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+ 五大偉人

五大偉人

沈黙の智慧メタトロン・フォン・ブラックヘブン
「静かに。天国の音を聞いてください」
天界の使者であるブラックヘブンは、五大偉人の中で唯一生と死の境界を行き来できる存在です。
デスクラウンが生者と死者を支配し、グレイソウルが魂の支配者であるならば、
彼女は天国の扉を開き、死者に祝福を与えることができる存在なのです。
だからこそデスクラウンは王冠を彼女に託そうとし、
グレイソウルが100年前、ブレードマスター・アーカードに彼女の身を護ることを頼んだのです。

宇宙を創造した五大龍の一人、知恵の黙龍メタトロンは、
創造の瞬間から彼女の存在を知っていました。
そしていつも静かに死の日まで見守るという美徳を持つブラックヘブンに、
その強大な力と意志を残しました。
彼女はいつものように静かに創世の龍が残した意志を受け継ぎます。

導く風ブラフマー・エル・ブラッドウィンド
「私の風に従え。正しい道を教えよう」
五大偉人の一人であるブラッドウィンドは、ハイエルフの保護者であり支配者です。
限りある命を愛したデスクラウンとは異なり、エルフは永遠に近い寿命を持っていたため、
ブラッドウィンドは大きな困難なく、エルフの王女であるウィンドランナーの配偶者になることができました。
彼は果てしない五大偉人と七大天使との戦争、そしてラグナロクの破壊によって
堕落して傷ついたエルフたちを守ることになり、エルフの地に結界を張って誰も出入りできないようにしました。

しかし、英雄と五大偉人の説得により、彼が再び轟音の弓を持ち上げたのも事実です。
宇宙を創造した五大龍の一人であり、正義の龍であるブラフマーは、
自分の墓の試練を乗り越えた者にその力と意志を残すことにしました。
エルフたちが経験した闇と苦しみを、ブラッドウィンドは誰にも経験させないと決意し、
ブラフマの墓に向かいました。
創造主の力で七皇を止めるためです。

時間の剣客グレイソウル・フォン・アフリマン
「この剣は未来のお前を貫く」
グレイソウルはかつて最強の男と呼ばれていました。
より広い世界を発見し、新たな強者が現れるたびに、彼は胸を躍らせました。
しかし、暗闇が近づくと彼は何事も恐れなかった最強という称号を懐かしんでいました。

はるか遠い昔、
過去と未来を超越して存在する時間の龍、アフリマンがいました。
彼の実体は七皇を封印するために犠牲になりましたが、彼は自分の後継者を探し続けていました。
ラグナロクを封印するための犠牲、忍耐。
過去の時間軸で、時間の龍はグレイソウルをじっと見つめていました。

「最強とは時間とともに変化するもの。
しかし、時間は常に汝を最強に導いてくれる」

時間を超えて最強の男に永遠不滅の力が与えられます。

安息の主デスクラウン・エンデ・ハデス
「破壊と闇ですら眠らせる力」
安息の龍であるエンデ・ハデスは、最後の日を準備する存在でした。
宇宙創造の瞬間から、七皇を封印するために肉体の死を迎える瞬間まで。
エンデ・ハデスは安息の眠りを迎えるすべての者の守護者でもあります。
エル・ガイアにすべてを任せ、七皇を封印したエンデ・ハデスは、いつか現れる宇宙の脅威を予見し、
自分の意志と力を込めて、死の王冠を残しました。

死の王冠を受け継いだデスクラウンは、果たして安息の力を受け入れることができるのでしょうか?
長い間、デスクラウンは自分の王冠に秘められた力を知ることはありませんでした。
ハイドンの総司令官ギグスを通して、王冠の真の力をすべて引き出すことに成功すれば、
この長い暗黒の戦争に決着がつくかもしれません。

「すべてのものは最後には安息の眠りを迎える」

こうして初めて、デスクラウンは一つの星の運命だけでなく、全宇宙の生ける者と死せる者の王となりました。

ガイア・エル・ホワイトヘル
「未来を守るわ!」
最初の鍵の持ち主であり、
「アストライア」の守護者「カミエル」の半身。
人間への愛の欠片であり、
王冠を導く者と呼ばれ、
ボデンを導く者であり、
地獄の天使である彼女。
最初の守護神であり、最後の創造主である「エル・ガイア」の意志を受け入れます。

光と闇のバランスをとるために、力を尽くしてきた彼女は、
原初の守護神の力を得て、「エル」の名を受け継ぎました。

今、彼女の力が「クルン・ザ・ラグナロク」と激突します。
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+ 七大天使

七大天使

太陽のリウエル
「ヒュウ!そこのお兄さん、よく避けたね!」
太陽から生まれた天使リウエルは、人間出身の他の七大天使とは異なる存在でした。
五大偉人に敵対するために生まれた彼女は、最初は何の感情も感じなかったが、
ブラッドウィンドの矢が彼女の心臓に刺さった時、
リウエルは初めて命の危険を感じて興奮しました。

その時から、炎の天使は自分の感情がいかに多様であるかを知るようになり、
すべての戦いを遊びのように楽しみ始めました。
その中でも、ブラッドウィンドを相手にすることは彼女にとって最も楽しいことでした。
そんな中、リウエルは少しずつブラッドウィンドに好意を抱くようになりました。

今、五大偉人とともに戦うチャンスがやってきました。
リウエルは遊びではなく、ブラッドウィンドのために真剣に戦いに臨むつもりです。
その破壊力は、まさに太陽のような熱気を感じさせてくれます。

暴風の堕天使グラエル
「ただ吹き荒れる暴風雨だったなら…」
カミエルに選ばれるまで、グラエルの異名は死の収穫者でした。
王国の武士であったグラエルは、王国に害を及ぼす悪魔、黄泉のベルムートを退治しました。
しかし、ベルムートが吐き出した呪いを背負い、グラエルの剣「血綢常凶剣」は堕落してしまいました。
魔剣に振り回されたグラエルは、愛する王国のすべてを消滅させました。
廃墟に一人で立っている彼女を見つけたカミエルは、彼女に恩寵を与えました。

「地上最強の剣士よ、私がお前の呪縛を解いてやろう」

堕天使として昇天したグラエルは、果てしない強さによって自分の罪を償おうとしました。
しかし、これまで彼女は過去に自分が起こした惨劇が再び起こることを恐れ、
血綢常凶剣が持つ堕落の力をまったく使いませんでした。

今、七皇という絶対的な闇を迎えて、堕天使は
一度だけ暴風となることを決意しました。

共鳴のリブガエル
「イザークと私は一つです」
七大天使の書記であり、七大天使と五大偉人の秘密に最も近い天使リブガエル。
彼女は自然、生命、光を大切にするポロリ族に生まれました。
同族とは異なり、リブガエルは世界を動かす力に興味がありました。

努力の結果、超古代文明の遺跡を発見した彼女は
遺跡の中に眠っていた護衛武者イザークを目覚めさせることになりました。
イザークはアストライアが生み出した人工生命体で
タイタンとノアを守るために残された最強の戦士でした。

優れた頭脳とイザークの強力な力で七大天使になりましたが、
それでもリブガエルはイザークの真の力を引き出すことができませんでした。
あまりにも強力で、創造主も封印した武士の力。
アークエンジェルとタイタンの精髄から知識を習得したリブガエルは、
すぐに完全なイザークの姿を完成させることに成功しました。

破戒のマカエル
「私を相手に世界を救ってみろ!」
「破戒の王」は、マカエルを恐れて人々が呼ぶ異名でした。
果てしない戦争の時代に生まれた彼女は、拳一つですべての紛争を終わらせました。
彼女が支配していた時代は平和であったが、恐怖と力で成り立っていたので
多くの武人たちが新しい時代を夢見て彼女に挑戦しました。
しかし、彼女は何十年もの間、一度も負けていません。

挑戦の意志も弱まり始めた頃、突如現れた剣客が彼女の前に現れました。
破戒の王は敗北し、彼女は死で自らの最期を飾りましたが、
唯一の統治者がいなくなった世界は、再び混乱が訪れるしかありませんでした。

