フランツ・フォン・マリーンドルフ(宇宙歴740年前後- )は銀河帝国の貴族。原作登場人物である。

1 略歴

1-1 前世

 ローエングラム朝銀河帝国の初代国務尚書。抜きんでた能吏という訳ではないが、国務尚書という重責を過不足無く勤め上げた。

1-2 新版

 宇宙歴802年までに枢密顧問官を務めている。カストロプ一門の名門であったマリーンドルフ伯爵家の当主。
 宇宙歴803年10月、ローエングラム大元帥のクーデター救国軍事会議のクーデター)後、救国軍事会議常任議員に任命される。また、宮内尚書の役職を務めており、帝国軍上級大将の階級を得ている。その後、記者会見を開き、「勅令第六五七号は偽勅である」と述べた。無差別虐殺を示唆する詔勅は、奸臣が勝手に作ったものであって、皇帝のご意思ではないとした。(117話)
 ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフは娘。

2 性格

 帝国貴族の中にあって、例外とも言えるほど善良で温厚な人物。また、知性と洞察力も兼ね備えている。帝国基準では変人としか言いようがない娘ヒルデガルドの政治学系の大学への進学希望を認めるなど、開明的な人物と言っても良い。
最終更新:2019年07月04日 20:18