用語集

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Earth Government

地球、および様々な宇宙ステーションや植民惑星の行政を監督する統一された政府機関。
21世紀に起こった大規模な武力紛争や地球温暖化によって起きた、
大規模な社会的な不安を解消するために生み出されたという経緯を持つ。
地球はいくつかのセクターにわけられ、地方自治体のように扱われている。

最もゲーム中に深く関わる要素として、Markerの研究とその秘匿行為が挙げられる。
地球政府の一部の高官達は、Markerの研究が人類を発展させる物だと考え、
秘密裏にその研究を推し進め、その過程でThe Church of Unitologyを生み出した。
政府は、教義上の理由からUnitologyに敵対視される立場でありながら、実際にはUnitologyをコントロールする立場にある。

政府はMarkerそのものの存在と、それに関わる政府機関を隠蔽するため、各所に調査員を派遣している。
あのUnitologistでさえ、政府内部から大企業に至るまで信者がいるというのだから、
そのUnitologyを監督する政府の情報力は非常に大きな規模であることが窺える。

Eye Poke

2より登場した新たなる未来技術の一つ。
人間の眼球に針を刺し、外側膝状体から脳内の視覚情報を得る事が可能で、
口で説明出来ない物をデータで見る事が可能と言う、正に百聞は一見に如かずを地でいく技術。
Nolanはこの装置で何回か脳内にあるMarkerのコードを取り出されていたようで、目が痛いと訴えていた。
実際に操作してみると分かる通り、下手すりゃ顔面にざっくりと穴が開くので慎重を期す必要があるのだろう。
尚アニメAftermathにもこれに似たような装置が登場していたが、どう見ても非破壊検査装置ではない。
パッケージもこのEye Pokeをイメージした物になっている。

Hive Mind

前作DeadSpaceのラスボス。
necromorphsをテレパシーでコントロールする、非常に巨大なnecromorph細胞の集まりで、
その異常な大きさは一部分だけでも数十メートルはある。
ゲーム中で全体像は確認出来ない物の、設定画などではクレーターのような縦穴から生える巨大な塔のような存在で、
無数の触手と巨大な口のような部位を持ち、小型のnecromorphを吐き出す事も出来る。
Markerの抑制が無くなった際に活動を本格的に開始。
Mercerによって名付けられたその名の意味は"群居する心、意志"となる。

Isaac Clarke

DeadSpace本編シリーズの主人公。詳しくは登場人物の欄を参照。
工学および宇宙船機構の専門家。地球のアメリカ共和国の東海岸地方生まれ。
建築家の父Poul Clarkeと母Octavia Clarkeの間に生まれる。
成績は優秀で有名なエンジニアスクールに推薦されたが、財政上の理由から一般のスクールに通っていた。
卒業後、Merchant Marinesに入隊し、2年後には高い地位へ昇進した。
Nicole Brennanと数年同棲していた。
父Poulの業務記録は行政命令で機密扱いとなっている。
母Octaviaは後にThe Church of Unitologyへ入信し、家財を売り払い、遂にはVested-levelランクを購入した。

Kinesis

"動性"を意味するように物を動かす能力。言葉通りのKinesisであるのならば、
生物学上で細胞や生物の動きを意味するのであるが、ゲーム中では生きてる物を動かす事はなく、
無生物を動かすだけになっている。ある意味無生物に動性を授けているとも言えるが、
自分で動き回っているnecromorphsをこの能力で勝手に動かす事は出来ない。
(行動不能にした物や切り取った部位を掴む事は出来る)
専用のモジュールがあれば誰でも取り扱えるらしく、
Isaac以外の人間で、外伝作であるExtraxtionの主人公達も扱っている。
左手から発光する光線が物体を掴み、
重量を感じる事なく自身から一定距離の中空に固定し、そのままの状態で持ち運ぶことができる。
掴んだ物体はそのままその場で落とす事も、自分から相手の方に向かって弾き飛ばす事も出来る。
バラバラでないのであれば、液体のような物も固定しておく事が出来るが、
基本的に一塊になっている物体一つしか掴めない。質量自体はかなりの重そうな物まで掴めるようだが、
体積が大きい物は中空に浮かす事が出来ず、レールのように動かせる装置があれば引きずる事が出来る。
ゲーム内ではそのような運搬可能な物にはU字磁石のような青いマークが光っているので、
逆に言えばこのマークがある場所ではKinesisを使って何とかしないと先に進めないと言う事でもある。
どのような原理でこの能力が行使されているのかは不明だが、
便利な能力として宇宙時代で重宝されている事であろう。