人々が再び力の支配を望み始めたとき、
マカエルは天使の姿をして、新たな力を得て世界に降臨しました。
彼女は絶対的な力の下で、完全に平等で平和な世の中を望み、
それが可能になるまで世界から離れ、極限の無を追求しています。
彼女の準備が終われば、完全無欠の破戒の王がこの世に姿を現します。

創生のカミエル
「新しい世界のために」
正義の天使カミエルは七大天使とホワイトヘルの創造者であり、
アストライアの分身のような存在です。

彼女は創造主の意志を継いで、ノアを見守ることを決意し、
アストライアの足跡を追って宇宙に出ました。
孤立した惑星に強い引力を感じ、カミエルはアストライアの隠された神殿を発見しました。
そこはアストライアがノアに向かう直前に滞在していた場所であり、
生命、光、創造の秘密が秘められた場所でした。
正義の天使は今、故郷に帰ってきました。

彼女はノアという場所を生み出した女神、その本来の姿を取り戻し、
ついに創造主が望んだ真の楽園の理想の姿を描きながら、
真っ先にノアを脅かす闇を倒すことを決意しました。

エデンの後継者ファラエル
「私は森そのものよ」
はるか南の果てにドライアードと呼ばれる民族が住んでいました。
彼らは池に映る星を数え、芽吹く命を大切にしていました。

ファラエルは神官の家系に次女として生まれ、森を愛していましたが、
アストライアを追いかけてきたダークソウルによって
生命の森エデンは壊滅的な破壊を受けました。
廃墟の中に佇む彼女に、カミエルがやってきました。

「高貴な自然の娘よ、緑はまだ死んでいない」

ひどい傷を自然が癒すのは簡単ではありませんでした。
しかしノアの意志が、エデンの奥深くにあった世界樹の種を発芽させました。

その種こそがファラエルです。

歪曲のピヨエル
「あきれるほど美しい音楽を聴かせてあげよう」
時間の指揮者であり、天使護衛隊カラヤンの隊長であるピヨエルは
人間時代、大陸で最も有名な作曲家であり、指揮者でした。
彼の音楽にカミエルも感嘆するほどでした。
ピヨエルが演奏のために留守の間、彼の故郷は敵対国によって焼き払われました。
灰の前で家族と故郷を失った彼は絶叫し、
隠遁して時間の因果関係が持つ謎を追及し始めました。

100年後、時間の歪みを感じたカミエルは地上に降りてきて、時間を歪めたピヨエルを見つけました。
そして彼はすぐに七大天使の一員となりました。
ピヨエルは唯一、自ら人間から七大天使になった人物です。
彼がカミエルから授かった力まで使ってしまったら、時間はもう安全ではないでしょう。
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+ ボデン

ボデン

黒鉄のアローティガー
「一つとなった未来に向かって」
アローティガーはタイタンとボデン族の混血である古代ハンターの部隊を率いる将軍です。
彼女は優れた統制力と聡明な知恵を持ちながら、ボデン社会からタブー視されている、
混血の軍隊を率いるという事実を負担に感じていたようです。
しかし、宿命に果敢に立ち向かう同盟国のボデンの王シャドウハウルと
宿命を受け入れ、永遠の闘いを繰り返す親友のストームベアと一緒なら
世界の枠を壊し、新しい世界を創造できるかもしれないという希望を得ました。

ブリーズフォクシーが死亡した日、彼女は秘密の事件のために不在でした。
ボデンの王シャドウハウルが古代の力を手にして戻ってくると、
アローティガーは過去の同盟のために再び軍隊を率いて合流しました。

全宇宙に名を馳せた英雄の種族ボデンが宇宙へ向かっています。
その先頭には黒鉄のアローティガーが立っています。

ウルサの主ポーラートレイシー
「ウルサ!あいつらをぶっ飛ばしちゃおう!」
ボデン最高のハンターであるポーラートレーシーは、獣の王ウルサの主です。
そしてウルサは、吹雪が吹き荒れる北方のオーラを長い間受けてきたので
まるで守護神ロアに近い存在に変わり始めました。

ポーラートレイシーのラッパ銃レイシオンも神獣となったウルサの影響を受けて
標的の視界を失わせる能力を持つ神の武器になりました。

彼女は孤高の英雄ストームベアを尊敬し、ずっと追いかけていました。
ストームベアが宇宙龍を狩るために宇宙へ旅立つという噂が広まると、
ウルサとその飼い主はついにストームベアと合流しました。

ボデン史上最大の龍を狩る最高のチームが結成されたのです。

ささやく人形術師マグリット
「一緒に遊ぼう!ピエールが呼んでるよ」
マグリットは魔界から生き返った唯一のボデンであり、暗黒の人形使いです。
彼女は好奇心旺盛な人形術師でした。

古代遺跡から魔界に通じる亀裂を発見したのも、その好奇心からでした。
そこで混沌とした光景を見たマグリットはすぐに戻ってきましたが、
彼女の人形、ピエールには正体不明の黒い魂が宿っていました。
毎晩、人形は彼女に世界に訪れる破壊と滅亡の物語をささやきました。
マグリットは、ピエールが語る未来が怖いですが、好奇心も湧いてきました。
居心地の良い彼女の家で、毎晩ピエールのささやきを聞きながら、
マグリットは今夜も暗闇を夢見ています。

大自然の精霊マナランディ
「自然と一つになる時、マナが満ちるのを感じます」
もはや強力な王も存在せず、心の支えとなっていた賢者もいませんが
未来を約束した大切な仲間となった幼なじみと
古くからの友人であり協力者であるバルマン族と一緒に
マナランディはボデンの新時代を切り開きました。

皆を大切に思う心は、さらに自然との共感を深め、
大地に満ちたマナを全身に深く受け入れた彼女は
自然と一体となった「大自然の精霊」そのものになりました。

そして今日、大自然の中で神の言葉に耳を傾けていたマナランディは
とても遠くの深い宇宙の向こうに、大切な存在たちを脅かす闇を感じ取ります。
ラグナロク

再び始まる光と闇の戦争。
マナランディの視線は、この世界のどこかで闇に立ち向かう仲間、ボデンの末裔に向けられています。

反逆の君主シャドウハウル"
「悲劇の運命は終わりだ」
シャドウハウルは影の城の主であり、全てのボデンを統治する王です。
老いた狡猾な龍、アズゴアスを倒したのもこのボデン王でした。
龍は息を引き取りながら、シャドウハウルにボデンが神の傀儡に過ぎないことを告げました。

それ以来、王はブリーズフォクシーと共に予言と伝説の記録を探し求めながら
ボデンを運命から解放させるという思いにとらわれ始めました。
しかし、ブリズフォクシーは命を落とし、ボデンの運命も定かではありませんでした。
自分の過ちを正すため、シャドウハウルは古代の力を探しに姿を消しました。
ブリーズフォクシーと一緒に戻ってきた彼は、ノアの声を通して宇宙の未来を聞くことになりました。

「最後の闇と光の戦争がやってくる」

偉大な君主は今、最後の予言の瞬間、
自分たちの種族を自由にするために、そして自らの運命を決めるために戻ってきました。

闘う剣ストームベア
「龍を殺す」
ストームベアはボデンの戦士で、龍殺し、狂戦士という異名を持っています。
彼は両親に捨てられ、ドラゴンハンターのガシスの養子として育てられました。
7歳で胸に大きな傷を負ったまま最初の龍狩りに成功しました。
そして12歳の時、養父であるガシスが狩りの中で龍に殺されました。

それ以来、彼は龍族に対する無限の怒りと復讐心を抱いています。
地上のすべての龍を狩りつくすと、
宇宙龍エレボスのことを知りました。

ストームベアは、全ての世界に存在する龍の存在を否定するために
単身で巨大な宇宙龍エレボスを狩りに出かけました。

真実の継承者ドランクンファルコン
「真実がわしに囁いたのだ!」
真実が書かれた本、レイズバイブルはボデンの宝物です。
古代の探求者であり、タイタンであるアストライアの遺産、
それは代々、ハイダル山の王に受け継がれ、護られてきました。

