マルティン・オットー・フォン・ジークマイスター(宇宙暦682年以降 - 宇宙歴747年 )は銀河帝国の軍人。原作登場人物である。

略歴

 宇宙歴682年に男爵家の分家筋で帝国騎士の称号を受けた父のもとに生まれる。父は内務省社会秩序維持局の官僚としてきわめて熱心かつ厳格に、あるいは偏執的なまでに職務に精励した人物であり、同時に家庭内では陰気な暴君でもあった。
 宇宙歴702年に帝国軍士官学校を卒業。
 宇宙歴717年に父を病気で失う。その直後、クリストフ・フォン・ミヒャールゼンという男爵家の当主と巡り合い、彼と共に極めて優秀な反国家的諜報網を作り上げる。
 宇宙歴728年までに妻と娘を避暑地のホテル火災で失う不幸に見舞われている。同年、帝国軍務省政治局長を務めていたが、志願して5年ぶりに前線勤務につき、そこからシャトルで自由惑星同盟へと亡命する。亡命後、同盟は彼を中将待遇の軍属とし、官舎・高給・閣下の称号とともに統合作戦本部の分室ひとつを与えたとされる。これがいわゆるジークマイスター機関である。
 宇宙歴738年、自由惑星同盟の現実に失望する彼の前にブルース・アッシュビー七三〇マフィアが現れる。彼ら希望を見出したジークマイスターは自身の得た情報をリーダーであるブルース・アッシュビーに委ねることにした。ヨブ・トリューニヒト曰く「アッシュビーをカエサルに仕立てようとした」らしい。
 宇宙歴745年の第二次ティアマト会戦でアッシュビーが戦死したことで再び失望し、ハイネセンポリスから100kmほど離れた地所にある農園の一室に隠棲。
 宇宙歴747年、風邪を引くも医者を呼ばず、そのまま肺炎により65歳で死去した。
最終更新:2017年12月16日 14:32