リセット
右手から何かがすり抜ける様な感覚と、立てられた音。八尾比沙子が最初に認識した物はそれだった。
続いて生じたものは、暗闇に閉ざされた視界と止まっている足取りに対する疑問だ。
状態として考えれば何という事はない。単に目を閉じて立ち止まっているというだけの話。
だが、八尾には目を閉じた記憶も無ければ立ち止まった記憶も無い。彼女は今、不入谷教会を出て、屍人達の目を掻い潜りながら刈割方面へと向かっていたはずなのだ。
閉じていた目を、ゆっくりと開いてみる。その瞳にまず映り込んだ物は、通路奥の扉。
――――通路。自然と空に目が向いた。あるのは点滅し、消えかかっている蛍光灯。そう、ここは通路だ。屋外に出ていたはずの自分が、気付けば今は赤黒く染まった通路に居る。
また、例の症状だ。
これまでにも時折あった記憶の途切れ。それがまた起こったらしい。刈割方面へと向かってからの行動。今の自分がしようとしていた事。一切が思い出せない。
記憶障害――――そう言ってしまえば、そうなるのだろう。
この記憶の途切れは、時には何日分にも、何週間分にも及ぶ事もある。その間の彼女自身は、ただ寝ていたり呆けていたりする訳ではなく、普段と変わらぬ行動を取っている様なのだ。記憶には残らずともそれは、他人の言葉であったり、記録であったり、様々な形で痕跡として残されていた。
自分を制御出来ず、自分の行動に責任を持てない障害。そんな障害を彼女は抱えている。常識的に考えればそれは、重病だ。
だが、彼女がそれ自体に悩まされた事は、一度として無かった。そのせいで不安を感じた事も、困惑した事も、たったの一度だって無い。
記憶が無い間でも彼女は求導女としての役割はこなしていたのだし、自分を取り戻した時に居る場所は必ず羽生蛇村の何処か。それから成すべき事も不思議と理解出来ていて、迷いなど感じる事も無く次の行動に移れた。
安寧。彼女の心は、いかなる時にも常に安寧に包まれていた。まるで絶対的な存在がいかなる時でも己を支え、導いてくれているかの様に。
だから、記憶が途切れようともどうという事はない。いつもと変わらぬ慈愛に満ちた笑みを浮かべ、己の心に従い成すべき事を成せば良かった。しかし――――。
「ここは……何処……?」
それも、此処に到るまでの話だ。
当たり前のものとして心に在った安寧は今、何故かすっかりと鳴りを潜めてしまっていた。
代わりに胸中を支配している言い知れぬ心地悪さは、例えるならば、母親から手を放され、姿を見失ってしまった幼子が抱くそれに近いだろうか。
つまりは、かたちのない不安と、怯えと。そして、それらの感情が織りなす鮮烈な焦燥だ。聖女の笑みとは程遠い、固く強張った表情が、彼女の心情を雄弁に物語っていた。
八尾は蛍光灯から視線を外し、ぎこちなく、ゆっくりと、辺りを見渡した。
目に入るのは赤黒く汚れた壁と、金網。それらによって仕切られている通路。通路はちょっとしたT字路になっており、八尾はその分岐点に居る。
彼女の左側の壁には扉があり、その横には『EAST AREA』と壁に直接書かれた青い文字。床一面に乱雑に配置されているのは大量のストレッチャーだ。
蛍光灯。壁。金網。扉。文字。ストレッチャー。視線を移す度に記憶を掘り返す。何処を見ても、八尾には見覚えや心当たりは全く無かった。
ストレッチャーから連想出来る施設は病院だが、羽生蛇村にある病院は宮田医院ただ一つ。しかし、宮田医院にはこの様な場所は無い。ここは、宮田医院ではないのだ。ならば――――ここは何処なのだ。
自分の居場所が把握出来ない。その上、この様な場合、それでも理解していたはずの次に移るべき行動も何も浮かばない。では、自分はどうしたら良い。
額から嫌な汗が滲み出ていた。髪がそれを吸い、強い不快感を伴ってへばりつく。
無意識に八尾は髪を掻き上げようと、髪の隙間に指を絡ませ――――ふと2つの違和感を覚え、手を止めた。