最後の後継者であったドランクンファルコンが命を落とし、
レイズバイブルの所在はわからなくなりました。

宇宙の数多くの秘密と神秘が記録された本は、
本を守護者する継承者の死は早いと考えました。

アストライアの意志を選ばれた者たちに伝えるために
真実の継承者が帰ってきました。

ノアの銀の魔女ブリーズフォクシー
「話を聞いているの」
ボデンは自分たちの惑星をノアと呼んでいます。
ノアを守り、監視する宿命を拒否した男と、その男を愛した女がいました。
二人は悲劇的な結末を迎えますが、シャドウハウルは諦めませんでした。
そして、壊れたロンギヌスの破片とドラゴンバスターの欠片の力を使って
ブリーズフォクシーを復活させることに成功しました。

しかし、戻ってきた彼女は全く別人のように見えました。
時々幻聴に悩まされ、雪の降る野原を歩き回ったり、悲鳴に悩まされて眠れないこともありました。
次第にブリーズフォクシーはそれが惑星ノアが自分自身に囁いていることに気づき、
それが闇の降臨を警告する内容であることがわかりました。

ノアのささやきによって、偉大な銀の魔女は
迫りくる最大の戦いに備えて準備を始めます。

影の収穫者ヘルホーク
「すぐに終わる」
ヘルホークは、ボデンの中でも特別な力を持つ影の一族の末裔です。
彼らは影に溶け込む能力でボデン王に仕え、王の安全を守ってきました。
そのため、シャドウハウルにとってヘルホークはグラームキングの側近パータのような存在です。

英雄たちがボデンの地を訪れる数ヶ月前、王を狙って1本の毒矢が飛んできました。
暗殺者の痕跡を追って、ヘルホークはシャドウハウルのそばを離れている間に
ブリーズフォクシーは命を落とし、ボデン王は古代の力を求めて姿を消しました。

暗殺未遂事件は、ヘルホークを引き離すためにウィンターバナが用意した罠に過ぎなかったのです。
戻ってきたヘルホークは必死に主君を探し、古代の龍の墓の奥深くで
復活したブリーズフォクシーとシャドウハウルを見つけました。

そして忠実な王の従者は、真の影となって主君を守ることを誓いました。


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+ 覚醒英雄

覚醒英雄

英雄グラームキング
「この戦争を終わらせることができる!」
グラームキングは種族を問わず偉大な指導者として知られています。
彼は、分裂していた人間王国を連合して異種族に対抗することを決め、そして
荒廃した周辺の王国を吸収し、クラウンズランディングを唯一の王国に成長させました。
そのため、人々はグラームキングを人間の代弁者、平和の守護者と呼ぶようになりました。

タイタンと人間の混血という特殊な血統の彼は、非常に強力な力を秘めています。
ごく短い間、潜在的な力を発揮しことがあったのですが、
彼はその力を使い切ることができませんでした。
しかし、グラームキングの血の中にはまだその強大な力が眠っています。

全宇宙が危機を迎えています。
果たして、グラームキングは過去に掴みかけた真実の力を呼び覚ますことができるのでしょうか?
英雄王の偉業はまだ終わっていないのです。

解放されたルシエン
「今度は私の番ね」
最強の殺し屋ルシエンは、ハイエルフ王国に属さない自由な存在でした。
彼はどんな権力者の干渉にも応じないので、エルフの王ブラッドウィンドは
彼女を強制的に自分に従わせようとしました。
彼女は自分の自由のために魔族の力を受け入れ、ダークエルフになりました。

しかし、破滅の存在であるラグナロクの精神的束縛の前では
ルシエンの自律心は崩壊してしまいました。
そして、英雄たちの活躍により、彼女には再び自由が与えられたが
自分で得られなかった自由は、彼女にとって屈辱のように感じられました。
ダークソウル・ラグナロクが再び宇宙に現れたという噂を聞き、
ルシエンはついに復讐を果たすことができるようになりました。

彼女は最も残酷な方法でラグナロクを狙っています。
解放されたルシアンにとって、復讐は唯一の正義であり、存在理由となったのです。

安息の聖女メルセデス
「心の安息を与えましょう」
父王のいない宮殿に戻ったメルセデスに残されたのは、混乱と荒廃でした。
ノアには魔族が戻ってきて、ボデンと七大天使、五大偉人の戦争で民衆は居場所と希望を失いました。
傷ついた王国の王女は女王となり、国と国民を救わなければなりませんでした。

「慈悲深き女神よ、
この地に留まる者と
捨てられた魂をお守りください。
愛と安息を願うとき
それが与えられますよう…」

女王の祈りに天が答えたのか、銀河の彼方で五人の龍の意志が働いたのか
彼女は歩けない者を歩かせ、飢えた者の空腹を満たす奇跡を起こしました。
ノアにいるすべての者は今、彼女のもとに集い、安息を求めます。

親切なベルスノウ
「いらっしゃいませ、私が本物のベルスノウです」
親切な宿の友人であるベルスノウは、ホワイトヘルの一つの姿でした。
彼女の笑顔を見るために、何人もの英雄たちが宿を訪れます。

宇宙へ旅立つ前に、地獄の天使はノアに残された英雄たちのために自分の分身を作りました。
独立したベルスノウという人格が誕生したのです。
最後の戦いのために皆が去った後でも、旅館の扉は閉まることはありません。
英雄たちと一緒に過ごした思い出を持つ本物のベルスノウが残っているからです。
いつか戻ってくるその日のために
親切な彼女は、明るく照らされた旅館の明かりを消さないでしょう。

闇を消し去る矢ウィンドランナー
「闇が深い場所に光を放つの」
堕落した記憶、闇に浸食された心臓。
光の種族エルフの女王、ウィンドランナーの心の奥底には
過去の傷が今も微かに残っています。
それを眩しくも暖かい光で包み込むのは
彼女がどのような姿であろうと、どんなことが起ころうと
彼女の居場所は自分の傍だと言うブラッドウィンドの存在です。

そしてブラッドウィンドは今も悪夢に苛まれるウィンドランナーの傷の元凶、
闇の支配者と決着をつけるために
しばし彼女の元を離れてボデンの末裔と共に歩んでいます。

「必ず戻る。だから俺が帰る唯一の場所を失くしてくれるな」

ウィンドランナーはラグナロクの力が強くなるほど深まる闇の果てへ
ユグドラシルの力を宿した光の矢の矛先を向けます。

戦闘隊長ターク
「300倍ですって?私の炎は3000倍よ!」
生まれながらにして魔法の炎を放つタークは、千年に一度と言われる天才魔術師です。
当代最高の魔術師であるマロンは彼女を引き取り、高度な教育を施しました。
マロンが亡くなった後、彼の後を継いでクラウンズランディングの首席魔法使いになった彼女は
幼い頃にグラームキングの側を守り、クラウンズランディングを守るという大きな功績を残しました。

そんなある日、彼女に名もなき預言者が訪れました。
彼は、異世界の精霊の主であるブルカヌスがこの地を見守っていると言いながら、
いつかブルカヌスの炎を振るう者が現れたとき、世界が混沌に包まれるだろうと警告しました。
タークは彼を追い出しましたが、すぐに王国のすべての魔法使いにブルカヌスに対する調査を命じました。
そして、ブルカヌスの炎の魔法を使うと言われる若い魔術師シャーロットについての噂を聞き、
彼女を王宮の見習い魔術師として呼び寄せました。

シャーロットがこれから繰り広げる冒険については何も知らずに。

救済のティエル
「神の無限の忍耐力を私に頼らないでください」
神の審判の代行者と呼ばれるティエルは、すべてのハイエルフの聖騎士たちの規範です。
100年前、ラグナロクとの戦いで数え切れないほどの命を救い、そして
無数の魔族を神の名のもとに退けた彼女は、ハイエルフの尊厳と光の象徴となりました。

ブラッドウィンドが水晶の宮殿に居を構えてから100年間、彼女は宮殿を守りながら
ラグナロクと魔族の手から守れなかった同胞の命と犠牲者を思っています。
長い間、後悔を背負って生きてきたティエルにとって
奈落と七皇、闇の勢力が戻ってきたという知らせが聞こえてきました。
100年前と同じように、再び世界は混乱に陥り、罪のない人たちが死を迎えるでしょう。
ティエルは過去の悲劇が残した罪悪感や重荷を払拭する機会を得ました。
二度と無実の人々の血が流れないために。

