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-警告-
この日記は「ブルーアーカイブ」のストーリーのVol.1 「対策委員会編」 第3章「夢が残した足跡」のネタバレを含んでおります! 人によってはヤバいことになる可能性が高いです。 「ネタバレイヤイヤヨー」という方は今すぐブラウザバックを推奨します!
それでも見ますか?
絶対、後悔しませんね? ![]()
うへ~。ブルアカの世界のおじさんだよ~。
私は小鳥遊ホシノって言うよ~。覚えといてね~。
みんな、おじさんの復刻
おじさんの水着姿での活躍は冬でも続いたよ~。 季節に合わない姿で、こんな活躍が出来るの、おじさんだけだよ~。
あっちの世界では久々に震度7の地震が来たって、
おじさんは大変だよ~。
おじさんがAIバトラーに出ているから、一応そのURL貼っとくね~。
ここでも戦ってる姿が見れるよ~。おじさんすごいね~。
今回はおじさんが先生と対策委員会の間で最近起こった出来事を書くよ~。
Donald-2nd-Rさんもブロちよさんもこの日記を見てね~。
うへ~。それじゃ、はじめよっか~。
日記もくじ
↓のリンクをクリックすると、その日記の内容に飛びます。
ここは、衰退前の「アビドス高等学校」。
ホシノとユメが、暮らしているよ。
ユメ先輩はアビドスの大オアシスにすっごいものを埋めたらしい。
花火だが、希少鉱物が入った花火らしいね。 それに刺激を与えれば、プラズマになった火花が発生し、空を彩るという。 そういう技術が使われているらしいんだって。
どうやらお祭りの時に使う予定だったのに、なぜか上手く動かなくて余ったのを湖に捨てたらしいんだって。
凄いね、100gで100万円以上の物を捨てちゃう凄い物って! 流石アビドス生徒会だね!羽毛の体操マットを使う方々なだけあるって!
......でも、そのオアシスはとっくの前に干からびたじゃないですか。
干からびたオアシスに凄いものを埋めるなんて、ヤバいよね。 今はただの砂原で、そんなのはどこにもなかったはず。
え?まだまだなの?
その話は湖があった頃の話で、かなり昔の事なの? つまり、その花火は干からびたオアシスの下に存在するんだって。
え?「大オアシス」の下に希少鉱物が眠っているって?
ユメ先輩、勝手に出ていこうとしています。
......ユメ先輩は、自分がいま何を言っているのか分かってますか?
こうしてる場合じゃないですよ!
今すぐ探しに行きますよ!!
お宝探しを始めましょう!
うへへ、行きましょう!ユメ先輩!!
私とユメ先輩が、大富豪になれるチャンスなんだって!
ユメ先輩がなんか言いたいって?
それ以上は言わないでください!私も薄々感じてるんですから! そろそろやめるべき?とユメ先輩に言われてますよ! でも、もうちょっと頑張ってから......!
あー詰んじゃったね...
どこで間違えたんだろうね、私とユメ先輩...
先輩が変な計画を持ち込んだ時から、じゃないですかね。 私が喜んでいたのにユメ先輩のせいなんて言わないで下さい! 知っていますから!言わないでくださいよ!
水着を着る必要なかったですね...何も考えていないんですか!?
どうやら地面を掘っていたらドカーンって水が出るかも、と言っていたらしいです。 そんな確率が存在しました!?これで砂漠化も解決してめでたしなんて! そんなわけないでしょ!
ユメ先輩が今日の出来事を書いておかないとって言っています。
何書いているの!?失態の記録はやめて下さい!! そもそもそれ失敗の記録だって......というかそれボロい手帳だよね!? 私は新しいヤツ買いますからね! ![]()
......
シロコちゃんとノノミちゃんが来たよ~。
そうだ、会議だったよね。 うへ~。ごめんごめん、おじさんももう歳だからか、最近忘れっぽくて。
あれ?そんなに歳変わらないでしょ!とかいうツッコミはなし?
ほらほら、行くよ~。アヤネちゃん、怒ると怖いからね。
おじさんは会議室に行ったよ~。
シロコちゃんもノノミちゃんもついてったよ~。
先生が、「みんな揃ってる?」って言ってるよ~。
会議が始まったよ~。おじさん、会議でも眠らないかもよ~。
なんかアビドス自治区で不自然な動向があったらしいよ~。
共有するんだって。おじさん大変だな~。
発端はカイザーグループだって。
あのグループがアビドス砂漠で発掘を行っていたって本当かな~。 おじさんには分からないなぁ~。 そこで何を探しているのか、対策委員会は分かっていないんだけど... バラバラになっちゃったんだって。すごいね、先生~。
「ウトナビシュティムの本船」は成層圏で破壊されて、その残骸や痕跡は発見さえできなかったんだって。
あそこでシロコ=テラーだのプレナパテスと戦ったんだよ、凄いね~。 船が破壊されたという理由でアビドス砂漠を占領する理由がなくなったらしいよ~。 カイザーは砂漠から徐々に撤退し、今はもう廃墟なんだって。 シロコちゃんはそれを見たらしいよ~。 ちなみにこれ、要注意程度なんだって。
カイザーへの借金が無くなったわけじゃないよ~。
だって、アビドスの借金自体はカイザーが握っているからね~。 何もそのプレジデントはサンクトゥムタワーに興味を持ってるからね。
本題に入るってよ。おじさん、何なのかわかるかな~?
なんと、カイザーグループはアビドスの借金を債権に変えて、債券市場に売ろうとしてるんだよ~。
セリカは債券市場のことが分からないんだって~。 私たちから借金を受けとる権利を有価証券にして 要は、私たちから借金を受け取る権利を他の人に売るってことだよ。
まだセリカは分かってないねぇ~。
債権を買った人がアビドスから借金を受け取るから、 これからほかの人に借金を返すんだって。吉なのかなぁ~。
いや、それはあり得ない。
債権を取引するってことは、利益を見いだせること。 でも、こんな......いつ無くなってもおかしくない学校の 債権を買い入れるなんて、ハイリスクでしかない。 5人で借金を返してるような学校の債権を買う人なんていないと思うよ。
カイザーが私たちから完全に手を引くとも捉えられるけど、
それも買い手が居た場合の話。 ......まあ、安く売り払っちゃおうっていう魂胆かもね。
セリカちゃんが私たちが返済する額も減るのって言ってるよ~。
でも権利を安く売るだけで、私たちの借金に影響はないんだって~。
アヤネちゃんにカイザーはどのくらい債権に変えたのか聞いてみたよ。
どうやら45%債権に変えたんだって~。うへ~。すごいね~。 安く買っちゃえばいいってノノミが言ってたよ~。 アビドスが買えばいいんだって~。 債権市場が開かれたらやるらしいよ~。
騰落を見てみよう~。
うへ~。大変だ~。
私たちの債券が暴騰してるよ~。 200%、300%、450%と、誰かが凄い勢いで買い占めてるよ~。 誰が買い占めてるか、おじさんもわからないなぁ~。 凄い数で、特定は難しいんだって。
アビドスの債権が売り切れちゃったよ~。
うへ~。それは大変だ~。
「そ、そんな......」
アヤネが今分かった事を共有すると、
アビドスの派生証券を買い占めたのは「ネフティス・グループ」なんだって~。
私は一人でアビドス高等学校に歩いている。
......ん?
何か、視線が......
......。......気のせいか。
ん、あんなに距離があったのに、噂には聞いていた?
......どんな噂?
あの人、驚いているよ。
へぇ......私の名前、知ってるんだ?
誰?私に何か用?どこの生徒?所属と学年は? 別に年上だったところで容赦はしないけど。 それくらい知ってるでしょ?私のことを、調べてたなら。
そういうので来たわけでは無い?あれ、その校章は......
あー。アビドス自治区の学生なのね。もうすぐ卒業の中学生。
......ちゅ、中学生?
そうか、私より先輩に見えるけど......?
......思い出した。それ、私立ネフティス中学校の校章だよね?
......でもおかしいな。ネフティスの本社は自治区の外に移転してだいぶ経つし...... たしか学校も廃校って......
貴方が卒業したら廃校になるのね?
......そうか、私立ネフティス中学校。 ネフティス企業傘下の、超エリート校。 ネフティスの後継者が残っているとは聞いてたけど、なるほどね。 君だったんだね、十六夜咲夜......いや
その最後に物見遊山でもしにきたの?
かの有名な悪徳商業の「ネフティス」のお嬢さんが、私たちの学校に何か用ですか? 焦っているね。回答によっては......ヘイローの無事は保証しないよ。 謝ってる謝ってる。あー逃げちゃった。
......言い過ぎちゃったかな。
うへ~。アニメ「ブルーアーカイブ The Animation」は見てくれた?
opもカッコよかったね~。 第1話から盛り上がる展開があって、素晴らしかったよ~。
エイプリルフールは麻雀して遊んだよ~。
麻雀は楽しかったよ~。うへ~。
そんなことより、ネフティスが、アビドス対策委員会の債券を買ったことが
問題なのかとセリカが言ってたよ~。
あれは、セイント・ネフティスカンパニー。
いわゆるネフティスグループは...... ![]()
こんなロゴだよ~。
ちなみにセイント・ネフティスカンパニーはアビドス土着の企業で、 昔はキヴォトスの名だたる大企業と肩を並べてたよ~。 アビドスは元々、すごいところだったからね~。
「かつてキヴォトスで最も長い歴史を誇り.....
その強大さ故に、ありとあらゆる学園から恐れられ、 或いは ......砂漠化が進んでしまう前の話、ですけれど。 ......セイント・ネフティスカンパニーは、そんなアビドスの全盛期を共に過ごした企業です。
しかし砂漠化が進むにつれて、
アビドスと同様にネフティスもまた没落していきました。 さらには砂漠横断鉄道の損失を取り戻そうと無理をした結果、破産直前まで至り...... 事業は中断を余儀なくされました。 当時は大企業だったため、アビドス全体に取り返しのつかない損害が及び...... そうして一人、また一人と、住民がアビドスを離れていくと、 ネフティスも全ての事業を畳んで去っていきました。
そんなアビドスをどうにか立て直すために、アビドス生徒会が借金を抱えることになり......」
そんなところだね。
私が1年生のときにはもう、自治区でネフティスを見ることは殆どなかったよ。
ん?ネフティスのせいでアビドスの自治区がこんなことになった?
それはちょっと言い過ぎかなー。 ネフティスはアビドスが没落した理由の一つでしかないから。 ネフティスの失敗がなかったら、 アビドスが復興するチャンスはまだあったらしいって~。 うへ~。それは本当かな~?
トドメを刺したのはネフティス・グループなんだって~。加害者なんだって~。
え?ネフティス・グループはノノミちゃんの家が運営している会社なんだって?
