ナイトハルト・ミュラー(宇宙暦770年頃 - )は銀河帝国の軍人。原作登場人物である。

1 外見

 髪と瞳は砂色。過去に戦傷を受け、左肩がほんの少しだけ下がっている。

2 略歴

2-1 前世

 「獅子泉の七元帥」の一人であり、「鉄壁ミュラー」と異名を取った名将。ラインハルトの死後、貴族位を授けられた。アレクサンデル=ジークフリード帝の時代には、帝国軍三長官・宮内尚書・貴族院議長を歴任し、ローエングラム朝の安定に尽くした。国家の安定を優先して絶大な威信で軍の暴発を抑えたが、宇宙歴830年に退役。これをきっかけに軍部は反貴族の姿勢を強めていく。

2-2 新版

 宇宙歴802年2月のローエングラム大元帥のクーデター時、ガイエスブルク要塞司令官代行に就任する。この時階級は宇宙軍中将。(96話)
 同年10月、第九次イゼルローン要塞攻防戦ではティアマト征討軍総司令官ジークフリード・フォン・キルヒアイス宇宙軍元帥の指揮下で第三驃騎兵艦隊司令官を務めている。階級は宇宙軍大将。ラインハルト派。ミュラー艦隊は精強で知られているらしい。この世界線で格上と見なされているダスティ・アッテンボロー宇宙軍大将率いる要塞艦隊と互角の接戦を繰り広げた。(106話)さらに一連の戦いでは同盟軍の予測を上回って勇戦し、同盟軍の正規艦隊司令官に匹敵する司令官と評価される。(111話)
 宇宙歴803年10月、ローエングラム大元帥のクーデター救国軍事会議のクーデター)後、救国軍事会議議員に名を連ねた。ケーニヒグレーツ胸甲騎兵艦隊竜騎兵艦隊司令官に就任している。(117話)

3 能力

 「火の玉ミュラー」の異名を持っている。炎のような闘志を持ち、まっしぐらに敵に突っ込んでいき、多大な戦果をあげた。もっとも、突出しすぎて危機に陥ることも少なくなく、勇猛な分艦隊司令官だが、艦隊を率いる器ではないというのが第九次イゼルローン要塞攻防戦までの一般的な評価だった。
 体を張って主人を守るタイプの将。

4 性格

 温和で誠実な言動と人柄で知られる。
最終更新:2019年07月05日 09:58