ティエルはハイエルフが代々保管していた遺物「救いの書」を広げました。
神の加護が自身の体に宿ることを願いながら。
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+ タイタン

タイタン

禁忌のディオネ
「掟を破ったのには理由がある」
狂戦士ディオネは禁忌を破り、永遠の闘いをしなければならない運命に陥りました。

かつて、彼女は使用を禁じられた神器である闘争の王冠を守る神殿の守護者でした。
闘争の王冠は、使用者に無限の破壊力を与えるが、永遠の狂気に陥らせることもあるので
誰にも使われないように守らなければなりませんでした。

しかし、龍皇クルンの軍勢によってディオネの神殿が炎に包まれてしまい、
彼女を救うために駆け付けた神官ペルセスが傷つき倒れたとき、
ディオネは禁忌を破り、闘争の王冠を頭にかぶりました。

彼女のおかげで神殿とペルセウスは無事だったのですが、
争いを嫌う優しいディオネの心とは裏腹に、
彼女は沸き立つ怒りと闘争への堪え難い渇望を抱きながら、
長い年月が経った今でも、戦場を探し歩いています。

星明りの歌姫レア
「私の歌を聞いて」
姉が治める人間の故郷クラウンズランディングと同族が暮らす惑星タイタン。
この二つの惑星は彼女にとって特別な意味を持ちました。
彼女はこの二つの場所で母親の秘密を知ることができると思い
自分の歌でタイタンとノア、二つの星を繋ぐ橋になろうと心に決めました。
生まれ持った12軍神の力と、 人間の王国の姫という肩書は彼女にとって大きな力となりました。
姫は星明りの歌姫と呼ばれ、万人に愛されるスターとなりました。

古代創世の力が目覚め始めると、タイタンで歌を唄っていたレア姫はその力を感じました。
そして囁きを耳にしました。
「星明りの歌を唄ってください。 愛しい者よ、 あなたの歌が世界の役に立ちますように」
その囁きが教えてくれた歌は星の歌と似ているようで違いました。
そしてそれは強い祝福の力を宿していました。
彼女が待っている「冒険家」のために、また姉と命あるすべての者のために
レア姫は舞台に上がり星明りの歌を奏でます。

非戦のメティス
「争いはやめましょう?」
タイタンの戦神と呼ばれる12軍神の一人であるメティスは、古代の血統を受け継いでいます。
メティスはアストライアの末妹で、彼女は姉を数回しか見たことがありませんが、
アストライアが持っていたという古代の創造の力を受け継いでいます。

その力で生み出されたのがトレムです。
最も熟練した戦士でさえ恐れる戦場でも、メティスは戦わないのです。
彼女がトレムを呼び出すと、すぐに平和が訪れました。
知恵と創造の軍神である姉が遠い古代に行ったことを彼女は理解できません。

ただ、惑星タイタンにやってきた彼女の意志を継ぐ者たち、
創造の力を受け継いだレアを注意深く見守っているだけです。

不可視のシレネ
「慎んで従います」
シレネは、タイタン史上最年少で軍神になった少女です。
彼女は体を完全に透明にすることができ、奇跡的な集中力を持って生まれました。
その噂を聞きつけた元老院は、9歳の少女を誘拐し、工作員として育てました。

奈落の悪魔が攻めてきて戦争が始まると、彼女は戦場で大いに活躍しました。
その功績が認められ、軍神の座まで登りつめました。
家族に会いに戻った故郷は、戦争の惨状で廃墟と化していました。
ただひたすら帰るという一心で耐えた過酷な訓練に報われるものは何もありませんでした。
戦争の闇と元老院の狂気が彼女のすべてを奪ったのです。
それでも彼女は元老院の命令に従って任務を遂行します。
彼女に残されたのは、タイタン帝国の命令と兵士というアイデンティティだけだからです。

ワンパンチ突撃隊長アトラス
「ワン!パンチ!…ちょっと、待って!!」
ミミルの封印が解かれタイタンが本来の力を取り戻した時、
誰よりも先に「オーディン」の力を解放し巧みに操ったのは
ヘリオスでもクロノスでもなく、このアトラスでした。

「私は天才だから!」

天真爛漫で世間知らずのおてんば娘ですが
戦闘においてアトラスは本物の天才なのかもしれません。
ヴァンとの決戦後、無敗を誇るアトラスが
タイタンの司令官の一人となったことはそう驚くことではありません。

宇宙の運命を賭けた光と闇の戦争を目前に控えたある日、
熾烈な戦争になるだろうと、タイタンの軍務会議は悲壮感に包まれていました。
「心配いらないわ!今度こそヴァンの奴を空の藻屑にしてやるから!」
そしてタイタンの参謀テティスには重大な任務が与えられました。
「…テティス、まずアトラスが敵と味方を区別できるようにしておいてください」

無敗のクロノス
「負けなければ、守ることができる」
無敗のクロノスは、七皇の一人であるクルンを相手にしたときにも後退しませんでした。
はるか遠い昔、龍皇クルンが目覚め、宇宙が滅亡の岐路に立たされた時代がありました。

オーディンやインプたちの神話の戦争で、クロノスは一人で都市に残され
オーディンの援軍が到着するまで、龍皇クルンの軍勢の侵攻を阻止しました。
五日間にわたって軍隊を防いで、彼の肉体はボロボロになりましたが、
膝は屈せず、意志は崩れませんでした。
オーディンの援軍が到着し、クルンは彼の強固な意志を称賛し、軍隊を引きました。
彼がクルンに勝利したわけではありませんが、彼は街と数万人の命を救ったのです。
それ以来、すべての兵士は彼の傍らに立つことを光栄に思っています。
彼は不屈の精神そのものを象徴する英雄になったのです。
クロノスの盾はまだ一度も敗北を経験したことがありません。

復讐のクリオス
「弱さは罪だ」
クリオスは悪魔の力で悪魔を狩る魔人です。
彼は遥か昔、ジキレウスという名で呼ばれていました。
タイタンの言葉で、親切で剛直な人という意味です。
彼は帝国の有名な錬金術師で、悪魔の力を研究していました。
自ら実験体となって悪魔の力の研究を重ねるうちに、彼の体と心は闇に染まっていきました。

屈強な肉体に対する自信と満足も束の間、心と肉体を支配しようとする悪意を感じた彼は
これ以上力を使わないことにしました。
しかし悪魔たちの攻撃が始まると血と絶望の香りが彼の内なる悪魔を目覚めさせ暴走を始めました。

廃墟の中で愛する妻の遺体を目にした彼は自ら「復讐する者」を意味するクリオスと名乗り、
悪魔を狩り始めました。
クリオスの胸によぎるのは妻の命を奪ったのは自分ではないかという大きな不安です。

花園のテティス
「あなたは何も傷つけられない」
テティスは古代の戦場で生まれたタイタンです。
龍皇クルンと彼の軍勢が空を真っ赤に染めていた古代の戦場で
世界樹と世界樹の花園は神聖な力に守られどのような侵入も被害も受けませんでした。

クルンの将軍である龍将軍オケアノスが世界樹の花園を汚すためにやってきた瞬間、
眩い光と共に世界樹の懐からテティスが生まれました。
彼女は誕生と同時に軍神となり、龍皇戦争で大いに活躍しました。

ブラッディ・ムーンで行われた最後の戦争で致命傷を負った負傷したオーディンの傷を癒し、
世界樹の光で五大英雄が活躍できるように助けました。
今でも彼女は常に世界樹の花園に座り、静かに風を感じながら
いつかやってくる戦争の気配を探っています。

贖罪のペルセス
「この身が代わりになるのなら」
闘争の神殿の神官ペルセスは守護者ディオネに会うためにビショップになりました。
しかし彼を救うためにディオネはタブーを破ることになり、
彼女は闘争の呪いを受けてしまいまいた。

ディオネに呪いをかけた悪魔を殺せば呪いが解けるかもしれない。
そう考えたペルセスは贖罪の十字架を背負い悪魔を狩るために旅立ちました。
何の手がかりもなく始めた彼の狩りは終わりがありません。
数多の伝説と悪魔についての噂を聞くために12軍神の一人となりましたが、
ディオネの呪いを解く手がかりを見つけることはできませんでした。