それは知らなかったな~。ネフティスグループの人間っていうの、最終章で明かしてほしかったな~。 アヤネちゃんは知ってたって。 ゴールドカードを持っている理由もね~。
ノノミちゃんが砂漠横断鉄道のシステムにアクセスしているところを見て、
多分そうなんじゃないかと言っていたらしいよ~。 砂狼シロコも知らなかったんだって。 セリカちゃんがどうして隠していたのって聞いてみたよ~。 分からないんだって~。
アヤネちゃんが状況を整理しようとしてきたよ~。
ノノミちゃんがネフティスが買収によって得た権利の詳細を確認したいと言ってたよ~。
この取引でネフティスはアビドス自治区内の特定施設及びインフラの所有権と開発権を得ているんだって~。 土地の所有権以外の全ての権利を得たんだって~。
「特定施設」というのは物流を目的とした交通インフラとそれに関連する施設なんだって~。
え?「砂漠横断鉄道」しかない?
あれって工事途中で放置していたのに、高い値段で買ったらしいの? どうやらネフティスはかつて自らが手放した事業を再び買い直したんだって~。 うへ~。それは凄いね~。目的も分からないんだって~。
セリカが石油でも見つかったのって言ってるよ~。
いやー無いない。もしあったら、アビドスはこんな状態になってないでしょ。 え?大量のレアアースが検出された?ゲルマニウム何とか? うへ~、相変わらず可愛いねぇセリカちゃんは。 お金になりそうなものは、おじさんが全部調査済みだよ。 けど、何も出なかった。石油も希少鉱物も、なーんにもね。 ......というか、ゲルマニウムは安いやつじゃない?
え?何故カイザーが権利を買ったの?
それが分からないから、おじさんも困っているんだよね~。
警報が鳴ったよ~。侵入者だよ~。
自治区で爆発があったんだって~。それは大変だ~。 あの爆発は攻撃のためというよりも...... んー......もしかして、発掘地帯の方じゃない? え、違う?
うへ~。誰かがこちらに来てるよ~。規模は数十人、初めて見る制服なんだって~。
アヤネの話によると、彼女たちはハイランダー鉄道学園なんだって~。
さっそくハイランダー鉄道学園がいるところに来たよ~。
凄い悪の学園だね~。許可無しに行政活動って大胆じゃない?ゲヘナ? 常識が通用しないね~。 先生が学園間の問題解決という名目で破壊活動をしているって本当かな~? あの列車を吹き飛ばしたのも先生なのかな~?
おじさんの知らないとこで何してるのさ、先生......。
シロコが褒めてるよ~。
あの双子の片割れ、ノゾミって言うんだって。
そういう名前なんだね~。 電車が来たよ~。砂漠横断鉄道が動いてる~。ハイランダーが列車に乗り込んだんだって。 うへ~。このままじゃ逃げられてしまうよ~。どうしよう~。 シロコちゃんが追いかけるんだって。
......ああ、列車を修理してたんだ。
理由はあとで聞くとして......まずは追いかけようか。
行くよ~。終わったら、また記事を書くね~。
なんとか片づけたよ~。ハイランダーの二人を囲んだよ。
どうやら誰かが現れたよ~。ハイランダーの監督官なんだって~。
へぇ、助けに来たんだ?え、そうじゃない? この人 ハイランダー鉄道学園の理事会直族の管理監督官なんだって~。
あの双子、
あの人らは互いに監視、牽制し合う関係なんだって。 うへ~。凄いね。ハイランダー鉄道学園。
あの学園はいずれの組織も独立した権限を持っているんだって。
謝罪が先だったね。スオウちゃん。迷惑かけたね~。
どうやらアビドス砂漠横断鉄道の開発権は、ハイランダー鉄道学園のもとにあるんだって。
ネフティスのはずなのにね~。ん?認識が異なっている? ハイランダー鉄道学園が私企業と提携することがよくあることが前提で、 今は、その相手がネフティスということだけなんだって。 ノノミちゃんに聞いてきたよ~。焦ってるね。 本件の詳細説明は正式的にアビドスで行うらしいよ~。 うへ~。やっぱり放してあげて。
逃げられちゃったね~。
とりあえず、私たちも帰ろっか。向こうから説明に来てくれるって言ってたしさ。 さあ対策委員会の本部に戻ろう~。
ユメ先輩が詐欺師に追われているんだって。
とりあえず......
どけっ!!
ユメ先輩!助けに来たよ! 探しましたよ、先輩! こんな忙しい時にいなくならないでください!早く帰りましょう! 応援が来ている?そんなのは誰も来ない。 下にいた奴らなら、全員倒したから。
私は無双をする人間。詐欺師2人もあの世に行けェ!!
ユメ先輩、また変な大人に騙されて、いい加減学習してくださいよ......
どんどん人が減って、不良ばっかりのスラムになって......。 今のアビドスは無法地帯なんですよ。 知らない人は、全員悪い奴だと思ってください。
困っている人なんていません!誰もかれも、みんな悪党です!
手を差し伸べたって、すぐ裏切られるんです! そんなんじゃ学校を守れません!
先輩、今からでも......ん?ユメ先輩?違うんですか?
大事な話......ですか?ちょっと近いんじゃ...... 疑念、不信、暴力、嘘、それらを当たり前だと思うようになったら、 私たちもいつか自分を見失う、ですか......
「そうやってアビドスを取り戻しても、
それは私たちが思い描いたアビドスにはならない。」 もし、アビドスに人が帰ってきてくれたとして...... そんな街になっちゃってたら......私は悲しいよ。 だからね、ホシノちゃん。 困っている人がいたら、手を差し伸べるの。 お腹を空かせてたり、寒さに凍えてる人がいたら助けてあげるの。」
上手く伝えられている自信がないのですか......
ユメ先輩が、何を言いたいのか分かる? ......それで裏切られたら、どうするんですか? 今日みたいに、また危険な目に遭ったら?
ホシノちゃんが助けてくれるんですね、ユメ先輩!
......まあ、行きますけど。 ユメ先輩!何を笑っているんですか! ホシノちゃんの言葉を忘れないためにメモしておくんですか!? ![]()
これがユメ先輩の変な手帳です!
小学生じゃないんですから、いい加減新しいのに替えましょうよ! そうだ、ユメ先輩。 一つよい作戦を思いつきまして...... これなら、アビドスの治安も良くなると思うんです......ってあれ?ユメ先輩?
......ユメ先輩。
こ、ここは.....ああ、そうか......そうだ。 生徒会室を閉めに来たんだった......
どれくらい寝てたんだろう......
閉めないと、いけないのに......
さて、閉めるか。......明日にしよう。明日こそ、閉めますから......先輩。
あれ、君は......十六夜ノノミ?お話って......?
十六夜ノノミは、ネフティスグループの者というのは知っています。 その事実を変える事が出来なくても、出来ることがあるの? ![]()
このゴールドカードで学校の借金を返済する!?
十六夜ノノミ専用のクレジットカードでこれを引き出せばネフティスの資金を引き出せるんですか? ......あのさ、ちゃんと考えて話してる? そのカードで借金を返済するって意味、ちゃんと分かってるの? 善意から言ってるのはわかる。 でも、ほかの人はそれをどう受け取ると思う?
そのカードはネフティスの物でしょ。
つまり、学校の借金を返したのはネフティスってことになる、君じゃなくて。 自由に使えるからといって、そのお金は君の物じゃないんだよ、お嬢さん。 これまで、自分でお金を稼いだことは?家のお手伝いでも良いけどさ。 そのお金は誰が用意したものなのか、よく考えた方が良い。 そのカードで借金を返済した瞬間、この学校の所有権はネフティスのものになる。 少なくとも連中はそう思うだろうね。
ん?どうすればアビドスの借金を返せるかって?
アビドスの生徒として稼いだお金で、返せばいいんじゃない?
ノノミちゃんは出直してくるんだって。
お嬢さんじゃないのって分かってますよ。 ノノミちゃんっていうのは分かってます。 ......え?去っちゃった......
せ、先輩!?どこですか!?
ユメ先輩!ここです!先輩!!
ユメ先輩!!!
あ、ノノミちゃん......なんだ、また君か。
入って良いって、誰が言ったの?中学生はお呼びじゃないよ。 悲鳴が聞こえた?ノノミが卒業した? ネフティスと協力関係がある学園に進学することが決まった? ハイランダー鉄道学園かー。 じゃあ、君は早くそっちに行くといい。 こんなところで油売ってないでさ。え?最後にここを見ておきたかったの? 校庭にいたら悲鳴が聞こえた......?ノノミはストーカーじゃないのか......
そう。じゃあ、適当に見たら帰るんだよ。......え?聞いた?
そうか、生徒会長の失踪事件......ユメ先輩ですか。 問題が多かったから逃げたんだって? ユメ先輩は失踪したのではなくて......?
第一発見者はって!気になるじゃないですか!
え?砂漠に行くのはやめた?生徒会長が発見されてからずっと砂漠にいたのは......? 何かを探してたってわけですか? ここはアビドスの生徒会室?そ、そうだけど......? 探し物?いや、もう行くよ。
埃が多いね。随分掃除してないから......一人でやる気も起きないらしいし。
もともと別館は、そこまできちんと管理されていなかったけど。 ノノミちゃんも聞いたんだね。私が入学したときの建物も、今は砂に埋もれてる。 私が入学してから、すぐこちらに移ったのではないのか?とノノミが言うけど...... よく知ってるね。それなりに知ってるんだね。 別館なのに、だいぶ整備は整ってますね。学園祭の事務局、こんな部屋もあったんですね。 ちょ、勝手に学園祭事務局を......
良いアイデアがあるらしいです!新しいイベントを作ってみるとか、アイドルのライブとか!
何もないですね。当然でしょ。砂祭りなんで、とっくの昔に無くなってる。 ......それで、なんのために来たの、ノノミ。 どうして私についてくるのか?ということだけど......? 学校が違う君に先輩だなんて呼ばれる筋合いもないし。 ハイランダー鉄道学園、だっけ?そこに入学するんじゃなかった?
え、このまま進学したらずっと後悔すると思う?ネフティスとコネがある学園でしょ?
素晴らしい待遇か......生徒会長、いいんじゃない?まあ事情があることは分かったよ。 でも、ここに来たからって後悔するのは一緒。 こんな何もない学校に来てどうするの? ノノミちゃんはまだ若いんだから、おじさんの言うことを素直に聞いておきなよ。
ノノミ、元中学生でしょ?どっちでもいいよ。
うへ~。アヤネちゃんがハイランダー鉄道学園について簡潔に説明するんだって。
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これがハイランダー鉄道学園のロゴだよ~。
鉄道の管理とそれに関する教育に特化した学園なんだって~。 キヴォトス内の路線を一部管理していたり、 それ以外にも様々な事業を行っているんだって~。 そこに自治区は存在しないんだって。うへ~。管理している路線が自治区としての役割を果たしているんだって~。
たしかに珍しい形だねぇ。
事務組織と治安組織が独立していて、 学園の行政を管理する集団こそ あの双子こそ生徒会の役員なんだって。うへ~。 何も得ていないんだって。それこそ情報らしいよ~。
ん?なんか来たね~。チャイムなんて長い事ずっとないはずだけど......
