きだ。それは私を穏やかに保ち、束の間の幸せを運んで来てくれる。 |
3 | 明日死ぬかもしれないことを知っているので、私は惜しげもなくお金を使って人生を最大限楽しんでいる。 |
4 | 私は狩りのスリルを味わうために生きている。 |
5 | 私を苦しめている事柄については語らない。他人に私の背負っている呪いを負わせるつもりはない。 |
6 | 私はあらゆる曲がり角に危険が潜む事を予期する。 |
7 | 私は犠牲者になることは拒絶し、他人を犠牲にすることも許さない。 |
8 | 私は神の存在を信じない。 |
表:尊ぶもの | |
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d6 | 尊ぶもの |
1 | 助けを必要とする者があるなら、私はどれだけの個人的な対価を払おうとも助けようとする。(善) |
2 | 私に取り憑いている霊を阻止しなければ、つらい死を迎えることになるだろう。(すべて) |
3 | この世界をより安全なものとするべく、そして私自身のデーモンを追い払うためにモンスターを殺す。(善) |
4 | 私は法を超えた暗黒の使命を持っている。(混沌) |
5 | 私は戦闘に突入する前に、敵の能力と弱点を知りたいと考える。(秩序) |
6 | 私は他のモンスターと、私の行く手を遮るあらゆるものを破滅させるモンスターだ。 |
表:関わり深いもの | |
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d6 | 関わり深いもの |
1 | 私は自らの考えや発見を日誌に書き留めている。私の日誌は私の大切な遺産である。 |
2 | 無辜なる民を守るためであれば、我が命、我が魂でさえ差し出すだろう。 |
3 | 我が苦悩の種によって私は愛する人を追い払ってしまった。失った愛を取り戻すために奮闘している。 |
4 | 恐ろしい罪が私を焼き尽くしている。我が行ないを通して償いを見出すことができることを信じている。 |
5 | 私の内には邪悪が潜み、私はそれを感知できる。それを決して自由にしてはならない。 |
6 | 私には守らなければならない子供がいる。私は彼(あるいは彼女)のためにもこの世界をもっと安全な場所にしなければならない。 |
表:弱味 | |
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d6 | 弱味 |
1 | 私には毎日実践しなければならない特定の儀式がある。私は決してそれを中断しない。 |
2 | 私は人々の中でも最悪の事態を想定している。 |
3 | 私は死者にまるっきり憐れみを感じない。彼らは幸運な連中だ。 |
4 | 私には依存症がある。 |
5 | 私は希望のない世界で生活する破滅と絶望の配達人だ。 |
6 | 私は他の誰にも見えない霊と話をする。 |