超高速移動能力。
発想は、
仮面ライダーシリーズと同じく
石ノ森章太郎原作の「サイボーグ009」に登場する島村ジョー(009)の特殊能力、加速装置からとされている。
ちなみに生身の人間が加速状態に入った場合、加速による摩擦で蒸発してしまう。
【仮面ライダーカブトでの設定】
仮面ライダーカブトに登場する
ワームやライダーが体を駆け巡るタキオン粒子を操作し、時間流を自在に行動できるようになることで行う。元はワーム固有の能力。オリジナルでは、ライダーは装着者の判断や制限時間後、クロックオーバーして停止する。人間では知覚できないほどのスピードに加えタキオン粒子の流れる目でなければ視認不可である為、マスクドライダーシステムを装着した者が同様にクロックアップしなければまともに戦えない。
クロックアップのスピードは、原文をそのまま抜き出せば「あまりに速くて、現在の科学では計測不能」。
またハイパーゼクターをマスクドライダーシステムに装着する事で、ハイパークロックアップが可能になる。ハイパークロックアップは通常のクロックアップより更に高速で、使用者にとってはクロックアップした存在もほぼ止まっているに等しい。更には現在、過去、未来へと思いのままに時間を行き来することが出来る。ハイパーゼクター単体でも時空を飛び越える力を持つ。
他にも乃木怜治=カッシスワーム・ディミディウス(第1形態)は、事実上時を止めるほど速いクロックアップ「フリーズ」を発動可能。そのスピードはハイパークロックアップした存在も停止しているのと全く変わらない。
この他、高速移動を目的としないクロックアップの演出もあり、このゆっくり流れる時間の中では通常の動作だけ会話するだけの目的で突入したこともある、当然ながら通常世界ではこの会話は聞くことが不可能。通常時間では数秒の出来事となる。
ゆっくりと流れる時間に入り込む事で通常の時間で目には見えない速度で移動しているように見えていて、逆にクロックアップ状態の世界では通常世界の時間がゆっくり流れている。クロックアップ状態の演出では通常世界で高速に移動する演出と、ゆっくり流れる時間の内部の2通りの演出が行われている。
【仮面ライダーディケイドでの設定】
カブトの世界(ディケイド第16~17話)に登場したクロックアップは、後述のデータを考慮するとオリジナルとは大分設定が異なる。
類似能力に、
仮面ライダーファイズ アクセルフォームの10秒間のみ高速での動作・移動が可能になるシステムがある。
アクセルフォームは100mを0.0058秒、つまり約マッハ50(秒速17241m)で走るが、クロックアップは前述の通り速すぎるため「計測不能」となっている。
(カブトとファイズは共に基本フォームで100mを5.8秒)
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参考画像
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最終更新:2023年10月01日 00:50