Michael Altman

200年前、地球上で活動していた物理学者。
BlackMarker研究の第一人者であり、政府がMarkerの情報を隠蔽したことを糾弾し、その情報を公開する。
科学文明の停滞などから、人類は停滞期を迎えているという考えが広まっていた世間では、
人類の新たな発展を促すという計画が非常に魅力的に映り、やがてMarkerを信奉する宗教が発生する。
組織は当初は小規模であったものの、Altmanが政府によって殺害されたと報じられ、
Altmanは殉教者として扱われることで、信者達によって狂信的に信奉されるようになり、
教義は爆発的に広められ、やがて現在の途方もなく大きな教団となっていった。
Unitlogyの創始者であり、聖人、ということになる。表向きは。

The Black Markerが発見されたとき、その研究企画に首を突っ込んだAltmanは恋人共に政府に拉致され、
ほぼ強制的にMarkerの研究に参加することになる。
やがてAltmanは研究成果を持って施設を脱走し、世間にMarkerと研究成果を公表し、政府を糾弾する。
(この時点で、MarkerとAltmanへの期待から、カルトじみた考えが広まる)
しかし、Altmanは政府によって再び拉致され、再び隔離され、恋人も殺される。

連れ戻された施設ではNM細胞が発見されていたが、事故でNM細胞が流出し、施設はNMの巣に。
AltmanはPlasma Cutterを手になんとか生き延びるが、そこで恋人が殺されたことを知り、絶望する。
だがAltmanはMarkerを危険と考え、Markerを封印するため施設へと戻り、MarkerとNMを施設ごと海の底へ沈める。

事件の直後、Altmanは再び政府組織によって拉致された後、殺害される。
そして、Markerによって人類に新たな進化をもたらすという考えを持った政府官僚たちは、
Altmanを殉教者とすることで、Unitlogyという宗教を爆発的に広め、
さらに自分たちが教団をコントロールすることで、Markerの研究を進めていくのだった。

NecroMorphs

生体再結合子(BIO-RECOMBINATORS)。
Markerから入手した遺伝子組換え技術により生まれた、細胞ともウィルスともとれるもの。
実態は、死体、すなわち死んだ細胞に取り付き同化し、新しい形に作り変えるという反復過程。
他の細胞に感染し、無性生殖によって1分間に20対に増殖する。
そうして生まれた存在は、ある物は死体に感染させるという唯一の目的をもち、
別のものは感染するための死体をつくりだす。※つまり、死体はSlasherにもInfecterにも成り得るということ。
至る所で見かける壁や天井の有機組織はその一部で、ガスを出し生息環境を変化させる。
あるログによると、この有機組織のDNAは人間のそれと同じであるという。
Dr.KyneによってNecroMorphs(死体を変質させると言う意味の造語)と名付けられた。

PlanetCracking

DeadSpace世界における最新の資源採取技術。
重力を操作して惑星・衛星などの天体を破壊する事で通常の採掘では得る事が出来ないような、
膨大な質・量の資源を獲得するための技術。
とは言えこれだけの資源採掘法をもってしても現状採算が取れない状態が続いているようで、
特にこの技術をメインとした事業が多いSprawlでは失業者が9.5%を超えていると言う。
なお、USG Ishimuraは元々このPlanetcrackingを行うために建造された船である。

Power Node

あらゆる装備のパワーアップ用アイテム。
言い換えれば拡張子で、武器(工具)、アーマー及びモジュールの性能を各々底上げする事が出来る。
またマップ内にはこれを鍵としてロックを解除しなければ入れない部屋が存在し、
中には大量の弾薬やアイテムが転がっている。基本的にその総額はNode一つの価値より上である事が多く、
見かけたら積極的に開けた方が費用効果は良い。
ゲーム中で拾って獲得出来る絶対数が定まっており、
またStoreで買うにはかなり高価である為どのように使うかをきちんと考える必要がある。

設定上では電子回路上に組み込まれるバッテリーのようなもの。
それ単体では電池のようなものだが、パワーノードを回路内に組み込める装置に追加することで、
動力に過負荷をかけることで、より大きな動作を生み出すことが出来るらしい。
いわゆるノード部屋のドアは、通常のドアとは異なるロックが利用されているが、
パワーノードによって非常に強い負荷をかけることで、電子ロックを焼き切っている。
Isaacがエンジニアであるという設定を生かすための、小道具の一つでもある。