指に触れる物体がある。髪に何かが付着している。何かの塊の様なものと、白い毛の様なものだ。
髪に絡めた指を、ゆっくりと頭から離し、目の高さで止めた。掌に付着しているのは何かの肉片の様な物体。そして、肉片の血脂で汚れた、大量の『白い髪の様なもの』だった。
「これは、何なの……!?」
八尾はその『白い髪の様なもの』を取ろうと引っ張った。が、直ぐ様頭皮に痛みが走る。取れるのは肉片だけだ。
何度か繰り返し、漸く理解した。これは、紛れもなく八尾自身の頭髪なのだと。何故か、自分は白髪になってしまっているのだ。
その事実に気付き愕然とする八尾の掌から、肉片がコロリと転がり、落ちた。やや遅れて肉片を目で追った八尾は、その時初めて己の足元に視線をやり、思わず小さな悲鳴を上げた。
そこにあるのは人間の下半身だった。上半身があったと思われる場所には、大量の肉片と骨片が撒き散らされている。
死体の側に、やはり肉片が多数付着しているワインの瓶が落ちていた。それを見た時――――右手に、1つの感覚が蘇った。
「…………私……これを、持っていた……?」
持っていた、という記憶は無い。だが、右手から何かがすり落ちた感覚と、手を酷使したかの様な疲労は確かに残っている。
そして、瓶の肉片が自身の髪に付着しているものと酷似している事に気付くまで、そう長い時間は要さなかった。
ハッとして、八尾は自身の全身を見回した。肉片は、髪だけではなかった。身体中に付着している。改めて見れば右腕にも。何故今まで気付かなかったのかが理解出来ぬ程満遍なく、だ。否が応でも、連想出来る事はただ1つ。
「私が、この人を殺した……?」
体温が急激に上昇し、全身が熱くなった。
自分は、一体何をしていた。人を殺した。そんな事をするはずがない。するとは思えない。
だが死体は存在する。瓶も持っていたのも自分の様だ。身体中に肉片も浴びている。
自分が殺したとしか思えない。誰を――誰を殺した。あれは誰だ。何故、どうして殺した。
そもそも自分に一体何が起きた。何故白髪になっている。何故ここに居る。自分は、何処に来てしまったのだ。
自分は、一体何をしていた――――。
疑問が次々と、頭の中に押し寄せる。答えは決して出せはしないのに、ぐるぐると脳裏を駆け巡り続けている。
安寧とはかけ離れたところにある感情――――とても堪え切れない恐怖心が膨れ上がっていた。
たまらず八尾は、踵を返して走り出した。慣れぬ恐怖に耐え切れなかった。
とにかく逃げ出したくて、短い通路を懸命に走る。すぐに袋小路に突き当たるが、そこにも1つの扉があった。八尾は一瞬足りとも考える事無く、その扉に手をかけた――――。
八尾が逃げ込んだその扉の先は、何かのトラブルか辺り一面が凍り付いている低温の部屋だった。
先に進もうと部屋の奥まで入り込んでみたが、そこにはいくつかのコンピューターや機械が並べられているだけで、他の扉や窓は見当たらない。
どこかに逃げるにしても、先の通路を戻らねばならないのだ。あの、おぞましい死体のある通路を。
熱を帯びていた身体と、パニックを起こしかけていた頭が急速に冷やされていく。荒く吐き出される息は白く変わり、寒さを強調しているかの様だった。
「……いつまでもは、居られないわね」
とても長くは留まっていられない部屋と、そして、選択肢が1つしかない状況。
幸運にも、と言えるのだろうか。2つの悪条件は逆に、八尾に幾ばくかの落ち着きを取り戻させる事となった。
体温が徐々に奪われていく。身震いを起こす身体を思わず抱き竦めたくなるが、求道服が死体の肉片だらけだという事を思い出せば、それも躊躇われる。
八尾は適当に氷を掬い上げ、それで身体の肉片を拭い落とし始めた。掌の上の体温で程良く溶け出す氷は、こびりついた肉片を適度に落としてくれる。
白く変わり果てた髪――――何故こんな事になっているのか皆目見当もつかないが――――の汚れも丹念に落とす。
