再確認、そして ◆NIKUcB1AGw
死闘の熱冷めやらぬ、FF4とマリオカートの戦闘跡地。
そこに、半裸の少女が走ってきた。
言うまでもなく、クロノ・トリガーと海腹川背を追っていた魔法陣グルグル2である。
そこに、半裸の少女が走ってきた。
言うまでもなく、クロノ・トリガーと海腹川背を追っていた魔法陣グルグル2である。
「うわ、死んでる……」
地べたに転がる二つの無惨な死体を見て、グルグル2は顔を青ざめさせる。
なんだかんだで、彼女はここまで他のゲームの死を目撃してこなかった。
ここに来て生々しい亡骸を目撃し、彼女の心は大きく揺らぐ。
なんだかんだで、彼女はここまで他のゲームの死を目撃してこなかった。
ここに来て生々しい亡骸を目撃し、彼女の心は大きく揺らぐ。
(ええい、何を今さら怖じ気づいてるのよ……!
私は3DS版を出すために、この戦いで優勝するって決めたんじゃない!
この程度のことで立ち止まってられないのよ!)
私は3DS版を出すために、この戦いで優勝するって決めたんじゃない!
この程度のことで立ち止まってられないのよ!)
必死で自分を鼓舞するグルグル2。それでも、顔は未だにこわばっている。
その時、やたら大きな声が彼女の耳に届いた。
その時、やたら大きな声が彼女の耳に届いた。
「うおおおお!! グルグル2ー!!」
「この声は……」
「この声は……」
大粒の汗を顔に浮かべながら、グルグル2は声のした方向に視線を向ける。
そこには、猛ダッシュで走ってくるドラクエ5の姿があった。
そこには、猛ダッシュで走ってくるドラクエ5の姿があった。
「よかった、無事だったんだね! 君が連れ去られたと聞いて、どうなることかと!」
「はあ、どうも……」
「はあ、どうも……」
放送前のいざこざゆえにドラクエ5との再会を素直に喜べなかったグルグル2であったが、心底自分を心配している様子のグルグル2を見て考えを改める。
(向こうも私に殴られたことは気にしてないみたいだし、ここは全て水に流して元の鞘に戻ろう。
うん、そうしよう)
うん、そうしよう)
自分の中でそう結論を出すグルグル2に対し、ドラクエ5はそれを知るよしもなく語りかける。
「ところで、ここにある死体は君が?」
「ううん、私は偶然通りかかっただけよ。私が来た時には、すでに死んでいたわ……」
「そうか……」
「ううん、私は偶然通りかかっただけよ。私が来た時には、すでに死んでいたわ……」
「そうか……」
死体の片割れの顔をのぞき込みながら、ドラクエ5は静かに呟く。
男の顔は、竜騎士のもの。おそらくはドラクエ最大の好敵手にして、現在は盟友であるFFシリーズの一体であろう。
その死に、思うところがないはずがない。
男の顔は、竜騎士のもの。おそらくはドラクエ最大の好敵手にして、現在は盟友であるFFシリーズの一体であろう。
その死に、思うところがないはずがない。
(だが僕は、すでに修羅の道を行くと誓った身……。動揺している暇はない)
わき上がる感情を殺し、ドラクエ5はグルグル2に向き直る。
「よし、残されたアイテムを回収しようか」
「うわ、いきなり畜生発言」
「何を言うんだい。ドロップアイテムのゲットは、RPGの基本じゃないか」
「私たちが倒したわけじゃないけどね……」
「うわ、いきなり畜生発言」
「何を言うんだい。ドロップアイテムのゲットは、RPGの基本じゃないか」
「私たちが倒したわけじゃないけどね……」
あきれた素振りを見せつつ、グルグル2は周囲を見渡す。
「とはいっても、たいしたものはなさそうよ? あのロボットはファンタジー100%の私たちじゃ、使いこなせそうにないし……。
後はあの、死体に刺さってる槍くらいじゃない?」
「ふむ、デーモンスピアか……。予備の武器として持っていても損はないか。
はい、ちょっと失礼しますよ」
後はあの、死体に刺さってる槍くらいじゃない?」
「ふむ、デーモンスピアか……。予備の武器として持っていても損はないか。
はい、ちょっと失礼しますよ」
死者への最低限の礼儀として十字を切ってから、ドラクエ5はマリオカートの頭部に刺さっていたデーモンスピアを抜きにかかる。
その時、新たなゲームがその場に現れた。
その時、新たなゲームがその場に現れた。
「お前たち、何をしている」
「君は……」
「君は……」
現れたのは、野球のユニフォームを着込んだ男。実況パワフルプロ野球'94だ。
「ずいぶんと凶悪な殺し方をするものだな。殺し合いに積極的と考えていいか?」
「うーん、誤解なんだけど……。まあそれを解くことに、あんまり意味は無いよねえ」
「うーん、誤解なんだけど……。まあそれを解くことに、あんまり意味は無いよねえ」
パワプロ94の言動から、彼がドラクエ5をマリオカート殺害の犯人だと考えているのは明らかだ。
だがその誤解は、ドラクエ5にとってどうでもいいことだ。
どのみち彼にとって、パワプロ94が倒すべき敵であることに変わりはないのだから。
だがその誤解は、ドラクエ5にとってどうでもいいことだ。
どのみち彼にとって、パワプロ94が倒すべき敵であることに変わりはないのだから。
「じゃ、やろうか。グルグル2、援護は頼んだよ」
「了解!」
「了解!」
抜き取ったデーモンスピアを自らの荷物にしまい込むと、ドラクエ5はパパスの剣を構えた。
642 :再確認、そして ◆NIKUcB1AGw:2015/10/16(金) 21:49:21 ID:KKeSW06I0
【F-5 森】
【ドラゴンクエストⅤ】
【状態】前歯が折れて出血、MPちょっぴり消費、疲労(中)ダメージ(中)
【装備】パパスの剣@ドラクエⅤ
【道具】デーモンスピア@ドラクエⅤ、支給品一式
【思考】
1:魔法陣グルグル2を優勝させる
2:パワプロ94を倒す
※外見はDQ5主人公です
【状態】前歯が折れて出血、MPちょっぴり消費、疲労(中)ダメージ(中)
【装備】パパスの剣@ドラクエⅤ
【道具】デーモンスピア@ドラクエⅤ、支給品一式
【思考】
1:魔法陣グルグル2を優勝させる
2:パワプロ94を倒す
※外見はDQ5主人公です
【魔法陣グルグル2】
【状態】身体的には健康、半裸の上に濡れたバスタオルを巻いている、MPちょっぴり消費
【装備】まほうじんのつえ@魔法陣グルグル2
【道具】支給品一式
【思考】
1:念願のタッチペン操作のグルグルの為に優勝する
2:パワプロ94を倒す
3:服を取り戻す
※外見はククリです
※意識がもうろうとしていましたが、いちおう第1回放送は聞いています
【状態】身体的には健康、半裸の上に濡れたバスタオルを巻いている、MPちょっぴり消費
【装備】まほうじんのつえ@魔法陣グルグル2
【道具】支給品一式
【思考】
1:念願のタッチペン操作のグルグルの為に優勝する
2:パワプロ94を倒す
3:服を取り戻す
※外見はククリです
※意識がもうろうとしていましたが、いちおう第1回放送は聞いています
【実況パワフルプロ野球'94】
【状態】怒りと決意
【装備】バット&ボール
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:3DSを倒す
2:目の前の二人を倒す
※外見は野茂英雄です。
【状態】怒りと決意
【装備】バット&ボール
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:3DSを倒す
2:目の前の二人を倒す
※外見は野茂英雄です。