ですがペルセスは優しい守護者だったディオネを片時も忘れたことはありません。
彼の十字架は今日も懺悔と贖罪のために悪魔を退治しています。

クンカルの預言者プロメテウス
「循環は再生のようなものだ」
タイタンの故郷である惑星「ティティル」にはもう1つの種族がいました。
ルーンを用いて魔法を操る神秘の種族「クンカル族」は、タイタンが消えたティティルから消えました。
彼らは大気の流れを魔力に変える能力を持ち、
その力で未来と過去を読む預言者たちでした。

プロメテウスはこのクンカル族とタイタン族とのハーフです。
タイタンの中でも特別な12軍神はたとえ命を落としても
超越的な科学力により記憶を失ったまま複製した肉体で蘇ることができます。

ノアで命を落としたプロメテウスは、迫りくる戦争に備えてティティルを訪れました。
不思議なクンカル遺跡にたどり着いた彼は、
自分の体に刻まれた模様がとあるルーンであることに気づきました。

そして預言者のロアである「ジンウガ」から過去の記憶を読む能力と
古代クンカル族が使っていた魔法の力を習得しました。
今、古代の力を手に入れた偉大なるタイタン「プロメテウス」が戻ってきます。

タイタンの執行剣ヘリオス
「失敗は繰り返さない」
アストライアによりミミルの封印がすべて解かれ、
戦闘民族であるタイタンはオデッセイ連合に再び合流します。

オーディンの死と元老院の陰謀により、以前ほどの力はないものの、
依然としてオデッセイ連合内での立場は強く、新たに生まれたタイタンの軍隊は、
総司令官ヘリオスと3名の司令官クロノス、アトラス、テティスにより再編されました。

総司令官ヘリオスはタイタンの執行の剣として新しいタイタンを牽引しています。
オーディンは死ぬ直前に自分の力を生き残った軍神たちに分け与え、
彼女は自分の意志と努力によりオーディンの力を解放します。

そして今、彼女が戦場に足を踏み入れようとしています。

戦争の終焉ヒュペリオン
「さあ!私が来たぞ!」
ヒュペリオンは圧倒的な火力でどんな敵も消滅させてしまう戦争の英雄です。
古代からタイタンは宇宙の覇者として君臨し、宇宙の秩序を維持してきました。
どの種族もタイタンの勢力内で戦争を起こす勇気はありませんでした。
これは、戦争の終結者であるヒュペリオンが怖かったからです。

オーディンの時代が終わると、彼は大砲アストラを降ろし、軍神の座を捨てました。
多くの時間が経った後、
星の歌を探すという重大な任務を受けたヘリオスは、ヒュペリオンに会いに行き、
同行してほしいと頼みました。
栄光の時代と共に歩んだ百戦錬磨の老人は、帝国タイタンの栄光のために、
再びタイタンの軍神に戻りました。
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+ 七太子

七太子

世界樹林チェン
「私もあなたの力になりたいの!」
世界樹林の管理者であるチェンはテリャン族の族長の娘であり、生命の力を司る者です。
奈落の軍隊が引き起こした大戦争でテリャン族は危機に陥り彼女の父親である族長は、
一人娘を安全な世界樹林に隠しました。
そこで彼女は最も古い生命の樹木から、その苗木を授かりました。
そして戦争の間、回復と五行相生についての秘法を悟ります。

七太子の活躍により戦争に勝利し、テリャン族は平和を取り戻しました。
姫を迎えにやってきた七太子の隊長は、チェンの幼馴染であったヴァンでした。
カリスマ溢れる青年に成長した友人を見て、チェンは胸が高鳴りました。

時が流れ、チェンは七太子の一員となりました。
対外的には姫である彼女に、ヴァンは事務的でそっけない態度で接します。
そのたびにチェンは小さなため息をつきますが、彼の態度が嫌なわけではないのです。

アサダルのランラン
「僕には使命があるんだ!」
ランランは魔法都市アサダルのテリャン族最後の魔法使いであり、知識の継承者です。
アサダルの魔術師たちは、最初の魔術師である赤い龍王から魔法の神秘を学んだ最初の集団です。

その長い歴史の中でも、テリャン家の当主であるランランの兄シンシンは比類のない天才でしたが、
魔法学校時代の友人だったジェーン・ド・ゲレバイルの嘘に騙され、
アサダルにエレボスの大群を呼び寄せてしまいました。

炎の力でエレボスの主人になれるという言葉が嘘であることに気づいたシンシンは、
美しく高貴な古代都市が燃えさかるのを見て絶望しました。
そして自分の命を捧げてアサダルの守護神であるヘテを目覚めさせました。

ヘテはシンシンの命をかけた命令に従い、ランランを守りました。
朝が明けると、廃墟にはヘテと幼いランランだけが残っていました。
すべてを失った幼い少年は、アサダルの滅亡が兄の過ちであることを知りません。
ただ、ランランは一族の生き残りとして、憧れの兄の代わりになる使命感や、
アサダルへの深い懐かしさから血のにじむような努力を重ね、七太子の一員となりました。

しかし、少年にはいまだ知りえない真実が残されています。

激動のモモ
「うーむ…この場合は…」
大地のシャーマン、激動のモモは七太子を創設した初代リーダーであり、七太子の最高幹部です。
ロアの力を納める器としてアークリアクターを開発していた時に起こった事故で、
助手であり恋人であったチウを人造の体に移植し、
その時にモモはエレボスに対抗する新たな方法を考案しました。

宇宙で優秀な資質を持つ者たちを集め、特殊部隊を創設し、
古代のアークエンジェルの一つであるフレアの記録をもとに、
新たなアークバスターを製作して対応することでした。

エレボスに対するモモの比類なき知識と経験は、
ハイドン総司令官ギグスも頼りとし、銀河特務部・七太子はそのような背景から、
ハイドン最高の対エレボス特務部として成長することができました。

今はリーダーの座をヴァンに譲り、チームメンバーにアドバイスをする役割に満足しているものの、
モモはまだ最前線で活躍するのに十分な強さと能力を持っています。
宇宙に闇の影がかかり始め、
宇宙最高の大地のシャーマンと呼ばれるモモの力が再び輝く時が訪れました。

鈴の音のミユMK5
「猫の首に鈴をつけるニャン!」
彼女の本名はチウ。大地のシャーマンモモの恋人であり、七太子で最速の特別捜査官です。
過去、チウは恋人であるモモ博士と一緒に強力なロアであるホウゼンの力を研究していました。

人工知能の義体がホウゼンの力を使えるようにするために、
小型アーク原子炉にロアの力を蓄えるという研究は、恐ろしい事故に終わりました。
それによって、ホウゼンも彼らの前から姿を消してしまいました。

瀕死の彼女は、ホウゼンの力を宿すために作られた人工義体ミユに人格を移植されました。
ロアの力で迫り来る脅威に備えようとしたモモの最初の試みが失敗に終わると、
ギクスとモモ、ミユは七太子を組織することにしました。

七太子の一員として、ミユMK5は大いに活躍しました。
特に、敵の影に隠れ、鈴の音とともに死をもたらす彼女は
全宇宙の犯罪者、死を追う追従者たちに恐怖の対象となりました。

100の名を持つヴァン
「任務を遂行する」
ヴァンはテリャン族の武士の家に生まれました。
大変高貴な家柄であり、テリャン族の王女チェンとは幼なじみでもありました。

エレボスの狩猟に特化したテリャン族は、ハイドン内で優秀なハンターとして名声を得ましたが、
長い平和の時代が訪れ、次第に没落の道を歩み始めました。

少年になったヴァンは、宇宙一の怪獣ハンターになり、
一族を復興させる一心で放浪の旅に出ました。

こうして、1000匹斬りのヴァン、片腕で戦う半分ヴァン、紅の剣ヴァン、などの異名を持つ
宇宙でも名高い剣士となり、優れたハンターとして成長しました。
七太子の創始者であるモモは、彼に銀河特務部のリーダーの座を譲り、
そしてテリャン族の未来を彼に託したのです。

