
非常に好戦的な暴れ者。凄まじい怪力の持ち主。強い腕力と尻尾を巧みに使い、飛行機投げ、レッドチョップ、30文キックなどの技を持つ。だが、頭はあまり良くない。心臓は「スプリング心臓」という特殊な循環器を有しており、そのコイル状の形状ゆえ、血液を体内に大量に送ることができる。パンチ力はダイナマイト1万t分の爆発に相当する。チャンドラーと激戦を繰り広げ、腕を噛み付かれて負傷したものの、チャンドラーの右翼を引きちぎってこれを敗退させている。凶暴な性格で、ピグモンのような弱い生物でも容赦なく岩石を投げつけて殺してしまった。ウルトラマンと対決したが、ほとんど一方的に格闘技を決められて、抵抗する間もなく倒された。後に現れたブラックキングはレッドキングの兄、もしくはナックル星人に捕獲されたレッドキングが改造を受けた説がある。
データ
別名 | どくろ怪獣 |
身長 | 45m |
体重 | 2万t |
出身地 | 太平洋・多々良島 |
初登場作品 | ウルトラマン 第8話「怪獣無法地帯」(1966年9月4日放送) |
余談
- ウルトラシリーズにおける初めて「具体的に強い怪獣」という設定がされた怪獣。このため、当時は放送前から最強の怪獣という情報も数多く飛び交い、今現在でもその人気は衰えることを知らない。なお、脚本には「恐竜とキングコングを合体したような怪獣」と書かれてあった。
- 「レッドキング」という名前なのに何故赤くないのか?という疑問はよくささやかれるが、これはデザインの成田亨氏が色を塗り間違えてしまった、または赤い塗料が少なかったというのが真相である。さらに、名前のほうも赤い怪獣だから「レッドキング」では無い。名前の由来についてはいくつか説があるが、いずれもウルトラマンの前企画「レッドマン」のときに、最強の怪獣であったからという部分が共通する。ちなみに、設定上では、「レッド」がつく理由は不明。
- 「どくろ怪獣」という肩書きを持つが、これはゴツゴツとした凹凸の多い顔がまるで「恐竜の頭蓋骨」に似ているからである。
- NHKの全ウルトラマン大投票のウルトラ怪獣部門での結果は22位となった。
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