ピンポンダッシュ秒間16連打って、高橋名人かな~?
うへ~。噂をすれば何とやらってやつかな?
こんなすぐ来るとは思わなかったけどね。
あ、
入ってもらおっか。チャイムを壊されるのも困るし。
しかし、まさか本当に来るとは思っていなかったけど......で、何の用かな?
先生が以前の件について説明をさせてほしいんだって。
別の者が現れたよ~。債権者だって~。 話を聞いてみよう。犬の人だよ~。猫の人も来たよ~。 ロボットの人も来てるよ~。セリカちゃんが債権を買ったのはネフティスなのかなって聞いてるよ~。
どうやらネフティスが債権を買収し、砂漠横断鉄道の権利を確保したんだって~。
うへ~、それはすごいね~。でも買収資金の全てをネフティスが出したわけじゃないんだよ? 私募ファンドらしいよ~。十六夜ノノミの話によると、 少数の投資家から資金を募り、事業を運用するグループだって~。 あの3人以外にも、今回の事業に投資した人がいるらしいよ~。 うへ~。押収品競売組合、ゼラチングミ行事、タヌキダイスキ工業などなど、 凄い怪しい奴らばっかりだね~。ロボットは否定しないらしいよ? だって、あのロボット、ブラックマーケットで盗品を取り扱ってたし。 だからネフティスの名で債権を購入してたらしいよ?
雲行きが怪しいね~。先生が債権者と証明できるものをあの3人に見せたよ~。
うへ~。ネフティス幹部だ~。どうやら十六夜ノノミの執事らしいよ~。 債権を購入するにあたり、複数の投資家に声をかけて資金を調達したらしいよ~。 証明書のコピーが送られたよ~。おじさんは言うけど、偽装コピーかな?
うへ~。権利を持ってるんだ~。本物だ~。
さて、話って何かな? どうやらあのロボット人間、とあるご相談のために来たんだって~。 その話が砂漠横断鉄道についてって、知ってたんだノノミちゃん~。
あのロボット人間たちの目的は砂漠横断鉄道の全権利を手に入れることなんだって。
そのために私募ファンドが生まれたんだって。 あれだけのお金を出して、カイザーから債権を購入したんだって。 おじさんはうらやましいなぁ~。 鉄道の開発権利は既にハイランダー鉄道学園のもので、 ハイランダー鉄道学園の行為には何の問題もないんだって~。
あの人が工事を始めたのは債権を確保してからだって。うへ~。
ノノミちゃんはネフティス幹部に聞いてきたよ、何故「砂漠横断鉄道を......」ってね。 分からないんだって。うへ~。 ノノミがネフティス幹部に「何を考えてるの」って言ってきたよ~。
どうやらあれはそもそも最初から間違っていたなんだって~。
砂漠化が進み続ける自治区で、巨大な交通インフラを建設するのはね~。 ここのアビドスは交通の要所が無く、地下資源だって存在しないんだよ~。 そこに交通網を広げたのは衰退を速めただけ。 それをあんなにお金を投じてまでして今になって買い戻したの、何故なのかなってノノミは聞いてきたよ~。
落ち着いて、ノノミちゃん。
こちらからの議題が来るよ~。ハイランダー鉄道学園の3人が退席したよ~。 ネフティスの執事も退席したよ~。ネフティス側の代表って誰だろうね~。 うへ~。ネフティス側の代表はスオウ監督官なんだって~。 どうやらスオウちゃんはネフティスに雇用されてたらしいよ?
どうやらおじさん以外の方にご退出を願いたいんだって、あのロボット......
アヤネが反論したよ~。でもアビドス生徒会にはおじさんしか所属していないことになるんだって。 うへ~。二つの生徒会組織があるのは、ほんとなのかな~? あー......私がどっちにも所属しているからか。 アビドス生徒会は形骸的に名前が残っているだけで、今の生徒会は「対策委員会」で合ってるよ。
ん、ロボットが何かを見せてるよ~。
とりあえず画像を送るね~。 ![]()
これが先日、ハイランダー学園の倉庫から発見された書類なんだって~。
うへ~。アビドスの前生徒会長、
ユメ先輩がサインした、契約書......?
どうやら砂漠横断鉄道における関連施設の使用権をネフティスから買い入れるという契約をしたらしいよ? 自治区の力が弱まれば、当然権利を売るしかないらしいんだって。 うへ~。それはヤバいね~。
あの鉄道はアビドス生徒会とネフティスの共同プロジェクトで、
本来の受注者であるアビドス生徒会がその権利を有していたんだけど、 資金難によってネフティスへと売却したらしいんだって。 ユメ先輩としてはそれを買い戻す算段だったらしいよ~。
......ち、ちょっと貸してもらえる?
契約書のコピーを見てみたよ、D2nd氏さん、これ読んで~。
売主「セイント・ネフティス」と買主「アビドス生徒会」は
砂漠横断鉄道の施設使用権を100万円で売り渡し、 己は契約金の一部として1万円を即時に支払うことを約束する。 本契約の締結後、2年以内に残金を全て支払い、 己が本契約に基づく支払いの遅延をした場合、 己は甲にたいして遅延損害金を支払う。
アビドス生徒会長
......ユメ先輩の字だ。
忘れるわけない......これは、先輩の......
どうやらアビドス生徒会が砂漠横断鉄道の施設使用権をネフティスから100万円で買収すると書かれているらしいよ~。
い、いつの間にこんなものを......私が知らない間に...... ......ユメ先輩が残したものは、全部集めたはずなのに。 メモの一枚、小さなゴミまで...... でも、こんな契約書の話、聞いたこともない......
契約が完了してないので、伝えなかったんだって。うへ~。それは聞いてないね~。
支払いも済んでなかったよ~。残金が納められていないんだって。 うへ~。そりゃあ大変だ~。契約の存在自体が忘れ去られて今に至るんだって。 担当者が退社した時に、引き継ぎが行われなかったらしいんだって。 倉庫の管理をしていたところに「偶然」発見されたらしいよ。 うへ~。知らなかったな。
猫は悩ましい状況なんだって。
この契約の影響で、砂漠横断鉄道の権利を得たと思ったら 関連施設の使用権は売買中なので手が付けられないんだってよ~。うへ~。
どうやらおじさん達に「この契約を保持する必要があるのか」の確認をしてきたらしいよ~。
あの3人にとって、重要な問題なんだって。 この件が解決できれば、二日後に開かれる債権者団体の総会で、 砂漠横断鉄道の持ち分を主張できるんだって。 セリカは借金取りの集団って言ってるけど、本当なのかな~。
どうやら私募ファンドに出資した投資家が集まる場のことなんだって~。
なんか聞いてきたよ、おじさんに。
残金を支払い、この権利を購入する意志はあるのかと。 アヤネとセリカは反論してきたよ~。借金をわざわざ増やす必要があるのかなぁ~?
そうだよね~。こんな権利に100万も払う価値なんてないよね~。
すでに抱えている借金の返済だけで大丈夫って、本当なのかなぁ~? この契約は放棄?ならおじさんにサインを? ち、ちょっと待ってもらえる?そんなに急かされても、おじさん困っちゃうよ。
先生が「少し、考える時間を貰えませんか?」と言ってきたよ~。
何故サインさせたい理由があるのかを聞いてきたよ~。
あの契約は二日後に無効になるんだって~。
契約書が交わされたのは、2020年4月14日なんだよ~。 実際は2年前の2日後。つまり2022年の4月12日になるよ~。 その日になれば、契約は無効になるんだって~。
二日後の正午に、アビドス中央駅旧庁舎で総会が開かれるんだって~。
もしこの契約を維持したいのであれば会場まで来てなんだって。うへ~。 「それが可能ならば?」
少しでも遅れた時点でアウトなんだよ、うへ~。
あのロボットはスオウちゃんに帰りの案内をしてきたよ~。
アヤネが話をまとめてきたよ~。
あ、セリカちゃん、話をまとめるまでもなく怪しかったんだね~。 急に借金取りが現れたと思ったら、昔の契約をどうするか決めて欲しいだなんて、おじさん困っちゃうな。 二日後に自動的に切れる契約を今となってわざわざ裏があるに決まっているらしいんだって。 うへ~。セリカちゃんは凄いね~。シロコも同意なんだって。
先生が砂漠横断鉄道について調べようと言ってきたよ~。
ノノミも気になるんだって。まだ時間は残されているらしいよ?
アヤネちゃんがなんか聞いてきたよ。
当時のアビドスで何が起こったのか知らないらしいよ~。 アヤネちゃんがおじさんにアビドス生徒会のことを教えて欲しいと言ってきたよ~。
ここの対策委員会の教室は元々、学園祭事務局の教室だったんだって。うへ~、知らなかったな。
何故かひとつだけ施錠されている、一階の教室が本来の生徒会室なんだって~。 何故ユメ先輩は借金を増やすような契約をしたのか、おじさんには分からないなぁ~。
......大丈夫だよ、ノノミちゃん。
生徒会長は......ユメ先輩は、色々と問題を起こしてばっかりの人で......
......簡単に言うと、すぐ騙されちゃうタイプだったんだ。 それで、いつもトラブルに巻き込まれてた。 セリカはあのユメ先輩は卒業できたのかと聞いてきたよ。 ......卒業、できなかったよ。
――ユメ先輩は、卒業前に失踪したから。
突然行方不明になって、それから33日後に、アビドス砂漠で発見された。 ヘイローが破壊された状態で......
何があったのって?......「事故」だったみたい。
砂漠で遭難して......。セリカが「どんな事故だ」って言ってきたよ。 ......私も、詳しくは知らない。 シロコがユメ先輩は副生徒会長だったらしいんだって。
それは......
......ユメ先輩が失踪する3日前から、私は先輩の行方を知らなかった。 先輩が失踪したってことも、後から知った。どうして遭難したのか...... そもそも、何で砂漠に行ったのか......何を考えてたのか...... どれだけ先輩の足跡を追っても...... 結局、分からなかった。きっと、あの手帳には書いてあったはずなんだ。
ユメ先輩は何かがあると、絶対手帳に記録しててさ。
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......私の知らない先輩が、今になって見つかるなんて。
それも、おかしな部分は一つや二つじゃない。 契約が中途半端なのもそう。 契約書を交わしてから2年も経ったのに、どうして今になって......。 ......。
......あ。
この日付、は......
「今日もありがとね、ホシノちゃん。じゃあまた!」
![]() ![]()
契約書が、交わされた日......これ......
ユメ先輩が――失踪した日だ。
「こんな砂漠のド真ん中に、また大勢の人が集まるわけないでしょう!?
夢物語もいい加減にしてください!」
「こんなもの要りません!
やるなら一人でやってください!」
「もう付き合ってられません!
生徒会は終わりです!」 ![]()
......!