RIG

Resource Integration Gearの略。
装着者の背骨に沿って装着されている機械。及びその装備一式。
この世界では一般市民から軍関係者まで幅広く普及している非常に多機能なハイテク装置。
設定画によると簡単に取り付けが出来るようである。
非常に目立つ要素としては、背骨にそって生命状態を示す発光ラインを表示する機能。
健康な時は上まで伸び、ダメージを受けると徐々に下に減っていき色も緑色から黄色、赤色に変色する。
バイタルチェックの他にも宇宙空間での酸素確保や、Stasisモジュールの制御もこれ一つでまかなえる。
さらには所持品の管理や音声・映像通信、ログデータの再生、身分証明などの機能もこの装備で行なっているようだ。

ゲーム的には所謂HPメーター。ゲーム画面にHPメーターを表示しないようにして、臨場感をあおると言うアイデアから生まれた物なので、装着者が見れないのではと言う突っ込みは無し。
自身の生命状態は自分で認識出来るだろうし、スーツの胸元の出っ張った部分にもディスプレイがあるので、そちらあたりに情報が表示されたりしているのだろう。
背面に設置してあるのは、光が目立つ宇宙空間などで作業する場合、いざと言う事故の時の救難信号としての意味があると言う話もある。

SHOCK POINT

この世界におけるワープ。USG Ishimuraの項も参照されたし。

Solar Array

Sprawl内のトラム軌道の各路線が集まるTransport Hubのはるか上空に建造された、太陽光からエネルギーを得る施設。
「何年も使われていない」割には、なぜか管理者が常駐している。
かつては重要なエネルギー供給源だったのか、セキュリティ管理システム"ANTI"が常に全区画の
人物行動を監視している。
しかし、たった一人での長期に渡るアレイの勤務に管理者は想像を超えた孤独を感じているようだ。
彼の支えになったのは特別に飼育が許可された小鳥たちだけだった。

ちなみに土星軌道では地球と比較にならないほど太陽光は弱いため、効率100%の太陽電池が
あったとしても作品内の規模での実用発電は不可能と思われる。
また、軌道エレベータがオフラインだったのにも関わらず何故か多数のNMが生息していたりと謎が多い。

Sprawl

DeadSpace2本編の舞台となる、土星の衛星タイタンに造られたコロニー。
元々はまだ確立していなかった惑星破壊採掘の最初の実験場としてタイタンが選ばれ、
その準備として建造されたコロニーであったが、技術が確立した後も初期のコロニーは残され、
そこを基に新たなステーションが増設されていき、現在の姿に至る。
市街地などはタイタンを囲む様に扇状に展開しており、タイタン本土には地球政府セクターが建っている。

Stasis

"停滞"を意味する言葉の通り、生物、無生物の動きを非常に緩慢にさせる事が出来る(完全に停止させる訳ではない)能力。
左手から発した青い光によって、ある程度の範囲にいる対象に効果を及ぼし、
Stasis状態の対象は青い光によって包まれ、数秒程の時間と共に効果は切れる。
敵に使えば素早い動きを封じて攻撃を行え、高速で動く仕掛けなどをゆっくりさせて無効化したりと、
ゲーム中での戦闘と謎解きの両方に重宝するシステム。ただあまりにも巨大な物には効果がないようである。
専用のモジュールがあれば誰でも取り扱えるらしく、Isaac以外の人間、
USM Valorの軍人や外伝作であるExtraxtionの主人公達に、医療現場ではStasisベッドも存在する。
使用回数には制限があり、Isaacの右肩にある円状のメーターがエネルギー残量を示す。
エネルギーはアイテムなどで回復出来るので、使いどころなども見極めなければならない。
どういう理論で遅くしているのかは分かっていないが、特徴として
  • 物体そのものの時間が遅くなっている。Stasisが掛かってる相手を突き飛ばせば、仰け反ったり、吹っ飛ぶ時もゆっくりになる。
  • 何らかの影響で耐性が付けられる。
  • 暴走すると逆に自分が素早く動ける。
等あげられる。ともかく便利な能力として宇宙時代で重宝されている事であろう。