その作業の中、八尾は記憶の確認を試みた。何か覚えている事で役に立つ事があるかもしれないからだ。
最初に思い出せるのは、儀式が失敗し羽生蛇村が赤い海に沈んで異世界化してしまった事。
村の外から来た少年、須田恭也と出会い、屍人達の目を盗んで不入谷教会まで避難した事。
教会まで響いてきた悲鳴を聞き、恭也がその誰かを助けに向かった事。
恭也と入れ違いで教会にやって来た前田夫妻から娘の知子が行方不明という話を聞き、1人で探しに出た事。
そして――――――――いや、そこまでだ。思い出せたのは、前田知子を探しに向かったところまで。それから先の記憶は完全に失われていた。
「あの子達はどうしたのかしら……? 」
恭也は悲鳴の主を助け、教会に避難出来たのだろうか。
知子は屍人達に襲われてはいないだろうか。
2人の子供達の安否を考えると、先とはまた違った種類の焦燥で胸が締め付けられる。
そもそもあの時点で無事であったにしても、あれからどれ程の時間が経過しているのかも分からない今もそうだという保障は何処にもない。
可能性としては、自分と同様にこの建物内、或いは建物付近にいるという推測も成り立つが――――。
「……そうね。探してみましょう。もしも何処かに隠れているなら、助けてあげないと」
目に見える範囲で、手の届く範囲で、肉片は全て拭い落とした。求道服に染み込んだ血や脂までは流石に取れないが、それは諦めるしかない。
当面の目的を決めた八尾の顔付きには、不安は残っているものの、普段の落ち着きもどうにか取り戻されている。
とにかく、知子達を探す為に建物内を調べてみなくては。
八尾は扉の前に立ち、手を伸ばす。1つ、身震いが出た。それが寒気のせいか、通路の先にある悍しさのせいかは八尾にも分からないが、怯えがあるのは事実だ。
目を閉じ、大きく呼吸をする。子供達の為に。そう己を奮い立たせて、八尾は扉を開いて通路に出た。
自分が立っていた『EAST AREA』と、赤いランプで照らされた扉の先の『WEST AREA』。それを繋ぐ連絡通路。
建物内を歩き回り、幾つかの部屋を調べて分かったのは、この場所はどうやら巨大な研究施設だという事だ。
各部屋の設備、部屋に置かれていたファイルや設備の説明書きを見れば、機械に強くない八尾にもそれは推測出来る。
奇妙なのは、ファイル等に書かれていたのは全てが英語だったにも関わらず、日本語として理解が出来た事。
至極単純な英文くらいならば彼女にも何とか分かるが、それ以上となれば読み解ける教養は無い。ましてやこういった施設で使うような専門用語では尚更だ。
では何故理解が出来たのか。この新たな疑問も、答えは見つかりそうにはない。今は脳裏の片隅に置いておく事としよう。
『WEST AREA』の通路の1つは瓦礫に阻まれて通る事が出来ず、八尾は連絡通路に戻った。
3方向に分岐する3つの通路。通路脇の手すりの向こうは、奈落の底にでも通じていそうな程に深い穴だった。
上を見れば、数十m程先に別のフロアらしきものが見えるが、あそこにはどうやって行けば良いのだろう。3つ目の――――最後の扉から行けるのだろうか。不安と期待の入り混じった感情を胸に、八尾は最後の扉を開いた。
扉の先は今まで同様の細い通路だったが、その少し奥で通路は大きくひらけている様子。それはこれまでのエリアとは僅かとは言え、確かな違いだ。
通路に足を踏み入れ、慎重に進む。奥に行くに連れて見えてくる物があった。それは黄色い色をした、車よりも大きな乗り物の様な物体だ。
「これは……電車?」
これまでに羽生蛇村から出た事の無い八尾はテレビの映像以外では電車というものを見た事は無い。そんな乏しい知識だが、この巨大な物体が何であるかといえば電車である様に思えた。
恐る恐る近付いて行き、『電車』を見上げる。電車というものは線路の上を移動する乗り物のはずだが、周りにはそんなものはない。ならば何故こんな所に電車が置かれているのだろうか。