外に出る事にしたよ。
なんか歩いてるよ~。さっきからずっとついているけど、おじさんに何の用事かな~?シロコちゃん。
え?尾行しているだけ? それはちょっと困るなー...... そもそも女子高生がおじさんを尾行だなんて、逆にどういう状況?
え?どうしてここに来たのかって?
......うん。もう......誰もいないね。ここは、ユメ先輩と初めて会った場所でさ。 だから、気づいたら足が向いてたっていうか......うん、そんな感じ。 シロコも先輩に何があったのか、知らないらしいね。 え?「これ以上みんなに隠し事をするのは良くないし、アヤネもノノミもセリカもみんな不安がっている?」 失踪した生徒会長に関係あるのって、本当なのかなぁ......
あぁっ!
あんなところに誰も護送してない現金輸送車が!
シロコは追いかけてくるよ~。
のああぁっ!? また速くなったねぇシロコちゃん!? っていうかさっきの、おじさんなりの思いやりなんだけどなあ......! ちょっとは空気読んでくれない!? え?捕まえる?ああもう......っ! ちょっと一人にしてほしいんだけど!? ![]()
やあ、久しぶりだね。
「ブルーアーカイブの世界」のシャーレの先生だよ。 「歴代ゲームで一番可愛い魔王」と「天童アリスの救出作戦についての記録」という日記の作者だよ。 朝起きたら突然異変が起きたのでここに書き示すことにしたよ。
朝起きたらなんかプラナという人が、
「本日、工事の予定なんてありましたでしょうか?」 って聞いてきたよ。 ないはずなんだよね。そうだよね、アロナちゃん。
ガスの配管システムに、異常が検知された?
始めて見る現象...... ガスの配管が、変わっている......?
......ん?まるで何者かが強制的に介入しているよ
(この後は爆発の影響かボロボロになっていて読めない。)
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集めた資料を整理して、プラナに報告してみたよ。
プラナの話によると、アロナ先輩は寝ているんだって。 徹夜は良くない、分かった。でも、そろそろ出発しないと......
え、異常発生?どうしたの?
うわっ!この衝撃は!?アロナ、起きたか!状況を教えてくれ!
僕のシャーレが爆発した!プラナが保護したけど、斃れちゃった...
だ、だいじょ
(日記はここで途切れている。)
......もう朝か。そろそろ戻らないと。
先生もシロコちゃんも......みんな、待ってるはずだし。 最近のシロコちゃんは、どんどん強くなってきて大変だよ。 あっという間に、勝てなくなっちゃうのかな。
はぁ、おじさんも歳には勝てないねぇ。
何か風が吹いてきたよ~。 ここは変わらないなぁ。 まあ、もう捨てられた街だし、それもそっか。
ん、なんか署名お願いします~という声が聞こえてきたよ~。
あ、ユメ先輩だ!走ろう。
はあ......。
ユメ先輩が説明会のプリントを渡そうとしたけど、無視しちゃった。 ユメ先輩が転んだよ。
......はぁ。
ユメ先輩、大丈夫?ユメ先輩に握手したよ。
でも、どうして私を知ってるんですか?
私がすっごく強い新入生ですか!?しかもイジワル!? というのを、ユメ先輩が言ってるだけだそうね。 暴力集団の喧嘩を止めたのって私ですか?お礼ですか?
......さっさと帰った方がいいですよ、
暗くなったら、ここは危険なので。
じゃ。
ユメ先輩が不良に絡まれています!
この~!!
だから言ったじゃないですか!
早く帰ってください、って! なんで帰らなかったんですか?バカなんですか!?
今のアビドスは無法地帯なんですよ!?
チンピラが生きている!?撤退したようです!
はあ......。 ......怪我してませんか、
どうして戦わなかったんですか?
え、「戦って問題を解決しても、それは次の争いの火種になるだけ」? 「何でも武力で解決するようになったらいつか ......何を言ってるのか分かりません。じゃあ、どうやって解決するんですか?
無言ですか。......早く帰ってください。
あいつらが仲間を連れてくるかもしれないですから。 そう言って私は
...
相変らず
昨日の奴らが、仕返しに来るかもしれないと思ったので。
え?
いえ、会長に釣られたところをまとめて倒したほうが楽かなと。 ......そもそも、アビドス生徒会を狙う人たちは多いですから。
え?ホシノちゃんは素直じゃない?実は心配してくれてる?
だ、誰が心配なんか......! 顔をしかめてることがバレている......! 可愛いからもったいない!?な、なに言っているんですか! 余計なこと言うなら、もう知りませんよ! 後輩が力になってくれるから、頼もしい、ですか......。良いから集中してください。 それと、生徒会の仕事を手伝うのは、これが最初で最後です。
「
聞いてましたか、私の話。
ユメ先輩、何も見つかりませんよ。
ユメ先輩が力尽きましたよ。
......良いから立ってください。
え、置いてって良いから今までありがとう?
ああ、もう!なんの真似ですか!
冗談だったようです。次の駅にも行く?......はぁ。 どこも同じだと思いますよ。 高価な展示品があったとしても、とっくに前生徒会が売り払ってますから。 もう帰りましょう。宝探しなんて、時間の無駄です。
え?「最初はすっごいノリノリ」?そ、それは......!
......って先輩。手帳、落としましたよ。え、ホシノちゃんの手帳ですか? ......いつから私の手帳になったんですか。
ユメ先輩がリュックサック型の水筒を見てましたよ!
......いえ。むしろ動く時、邪魔になります。 しかも、高い割にクオリティも微妙そうですし......。
高い物を買うくらいなら、弾丸を補充しませんか?「その通り」と言ってくれました。
ひとつ気になったんですが......先輩は、どうやって生徒会長になったのですか? 一人しかいない生徒会なんて、聞いたことありませんよ。
え、ちゃんとした選挙が開催されたわけじゃない?そ、そうなんですか?
「挙手投票でユメ先輩が会長に選任したら、前の役員がいなくなった」?そんなやり方で......!? 確かに、あの時のアビドスはもうまともな状態じゃなかったですね...... ユメ先輩は、面倒事を押し付けられたんですね。え、違う?
望んで受け入れたんですか!?......それはどうしてですか?
生徒会長の権限さえあればアビドスを守れるかも、らしいです。
いざユメ先輩が会長になったらそんな事は無かったんだそうです。
ん、これがあれば大丈夫? ![]()
これが生徒会長手帳!?しかもちゃんと毎日書いてる!?
どこにでも売ってる学習帳じゃないですか......。 え、これがユメ先輩の日記ですか!?私に受け継ぐ、ですか... そんな未来は訪れませんよ。私は生徒会でもないですから。
勘違い......?い、いや......そうじゃなくて!!
......あまりにもダサいのが、ちょっと。え、可愛い?どこがですか!? 私は元々魚さんが大好きです。って、何のことですか? 可愛いクジラさんのノートをずっと見てた、私の目がキラキラしていたんですか!? 気のせいです!あと、クジラは魚じゃありません! え、好き?
もう知りません、先輩!
先輩?
ユメ先輩!
何してるんですか? 早く見つけて帰りますよ。
何、ユメ先輩?アビドスの夜は星が綺麗?周りに何もないですから。
というか、星なんかより足元を見てください! そんなんだから、いつまでも落とし物が見つからないんですよ! この近くにあるはずなんですよね? ああ、もう。どうしてこんな面倒くさいお願いを......。
え、困っている人は見過ごせない?
ん、急に風が......?砂嵐です! コンパス......ユメ先輩は忘れちゃったみたいです! あれほど忘れないよう言ったのに......! 砂嵐が来たら遭難することくらい、分かってるじゃないですか! はぁ、もう......念のため持ってきておいて正解でした。
それほどでも~。なんて余計なこといってないで、早く行きますよ!
......ふぅ。
あれ......?なんで雨雲号が出てるんだろ。 ......アヤネちゃん、怒ってるかなぁ。
「ホシノちゃん、ここが新しい校舎だよ!」
「新しいって......ただの別館じゃないですか。」
そうだね、私とユメ先輩だけになっちゃったね。
いなくなった人たちの事は忘れましょう。 期待するだけ無駄だったんです。
そういう言い方は良くない?悪いのは砂漠化?
ユメ先輩の自治区を離れるのは、だれしも辛い? ......でも、結局みんなアビドスを捨てたじゃないですか! え、私がいるんですか?ユメ先輩も?......先輩。 ユメ先輩が私を守って、私がユメ先輩を守る、ですか。
......先輩は自分の事だけ考えてください。弱いんですから。
え、私が特別強いだけ?......いえ、もっと、強くならないと。
そのためにも......まずは先輩、これを受け取ってください。
生徒会の説明会のプリントです!
どうしてって、生徒会かどうかに拘ってる意味がないと思ったので。 ......どうせ、先輩とはこれからもずっと一緒でしょうし。 ......あ、でもあのダサい手帳は受け取りませんから。
うわぁ!抱き着かれました!......先輩、苦しいです。
夢じゃないので、そんなに抱きしめられたら〇んじゃいますよ。 写真撮ろうって、別に、わざわざ撮らなくても......。 お祝いの時は、記念に写真を撮るものですか!?
カメラ、ハイチーズ!
うへ~、次に向かうよ~。
これが、新しい生徒会室......!......狭いですね。
ここでアビドス生徒会は生まれ変わるらしいです!
いつかは後輩も入ってきて、きっとにぎやかになるんですか!?
2024/06/05 18:22
ノノミとシロコが、おじさんの過去の物を触ろうとしているよ~。
勝手に開けちゃダメでしょ~!!