The Black Marker

200年前地球で発見された謎の物体。異星人による建造物らしく、螺旋に絡まる四角錐のような外観で、大きさは数メートル。
全体に言語ともとれる記号が記されてあり、解読する事で得た情報から入手した遺伝子組換え技術を使うと、死んだ細胞は再結合し組織は自己再生する、所謂necromorph細胞を作り出す事が出来た。

The Church of Unitology

科学者Altmanの主張を基とする宗教。創立から200年と言う、そこそこ歴史のある宗教で政府と対立している。
The Black Markerを経典とし、その主義は、
「死は始まりに過ぎず、現世の死によって永遠の共同体であるunityに生まれ変わる」というもの。
信奉者は数百万人。企業のCEOや国家の官僚にも多数いる。
地球の2大金融機関(GPSG FinancialとEnergy Investments)を所有。
信者は、Markerには、復活と昇天という永遠の命へのキーがコード化されていると信じている。
一般の信者や「initiate」ランクの上に少なくとも3つのランクがあり、ランクに応じて教会の内部事情を知ることができる。
ランクは単純に教会へのお布施や費やした労力によって決定される。
亡骸は聖なるものとされており、死後は遺体を教会へ寄贈することを求められ、宇宙船へ運ばれる。
Dead Space2では冷凍保存されている死体があるUnitologyの教会も登場している。
あちこちに独自の文字を使いメッセージを残している。

その実態は一部の政府関係者によって作り出された組織。
Black Marker発見の後、『人類を新たな段階にステップアップする』という目的の下で、
研究資金を集めるために作り出された大がかりなダミー組織であり、教義云々は単純なカモフラージュ。
創設者とされるAltman自身、その計画で殺害された被害者でしかない。

Unitologyは基本的に政府がコントロールしてるとはいえ、
Altman殺害の経緯から、Unitologistは政府を敵対視しているうえ、
Markerを聖体と崇め、求めようとするUnitologistと、
Markerを研究資料として監督する地球政府の間では、Markerを巡って様々な問題が起こる。
(1の石村船長とKendra、2ではDianaとTiedemannの関係がそれにあたる)

The Red Marker(Marker 3A)

The Black Markerを模して、Altman主導で政府によって作られた建造物。
オリジナルのThe Black Markerとの違いは色だけとされており、設計図さえあれば人間の手でも製作は可能なようで、sprowlの政府セクターではその制作過程が分かる工場のような物も存在している。
Markerの周辺には「Dead Space」場が作り出され、Hive Mindを抑制し、
遺伝子組換え技術による再結合を止めるのでnecromorphsも活動を停止する為この力場内には近づけない。
起動すると、音波から脳波にいたるまで幅広い周波数帯におよぶ複雑な律動的パターンを発する。
そのパターンは通信機器に微細な影響を与え、周辺の人間に対し、痴呆、抑鬱、不眠、幻覚の症状を引き起こし、知能レベルが高い人間には一種の図形映像が見え、そうでない者には凶暴性が発揮されると言う。
破壊され掌大の大きさの破片程度でもその影響力は大きく、幻覚症状としてその対象にとって大切な人物の幻覚を見せる傾向があり、ゲーム内ではDr.KyneやIsaacは妻や恋人の姿等、家族や同僚と言った姿が確認されている。
200年前実験のためAegis7で起動し、同時にnecromorph細胞の研究も行われていたようである。
後にその致死性の有機体(necromorph細胞)による感染がおこり、Aegis星系は丸ごと封鎖され、
同時に研究結果やRed Markerの所在についても闇に葬られる形となった。
本来はAegis星にある装置の上で力場を増幅させ、星にいるnecromorphsの活動を抑制するのが目的である。
その意志としてMarkerを所定の場所に戻す事を望んでいたようであるが、同時にnecromorphsの増殖を促しているようにも見え、未だに謎が多い物体である。
オリジナルのMarkerが何故地球にあったのか、そこに書かれている情報に何故死んだ細胞の再結合方法などが記されていたのか、この存在の本来の目的は何か、人間に幻覚などを見せるのは何故なのか。
と様々な疑問がのどれもが未だ憶測が飛び交うばかりである。

Twinkle, Twinkle, Little Star

ご存知童謡のキラキラ星、その英語版。ゲーム本編ではオープニングの代わりにこれが歌われており、
そのオープニング自体が主人公の死亡シーン集である内容と相まって、世界最恐のキラキラ星としても名を馳せている。
ゲームだけでなく外伝作にも何らかの形で一度は挿入されている歌で、
単なる作品のテーマ以上に何かしらの暗喩があるのかとも言われている。