――――と、何かが視界の端で動いた。見上げる視界の、更に上だ。
八尾は誘われる様に顔を真上に向けた。そこには天井も無く、連絡通路同様に吹き抜けになっている。
その吹き抜けの遥か上方に、微かな光が揺れていた。まるで人が持つ懐中電灯の明かりのような光だった。
だが、それに気付いた八尾が何かしらの反応を示すよりも早く、光は消えてしまった。慌てて八尾は空に向かい、声を上げた。
「誰か、いるんですかーー?」
光までは、少なく見積もっても50~60mはあっただろう。
声が届くかどうかは難しいところだろうが、それでも人が居るのかもしれないのであれば一縷の望みに賭けるしかなかった。
しかし、声をかけてから数秒程が過ぎても、光が再び現れる事は無い。
声が届かなかったのか。それともあの光は人が発したものではなかったのか。その判断はつかないが、もしも誰かがいるのならばそれだけは確かめておかねば。
確かめるだけならば、今の八尾にも可能だ。
八尾は静かに目を閉じた。間もなく――――灰色の砂嵐が見え始めた。
意識を、集中させる。砂嵐の中を、薄暗い吹き抜けの中を、上方へ、上方へと。己の身体より意識のみを解き放ち上昇させるイメージを、脳裏に描き出す。
やがてそのイメージが、1つの視界を捉えた。砂嵐は唐突に止み、鮮明な映像へと移り変わる。
肩越しに『視界』と視線を合わせ会話する金髪の女性の姿。映し出しているのは、それだった。
『――――それがどうかしたのかしら?』
『……いいや……何でもない』
『視界』の人物は、男性の声を発していた。
女性と会話を続けながら歩く彼が見ている風景の中には、外国風の建物が連なっている。そこは、とても羽生蛇村の様相とは似ても似つかない。
八尾は『視界』に集中する。自分のいる場所の特定への糸口を掴もうと、懸命に『視界』の映像に、音声に集中する。
だが、肝心の事は何一つ見つけ出せぬまま、『視界』は乱れ始めた。男性との距離が開きすぎている。幻視の限界だ。
『視界』が完全に砂嵐に、音声が完全にノイズにリセットされると、八尾はその目を開き、暫くの間、何をするでもなく吹き抜けを見上げていた。
吹き抜けの先に、人は居た。
吹き抜けの先の世界も見覚えは無いが、彼らや他の誰かに話を聞ければ何か分かるかもしれない。
だが、それには結局ここから出る必要がありそうだ。出口を見つける為、そして知子達を見つける為、探索を続行しなくては――――――――。
【Dー3/研究所地下4階・ターンテーブル付近/一日目夜】
【八尾比沙子@SIREN】
[状態]:半不死身、健康、人格が変わったことによる混乱
[装備]:無し
[道具]:ルールのチラシ、サイレンサー
[思考・状況]
基本行動方針:須田恭也と前田知子の捜索。
0:とにかく、誰かに話を聞かないと。
1:須田恭也と前田知子がいるならば、探し出して保護する。
2:建物(研究所地下)の調査、及び脱出。
※主人格での基本行動方針は「神が提示した『殺し合い』という『試練』を乗り越える」です
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ラクーン大学の門をくぐった先の広場に並べられている、巨大な八角を形作る鉄柵。中には、同じく巨大な八角形の穴がぽっかりと開いていた。
落ちぬ様に細心の注意を払いながら上半身を乗り出し、レオンは穴の中心に向けて懐中電灯の光を差し込んだ。照らし出せたものは、何もない。
穴の側面に光を移せばいくつかのランプの玉がそれを反射して煌めきはしたが、他には特に気になるものはない。とりあえず分かったのは、穴は面積だけでなく深さも相当なものだという事だけだ。
「どうしたの? 校舎はこっちよ?」
「ああ、ちょっと気になっただけだ。ミヨ。地下に行くリフトみたいだが、こっちは調べないのか?」