当時の私は、何もかもに憤りを感じててさ。
アビドスの状況......。息つく暇もなくやってくる砂嵐に、止まらない砂漠化。 無気力な市民、無責任な生徒、無能な前生徒会。 自分の利益などを考えて、悪事を働く大人......。
そして、毎日毎日失敗ばかりの先輩と――
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理想だけは一丁前で、何も解決できない無力な自分に。
ただただ、怒りに身を任せるしかなかったんだ。 それで、すべての問題が解決できると信じて。
ある日いつものように、ユメ先輩がトラブルに巻き込まれたんだ。
それを、私が助けに行ってさ。
トラブルというのはね、まあ、よくあるチンピラの喧嘩だよ。
それで、先輩が連れていかれそうになったんだ。 セリカちゃんがその話に「ひどい......」と言ってきたよ~。
たぶん、ユメ先輩が生徒会長と知ったうえで、狙ったんだと思う。
今となっては借金まみれのアビドスも、 ずっと昔はキヴォトスで一番資金力があったからさ。 まあ結局、チンピラは私が追い払ったんだけどね。
ユメ先輩がトラブルに巻き込まれるのなんて、よくあることだったのに......。
あの日の私は、ちょっとイライラしてたんだ。 だから、私はユメ先輩に怒りをぶつけて先に帰った。
すぐ謝るつもりだったんだけど......。
......いくら探しても、ユメ先輩の姿は見つからなかった。
その日から私は、行方不明になったユメ先輩を探し回った。
![]()
ごめんね、ホシノちゃん
電波がうまく@#$%
砂漠にいたら@#&%砂嵐に遭って&#@
ホシノちゃん......ごめんね
またコンパスを忘れちゃった。 メモも残したけど、ここでも送るね 私の手帳は、あそこにあるから
ホシノちゃんもよく知っている@$^$%@#$
目立つ場所に置いたから、すぐわかると思う
ホシノちゃん、私は
ユメ先輩は、それから33日後にアビドス砂漠で発見された。
たぶん、誰か困ってる人のお願いを聞いて砂漠に行った先で、
砂嵐に襲われて遭難したんじゃないかな。 コンパスを持たずに砂漠で迷ったら、 普通に考えて帰ってこられないし。
そのまま、砂の海を彷徨って......。
ユメ先輩は、脱水症状で衰弱死した。 ![]() ![]()
......ユメ先輩の遺体や装備品は私が回収したけど、
生徒会長手帳だけは見つからなかった。 本当は、どうして砂漠に行ったのか。 何が起きたのか知るために、痕跡を探し回ったけど......。 結局、何も見つけられなかった。
あの手帳を、先輩はどこに残したのか。
心当たりのある場所には行ってみたけど、どこにもなかった。 きっと、あれさえあれば真相が分かるはずなのに。 ......どうして、私には手帳の場所が分からなかったんだろう。
ん、なんか来たよ~。
うへ~。 ネフティス幹部との約束があるらしいんだって~。 ネフティス幹部が来たよ~。
教室に戻ろっか。
うへ~、座るよ~。
二年ぶりに来るネフティス幹部の護衛を務めたんだって~。
限度額を増やした新しいカードが出たんだって~。ノノミちゃんは困ってないらしいよ?
「ハイランダー鉄道学園」に戻ってくるつもりはないのかってノノミちゃんに言い聞かせてきたよ~。 ノノミちゃんが困ってるでしょ。
ネフティスはハイランダーと協力関係を組むはずだったんだって~。
うへ~。それはすごいね。ノノミちゃんがアビドスに行ったせいで破綻しかけたんだって。 失礼な態度を取っている自覚はないのかって言い聞かせてきたよ~。
シロコちゃんがなんか振るおうとしたけど、セリカが止めたよ~。
何もするつもりはないんだって~。 ネフティス幹部はノノミちゃんを連れ戻すために来たわけじゃないよ~。
「砂漠横断鉄道」の裏には、「非対称戦力兵器」計画があったんだって~。
その名は「列車砲シェマタ」だって。かっこいいね~。 ![]()
シェマタは破壊力も移動距離も異次元の強さで要塞兵器なんだって~。
1t以上の爆弾を500km先まで飛ばす、超長距離砲で、鉄道路線の上を走り回る予定なんだって~。 実現できるのかなぁ~?でももし完成すれば、周辺自治区に対して圧倒的な抑止力になるんだって~。
......そんな兵器がねぇ。アヤネが「なぜ!?」って言ってきたよ。
「借金を返済する」という簡単なものなんだって。 強力な兵器の使い道は、本当にいくらでもあるのかなぁ~? どうやらシェマタの名前の由来は前生徒会長らしいよ~。
同時に70人の生徒会長がいた混乱期に、アビドス全盛期を築いた伝説の生徒会長の二つ名だって。
セリカも意味が分からないんだって~。うへ~。
全盛期のアビドスは凄かったんだって。圧倒的な兵力、資金力を誇っていて、
全自治区から恐れて、 そういわれると列車砲の名づけは興味深いらしいよ~。 強力な武器さえあれば、借金を返済できると思ったのかな。 セリカに呼びかけられたよ~。
砂漠横断鉄道は本当にシェマタを隠蔽するために作られたのかな~?
違うんだって。鉄道事業が動き出してから、話に出たものなんだって。 アビドス生徒会に入れ知恵した人がいるらしいよ~。計画は破綻したんだって。 あんなのが正常に動くはずがないんだよね。エンジンすら動かなかったよ~。 未完成のまま、放置されているんだって。うへ~。
これ、ほんの少し前は計画は中止されてたんだよ~。
再度シュミレーションしたところ、シェマタの実現性は高いんだって。 数年先を見通して製作したのか偶然だったのかは設計者にしか分からないんだって。 砂漠横断鉄道の重要性が増したんだって。うへ~、おじさんは知らなかったよ~。 私募ファンドが砂漠横断鉄道の権利に執着してるのはこれが理由なんだって。
私募ファンドに列車砲の権利を渡してはいけなんだって。
そうだね。そんな兵器が悪党の手に渡ったら、必ず争いの種になる。壊そうよ~。 列車砲の場所はネフティス幹部でも分からないんだって。うへ~。書類も見つかっていないんだって。
列車砲の位置を知るために私募ファンドが接近したんだよ~。それが時間の問題なんだって~。
でも、工事が再開すれば、いずれ見つけてしまうんだよ~。うへ~。それは大変だ~。
私募ファンドは正式的な権利を持って列車砲の権利を獲ようとしてるんだよ~。
何度も訪ねて来たんだって。設計者も一部権利を有しているから複雑なんだよね~。 カイザーは列車砲の存在を知らなかったのってアヤネが言ってたよ~。 関心が薄いらしいよ~。
え、予想しなかった事態?
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これが発見されたんだよ~。
契約書について、ネフティスは本当に何も知らないの? それと、ユメ先輩の身に、何が起きたのかも......!
本当に知らなかったんだね~。
破産を避けるために現金が欲しかったのが動機って本当なのかなぁ...... 私募ファンドは契約書の問題を解決したいんだって。 その人にとってそれが最優先事項なんだって~。うへ~。
明日の12時にアビドス中央駅旧庁舎で行われる総会らしいよ~。
代表者が契約を破棄するか、欠席した時点で契約は無効、 権利はネフティスに移るんだって、うへ~。ノノミちゃんは震えてるよ~。
でも権利を完全に移るわけじゃないんだよ~。持ち分は互いに発生するんだって。
......それじゃ、残った方法はひとつしかないね。 私が総会に参加して、契約継続の意志表示をするよ。
お金は少しづつ支払うしかないだろうけど、
とりあえず手出しできなくなるから安心だね。 その間に砂漠中を探し回って、列車砲を見つければ良いだけじゃん?簡単だよ~。
それはどうだろうな?だって?
私募ファンドは、おじさんたちの出席を妨害するんだって。 凄い兵士で旧庁舎を封鎖し、入ってこられないようにするんだって。 すでに動き出しているよ~。......なるほどねぇ。 こういう規模なんだねぇ。先生はいるかな?
......セリカちゃん、考えてみて。
総会が開かれる場所は、中央駅旧庁舎。 あそこは、砂漠横断鉄道の路線がいくつも交差する中心部。 鉄道の権利は私募ファンドに渡ってるから、 あいつらは、自分が所有している場所を守っているだけ。
総会に出席するのは対策委員会なのかって
おじさんたち全員で行くんだって。「アビドス委員会」で行くのか「対策委員会」で行くのか悩むなぁ~。 生徒会の立場だって?総会にたどり着けなければ、こんなことしたって無意味だって~。 え、シロコちゃんが強行突破をするんだって。それが難しいから困ってるんだって。
他の方法があるんだって。ノノミちゃんがハイランダー鉄道学園に転校して生徒会長になればいいんだって。
「ネフティス」の幹部として権力を駆使すれば、この契約を取り消せるんだって。
却下ー。
やっぱりノノミちゃんはお断りなんだって。アビドスを去りたくないらしいよ~。 え?第三の方法?砂漠横断鉄道の売買契約そのものを無効にするのが第三の方法らしいよ~。 「アビドス生徒会」に、生徒会としての権限が無かったら、 ユメ先輩とおじさんの「アビドス生徒会」は非認可の組織だったということになるんだって~。
前生徒会長はユメ先輩に会長職を押し付けたんだって。
正当性を否認することはないんだよ~。その事実を、出席して明らかにするらしいよ~。 すると、契約そのものが存在しなかったことになり、 砂漠横断鉄道の権利はネフティスのものになり、私募ファンドは全く手出しできなくなるよ~。
ノノミは反論してきたよ~。解決手段は見つからないよ~。
ネフティス幹部と
みんな、ぼーっとしてないで会議を始めるよ。
おじさんは大丈夫だよ、ノノミちゃん。それより、解決策を考えないとね。
さあ休んでから行こう~。
雪のアビドス分校で、何かの少女を見つけたよ~。
いやぁ、ちょっと乱暴だったかなぁ......お名前は? ![]()
へぇ、砂狼シロコちゃんって言うんだ。
シロコちゃんはここで何をしているんだい?
ここさ、廃墟に見えるけど......一応アビドス分校――
いや、アビドス本校なんだよ。 それに、そんな薄着じゃ寒いよ。えっと、シロコちゃんはどこの学園? え、分からない?名前以外分からない? そ、それって......もしかして記憶喪失!? 最近流行っているっていうアレ?おじさん、そういうの
どうしましょう?うーん困ったねぇ。とりあえず......なか入ろっか、シロコちゃん。
マフラー。これ、巻いておきな~。どう、ちょっとはマシになったでしょ?
あったかいね~。
うへ~。よく似合ってるよ、シロコちゃん。 そのマフラー、おじさんがセールで買ったものなんだけどさ、大事に使ってよね?
どうしたの、ノノミちゃん。おじさんって?うへ~って?
......ん?......なに言ってるの、いつも通りのおじさんだよ。 あ~......。シロコちゃんが咳したよ~。 と、とにかく入ろっか。シロコちゃん鼻水垂らしてるし。
うへ~、ピッタリだね。
予備の制服が残ってて良かったよ。 シロコちゃんのあの服は旧制服らしいよ~。それ、気に入ったの?
うへ~ごめんごめん。ちょっと昔のことを思い出して、ぼーっとしちゃってたよ。
鼻水を垂らしてたシロコちゃんも可愛かったな~って。 いつの間にか、こんな恐ろしいセリフを言うようになっちゃったけど。恥ずかしいの? あの頃のシロコちゃんはどこに行ったんだろ......。え、そんな昔じゃない? シロコちゃんは今もかわいいね~。あれから一瞬だったけど、対策委員会が出来てから、 まだ一年しか経ってないんだよね。サザエさん時空かな~?
私は階段にいるよ~。あれ、シロコちゃん?
勝負を仕掛けられたよ~。 どうやらシロコより強い人の言葉しか聞かないんだって。......元気良いねぇ。 ま、付き合ってあげるよ。 前にも言ったけど、1対1の戦いでおじさんは負けたことがないんだよね。 なのに、またやりたいんだ?
負けたらなんでもいう事を聞くんだって。アビドスに入学して、おじさんの事を先輩って呼んでもらおう。
勝負は私が勝ったよ~。
シロコちゃん、これ何!?
