アルレスハイム星域会戦とは宇宙歴792年8月10日に自由惑星同盟軍が大敗を喫した国境遭遇戦。

1 戦いの背景

 イゼルローン回廊周辺の国境宙域には、宇宙軍の二個分艦隊及び地上軍の一個野戦軍が四か月交代で駐留し、哨戒活動に従事する。(36話)
 対帝国反攻作戦「自由の夜明け」の成功により、惑星シャンプールからイゼルローン要塞までの辺境地帯を銀河帝国から奪回した自由惑星同盟軍は宇宙世紀792年8月時点で通常の哨戒活動を復活させていたものと考えられる。サミュエル・アップルトン宇宙軍少将率いる第三艦隊B分艦隊はこのシフトにより、国境宙域の哨戒にあたっていた。
 しかし、帝国軍情報総局が同盟軍内部に張り巡らせた大規模なスパイ網から帝国軍は第三艦隊B分艦隊の情報を詳細に把握していたと推測される。

自由の夜明け」についてはこのページ参照。

2 両軍の指導者・指揮官


3 戦いの経過

 作中ではこの戦いの詳細については記述されていない。ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ大将の待ち伏せにあい、アップルトン少将率いる同盟軍第三艦隊B分艦隊は死傷率五割を越える惨敗を喫した。


4 結果及びその影響

 同盟軍第三艦隊B分艦隊司令官サミュエル・アップルトン少将は宇宙軍副司令官ラザール・ロボス大将の腹心の部下であったため、ロボス大将の威信は大きく傷つけられた。
 国防委員会はこの敗北について査問委員会を設置して調査を始めた。第三艦隊B分艦隊幹部は全員身柄を拘束されて、ハイネセンに護送された。(12話)アップルトン少将は、准将に降格の上で予備役に編入された。(13話)ロボス派のホープであったアップルトンはこれによりエリートとしてのキャリアをいったん断たれることになる。
 このアルレスハイムの敗北がきっかけで、帝国軍情報総局が同盟軍内部に張り巡らせた大規模なスパイ網の存在が明らかになった。(15話)

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最終更新:2018年04月15日 21:56