USG Ishimura

船長:Benjamin Matthius
前作DeadSpaceの舞台となった宇宙船。
最初の大型プラネット・クラッカー艦であり、同時にもっとも有名なPC船でもある。建造62年。
商業利用や外宇宙遠征目的のための大規模なショックポイント・ドライブを搭載した最初の大型宇宙船。
巨大な重力ロープを使い小惑星に取り付き、鉱石融解用ベイに取り込むという「スキャン&キャッチ」技術を用いる。
ショックポイント・ドライブを発明した宇宙物理学者石村ヒデキに因んで名付けられた。
Markerを発見するために違法採掘を行っていた。
なお、DS1でNicoleが登場した一年後には退役予定であったらしい。

工具

このゲーム、及びDead Spaceシリーズを象徴とも言える要素。
作中に登場する多くの装備は、資材切断などを初めとする工業用品であり、戦闘用ではない物がほとんど。
本来なら人に向けたりするものではない工具達が、何故作中では主な装備として扱われているかは、
Necro Morphの生物的特徴、そして主人公であるIsaac Clarkeと密接な関係がある。

Necro Morphは脳・循環器・神経器などといった一般的な急所を破壊しても生存可能である。一方で、総量を減らせば力を損なう。結果、「四肢切断するなどで単体部位の総量を減らす」といった過激な対処法が現場から生まれた。
一般的な軍事兵器は、『人間を行動不能にする』ために作成されているので、『人型生物の四肢をぶっ飛ばす』というような、過剰な攻撃力を付加されることはない。
逆に、作業用の工具はデカくて頑丈な物を切り刻むために作られている。
その有用性は様々な点で立証されており、Necro Morphと遭遇した人間達の多くは、
これらの工具を用いて戦闘することをたびたび立案している。

人に向けたら危険、といった程度の工具が、恐ろしい破壊兵器となっているのは、
工具という装置の特殊性に加え、それらを操る人たちの特殊性が大きい。
工具を武器に転用するという発想は、工具がいかに危険な物かを認識している人間によって生まれる物だが、
そのように工具に慣れ親しんでいる現場作業者達は、概ねの場合、工学について豊富な知識を持っている。
それらの有識者によって、安全装置を解除する、あるいは出力に過負荷を与えるといった改造を施されることで、『人に似た体格を持った生き物の身体を効率よくばらばらにするための道具』として、生まれ変わることになる。

また、優秀な工学者にかかれば、軍事兵器をより凶悪に進化させることも不可能ではない。
一方、「工具」ならではの欠点も本作では再現されている。主に「連射力の不足」「リロードの遅さ」である。ものづくりのために部材を解体するにあたり、連射の必要はない。むしろ一発一発を確認しながら行うべき工作作業において、連射や素早い再装填はむしろ問題ですらあるのだ。