ネジにボルト、 う、奪ったってどこから!?え、街の古鉄屋!? 売って、奪って、また売るってこと......?シロコちゃん、それはダメだよ。 え、なんで?なんでって、えっと......。なんか来たよ~。
シロコちゃん、トラックまで奪ってきたの!?
すみません、この子、まだ色々よく分かってなくて......。 ノノミちゃんが弁償してきたよ~。ノノミちゃん、まずは謝ろう! え、謝って済むわけない?
叱られちゃったよ~。でも、何とかなって良かったね、シロコちゃん。
次はバレないようにしようね~ってシロコちゃん!? アビドスの生徒だから許せたんだよ~。 廃品回収業者の犬が去っていったよ~。
桜の花が開いてるよ~。......本当だ。冬が終わるね~。
......そしたら、ノノミちゃんとはお別れだね。 ハイランダーに入学するんだから、色々準備が必要じゃない?
ほらほら、シロコちゃんノノミちゃん、笑って~!
ハイチーズ! ![]()
シロコちゃん、そのマフラー暑くない?そろそろ外したら?大丈夫なんだね~。
今日からここが、アビドス廃校対策委員会の教室だよ。
シロコちゃんが計画を立ててきたよ~。 銀行強盗は却下だよ。ん、ノノミちゃんが良い案を出してきたよ~。 ゴールドカード?それもダメ。
あれ、ぼーっとしてた?うへへ、ごめんね。
アヤネちゃんとセリカちゃんが来た時のことも、 おじさんにとって大切な思い出だよ。 ノノミちゃんの言う通りだよ。可愛かったね~。
アビドス高校アイドル計画も夢じゃない?
おじさんには無理かな~。そういうのは、若い子に任せるよ。 アヤネちゃんとセリカちゃんの二人ユニット? シロコちゃんが賛成してきたよ~。それは楽しみだなぁ~。
え、ノノミちゃん?
「......「対策委員会」がなくなるのは、嫌です。」 急に何言ってんの、ノノミちゃん?
「名前が消えても、私たちの思い出までなかったことにはなりませんが......
それでも、私は嫌なんです。 シロコちゃんのおかげで、私はアビドスに残る決心がつきました。 シロコちゃんのおかげで、ホシノ先輩にまた笑顔が戻ってきました。 なのに、こんな形で解散なんて......。」
ノノミちゃんがシロコちゃんにどう思うと話してきたよ~。
言わなくても分かるよ。
シロコちゃんにとっても、ここは始まりの場所。 おじさんにとっても?もちろん、そうだけど......。
おじさんにだけ、悲しい思いをさせたくないとノノミちゃんは言ってるよ~。
......うへへ、おじさんなら大丈夫だよ。 おじさんはアビドス生徒会の名前を残してるよ~。 生徒会長のつながりを失わないためだよね?本当に諦めて良いのってシロコちゃんは言ってるよ~。 気にしてないって言ったら、嘘になるかもしれないけど......。 前の会長がいるからユメ先輩は生徒会長になりたがらなかったんじゃない?
私が生徒会長になると、ユメ先輩の死を認めることになるから、って言いたいんだよね。
......まあ、それも否定はしないよ。でも...... 今のおじさんにとっては......列車砲の行方のほうが、ずっと大事。 ![]()
ユメ先輩が鉄道を取り戻そうとした理由は分からないけど......。
列車砲は、アビドスに存在しちゃいけない。絶対に見つけ出して、破壊する。 だから、もう良いんだ。名前になんて拘らなくても。 それに、対策委員会も大事な思い出だしね。 ノノミちゃん、シロコちゃん、アヤネちゃん、セリカちゃん...... みんなと過ごす今が、おじさんは楽しいんだよ。 え、ですが?おじさんが良いって言ってるんだから、これで良いの。 というか、まずは会場にたどり着かないと始まらないし。 どうやって警備を突破するか考えないとね。
明日の12時にアビドス中央駅旧庁舎の警備を突破して、契約続行の意志表示をするよ~。
五人でどうやってやるか、考えようね、みんな~。 でも先生から連絡がつかないの、どういうことだろうね~。 トラブルに巻き込まれたのかなぁ~?おじさんには分からないなぁ~。
あれ?な、何があったの!?
「皆さんこんにちは。ニュースをお伝えします。
......今朝、D.U.内のシャーレで原因不明の爆発が発生しました。
負傷した先生は、病院に緊急搬送されたそうです。 爆発の原因は、現在も究明中と......」
うへぇ~。爆発オチなんて最低だよ~!!
(ちゃんちゃん)
ただいま~。シロコちゃん。いや~セリカちゃん。先輩をそうやってこき使ってると、
いつかバチが当たるかもしれないよ?めんどくさがって電気つけようとしなかった?うへ~。それは......
先生の詳しい情報は何も得られなかったよ~。
病院に搬送されたけど、命に別状はないみたいだね。 でも、まだ目は覚めないって。 あんな事故に巻き込まれて命に別状はないなんてすごいね、先生~。 これが主人公補正ってやつかな~?
......でも、目が覚めないということは、先生の手は借りられそうにないね。
どうにかして、方法を探さないと。 まずは契約を継続して、それから列車砲を...... え、ほかの学園?先生がいないと、難しいんじゃないかなぁ。
そうだね、シロコちゃん。旧庁舎までの距離を考えたら、そろそろ出発しようね~。
あれ?ノノミちゃんがいないよ~。用事があるといって出ていったらしいよ~。
ちょっと心配だね......。
うへ~。ノノミちゃんが大変だ~。
しかもおじさん達に総会でアビドス生徒会は非認可の存在だったことを宣言するだけで、 契約が無効になるとネフティス幹部に言われたよ~。
本当にノノミちゃんは本心ではみんなと過ごしたいのかなぁ......?
総会の猶予は残されてないよ~。うへ~。おじさん大変だ~。
私は外へ出ようとしたけど、セリカちゃんに止められたよ~。
言いなりになるのかってセリカちゃんが言っていたよ~。
これ以上、大切な人を失いたくないんだ。
え~。先生の連絡を待とう?......みんなは待ってて。一人で行くから。
え、あんな敵の数、どうやっても勝てないってセリカちゃんが言ってる?
......勝てるよ、私なら。ノノミちゃんを助けたら私募ファンドとネフティスを倒す? 言えないなぁ~。あとのことは、気にしなくて良いよ。 対策委員会には、何の責任もないから。
え、どういう意味なのかって?
責任を背負うのは、私だけで良い。 だから、みんなはここに残って。
え、ホシノ先輩が言う、みんなって?それは対策委員会のみんなだよ。
シャーレの認可を受けた、本当の生徒会組織。
え?うへ~。シロコちゃんが銃撃してきたよ~。
私はそれを避けたよ~。......危ないでしょ、シロコちゃん。
勝負だって。うへ~。対決事になっちゃった~。
シロコちゃん、走ってるね~。......久しぶりの勝負だね。 おじさん、年甲斐もなくワクワクしてきたよ。
じゃ、勝負だよ~。
うへ~。おじさんは強いよ~。
またシロコちゃんに勝っちゃった~。
でも......やっぱり、シロコちゃんは強いね。
いつか追い越されちゃうんだよなぁ。 ......でも、そのいつかは今じゃない。 世界のすべてが敵に見えてた、あの頃の私を救ってくれたのは、ノノミちゃんだった。 もしノノミちゃんに会えてなかったら、私に「今」はない。
だから、今度は私が救う番。ノノミちゃんを加害者にさせちゃいけない。
みんなで過ごした時間を、なかったことにはさせない。 ......大丈夫、おじさんを信じてよ。
負けたシロコちゃんが方法があると言ってたよ~。先生が来てくれるはずだと言ってるよ~。
......たしかに。先生が一緒にいれば状況は違ったかもね。 でも、先生は来られない。病院にいるから。
ユメ先輩の理想を否定する列車砲の存在も......
私募ファンドが起こそうとしている争いの火種も......。 元をたどれば、アビドス生徒会に行き着く。 どうして先輩が、こんな契約をしたのかは分からない。 その時、私はそばにいなかったから......。 ......でも、もしユメ先輩が列車砲の存在を知ったら、必ず計画を止めに行く。 だから、私は行かなくちゃいけないんだ。 事の始まりは、アビドス生徒会が結んだ契約にあるよ。
行かないで?生徒会長がどんなものなのか知らない?私も知らないよ~。気持ちも分かってあげられないんだね~。
対策委員会に来てからの記憶しかないの?うへ~。それは大変だ~。 対策委員会で過ごした思い出が、シロコちゃんにとっての世界なんだ...
え、寂しい事言った?おじさんもみんなに含まれるの~?
そう言ってシロコちゃんは斃れちゃったよ~。 ......ごめんね、シロコちゃん。 それでも行かなきゃいけないんだ。
「笑わせないでください!!」
うへ~。なんか声が聞こえたよ~。あれはなんだろ~。
アヤネちゃん達を置いてくという事になるの~?
![]() ![]() ![]()
かっこいい登場だね、雨雲号~。
「それでは、前と変わらないじゃないですか......!!」
うへ~。かっこいいね、アヤネちゃん。
いつの間に、雨雲号を何台も......。
「またあの時と同じ行動を取るんですか!?
ホシノ先輩には学習能力がないんですか!?」
おじさんって学習能力ないのかなぁ~?