「勿論必要とあらば調べるわ。でもまずはこっちから、ね」
「……了解」
レオンが身体を引き戻した時、マスク・オブ・ゾロやバットマンに憧れでもしているのか全身に黒を纏う女――――鷹野三四は、くすくすと笑いながら既に校舎へと歩を進めていた。
ただでさえ暗く、視界が効きにくい中の黒ずくめ。暗闇に溶け込んで見失ってしまいそうな錯覚を覚え、慌ててレオンは三四の背を照らし、足を速めた。
先の情報交換では混乱しながらもこれまでの経緯を話し合ってみたが、それで得られたものは何もなかったに等しい。
三四の持つ情報も、自分の情報も、互いにとっては疑わしさしか感じられぬ荒唐無稽な話だった。
三四の話がレオンのものと同様に現実離れしていた事は、レオンの心に多少なりともゆとりを持たせてくれたが、だからと言って何かの参考になるわけではない。
だったら、街を調べてみましょう。そう三四は言った。三四とレオン。食い違いしか見せない2人の話で唯一共通する事が、どちらも見知らぬ場所に迷い込んだという点だ。
結局の所この場所がラクーンシティなのか違うのか、それすら未だにはっきりとしないのだ。とりあえず現在位置を解き明かせるのならレオンにも異論はない。
ラクーン大学。
ヴィクトリー湖の南に位置していたと記憶にはあるが、冷静に思い返せば少なくともそれは湖畔にはなかったはず。であるにも関わらず、先程の大学は湖の目と鼻の先に存在している。
辻褄の合わない地形にあるこの大学を調べる事で、分かるだろうか。
狂っているのは、何なのか。
自分なのか。
三四なのか。
それとも――――――――この街なのか。
【Dー3/ラクーン大学・広場/一日目夜】
【鷹野三四@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:健康、自分を呼んだ者に対する強い怒りと憎悪、雛見沢症候群発症?
[装備]:拳銃、懐中電灯
[道具]:手提げバッグ(中身不明)、プラーガに関する資料、サイレントヒルから来た手紙
[思考・状況]
基本行動方針:野望の成就の為に、一刻も早くサイレントヒルから脱出する。手段は選ばない。
0:これで調査も出来るわね。
1:プラーガの被験体(北条悟史)も探しておく。
2:『あるもの』の効力とは……?
※手提げバッグにはまだ何か入っているようです。
※鷹野がレオンに伝えた情報がどの程度のものなのかは後続の書き手さんに一任します。
【レオン・S・ケネディ@バイオハザード2】
[状態]:打ち身、頭部に擦過傷、混乱
[装備]:ブローニングHP(装弾数5/13)、懐中電灯
[道具]:コンバットナイフ、ライター、ポリスバッジ、シェリーのペンダント@バイオハザードシリーズ
[思考・状況]
基本行動方針:????
1:とりあえずラクーン大学を調査する。
2:人のいる場所を探して情報を集める。
3:弱者は保護する。
4:ラクーン市警に連絡をとって応援を要請する?
※ラクーン大学の地下にバイオ2後半に登場したアンブレラの研究所が存在します。
ただし、ラクーン大学の本来の地下施設が存在しないとは限らず、
アンブレラ研究所と大学地下施設が隣接するような形で存在している可能性も有り得ます。
具体的にどうなっているのかは後続の書き手さんに一任します。
※アンブレラの研究所にはターンテーブルから行く事が出来ます。
原作ではターンテーブルは、ターンテーブルと工場内のパネル室から操作が可能ですが、
このロワ本編内でどうであるか(工場ではない地上側から操作出来るかどうか)は後続の書き手さんに一任します。
「ところで、ミヨはマスク・オブ・ゾロは知ってるか?」
「マスク・オブ・ゾロ? アラン・ドロンのゾロの事?」
「アラン…………いや、じゃあバットマンは?」
「……昔やってた怪鳥人間バットマン? 見たことはないけど。それがどうかしたのかしら?」
「……いいや……何でもない」