水に弱いタイプ
(な、何がどうなってんのよー!!)
そのターザンのような衣装の少女は、もはや悲鳴を上げることすら忘れて自分の運命を呪っていた。
いきなり殺し合いをしろなどと言われて、知らない場所に送り込まれる。
おまけによりによってワープさせられた場所は海の上。
泳ぐのが苦手な彼女にとっては最悪の事態だった。
命からがらなんとか岸に着いてみたら、今度はそこにいた緑の帽子を被った少女にいきなりナイフを持って追いかけられた。
必死で逃げるも、驚異的なジャンプ力を持った緑の帽子の少女にはあっという間に追い詰められてしまった。
ぐしゃぐしゃに濡れて体に張り付くターザン服の感触を全身で感じながら、少女は敵と向き合って必死で言葉をつむぐ。
「こ、こんなことしたってなんにもなんないわよ!! あいつらの言う通り本当に殺し合いなんかするより、みんなで力を合わせて脱出する方法を考えたほうが……」
「なに甘いこと言ってるの!!」
その少女は帽子だけでなく、髪の毛も目の色も緑色だった。
その緑の目で少女を見つめて、軍隊で使うようなナイフを突きつけて言う。
「私はこんなこと何度も経験して、何度も敵を倒してきたわ。だから今回もそうするだけ。あなたに恨みはないけど死んでもらうわよ」
いきなり殺し合いをしろなどと言われて、知らない場所に送り込まれる。
おまけによりによってワープさせられた場所は海の上。
泳ぐのが苦手な彼女にとっては最悪の事態だった。
命からがらなんとか岸に着いてみたら、今度はそこにいた緑の帽子を被った少女にいきなりナイフを持って追いかけられた。
必死で逃げるも、驚異的なジャンプ力を持った緑の帽子の少女にはあっという間に追い詰められてしまった。
ぐしゃぐしゃに濡れて体に張り付くターザン服の感触を全身で感じながら、少女は敵と向き合って必死で言葉をつむぐ。
「こ、こんなことしたってなんにもなんないわよ!! あいつらの言う通り本当に殺し合いなんかするより、みんなで力を合わせて脱出する方法を考えたほうが……」
「なに甘いこと言ってるの!!」
その少女は帽子だけでなく、髪の毛も目の色も緑色だった。
その緑の目で少女を見つめて、軍隊で使うようなナイフを突きつけて言う。
「私はこんなこと何度も経験して、何度も敵を倒してきたわ。だから今回もそうするだけ。あなたに恨みはないけど死んでもらうわよ」
そう、世界を救うため、大戦な人を守るため、憎くもない敵を何千と殺してきた。今回もそうするだけ。
彼女にとってはこの島にいる連中も、今まで彼女が倒してきた「ザコキャラ」と同じ存在でしかなかった。
彼女にとってはこの島にいる連中も、今まで彼女が倒してきた「ザコキャラ」と同じ存在でしかなかった。
「死になさいよ!!」
そう言って緑の少女はナイフを腰に構えて突進する。
「あ、あんた人間じゃないわよ!!」
ターザン服の少女はもはやこれまでと目を瞑り……
そう言って緑の少女はナイフを腰に構えて突進する。
「あ、あんた人間じゃないわよ!!」
ターザン服の少女はもはやこれまでと目を瞑り……
その瞬間、浜辺は黒い霧に包まれた。
「いやーよかったねー。私が助けに入らなきゃもうどうなっていたかって思うよ~」
「はあ……」
「はあ……」
さっきの場所からは数百メートルほど離れているだろうか。
そこで、ターザン服の少女は自分を助けてくれたらしい少女と向き合って座っていた。
ウルト○マンの頭みたいなヘルメットを被り、ローブを纏った怪しげな格好。
例えて言うなら悪の組織の幹部みたいだったが、その外見に反してやけに気さくに喋りかけてくる。
「まあでも、私もこの子がいなかったらちょっと手こずってたかもしれないけどね~」
そう言う少女の肩にとまっているのは一匹のコウモリ……みたいな羽を背中に生やした、一人の小さな少女だった。
「これは、クロバット?」
その生き物に見覚えのあった少女は思わず口を開く。
「なんか私の鞄に入ってたの、食べ物や水以外はこの子の入ったボールだけだったの。もう最初はどうしようかって悩んだんだけどね、この子わりと強いみたいで!!