渾名

他のゲームの例に漏れず、このDead Spaceにもあだ名を付けられているキャラは多い。
有名な例をいくつか上げておくと
  • Slasher=(ポクテ)/ 両腕を上げている姿がアニメ「ジャングルはいつもハレのちグゥ」に登場する動物「ポクテ」に似ていることから。詳しくは敵紹介ページにて。
  • Leaper=(サソリ、サソリーパー)/ 鋭い刃状の切っ先を持つ尻尾になった下半身を持つその外見と、攻撃方法から。
  • Lurker=(赤さん)/ 新生児(の死体)が素体となっていることからこの別称で呼ばれるようになった。何故か赤"ちゃん"ではなく赤"さん"と、さん付けされている。おそらく、「まさに外道」のネタで知られる乳幼児の渾名である「赤さん」からきたものだと思われる。
  • Infector=(エイ)/ 見た目が魚のエイに似ているから。
  • Exploder=(神風くん、からあげクン、松永etc)/ 文字通り特攻攻撃を仕掛ける所が神風特攻隊にちなんで名付けられた。シリアスサムの例の彼から来ているかもしれない。その左手が唐揚げに似ている事からからあげクンとも呼ばれている。そして松永は日本の武将の松永久秀(弾正)から。懐に仕込んだ火薬入り釜で自爆して死んだ逸話にちなむ。
  • Pregnant=(妊婦、デブ)/ 名前のまんま、日本語訳しただけ。
  • Puker=(ゲロ、ゲロリスト、ゲロモーフetc)/ 行動がそのまま渾名になっている。
  • Brute=(ゴリラ)/ 安直すぎる程そのままなネーミング。実際モチーフはゴリラらしい。
  • The Pack=(お子さん、子供ーフ、園児etc)/ 幼児の死体が元になっている事から。特に学校のステージでは皆元気よくIsaacさんにじゃれ付いて来る。
  • Guardian=(壁男)/ 壁の肉塊からそのまま体が出ている姿から。男の死体が元なのかは不明。
  • Crawler=(赤さん爆弾、爆さん)/ Lurkerと同じ死体なので。Lurkerありきの渾名と言えるかもしれない。
  • Divider=(海産物、ノッポさん、ヒョロノッポetc)/ 人間の体から最もかけ離れた状態でありながら、全ネクロモーフ中一番人間に近い、その背の高さが由来。さらにバラけた状態で、頭の部分がタコ、手足の部分がカニに見立てて海産物とも呼ばれている。Markerがマグロと呼ばれるこの界隈では、海産物的な発想がでてくるのだろうか。
  • Ubermorph=(再生くん、不死身くん)/ 何度攻撃しても殺されないその圧倒的再生力から。同じ理由でHunterもそう呼ばれる事がある。というか元はHunterに対する渾名だった。
  • Twitcher=(スーパーアスリート、エクソシスト)/ シリーズ1作目に登場した際には、その挙動の早さからスーパーアスリート等と呼ばれ、続く2の外伝Severedに登場した際には体を大きく仰け反らせ、ブリッジをしながら移動しているかのようなその挙動が、映画の『エクソシスト』で悪魔に取り憑かれた少女リーガンがブリッジしながら階段を下りるシーンを彷彿とさせた事から。
なお、Slasher、Leaper、Lurker、Puker、Bruteは体色が黒色になり、頭にSuperが付く。
その場合は渾名の頭に黒が付く事で表現されている。
例;)Super-Slasher=黒ポクテ、Super-Lurker=黒赤さん
  • Isaac=(三)/ 所謂顏文字。他にも(二)や(圭)や|¥|等、スーツによって幾通りも表現のしようがある。
  • Marker=(マグロ、マグロの切り身)/ シルエットが魚の鮪に似ている事から来ている。それなら鮭でも通じそうな気はするが…。

一応明記しておくと、飽くまでここに上がっている渾名で100%通じる訳ではなく、こういう渾名がある、
この敵キャラにはこういう風なイメージがある程度の認識が必要である。
当然日本語なので日本ローカルの渾名である。
少なくともnecroMorphsには行動なり外見なり、かなり特徴が多い事はよく分かる。

木の温もり

チャプター3の商業エリア内に存在する、扉からひときわ異彩を放つ謎の店舗。
広告文には「authentic.正統」「synthetic.合成」「 durable.長持ち」と書いてあるが…
店頭には盆栽が置いてあるため、遺伝子組み換え盆栽か人工盆栽屋なのかもしれない。