......ごめんね、アヤネちゃん。これだけは譲れないよ。 ![]()
「......分からず屋のホシノ先輩には、力尽くで理解してもらいます!」
セリカ「覚悟して、先輩!!」
大事になっちゃったね~。でも、ヘリを落とせば問題ないよ。
「ねえ、ホシノちゃん。
私はね。ホシノちゃんと初めて会った時、これは夢なんじゃないかなって思って、何度も頬をつねったの。 ホシノちゃんみたいな、可愛くて強くて、 頼れる先輩がそばにいてくれるなんていう夢みたいなことが、本当に嬉しくて......。 うーん、上手く説明できてないかもしれないけど......。 ただ、こうしてホシノちゃんと一緒にいられることが、私にとって奇跡みたいなものなの。」
......毎日毎日、こうして一緒にいるじゃないですか。
昨日も今日も、明日もそうです。こんな当たり前なことで、何を大袈裟なことを。
「はぅ......だって......。」
「奇跡」というのはもっとすごくて、珍しいもののことですよ。
「......ううん、ホシノちゃん。私は、そうは思わないよ。
ねえ、ホシノちゃん。いつかホシノちゃんにも可愛い後輩ができたら、その時は―― いつも、そばにいてあげてね? そういう時間こそ、奇跡みたいなものだから。 きっと、いつかホシノちゃんにも分かるよ。」
こんな学校に後輩が来るなんて、たしかに奇跡ですね。
「もう、そうじゃないよホシノちゃん。」
はいはい、分かりましたって。
「......ふふっ。じゃあ、もしホシノちゃんに後輩ができたら......。
何があっても、必ず守ってあげるんだよ?」
まあ、善処しますよ。
うへ~。みてみて~。
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雨雲号を撃ち落としたよ~。
おじさんって強いね~。おじさんはこれでも息すら上がってないんだよ。
......ごめんね。
ヘリ3台が相手じゃ、うまく手加減できなくってさ。 ......これでアヤネちゃんの言う通り、前と同じことの繰り返しになっちゃったね。 先生にも、謝っておいてもらえるかな。せっかく助けてもらったのに、ごめんって。
アヤネちゃんもセリカちゃんも黙っちゃったね~。
......二人はアビドスの「未来」だよ。
こんな状態の学校に来てくれて、私は嬉しかったんだ。 だから、守らなくちゃいけない。先輩は後輩のことを守ってあげるものだからね。
見て~。アヤネちゃん、服が少しボロボロなのに血がついてないよ~。
え、先輩がどうしたって?大丈夫だよ、セリカちゃん。 私は三年だから、どっちにしろ卒業が近いしね。 今度はアヤネちゃんとセリカちゃんが、後輩を守ってあげて。
みんなには、アビドスの未来を背負う役目がある。
列車砲さえ無くなれば......きっと、全部解決するから。 いなくなるのは、おじさんだけで良い。
ノノミちゃん、シロコちゃん、アヤネちゃん、セリカちゃん。
みんなで力を合わせれば、大丈夫。 ユメ先輩と私のアビドス生徒会は、今日を持って解散。 でも対策委員会は、これからも続くから。
そしたら、次の後輩にもバトンをつないであげて。
これが、アビドス生徒会長・ 副生徒会長・
さて......おじさんは去っていったよ。
なんかいいものないかな......
うへ~。これだ~。 ![]()
......ノノミちゃん、待っててね。
もう二度と...... ![]()
......あの過ちは繰り返さない。
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やあ、こんにちは。シャーレの先生だよ。
爆発に巻き込まれましたが僕は生きてるよ。
いやあ、私のタフさに驚いてるよ。
気が付いたら病院にいて......
簡単な検査をして退院したんだ。 え?ホシノさんが去っていった?そりゃ大変だよ。 ノノミちゃんも曇らされて攫われた?凄いね。
というわけでアビドス新生徒会長はアヤネちゃんになったよ。
SPECIALの役割のアヤネちゃんだよ。 ホシノちゃんは書記に降格なんだって。大変だね。
12時の総会に出席することに決めたよ。
やっぱりホシノちゃんに頼ることにした。
それじゃあ、失礼するよ。
うへ~。ブルアカらいぶやるって~。
ノノミちゃんの声優が出演するらしいよ~。
あ、おじさんは中央駅旧庁舎の西地区という都会にいるよ~。
マーケットガードがいるよ~。片づけとくね~。えいっ!
うへ~、まずいね~。全兵力がおじさんに集中してるよ~。
......またヘリ?雨雲号を3機撃ち落としたというのに。
うへ~。痛いね~。ミサイルは。
ヘリの下にぶら下がって...えーい!
うへ~。ホシノ無双は止まらないよ~。
おじさんは逃げ足が速いってね。
ん、3人のロボットだ~。カイザー?
うへ~、ジェネラルだ~。エグいAIの格ゲーラスボスと同じ名前の。
......
おじさんは今カイザーPMCの特殊部隊と交戦中だからね~。
えーい!
おじさんは3機のロボット兵を倒したよ~。
うへ~、結構しつこかったなぁ。
ちょっとノノミちゃんの所に向かうよ~。
はぁっ、はぁ......。
おまたせー。ノノミちゃん。 遅くなってごめんね、ノノミちゃん。怪我してない?
どうやらPMC兵士Aの話によると列車砲の座標はセクター35-9だって~。
......カイザーコーポレーション。
プレジデントという名前のカイザーコーポレーションに出会ったよ~。 黒服が目を付けていた、と言ってるよ。うへ~。すごいね~。
......それより、総会は始まってないよね?始まってないかぁ~。
私募ファンドの代表はプレジデントに変わったらしいよ~。 発言権?そんなの与えられるんだ~。
さて、総会が始まるよ~。
言いたいこと?
「アビドス生徒会」の正当性を否定すれば、ノノミちゃんを開放してくれるんだよね?......プレジデント。
NOが正解なの~?理由は正当性がなかったら、列車砲の所有権がネフティスに渡ってしまうんだって~。
うへ~それは大変だ~。
ノノミちゃんを開放するには、「契約の解除」を申し出るといいんだって。
そうなれば、列車砲の所有権はプレジデントのものになるんだって。
ノノミちゃんがネフティスにもカイザーにも列車砲を渡してはいけないと言ってるよ~。
ユメ先輩と過ごした時間を否定することになるんだって。うへ~。
どうしようかな~。うーん......
幹部がネフティスに所有すべきだって言ってるよ~。
執事さん~。
あれ?ノノミちゃん、アビドスを退学?
心配しないで。ノノミちゃんが学校を辞める必要なんてない。
もちろん、そのまま列車砲を渡すつもりもないから。 プレジデント。契約の当事者として、アビドス生徒会は非認可の組織だったことを認めるよ。 これで、砂漠横断鉄道に関する契約書の効力は
ん、爆発音が聞こえたよ~。誰かな~?
うへ~。セリカちゃんとシロコちゃんとアヤネちゃんだ~。
そういや時刻は午前11時57分だって。先生がその発言は無効だよって言ってるよ~。
え?おじさんがアビドス生徒会としての権限がない?う、うぇ......!?
気が付いたらアビドス生徒会がアヤネちゃんになっちゃってたよ~。 あ、アヤネちゃんが生徒会長に!?
どうやら投票で選ばれたんだって。うへ~。先生が証人になってるよ~。
ど、どういうこと......?え、みんなで決めた? ひ、一人で解決しようと思わないでって......。
おじさんはどうやら副生徒会長から書記に降格したらしいよ~。
あれ?おじさんトラブル起こしたかなぁ......?
どうやら「対策委員会」は「アビドス生徒会」と合併したらしいよ~。
現在の契約当事者は「対策委員会」らしいよ~。
委員会を辞めるなら先生の許可が必要と、先生がノノミちゃんに言ってきたよ~。
え?時間稼ぎは済んだ?もう総会終わり?早いね~。
うへ~。プレジデントさん切れてるよ~。
おじさんの頑張りは本当に無駄だったのかなぁ~? ![]()
これが効力を失ったものとして放棄するんだって。
うへ~。破かれちゃったよ~。
え?列車砲は最初からカイザーの所有物?異論は一切認めない?
そうだよアヤネちゃん。あんなのが許されるなんて思わないよね~。
ヘリが到着するよ~。まずいね~。おじさんたちが処理されるよ~。
ネフティスのご令嬢?ノノミちゃんのことかな~?
待てっ!
おじさんはノノミちゃんを追っかけたよ~。
ノノミちゃん、大丈夫!?
大丈夫か。良かった。さて、屋上に追いかけるよ~。
屋上についたよ~。
そこでシロコちゃんが追い付いてきたよ~。
プレジデントはヘリなんだって。......っ!
惜しかったんだって。列車砲がカイザーコーポレーションに渡っちゃった~。
うへ~。大変だ~。
あ、ゴールドカードがスオウちゃんの手に渡ったって~。
うへ~。奪われちゃったね~。ノノミちゃん。
え?生徒会の谷?そこに行くにはネフティスグループの権限が必要なんだって。
ノノミちゃんを連れていきたいところ、叶わなかったらしいよ~。 スオウちゃん、本当にこのカードで問題ないの~?
列車砲がある生徒会の谷に行きたいよ~。
え?列車砲は約800億円?凄いね~。セリカちゃんはデタラメだって言ってるらしいよ?
え?傷を付けたら、多額の賠償金を払う?そういう覚悟があるの?
そしたら賠償金の支払いが済むまで、おじさんは働くの?
法に乗っ取って戦う?
おじさん達が卒業したら新入生をいたぶる?
あ、朝霧スオウちゃんが裏切ってきたよ~。仲間割れかもね~。
プレジデントが落ちたよ~。
え?生徒会の谷がどこを指してるって?
列車砲を止めたいならその生徒会の谷に来てだって。
君は......。
来なければスオウちゃんが動かすんだって。
みんな知らないなぁ~。
(生徒会の谷......そうだ、セクター35-9!)
かつてアビドス生徒会が、砂漠に展示館を立てたんだ。
その場所が、生徒会の谷。そっか、あそこに隠されてたんだ。
シロコちゃん?みんなが呼びかけるよ~。アビドス生徒会が無くならなかったのは良かったね~。
作戦?......ごめんね。 私が対策委員会にいたら、列車砲を破壊できなくなる。 ......私は対策委員会じゃない。アビドス生徒会なんだ。 え、違うの?
――契約を継続できなかった以上、その決定に意味がなくなる。
この問題に、対策委員会は関わるべきじゃない。 これは生徒会を自称している小鳥遊ホシノによる、独断の犯行じゃないといけないんだ。
え、先生が「待って」って言ってるよ~。無視して煙幕だ~。
ごめん、シロコちゃん。
おじさんは「対策委員会」の元を去っていったよ~。
......
水着?これは......え?自分がお魚さんだと勘違いしちゃった?
そんなわけないじゃないですか! 水道の修理をしてたら濡れちゃったので、着替えただけです! あのグラウンドのとこ?いえ、まだ直せてません。 思ったより難しくて......。
「ふふっ、ホシノちゃんにもできないことがあるんだ。
不器用なおじさんみたいで、ちょっと可愛いね。」
そ、それより宝探しがどうしたんです?
何?すごい情報を手に入れた? 先輩の言う「すごい」は、もう信用できないんですけど......。 え、信じて?また騙されてないですよね?「生徒会の谷」......? 昔アビドスの生徒会長が作った展示館があるらしいんですか? 貴重な物がいっぱい展示されてあるんですか? もし本当だとしても、とっくに売り払ったか盗まれてると思いますよ。
え?一般に公開されてない秘密の場所にあるんですか!?
盗まれてる可能性は少ないんですか!? だから......探しに行こう、と?
......誰も場所を知らないのに、どうやって探すんですか?
え?昔の書類?......何ですか、これ。
黒く塗りつぶされてるところが多くて、全然読めませんけど。
えーと?「アビドス砂漠閉鎖地区セクター35-9」? ここに手がかりがあるんですか!?はぁ......。
まったく、ユメ先輩は......。
なんでもっと早く言わないんですか!
すぐ行きますよ!
今度こそお宝を見つけましょう!
......
早速モニターがあるところに来てみたよ~。
......管制システムが動いてる。ただのガラクタだと思ってたけど......。
管理者権限、「
ずっと使われてなかっただけで、機能はそのままだったんだ。 目的地は......「生徒会の谷」っと。 少し前に発車した電車は、あの眼帯ちゃんが乗っていたやつだろうね。 どうすれば動かせるんだろ......これかな。
おじさんはレバーを引いたよ~。
......当たりだね。
生徒会の谷、ここで合ってるのかな?もしかして、アレが......