チェン、ランランなどの新世代と共に、ヴァンは毎回、ハイドンからの任務を完璧にこなしました。
タイタンの世界で感知された巨大な宇宙龍のエネルギーにより、ギクスが総召集令を出したとき、
モモやミユ、そして先代の七太子まで揃った集まりの中でも、
ヴァンは銀河特務部の隊長であり、七太子のリーダーであることを誰もが否定しえない英雄になっていました。

銀河の太公望アーリン
「あなた達が誘う場所へ最後までついて行くわ!」
クルンが復活した日。
アーリンの誕生を祝福してくれた赤と青の流星が再び現れ、彼女の頭上を通り過ぎました。
自分を誘う何かを感じた彼女は流星が飛んで行った深淵の銀河へと、一人旅立ちました。

光を失った流星が落ちた深淵の銀河のどこかで、
アーリンは伝説の守護神を召喚できる「海神の遺物」を見つけました。

深淵に眠っていた新たな力を手に入れた彼女はタニクとホロを自分が生まれた守神寺に残したまま、
宇宙の果てに向かう戦場に参戦しようとしています。

カタトゥンボの雷イオン
「それじゃ行くよ~!」
科学王立学校の名誉教授となったイオンは、養父であるリッツが進めていた研究資料を見つけました。
ハイドンの主任科学者であったリッツは、量子次元で起こる奇妙な干渉を研究していました。
イオンはその研究を続けることにしました。

無数の実験と研究を続けていたある日、
研究室で大きな爆発が起こりました。かろうじて生き延びたイオンは、倒壊した研究室で
実験場の中央に浮かぶ青白いエネルギー源の痕跡を見つけました。

無誘導抵抗充電メカニズムと名付けたエネルギーは非常に強力でしたが、危険に見えました。
イオンは、過度にリスクの高いエネルギー源を研究目的でのみ使用することを決めたものの
新生宇宙連合の存続を脅かす敵が現れると
彼女はこの強大な力を自分のホールムバイクをアップグレードするために使いました。

そして驚いたことに、ホールムバイクは
最初から無誘導抵抗充填メカニズムが適用されていたかのように、完璧に作動しました。
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+ ハイドンの翼

ハイドンの翼

美しいナイアーラソテップ
「戦いをやめて私を愛してください」
英雄ハイドンの後継者、惑星ハイドンの姫君ナイアーラソテップは宇宙で最も美しい女性です。

聖なる力を持つ種族であるセラフィムは、彼女を見るやいなや彼女の愛の虜となり
ついには種族全体がナイア姫に忠誠と献身を誓いました。

どこに行こうとセラフィムが共にいるため、彼女の周囲は聖なる治癒と保護の力で満ちています。
ナイアーラソテップが戦場に姿を現すたびにその美しさの虜となった者たちは武器を手放してしまいました。

総司令官ギクスは彼女の信じられないほどの美貌を、紛争を収めるために使うことを決めました。
そうしてハイドンの翼に所属したナイア姫はそれを王族の責務であると考え
自分に与えられた任務を誠実に遂行しているのです。

電子の物理学者セイ
「私は最後に恐怖という感情を感じた」
ハイドン総司令官ギクスの愛娘セイは天才的な物理学者であり、ハイドンの翼の一員です。
彼女は超電子の宇宙最高の専門家であり、最年少の銀河系大学の量子物理学教授でもあります。
天才的な学者であった彼女が電子を扱う力を得たのは、事故によるものです。

真空成長実験チャンバーの中に閉じ込められ、彼女の肉体は原子単位にまで分解されてしまったのです。
しかし、ギクスから受け継いだ強靭な意志の力で、彼女は14日間で自分の体を再構築しました。

その後はこれまでとは違う視点で世界を見るようになりました。
宇宙に満ちている量子の動きが見え始めたのです。

こうしてセイは「電子の妖精」と呼ばれ、ハイドンの翼の一員となりました。
量子の動きから未来すら予知できるようになった彼女の活躍で
宇宙はかつてないほどの平和を手に入れましたが、セイは少しも安心できません。

事故を起こしたあの日から、彼女の目には暗い宇宙の向こう側から、
不気味な電子の動きが見え始めたからです。

タンクンバスター シーズ
「バスタァアアー!オン!」
ハイドンの翼に所属してから、シーズは多くの天才や選ばれし者たちに出会いました。
そのたびに彼女は様々な知識を学び、科学者モモに教えを乞いました。
モモは彼女に星の力を機械に宿してみることをそれとなく提案しました。

ですが、シーズは師匠のモモにそう言われる前に、そのアイデアを実行していたのです。
もちろん、その力をタンクンに宿す実験にも成功していました。
ただ彼女は自分が魔法のような力を使うことを戸惑っていただけなのです。

今まですべての魔法学校に拒まれた過去があるからかもしれません。
闇皇が帰還した日、空は無数の奈落の怪物たちとエレボスで覆われました。
アークバスターは修理中で、兵士たちは傷つき疲れ果てていました。
彼女は今まで隠してきたタンクンの2番目のエンジンを起動させました。

「バスタアアアー!オン!」

許しの砦ジークフリード
「片手には正義を、もう片方の手には懲罰を」
気品と人望を兼ね備えた今のジークフリードからは想像できないでしょうが
過去の彼は持って生まれた怪力で力任せに乱暴を働くならず者でした。

この野生児のような男は、惑星最高の美人と言われるナイア姫を慕っていましたが
天狗になっていた男は結局ナイア姫の心を射止めることはできませんでした。
その代わり、彼女の傍で最も険しい戦場に向かうことを決心したのです。

戦場は一層深刻さを増しています。
龍皇クルンと戦ったと言われるハイドンの遺物の盾「フォーギブネス」は
姫を護るために数千回も盾をかざす主であるジークフリードに
自身の真なる姿を現出しました。

真の姿となった盾を手にした騎士は、宇宙の滅亡さえも食い止める生ける要塞となったのです。

ハイドンの未来カイヘン・レン
「未来は力づくで手に入れるものだ」
カイヘン・レンは新生宇宙連合を構築した8つの家門の長子として生まれました。
マスターは剣聖エルヘンで、躓くことなく成功街道を突き進んできました。

しかし自分とは真逆の環境で育ったヴァンに会った彼は
自分にない野性味と苦難の痕跡を感じたのです。
ヴァンへの嫉妬心は少しずつレンを変化させ始めました。
マスターであるエルヘンは、ヴァンに対する嫉妬心が
ハイドンの未来に繋がる素晴らしい刺激になると信じ
レンもまた今までは秩序の範囲内で力を鍛えてきました。

しかしクルンと遭遇した後、若い騎士は絶望的な限界に直面しました。
この世の終末を間接的に体験したレンは
力がなければ未来を手に入れられないと考え始めたのです。

そして彼は混沌の力を受け入れることを決心しました。
心の奥に芽生える不安を懸命にかき消しながら、
秩序と混沌の力を振るう騎士はハイドンの未来を切り開くために戦場へと赴きます。

マスターマインド ティヒ
「ビッコ!出撃準備!」
ティヒはモモ博士が作った最初の小型アークバスタービッコのパイロットであるマスターマインドです。
元々は普通の学生に過ぎなかった彼女は、
たまたまビッコが開発されている研究所の前を通りかかったときに、
龍皇クルンが送ったエレボス軍の攻撃を受けることになりました。

モモ博士は罪のない少女を守るため、未完成のビッコを出動させました。
少女の前に現れたビッコは、運命のように彼女を自分のマスターマインドとして迎え入れ、
エレボスを撃退し、星を救いました。

その後、モモの推薦を受け、ティヒはビッコのマスターマインドとなり、戦場を駆け巡りました。
小型のアークバスターで宇宙海賊を倒す少女の物語は大好評を博しました。
ハイドンの翼の中でティヒは最も人気のあるメンバーになりました。

彼女はまだ幼い女の子なので、多少プレッシャーを感じているようですが
宇宙を守るという誇りを持って、今日もビッコと一緒に出撃します。
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+ イースター私掠艦隊