その他メディア展開

  • Dead Space Extraction
ゲーム版第二作目とも言える外伝作。Wii専用FPS形式のガンシューティングで、現在はPS3版も存在する。
謎解き要素はほとんどなく戦闘とストーリーを追いかける物となっており、
Aegis7から逃げるようにIshimuraへと向かうその足取りから、
エリアのほぼ半分は前作で登場した場所を逆方向へと進んでいく形となる。
アイテムボックスの配置、施設破損の様子など「なぜ前作であのようになっていたか」がわかるシーンも多く用意されている。
こいつらのおかげでChapter4の隕石シューティングが…とか言ってはいけない。
その取っ付き易さから日本でも(グロ描写を押さえる修正済みの)和訳版がちゃんと発売されたが、
本元が日本未発売な物で、シリーズをプレイする人は既に本元を知っている人間が多いだろうこのゲームは、
存在意義自体が微妙とも言える。
キャラクターの中には前作(Dead Space本編)に登場したキャラNicole Brennanも登場するが、
本編のひどいネタバレも存在するのでやはり本編をプレイしたからこちらを遊ぶのが良い。
また本編と別の形で新たな謎が出てたりと新たな考察の余地が出る作品でもある。
そしてゲームパッケージが若干B級ホラーチックなのも特徴。
2のマルチプレイではこの物語で登場したNathan、Lexine、Wellerの三人が使用可能であると言う。
  • Dead Space: Downfall
事件が起きる前のAegis7コロニー、及びUSG Ishimura内で起きた事件を描く前日譚である、
およそ一時間のOVA作品。
主人公と言えるキャラにP.C.S.I. Securityのリーダーである、Alissa Vincentと言う女性がおり、
事の顛末を伝える形で物語を語り、どうしてIshimuraでnecromorphsが跋扈するようになったのか、
その最初の感染経路や、necromorphs相手に銃よりも部位を破壊するような工具を用いて戦うようにする、
その最初の戦闘経験を記録したり、Dr.Kyneの独断による脱出経路が無くなった理由や、果てはMarkerの謎について等かなり重要な事が描かれている。
パッケージもゲーム版を意識した物だが、こちらはゲームパッケージより想像の余地無しの悲惨な物となっており、
同じく内容のグロさやその結末も言わずもがなである。こっそりとエンディングにはゲームキャラが声だけ参加している。
  • Dead Space: Aftermath
事件が起きた後のAegis7星系、及びUSG O'Bannonをメインに描いたおよそ90分のOVA第二作品。尚Aftermathは余波を意味する。
内部が破壊され航行不可能になったUSG O'BannonにUSM Abraxisが調査に来た事から物語は始まる。
ゲーム第一作最後にIsaacが脱出した後のAegis7コロニーに、Red Markerの残骸を確保すべくUSG O'Bannonのメンバーが到着。Markerの残骸を確保する事に成功したものの、以前影響力が残るMarkerによって、
精神汚染された者が再び現れ始め、当時技術顧問であったNolan Strossがこれを調査する事で再びnecromorphs細胞を作り出してしまい、やっぱりnecromorphsが大量発生。O'Bannonは事実上航行不能に陥ってしまう。
最終的にO'Bannonで生き残った人間は四人で、その四人から何があったのかを聞き、回想する形で事の真相が綴られる。
それ故現在の時間軸が3Dアニメ、回想シーンがセルアニメ、と言う区別方法で表現されているのだが、四人の回想シーンはそれぞれ別々のアニメ会社(アメリカや韓国)が担当している為、全てのアニメが全く違う。具体的に言うと施設の様子、服装、キャラの顏、果ては肌の色、等々…。声以外の共通点があまりに見つけ辛く、単体のアニメでの出来は非常に良いのだが、キャラがよく分からないと言う仕上がりになっている。
Dead Space2と同じく2011年1月25日発売。
  • Dead Space: Ignition
こちらは2の事件の前日譚を描くダウンロード専用無料(現在は有料)ゲームで、道中のイベントは基本的にインタラクティブコミックと言う手法で表現され、所々にある仕掛けをパズルゲームとして解いて行くと言う流れ。
舞台は2と同じ土星軌道上衛星のコロニーSprawlで、エンジニアであるFranco Delilleがパズル要素担当、
CDPのSarah Andersonがイベントの戦闘を担当しており、Plasma Cutterを持った彼女が戦闘を頑張ってくれてるおかげで、FrancoがIsaacよりもよっぽどエンジニアらしい活躍を見せてくれる。
理由は明らかになっていないが、Sprawlで突如Necromorphsが発生してから施設が崩壊して行く様子を描いており、4通りのマルチエンディングが存在するものの、実質的には1通りである。
せいぜいSarahの死に様が変化するくらいである
姿は見せない物の物語の最後でIsaacが少しだけ登場している。その逆にFrancoも2本編の冒頭で登場しているが、その役回りは『悲惨』の一言に尽きる。
開始数分も満たずにInfectorにやられ、一番最初に登場するSlasherとなっている。
一周でもクリアすると2本編のオリジナルコンテンツとして、
exclusive suitをアンロックすることが可能である。
2010年10月にリリース、詳しくはトップページのリンクより。
  • Dead Space: Salvage
Ignitionと同じようなグラフィックノベル形式の作品で、こちらはゲーム第1作の後日談。
漂流するUSG Ishimuraを見つけた宇宙のがらくた集め屋が、宝の山と思い近づいた事から物語は始まる。
2010年12月発売。日本語訳は未発売。
  • Dead Space: martyr
DS本編より200年前、Black Markerが発掘された時代の物語。
現在ではUnitlogyの創始者と言われるMichael Altmanが主人公であり、
Necromorphとの邂逅や、それによる惨劇と、Altmanの戦い、
Unitlogyが創設された理由など、DS本編の鍵となる要素が数多く描写されている。
こちらも2010年12月発売。日本語訳は未発売。
  • Dead Space Sabotage
現在その詳細は伏せられている。
  • Dead Space (mobile)
シリーズ2作目の時間軸で起きた別の事件を描いたストーリーで、iPhoneとiPod touch等でお馴染みiOS配信。
のちにAndroid端末にも配信された。

