仮面ライダーカブトがワーム撃滅組織「ZECT」が開発したカブトムシ型のハイテクコア「
ハイパーゼクター」を自分の腰に巻かれているベルト「ライダーベルト」に装着した後、ハイパーゼクターの角部分「ゼクターホーン」を倒すことで変身可能なカブトの最強形態。パーツ自体が変化する行為「ハイパーキャストオフ」を行なった事でカブトの姿はライダーフォームと異なるだけでなく、ハイパーゼクターが放出するパワーによってカブトのパワー、スピードの両方が最大に強化され、ほぼ死角がない状態になっているのが特徴的である。ハイパーゼクターはZECT幹部の三島正人が所持しており、トランクごと爆破されたが、時空を超えて出現したので入手できた。
だが、これよりも更に脅威になるのが高速移動能力「
クロックアップ」よりも数十倍のスピードで移動が可能となり、光よりも高速に移動することが出来るため未来、過去と自由に時間を行き来できることが可能な超高速移動能力「
ハイパークロックアップ」を使用できることである。これによってカブトに変身する青年「天道総司」は過去の自分の危機を救うため過去に向かい、過去の自分が変身した仮面ライダーカブトや日下部ひより=
シシーラワームを度々助けることが多かった。ハイパークロックアップを発動時には背部が展開する事によって翼型の形態をしている鎧が出現し、その鎧を利用して空中を自由に飛行することが可能。
また、専用武器として
仮面ライダーザビーに変身するために必要なハチ型コア「ザビーゼクター」、
仮面ライダードレイクに変身するため必要なトンボ型コア「ドレイクゼクター」、
仮面ライダーサソードに変身するため必要なサソリ型コア「サソードゼクター」を装着させる事で機能をフルに活用する事が可能な剣「
パーフェクトゼクター」を所持しており、自分が念じることによって自由に召喚可能である。これは各ライダーよりカブトの意思を優先するため、ライダーは強制的に変身解除させられる。パーフェクトゼクターは大剣の形態である「ソードモード」の状態だけではなく、剣先から光弾を発射して攻撃することが可能な銃型形態「ガンモード」に変形させることが可能である。
必殺技はハイパーゼクターのゼクターホーンを倒し、敵に通常時の必殺技「ライダーキック」の数倍の威力を持つ空中キックを発動する「
ハイパーライダーキック」のほか、カブトパワーのハイパーゼクターのソードモード時に発動可能で、クロックアップの発動に必要な動力源「タキオン粒子」をその剣先に集中させ広範囲の標的を切り裂く「
ハイパーブレイド」とガンモード時に発動可能な「
ハイパーキャノン」、ザビーパワーのソードモードの状態でザビーゼクターをパーフェクトゼクターに合体させ、標的をタキオン粒子で生成した槍状の光弾で一気に貫く「
ハイパースティング」とガンモード時に発動可能な「
ハイパーレイザー」、ドレイクゼクターのガンモードの状態で発動可能であり、銃口から破壊光弾を発射するだけでなく命中しなかった場合、6つの光弾に分離し敵を追尾する機能を持つ「
ハイパーシューティング」とソードモード時に発動可能な「
ハイパーアックス」、サソードゼクターのソードモードの状態で使用可能であり、敵をタキオン粒子を集結させたソードモードの剣先で3回切り裂く「
ハイパースラッシュ」とガンモード時に発動可能な「
ハイパーウェーブ」といった様々な必殺技を所持している。ハイパーキャノン、ハイパーレイザー、ハイパーアックス、ハイパーウェーブは劇中では未使用であった。
そして最大の必殺技は、パーフェクトゼクターに上記の三つのゼクターを合体させグリップ部分のスイッチを全て入力したオールゼクターコンバインのソードモードの状態でタキオン粒子を集結させた剣先で敵を切り裂く「
マキシマムハイパータイフーン」、ガンモードの状態でマキシマムハイパータイフーンと同様の行為を行い、銃口からタキオン粒子を収束したエネルギー弾で広範囲の敵を消滅させる「
マキシマムハイパーサイクロン」の2種類である。オリジナルの仮面ライダーカブトの物語でこの必殺技に耐え切れた強者はほとんど存在せず、マスクドライダーたちが使用可能な必殺技でも最強の威力を誇っている。
劇中では
門矢士が変身する
仮面ライダーディケイド コンプリートフォームの専用アイテム・
ケータッチで発動される能力「
カメンライド ハイパー」で召喚された個体と、完結編で
ソウジが変身する
仮面ライダーカブトが
仮面ライダーディケイド コンプリートフォームの力で二段変身した姿として登場した。