イースター私掠艦隊

海賊王クリストファー・エイバリー
「新たな冒険!ドキドキするな?」
海賊王クリストファー・エイバリーはイースター帝国の私掠艦隊第2部隊の隊長でした。
自由と冒険に憧れる彼は消えた六つ星の宝、七皇の墓などを探険しました。

オデッセイ連合は危険な力を探し回る彼に膨大な賞金を懸けました。
彼は海賊となったのです。
その後、イースター皇帝の招待により、私掠海賊の一員となりましたが、
彼は皇帝の命令に従わずスペード海賊団を独自に組織して活動しました。

古代の五大龍が残したと言われる宝を見つけたクリストファーは、
遺跡でクレイ・エセルに出会いました。
そして新しい世界を見せるというクレイの約束を信じ、隊長の座を彼女に譲りました。
クレイ・エセルが現在率いるイースター私掠艦隊の前身がスペード海賊団なのです。

彼が満足するほどエキサイティングな冒険と目新しい経験が続いている間は、
彼と彼の私掠艦隊はクレイエセルについていくでしょう。

未来のフランシス・ロロノア
「あなた、な~んにも知らないのね?」
ロロノアはある日突然現れて、その名を轟かせ始めた海賊です。
実は彼女は200年後の未来からやってきたハイドン抵抗軍の最後の司令官です。
クレイ・エセルが活躍できなかった未来からやってきました。

ロロノアの世界ではレアの体を乗っ取った龍皇クルンが予言の英雄たちを全滅させ、
宇宙に復活した七皇によりオデッセイ連合は敗北し、滅亡を目前にしていました。
唯一残った抵抗勢力、ハイドンの若きアーチャーであったロロノアは先の英雄たちの犠牲を目にしながら、
熾烈な闘争を続けました。

敗北を目前にした最後の日が近づいたとき、
モモやセイなど天才科学者たちは小型のブラックホールコアを活用したタイムマシーンの開発に成功し
フランシス・ロロノアはクルンがレアの体に転魂することを防ぐために今の宇宙、
彼女にとっては気の遠くなるような過去の世界に渡ってきたのです。

未来を救う方法を探し求めていた彼女はクレイ・エセルの計画を聞いて賛同します。
目的はただ一つ。
二度と辺境の惑星にいる姫の体に災いのようなクルンを降臨させないことです。

永遠のアン・ボニー
「酔っていると時間が経つの忘れちゃうね」
アン・ボニーは最初の宇宙海賊であり、最も長く生き残った伝説の海賊です。
彼女はエネアドやタイタンのような悠久の歴史を持つ帝国でさえ空を飛べない時代、
最初に宇宙の深淵を探検するために飛び立った者の一人でした。

彼女は深宇宙の果てで、時間の龍であるアフリマンが残した遺跡を見つけました。
そして、時間の指輪を所有した最初の人物となりました。
その遺物は彼女に永遠の命を与えましたが、
大切な人たちが消えていくのを見守らなければならなかったアン・ボニーにとって、永遠の命は呪いでした。

無限の時間の中で、彼女は死を望んだが、どんな危険も彼女を襲うことはありませんでした。
クレイ・エセルと共にアン・ボニーは宇宙の滅亡を目的に動き始めました。
そして、遅かれ早かれその目的は達成されそうです。

偽りの炎ジェーン・ド・ゲレバイル
「くっくっく、私は欲しいものを手に入れる」
ジェーン・ド・ゲレヴァイルは海賊レッドシャーク団の船長であり、すべての魔法を所有しようとする魔術師です。
彼は辺境の小さな星に生まれた病弱な少年でしたが、努力して魔法学校に入学しました。
そこでテリャン族の天才少年シンシンと出会い、ジェーンはとんでもない才能の差を実感します。
そして彼のすべての魔法を奪うことを決意しました。

時が経ち、ジェーンは海賊団の船長となり、シンシンを訪ねました。
彼は巧みな嘘でシンシンの炎ならエレボスを操れるだろうと騙し、
無邪気な天才魔法使いの友人は、愚かな希望を抱いてアサダルにエレボスを召喚しました。

燃え盛るアサダルの廃墟。
倒れた草むらの前に、ジェーン・ド・ゲレヴァイルが満面の笑みを浮かべて現れました。
彼は長い間準備してきた計画を友人に伝え、彼の魂と魔法の才能を吸収し
テリャン族の炎の魔法を自分のものにしました。

こうしてレッドシャーク団の隊長は、かつてないほど強力な赤い炎の魔術師として生まれ変わりました。
彼の欲望はまだ終わっていません。
彼はクレイ・エセルと共に全宇宙のすべての強力な魔法を欲しがっています。

死の代行者ゼルエル・ゾルディック
「我々は全員一つの場所に向かっている」
死者は憎悪と狂気に駆られて生きているものを探し回ります。
ゼルエル・ゾルディックが亡者の世界で見たものは単なる死ではありませんでした。

彼がクレイ・エセルの船に乗ったのは偶然ではありません。
闇の力を渇望していたクレイエセルにとってゼルエルは素晴らしい航海士の役割を果たしたのです。

「太初の七大天使が最後に全宇宙を死で染めるだろう」

アトゥムとなったクレイ・エセルは忠臣たちに力を分け与えました。
自分の役割を最もよく理解している冥王ゼルエル・ゾルディックは
死そのものである死神の力も操れるようになりました。
死があなたに近づいています。

闇の女帝アトゥム・ザ・クレイ・エセル
「破滅へのカウントダウンが始まった」
イースター連合は宇宙で最も巨大な海賊集団でした。
彼らは遥か昔、エレボスから宇宙の覇権を取り戻すためにタイタンと連合を組みます。
クルンとの戦争で勝利を収めた後、イースター連合はオデッセイ条約により
一つの連邦として認められ現在のシャラク惑星に拠点を築きます。

しかし海賊出身の集団をオデッセイ連合は快く思っていませんでした。
イースターの先代皇帝「バーソロミュー・ロア」が連合に対する反逆罪で処刑されたことにより
イースターの勢力は衰退し始め、そのほとんどは宇宙海賊に戻ってしまいます。
オデッセイ条約は海賊に戻った彼らにとって足枷と等しく、いつでも連合の召集令に従わねばなりません。

こんな環境で育ったクレイ・エセルは、自由を手に入れるための力を求めました。
長い冒険と探求の末、ついに王冠の真実とアストライアの知識に迫ります。
そして今、彼女はオシリスに潜む闇皇アトゥムの力に着目しています。
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+ アリア・ド・ガセス

アリア・ド・ガセス

闇の賢者ダルカン
「秘密のベールを明らかにしよう」
ダルカンはアリア・デ・ガセスの最高の魔術師であり、宇宙でも名高い賢者です。
生まれてから光の呪いを受け、日光の下に出ることができなかった少年ダルカンは
闇の尖塔に住んでいました。

茫漠とした時間が流れる中、闇が彼に話しかけました。
闇は彼に光のベールの下に隠された秘密や魔法について教えてくれました。
闇が教えてくれた魔法で日光を遮ることができるようになったダルカンは
世界に出て、エルフェン種族最強を選抜する冬王座で優勝しました。

真昼の太陽のように眩しく輝くブリーズ・ザ・ウィンターに近づいたウィザードは
彼に対する忠誠心と共に、明るく輝く未来を与えてほしいと懇願しました。

賢者ダルカンはそれ以来、アリア・デ・ガセスの一員となりました。

音速の槍リ・セイムン
「1秒あれば十分だ」
凶槍「光炎の端」は千年の間、リ・セイムン以外に扱える者がいませんでした。

猛烈な熱波のために誰も触れることができず、放置されていた炎の槍を
幼いリ・セイムンは何事もなく手にしました。
彼は槍がとても冷たいと言って、おもちゃの代わりに槍を振り回しました。
ブリーズ・ザ・ウィンターは彼の武芸を見て絶賛を惜しみませんでした。

困難な戦場でもリ・セイムンは常に先陣を切ったのは、主君への忠義によるものです。
ファーストクラウンの軍隊が音速の封印という名の下に幾重にも彼を包囲したとき、
彼はたった一度の突撃で包囲を突破し、仲間の元に戻りました。