システムは従来のシリーズと同じく、主人公を操作しながら敵と戦って行くTPSゲームで、
12のchapterを攻略しゲームを進めて行く内容となっており、
やはりchapter毎の頭文字を繋げると意味のある言葉になる。
土星軌道衛星ステーションSprawlにて、極秘の任務を帯びたコードネーム"Vandal"を操作し、
任務を遂行して行くと言うストーリー。
主人公は前作のレベル6スーツに似たようなスーツを装着しているので、KinesisやStaisisも使用可能であるが、
武器となる工具はstoreで買うのではなく道中見つけて使用するようになっている。
中でもPlasma Sawはシリーズでも数少ない近接武器で、素手攻撃の代わりにこれを使い敵に近接攻撃を行う。
ただ姿勢制御装置が無いのか、無重力空間ではまっすぐにしか移動が出来ない前作と同じ仕様のままである。

DLCとしてパワーアップアイテムを購入できる。
金さえ払えば、序盤からLevel4RIGを入手したりPower nodeを20個手に入れて好き放題アイテムをアップデートできる。
+ ネタバレ
熱心なユニトロジー信者であったVandalが、ユニトロジー教団と政府の真意に気づかずに工作任務を遂行し、
結果として「Sprawl」にネクロモーフを蔓延らせてしまうまでを描く。
DaianaやTiedemannも声だけであるが登場する。
Vandalが稀に砂漠の中に立つMarkerの幻覚を見るのは、TiedemannによってRIGに細工を施されたためである。

Chapter11で拾える「PERSIONAL LOG, RIG 438642」という2つのログは、Vandalが遺したものであり、
2つのうち前者は何も知らないまま任務を開始した直後、
後者は暴走するリアクターコアを止めるためにコアへ決死の突入を決行する直前のものである。

なおコードネームからも分からず、声も野太い(ストンプ等の声はかなり怖い)から分からないが、
Vandalの本名はKarrie Nortonと言う列記とした女性であり、
ゲームクリア時と2本編内のlogを聞かないとまず女だとは分からないようになっている。

  • Dead Space2: Severed
2と同じ時間軸のSprawlが舞台の2の外伝作。DLC形式にて配信。
主人公はExtractionに登場したGabe Weller軍曹。妻であるLexineを助けるために命令を無視して行動する。

と、まあざっとあげるだけでもこれほどの外伝作が存在し、既にシリーズ3作目も開発中だと言う。
Dead Space自体がゲーム一作だけとは思えない影響力がある事をまざまざと物語っていると言える。
EAの傾注によっては今後の展開に、更なる外伝作の増加も十分考えられる。



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    『たかり』とか、『FUTURE EXPANSION』とか -- (名無しさん) 2011-02-09 00:05:58
  • Dead Space: Ignitionは現在$3.99ですよ -- (名無しさん) 2011-02-10 17:38:21
  • アフターマスにアイザックさんは出ていませんよ。 -- (名無しさん) 2011-02-13 00:41:45
  • 名前「だけ」なら出ていましたが。 -- (LATONA) 2011-02-13 01:19:19
  • プラズマカッターの説明いるのか?内容もふざけてるし、いらなくないですか? -- (名無しさん) 2011-02-14 15:59:38
  • 確かに、プラズマカッターの説明でもなんでもないし、文章自体も気持ち悪いな。 -- (名無しさん) 2011-02-14 19:19:41
  • 工具にすげ替えてみた。
    なんかおかしかったら勝手に修正お願いします。 -- (名無しさん) 2011-02-14 21:51:51
  • 工具の項目でアイザックさんの名前の綴りが間違っていたので
    修正しておきました。 -- (LATONA) 2011-02-18 23:31:16
  • THE PACK はキーボードクラッシャー関連があってか
    最近はキークラとかクラッシャーさんとか呼ばれる方が多い気がする -- (名無しさん) 2011-11-15 20:54:54
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