ティアマト征討軍とは宇宙歴802年10月、第九次イゼルローン要塞攻防戦において侵攻してきた銀河帝国の大艦隊。。作中ではこの艦隊の呼称は記述されておらず、便宜上「ティアマト征討軍」とする。

概略

1 結成

 宇宙歴802年10月に公表された銀河帝国の反乱軍討伐の密勅によればこの大艦隊がイゼルローン要塞に派遣された理由は以下のとおりである。(あくまで帝国側が公表した表の事情であることに注意)
「反乱軍は六個艦隊をティアマトに集結させた。演習と称しているが、ニヴルヘイムに侵入せんとする意図は隠しようもない。
 ティアマトの主帥ヤン・ウェンリー、副帥ヨハネス・オイラー、副帥ウィレム・ホーランド、副帥スカーレット・ジャスパー、副帥ワルター・フォン・シェーンコップの五名は、反乱軍の中でも特に凶悪な者である。放置すれば大きな災いとなろう。
 宇宙軍元帥ジークフリード・フォン・キルヒアイス男爵を征討軍総司令官、宇宙軍上級大将ヘルムート・フォン・レンネンカンプ帝国騎士を副司令官に任命する。ティアマトの反乱軍を討ち、辺境の安寧を保て」

 帝国側が公表した事情を素直に信じるならば、同年9月から第一辺境総軍ティアマト星系に配置されたのは演習を名目とした帝国領侵攻が目的と判断し、先制攻撃に出たということになる。

2 陣容

「ティアマト征討軍」の陣容は以下のとおりである。

  • 総司令官
  • 副司令官
艦隊名不明 ヘルムート・フォン・レンネンカンプ上級大将(メルカッツ派) 一万隻前後

第一驃騎兵艦隊 司令官 クロッペン上級大将(キルヒアイス派) 一万隻前後
第二猟騎兵艦隊 司令官 プレドウ大将(キルヒアイス派) 六〇〇〇隻前後
第三胸甲騎兵艦隊 司令官 ヴェルナー・フォン・アイヘンドルフ大将(キルヒアイス派) 六〇〇〇隻前後
艦隊名不明 司令官 エルラッハ中将(キルヒアイス派) 二〇〇〇隻前後

白色槍騎兵艦隊 司令官 マンスフェルド大将(メルカッツ派) 六〇〇〇隻前後
艦隊名不明 司令官 ヴァイゼ中将(メルカッツ派) 二〇〇〇隻前後

第二胸甲騎兵艦隊 司令官 コルネリアス・ルッツ大将(ラインハルト派) 六〇〇〇隻前後
第三驃騎兵艦隊 司令官 ナイトハルト・ミュラー大将(ラインハルト派) 六〇〇〇隻前後
第二五六独立分艦隊 司令官 イザーク・フェルナンド・フォン・トゥルナイゼン中将(ラインハルト派) 二〇〇〇隻前後

  • 査閲監
  • 主席副査閲監
  • 次席副査閲監
ゴータ公爵




3 経緯

最終更新:2019年06月29日 12:09