拘束と解放I
- 【炎の拘束獣】BOSS:炎拘獣ヨウコウ
- あの人がいつも話してくれた彼のこと、少しは守ることが出来たかな。元気で、明るくて、やんちゃで、それでいて友達思い、全部話してくれた通りだったよ。きっと僕は、あの人がいてくれたから、今も生きていられたんだ。優しさを、ありがとう。
拘束と解放II
- 【水の拘束獣】BOSS:水拘獣ルリ
- 何で直ぐに気付いてあげられなかったんだろう。あの日の彼と彼は姿が似ていても、匂いが全然違ったのに。沢山の血を浴びてきた匂いと、沢山の血を流してきた匂い。ねぇ、どうしたら彼はこれ以上、血を流さず、自分の為に生きることが出来るの。
拘束と解放III
- 【風の拘束獣】BOSS:風拘獣トキワ
- もう知らないにゃん。怖い思いは沢山だにゃん。戦いたくなんてないんだにゃん。のんびり自由に生きたいんだにゃん。何が起きても僕は何も関係ないにゃん。偶然会って一緒に旅してただけにゃん。全部美味しいねこまんまにありつく為だったにゃん。
拘束と解放IV
- 【光の拘束獣 】BOSS:光拘獣コガネ
- 所長はいつもその左目で、何を見てるんですか。どうしていつも、右目は笑ってるんですか。やっぱり今日も、教えてくれないんですね。でも私、所長と一緒にいると、いつもとっても楽しいんです。だからいつまでも、傍に置いておいてくださいね。
拘束と解放V
- 【闇の拘束獣】BOSS:闇拘獣キョウ
- 少女を無事に送り届けたし、これで晴れて自由の体になったと思ったら、今度は天界に行ってこいだなんて、まったく酷い扱いだ。それに、深い闇が閉じ込められた洞窟だなんて、誰が好き好んで行くかよ。今度こそ、本当に自由と引換えだからな。
拘束と解放VI
- 【無の拘束獣】BOSS:無拘獣ナマリ
- やっぱり私の思った通りね。それに彼もきっと、気付いてたんじゃないのかしら。眠そうな顔してるくせに、まったく乱暴なんだから。でもあの時、彼が私を逃がしてくれなかったら。せめてもの恩返しよ、会いに、伝えに行ってあげるわ、無の美女に。
拘束と解放VII
- 【風の拘束魔】BOSS:風魔将ヤスツナ
- あぁ、時に愛は傷へと変わるとはこのことか。どうりで今日は風がうるさかったわけだ。まったく、俺という主役の登場だってのに、手荒い歓迎だぜ。早くこの茨を抜いてくれないか。だけど、ちょっと傷ついて血を流してみる俺も、悪くはないぜ。
最終更新:2014年09月26日 17:06