「GOD SPEED LOVE」に登場。ワーム撃滅組織「ZECT」が実行した「マスクドライダー計画」により開発された「
マスクドライダーシステム」の一種である。地球の昆虫であるヘラクレスオオカブトムシをモチーフにしており、体色は銀色をベースにされている。ZECTに疑問視し、裏切った者達が立ち上げた組織「NEO ZEXT」のリーダー「織田秀成」が変身する。織田はZECTの「天空の梯子計画」を乗っ取ることを画策するが、
仮面ライダーコーカサスの攻撃を受け絶命する。
変身方法は織田が念じる事で別次元から装着者の下へ飛んでくるヘラクレスオオカブトムシ型コア「
カブティックゼクター」(ヘラクスゼクター)を変身ブレス「
ライダーブレス」に装着する事によって変身する。変身時の音声はチェンジビートル。このヘラクスは他のマスクドライダーシステムたちとは違って、最初からライダーフォームの状態であるという特殊なものである。そのために超高速移動能力「
クロックアップ」が最初から使用可能になるという強力な状態でもあり、NEO ZECTの最大戦力ともなっている。また、劇中未使用だが専用マシンとして「マシンゼクトロン」というバイクを所持している。
戦闘スタイルはライダーブレスにカブティックゼクターを装着させた状態で発動する必殺技にも使用可能なパンチ攻撃「
ライダービート」によって強化された攻撃を使用して、一気に敵を追い詰めるという速攻型のライダーである。
武装はどんな敵にも対応可能な万能武器「
ゼクトクナイガン」であり、遠距離戦に使用する銃形態「
ガンモード」、白兵戦で威力を発揮する斧形態「
アックスモード」、小回りが利く小刀形態「
クナイモード」の3種類の形態に変形可能である。クナイモードは劇中未使用。
必殺技は肩にクロックアップに必要なエネルギー「タキオン粒子」を集中させて一気に突撃する「
ショルダータックル」と、ゼクトクナイガン・アックスモードにマスクドライダーの動力源「イオンエネルギー」を集中し、刃で敵を一刀両断する「
アバランチブレイク」、ゼクトクナイガン・ガンモードにイオンエネルギーを集中させ破壊光弾を連続で発射する「
アバランチシュート」、ゼクトクナイガン・クナイモードにイオンエネルギーを集中させ敵を斬り付ける「
アバランチスラッシュ」の4種類である。