![]() ![]() ![]() ![]()
......列車砲シェマタ。でも、どうして......。ゲヘナのエンブレムが?
それに、これじゃあまるで......。
ん?先に言われちゃった、軍事要塞のようだって。
......眼帯ちゃん。どうやら大きく作り変えられてああなったらしいよ~。 アビドス生徒会もネフティスもシェマタに踊らされていたらしいよ~。
......黒幕がいるの?え?黒幕ではない?眼帯ちゃん卒業しちゃったんだ......
ゲヘナの暴君「雷帝」というのがいたらしいよ~? 天才戦略家で、発明家で、政治家だったらしいよ~。 エデン条約も雷帝のために用意した奇策だったらしいよ~。
私は聞いたことないけど。単なる鉄道企業だったらしいけど、
「雷帝」によって紛争の種になったらしいよ~。 それで、その雷帝って人はどうしてそんなことを?え?分からない? アビドスに接近したのも、ただの気まぐれだったらしいよ~。 「雷帝」は列車砲の一件が中断されてから、アビドスと関わりすらしなかったらしいよ~。
部下たちのせいですぐに失脚して、鉄拳政治は幕を閉じたらしいよ~。
そんな雷帝の発明品はどれもキヴォトスを一瞬で危険に陥れるレベルの物らしいよ~。列車砲のようにね~。
眼帯ちゃん、もう良いかな?おじさん、昔話に付き合ってる暇はないんだ。
それで、ここに呼んだ理由は? その雷帝って人は、ユメ先輩と何か関係があるの? え、全く関係がない?じゃあ、契約と関係してるとか? 眼帯ちゃんが実はゲヘナの生徒で、雷帝の発明品を回収したかったとか? 君は何者なの?何が狙い?はぁ......まぁいっか。
これから私は、列車砲を破壊する。
雷帝だとかゲヘナだとか、そんなのはどうだって良い。 あれはユメ先輩の意志を真っ向から否定する物。だから、放っておくわけにはいかない。 絶対......そう、絶対に。え?好きにしなさいって? そのために眼帯ちゃんからカードを奪わなくては? ![]()
うへ~。ノノミちゃんのゴールドカードだ~。
列車砲を起動するには、このゴールドカードが必要なんだって。
眼帯ちゃんの真の目的はおじさんなんだよ~。うへ~。驚いたね~。
列車を破壊したいなら眼帯ちゃんを倒せだって~。 ......それで、何者なの? 学校に所属しない流れ者などで、私募ファンドの二重スパイだって。 回り道をして、やっとわかったんだって。おじさんと戦うことが アビドスの恐怖と狂気を否定するために、眼帯ちゃんはいるんだって。
何がそこまでおじさんを本気にさせるって?
眼帯ちゃんに勝ったら、あの手帳の在り処を教えてくれるんだって。 ......痛い目に遭わないと分からないみたいだね。
じゃ、眼帯ちゃんと勝負だよ~。
何かあったら、日記の続きを書くよ~。
......スオウちゃん、私をここまで手こずらせるのはすごいね~。
さっさと 後輩たちが来る前に、破壊したいんだよね。
え?第二形態ってやつ?......邪魔だよ。え?
うへ~。だまし討ちされちゃった~。
......手こずっちゃったね。
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でも、眼帯ちゃんも凄かったよ。
......何がしたかったの?私と戦うためだとか言ってたよね。 どこかで会ったことあるっけ?......ちなみに、手帳の話は本当? 過去に囚われているのは愚かなのかなぁ~?
まただまし討ちだ~。最強にならないといけないの?
この呪われた地とおさらばして......
眼帯ちゃん、倒れちゃった~。って最強?
......ま、良いや。もう終わりだよね? それじゃ、列車砲は破壊させてもら
「そうはさせないから!」
誰かな~?うへ~。セリカちゃん、ノノミちゃん、シロコちゃん、アヤネちゃんだ~。
「おかえり、ホシノ先輩。」
また、その言葉を聞く日が来るとはねぇ......。 けどまさか、こんなに早く来るとは思っていなかったよ。 先生も来たよ~。止めに来たんだって。先生までいるし、手強そうだなぁ。
でも、どうして?
列車砲を破壊しないと、アビドスは......いや、キヴォトスは大混乱に陥る。 え、勝手に学校を辞めないで?ノノミちゃん? 後輩に迷惑をかけるわけにはいかないからね。 一人で決める?これじゃあ前と変わらない?年上なのに?
アヤネちゃんが捕獲を命じてきたよ~。元気だねぇ、アヤネちゃんも。
アヤネちゃんが怒ってるよ~。え、今のアヤネちゃんはアヤネちゃんではない?
アヤネ生徒会長と呼んで?うへ~。戦っちゃうよ~。
おじさん、また勝っちゃった~。これじゃあ皇城セツナと同じだ~。
え、まだ?いいや、ここまでだよ。
アヤネちゃんが倒れちゃった~。ノノミちゃんも限界だって。 シロコちゃん、まだやるつもり?勝負ね。 もうやめよう。4対1でも勝てなかったんだから、 一人で来たところで結果は分かってるでしょ。
また勝負するの?いっくよ~。
水着Tier0、太鼓の達人で言う「ドンカマ2000」と呼ばれたおじさんの力、シロコちゃんに再び見せつけるよ~。
負けちゃった~。先生が一緒だからだって。
......それでも、本当に強くなったよ。 まさか、こんなに早く「いつか」が訪れるとは思わなかったけどね。
え、先生、これで十分?......そうかな。
カイザーは列車砲の所有権を主張しているけど、こじつけに過ぎないんだって。 ......そうだね。先生も一緒にいるわけだし。......あの時みたいに、でしょ?
方法ならみんなで探そうって先生が言ってたよ~。ノノミちゃんの意見は?
ホシノ先輩に対して、勝手に自分の姿を重ねていたんだって。亡くなった人は帰ってこなくて、 時間を巻き戻すことが出来ないんだって。 おじさんに開放されて欲しいと、願うと同時に、ノノミちゃん自身も、 罪悪感から解放されたかったかもだって~。
シロコちゃんはユメ先輩のことを知らないんだって。ごめんだって。
一人で責任を負う必要はないらしいよ~。先輩だけの問題じゃないらしいよ~。 対策委員会、いや、アビドスの問題らしいよ~。 アヤネ会長......。え、アヤネちゃんで良いの?先生、みんな......。
......ユメ先輩を殺したのは私なんだ。
......分かってる。あれは事故で、私のせいじゃない。ずっと、そう思おうとしてた。 ユメ先輩は、どんな時も生徒会長として頑張ってくれてたんだ。 優しくて、心配性で、何があっても私を抱きしめてくれてた。 でも、そんなユメ先輩が残したものを、私は何も守れなかった。 いつも不満を漏らして、怒ってばかり。 あれだけ思い出を受け取ったのに、お礼を言う機械すらないなんて。 ......先輩は、もう死んじゃったから。 もう、二度と会えないから......。
え、ホシノのせいじゃない?......うん、頭では分かってるんだ。それでも、私は......。
私は......っ。
先生に帰ることを言われたよ~。
......先生。十分苦しんだね。
みんな......。うん。ありがとう、みん
え?雷?
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大変だ~。列車砲が動き出したよ~。
スオウちゃんが生きてたって。 アビドス高等学校を吹き飛ばしてやるだって~。 列車砲を止めるのなら来るが良いらしいよ~。うへ~。大変だね~。 「大オアシス駅」で待ってるんだって。来なければ......?
シロコちゃんを銃撃させたよ~。
......ありがとね、みんな。でも、この苦しみは私の物だから。 列車砲は、私が壊す。ユメ先輩も、きっと同じ選択をしたはず。 本当は、2019年、つまりサービス開始2年前に解決しなくちゃいけなかったんだ。 じゃあね~。 ![]()
列車砲シェマタが動き出したと聞いてアロナちゃんが確認したところ、
太陽と同じ温度のプラズマ砲を発射する構造になってるらしいよ。 現在のキヴォトスに存在しない技術が使われていることが分かったよ。
でも、完全には再現されていないみたい。無理に壊そうとすれば、
エネルギーが拡散して広範囲に被害が及ぶらしいよ。 ホシノさんやスオウさんだけじゃなく、皆まで巻き込まれてしまうらしいよ。
プラナちゃんが来たらしい。
どうやら、視線の正体が分かったらしいよ。 あの人は混沌の領域に身を潜めているらしい。 実在と非実在が確定してない空間「ナラム・シンの玉座」に適応していたから、 あの者の存在を検知したらしいよ。
どうやらあの者の正体はゲマトリア所属の「地下生活者」らしいよ。
あの人の目的も計画も分からない。プラナちゃんは能力はある程度把握できたらしいよ。 混沌の領域から、こちらの世界に介入できるらしいよ。
シャーレを爆破したのも、あのゲマトリアの「地下生活者」だそうだよ。
だけど、プラナちゃんの存在はイレギュラーらしいよ。 アロナとプラナがいたから、俺は無事だった。 地下生活者は僕に勝負を挑んでいる。油断してはいけないらしいよ。
地下生活者は、この日記を書いている
黒服と同じ目的、二番煎じだと思っている。 あの能力が及ぶ対象は、アビドスだけに限らない。
アレは......
![]() キヴォトス全域までに問題が発生する可能性もあるらしい。 というわけでプラナちゃんにホシノちゃんを止めてくださいと言われたよ。
でも、シロコちゃん達はロクサーナみたいに「もう限界......」
「君は一度地元に戻って出直した方がいいと思うよ」みたい。
というわけであの人に電話してみたよ。
あの人というのは後のお楽しみね~。
じゃ、僕はこれで失礼するよ。
......ここが「大オアシス駅」か。
! ![]()
空崎ヒナ......?同じフェス限定で暴れたやつだよ~。
![]() あれ? えっと......たしかゲヘナの風紀委員長ちゃん、だよね? 迷子なら、帰り道を教えてあげようか? ![]() え、一人で破壊するのは無理? そんなことはないんだけどな~。 へぇ......でも、おじさんはいつもこうやって解決してきたからさ。 早く 迷子の相手をしてる余裕はないんだよね。
うへ~。空崎ヒナ、怒ってるよ、力づくで止めるらしいよ。
水着姿で暴れたおじさんとドレス姿で暴れたゲヘナの風紀委員長が戦うよ~。
そっか。じゃあ、仕方ないね。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
......私の名前は、
また時間が止まっちゃった~。
うへ~、これで終わらないなんて聞いてないね。
それじゃあ......完結編で会おう~。
To Be Continued By......
「小鳥遊ホシノは何故ああなったのか」
完結編
P.S.
うへ~。表モードのページにユメ先輩についての情報があるね~。
でもあっちは詳しく書かれていないよ~。裏モードのページを見ようという奴だよ~。
だが断る
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