ほらさっきも、この子の『くろいきり』と『そらをとぶ』って技で助かったの!!」
少女はまるで自分の手柄のようにほくほくと語る。
「私は悪の組織の幹部なんだけどね、こういう悪は関心しないの。みんなで殺し合いだなんて良くないと思うの。だから私、さっきの連中と戦おうと思うの!!」
そこで、ターザン服の少女は自分を助けてくれたらしい少女と向き合って座っていた。
ウルト○マンの頭みたいなヘルメットを被り、ローブを纏った怪しげな格好。
例えて言うなら悪の組織の幹部みたいだったが、その外見に反してやけに気さくに喋りかけてくる。
「まあでも、私もこの子がいなかったらちょっと手こずってたかもしれないけどね~」
そう言う少女の肩にとまっているのは一匹のコウモリ……みたいな羽を背中に生やした、一人の小さな少女だった。
「これは、クロバット?」
その生き物に見覚えのあった少女は思わず口を開く。
「なんか私の鞄に入ってたの、食べ物や水以外はこの子の入ったボールだけだったの。もう最初はどうしようかって悩んだんだけどね、この子わりと強いみたいで!!
ほらさっきも、この子の『くろいきり』と『そらをとぶ』って技で助かったの!!」
少女はまるで自分の手柄のようにほくほくと語る。
「私は悪の組織の幹部なんだけどね、こういう悪は関心しないの。みんなで殺し合いだなんて良くないと思うの。だから私、さっきの連中と戦おうと思うの!!」
少女はまるで町内会のマラソンにでも出るかのような気安さで決意を述べる。
「でもその前に、あなたの服を乾かさないとね」
ローブ姿の少女はそう言って、向き合っている少女のターザン服に手を伸ばすと無理やり脱がしにかかった。
「え、ちょ、ちょっとやめえええ!!」
「何言ってるの、女の子どうしだから恥ずかしくないでしょ!!」
「あ、あんた人間じゃないわよ~!!」
こうして少女はあっという間に下着姿にひん剥かれてしまったのだった。
「でもその前に、あなたの服を乾かさないとね」
ローブ姿の少女はそう言って、向き合っている少女のターザン服に手を伸ばすと無理やり脱がしにかかった。
「え、ちょ、ちょっとやめえええ!!」
「何言ってるの、女の子どうしだから恥ずかしくないでしょ!!」
「あ、あんた人間じゃないわよ~!!」
こうして少女はあっという間に下着姿にひん剥かれてしまったのだった。
【一日目深夜/G‐9海岸】
【タケシ@ポケットモンスター】
[状態]:健康、下着姿
[装備]:なし
[所持品]:支給品一色、不明支給品2~3
[思考]:
1:寒いよう……
2:殺し合いには乗らない
[状態]:健康、下着姿
[装備]:なし
[所持品]:支給品一色、不明支給品2~3
[思考]:
1:寒いよう……
2:殺し合いには乗らない
【ヴァンプ将軍@天体戦士サンレッド】
[状態]:健康
[装備]:クロバット@ポケットモンスター
[所持品]:支給品一式
[思考]:
1:タケシの服を乾かす
2:主催者を倒す
[状態]:健康
[装備]:クロバット@ポケットモンスター
[所持品]:支給品一式
[思考]:
1:タケシの服を乾かす
2:主催者を倒す
※【クロバット@ポケットモンスター】
覚えている技は「くろいきり」「そらをとぶ」 他は不明です
覚えている技は「くろいきり」「そらをとぶ」 他は不明です
霧が晴れたとき、すでにあの少女はいなかった。
(思わぬ邪魔が入ったわね……まあいいわ。いずれは殺すことになるんだろうし)
今までも姉と一緒に幾多の敵を殺してきた彼女には、微塵も躊躇は無かった。
(私はさっさとこんなこと終わらせて、お姉ちゃんやピーチ王子様のとこに帰るんだから!!)
(思わぬ邪魔が入ったわね……まあいいわ。いずれは殺すことになるんだろうし)
今までも姉と一緒に幾多の敵を殺してきた彼女には、微塵も躊躇は無かった。
(私はさっさとこんなこと終わらせて、お姉ちゃんやピーチ王子様のとこに帰るんだから!!)
【一日目深夜/H‐9海岸】
【ルイージ@スーパーマリオシリーズ】
[状態]:健康
[装備]:朝倉涼のナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱
[所持品]:支給品一色、不明支給品2~3
[思考]:
1:優勝した上で主催を倒す
[状態]:健康
[装備]:朝倉涼のナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱
[所持品]:支給品一色、不明支給品2~3
[思考]:
1:優勝した上で主催を倒す