概要
Ⅲ以降の全作品に登場する鎧(上半身防具)。
その名の通り、各部位から鋭い刃先が付いた見るからに痛そうな鎧。
敵からの物理攻撃を受けた際に、そのダメージの一部を相手に反射する効果がある。
というか、恐らく装備する側も着る際にうっかり刃に触れて怪我するのが容易に想像できる。
守備力が高過ぎると反射するダメージが減り、低過ぎると防具として役に立たないというなんとも困った鎧。
いずれの作品においても、より強力な鎧が手に入ればほぼお役御免になるのが通例。
【やいばのぼうぎょ】という特技が存在する。
DQⅢ
FC版では跳ね返すかどうかが
【ニフラム】耐性とリンクしており、ニフラム無効の敵には反射効果がない。
そのため対ボスでは当然無効、雑魚敵でも終盤では有効な相手がかなり限られ、使い勝手は悪い。
リメイク版ではニフラム耐性に関係なく必ず跳ね返すという仕様に変更された。
反射ダメージが高くこれで敵にトドメを刺すというのもザラ、守備力も悪くないのでかなり強力な鎧となる。
【まほうのよろい】等と両方持たせておき、相手に応じて付け替えるのがベストだろう。
【自動回復】持ちのボス対策として、特にSFC版での一人旅では最重要アイテムと言っても過言ではない。
【バラモス】や
【バラモスゾンビ】戦ではこれを装備させるのが基本中の基本。
もはや苦行に近いが、反射ダメージを最大限活用すれば闇ゾーマも一人で倒すことができる。
DQⅣ
この作品より反射する確率が半分に、反射ダメージも1/4に減少しやや弱体化。
FC版ガイドブックでは「ライアンにぴったり」と書かれていたが、上述の理由で着せる機会はまずないだろう。
DQⅤ
守備力55に戻った。
非売品となり、モンスターのドロップを除けば(後述)
【試練の洞窟】で手に入るのみに。
その直後に戦う
【カンダタ】は攻撃力が高いので、着られるキャラがいるなら一応装備させておくといい。
また本作では、守備力ゼロになる
【はめつのたて】とのコンボでメタル系を倒す方法にも使われることが多い。
しかし、何といってもこの鎧と切っても切り離せないのが
【キラーマシン】の存在だろう。
低確率で仲間になる彼が1/32の確率で落としていくので、PS2版では倒した後に
【▼】のマークが出て「やった!」と思ったら、
「やいばのよろいをてにいれた!」でガッカリ、となるのは最早当たり前の光景である。
仲間にするべく何十何百というキラーマシンの残骸を積み重ねて、いつの間にか袋には刃の鎧が数個なんて事もザラ。
4000Gで売れるので、必要ないならバシバシ売って他の装備品の購入資金に充ててしまいたい。
DS版では
【▼】の演出が変更されてみんなのトラウマが消えた・・・良かった!!
と、思いきや「無くなって残念」「アレを無くしたら粘る意味がないだろ」と平然と言い放つマゾプレイヤーも多い。
全くもって、ユーザーを満足されるというのは難しい。
DQⅥ
DQⅦ
3DS版
最速で
【コスタール】のラッキーパネルになった上、非売品に。
こんな時期に入手してどうしろと?
DQⅧ
元手が1360G(刃のブーメラン)+6100(魔法の鎧)=合計7460Gかかるのに対し、売るとなんと9500Gに。
つまり2040Gの儲けが生まれ、リアル
【錬金術】が出来てしまうのである。
これを繰り返せばお金溜まってウマー、といきたいところなのだが、6個目になると70%の6650G、11個目以降は30%の2850Gに値崩れしてしまうため、最大で10200Gしか儲からない。世の中そんな旨い話は長続きしないのである。
肝心の防具としての性能であるが、守備力68で
【主人公(Ⅷ)】と
【ヤンガス】が装備できる。
その気になればそうとう早い段階で作ることができ、その気にならなくてもサザンビーク城到着時には作れる。
時期の割にかなり守備力が高く、歴代作品でも強い方に入るだろう。
DQⅨ
装備可能者は戦士、旅芸人、バトマス、パラディン、スパスタ。
なお、同じ効果がある
【スパイクレガース】と一緒に装備したり、これを着て
【やいばのぼうぎょ】をしても、相手へのダメージが増えたり確率が上がったりはしないので注意。
売れば9500Gになるが、値崩れはしない。