快活に笑うブリーズ・ザ・ウィンターは、彼を音速の槍だと称賛しました。
それ以来人々は彼を音速の槍リ・セイムンと呼ぶようになりました。

軍団長ラステア・テリン
「高貴な名誉を知る者は少ない」
ラステア・テリンは、龍皇とも戦った古代エルフの大王テラの子孫です。
クルンをかろうじて倒したとき、大王に従った1万人のエルフェン騎士団は
エルフェン王が戻れば、いつでも深淵から剣を持った彼らが馳せ参じると誓ったのです。

その誓いの資格は代々受け継がれており
今でも彼らはラステア・テリンの呼びかけに冥府から現れ、敵に突進します。

古代のエルフの騎士団が戦場に現れると、味方を鼓舞し、
敵軍はその勢いに押され、戦意を喪失します。

ラステアが宇宙に降り立った凶悪な闇の勢力を全て倒す日、
何千年もの間、高貴な誓いと契約を履行してきた彼らの魂を解放してあげたいと思っています。
しかし、平和はまだ遠いようです。

暴風の後継者アシュレイ
「俺はまだ君に勝てていないね」
怪盗アシュレイは白の大公の力を手に入れようとしていたと言われています。
ですが彼はそれよりも白の大公に勝ちたがっているように見えました。

狙っていた力を結局ファーストクラウンに奪われると、アシュレイは悲惨な死を迎えました。
本当に全宇宙に名声を轟かせた怪盗はそれで死んでしまったのでしょうか?
偉大な怪盗は人を欺くことに長けているものです。

それからしばらくして、
宇宙のあちこちで雲師の奇宝を手にしたアシュレイの姿を見たという目撃談が続出しました。
アシュレイは本当に白の大公の復讐のために遺跡を探し回っているのでしょうか?
ある者は、そのアシュレイは偽物で、ただの模倣犯に過ぎないと言います。

しかしある日突然、嵐を起こす男が現れ、あなたにこう言うかもしれません。
「アトゥムはどこにいる?俺の復讐は終わってないんだ」

勇者アイシャ
「どうして勇者を待ってるの?私がいるのに?」
アイシャは万能兵器ルールブレイカーに選ばれたエルフェンの勇者です。
ルールブレイカーはエルフェンの聖地である龍の迷宮で何千年もの間、自分の所有者を待っていました。
龍の迷宮に近い村で生まれたアイシャは、幼い頃からルールブレイカーの伝説を聞きながら育ちました。

『いつかエルフェンを救う運命の勇者が現れ、迷宮からルールブレイカーを目覚めさせるだろう』

幼いエルフの少女は、勇者を待たずに、自分が勇者になればいいのだと考え、
迷路に挑戦する戦士から武芸を学び、魔法使いから知恵を学びました。

そうしてアイシャは数千年ぶりに龍の迷宮を攻略してルールブレイカーの所有者になりました。
彼女の次の目標は、ガセスを戦争のない平和な世界にすることです。
そのためにアリア・ド・ガセスの一員となり、ブリーズ・ザ・ウィンターに忠誠を誓いました。
アイシャは粘り強く新しい目標に向かって進んでいます。

助言者アレリア
「私が見たことを伝えます」
アレリアはすべての霜の妖精の犠牲によって生まれた最後の霜の妖精です。

彼らの故郷であるムンドゥスは、グラトニーが奈落の底から現れたとき、滅びた世界の一つでした。
平和を愛する霜の妖精たちにとって、七罪源の出現は止めようのない災厄でした。
そこで彼らは力を結集し、グラトニーを撃退する究極の調停者、アレリアが誕生したのです。

グラトニーの破壊は止まらず、奈落の淵が広がり、他の侵略者まで現れると
アレリアには到底故郷を守ることができませんでした。
そこで彼女は美しいムンドゥスの姿をそのまま残すために、惑星に永遠の冬を呼び込み、
その世界を凍らせた後、助けを求めるためにすべての龍の故郷であるガセスに向かいました。

そこでブリーズ・ザ・ウィンターに、自分が見た災厄とこれから起こる危険を知らせました。
賢明な霜の妖精の集合体である彼女を、ブリーズ・ザ・ウィンターは自分の助言者にしました。

そうしてアリア・デ・ガセスの一員となった彼女には、たった一つの目標と夢があります。
宇宙に蔓延する闇が消えた後、彼女の美しい故郷に春をもたらすのです。
まだその星には凍てつくような寒い冬が続いています。

光の射手イシリエン
「アルネンの光があなたに届きますように」
イシリエンは、聖なるエルフェンの星アルネンに選ばれた星明かりの射手です。
星明かりの射手は、母から娘へと受け継がれる神秘的な赤い星明かりの力を行使します。
彼女も母親からアルネンの光を受け継いでおり、そのことを誇りに思っています。

戦闘に臨むイシリエンの体の周りには、比類なく美しい星明かりが溢れています。
彼女は戦場で新しい仲間として、真っ白な肌のダルカンに出会いました。
アルネンの光は非常に強力で、ダルカンの闇の幕まで突き破ってしまいました。
イシリエンは美しい賢者を守りたいという気持ちを抱いていますが
近づけば近づくほど、アルネンの光はダルカンを苦しめました。

なかなか彼に近づくことができない中、イシリエンの気持ちは
より新鮮で愛らしい感情に変わってきているようです。

トゲの騎士テレナス
「大切なものを護る力」
惑星ガセスの赤い渓谷の最奥には1本のバラが咲いています。
妖精の涙が集まってできた悲しみの泉で育った花はトゲの花テレナスでした。

テレナスは悲しみから生まれたが故の呪いを抱えていました。
それは彼女に近づくものすべてが、まるでトゲに刺されたように死んでしまうというものでした。
誰一人訪れるもののいない孤独に苛まれるテレナスのもとへ白の大公がやって来ました。

「私ならその呪いに耐えられる。共に居よう」

クルン・ザ・ラグナロクが復活した日、白の大公の一家は恐ろしい悲劇に襲われました。
悲しみの泉に再び1本のバラが咲きました。
その花は自分の誓いを守るために鋭いトゲを持って帰ってきました。
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+ 四天王の剣

四天王の剣

死の花の精霊ベルダ
「今日は死が咲き乱れそうね」
真紅の王はいなくなりましたが、彼女は王の民と領地を守らなければならないと言いました。

敵に数百通りもの死を与えつづけてきた魔女はこれからは死から人々を救わなければなりません。
花の精霊族の女王であった魔女は、手放した力を取り戻すことにします。
再び女王の力を手に入れるために、彼女は精霊族の長老を訪ねました。

「女王様、やっとお戻りになったのですね。永遠の命をあきらめるつもりなのですか」

「うん。この命に代えても守らなければならない人たちがいるから。」

これから死の花を咲かせるのは魔女ではなく女王です。

失われたヴェネッタ
「誰ですか?」
ガセスの最高の医師であるヴェネッタは、死さえも治すことができる幻想具現の力の持ち主です。
彼女は血液がすべて枯れて死に至る不治の病である疫病を患っていました。
師匠であり父であるヒュルク博士は、娘を生かすために生涯を捧げました。
彼はヴァイオレットリスクが祝福したとされる泉、天香の泉を娘に輸血しました。

手術は成功し、ヴェネッタは健康を取り戻したように見えました。
そして彼女の血は美しい青色となり、瀕死の人でも生き返らせる霊薬となりました。
善良なヴェネッタは、健康な体と病人を治す能力をとても愛していましたが、
副作用として、血を与えるたびに記憶を失うようになりました。
それにもかかわらず、ヴェネッタは人々の命を救っています。

自分を抱きしめ、涙を流す父親の顔すら忘れてしまいましたが、
彼女は病が治った瞬間の喜びだけを感じ続けるでしょう。

時を止めるアッシュ
「あんたの時間は終わりだよ」
アッシュは龍の揺りかごで生まれた龍族の中で最も強力な騎士です。
ガセスの龍たちは、龍の揺りかごで生まれ、戦いながらそれぞれが一つの才能を目覚めさせます。
揺りかごで生き残ったのは二人、アッシュとイネリーだけでした。

アッシュは敵の時間を操る才能に目覚め、不敗の深紅の王の騎士となりました。
しかし、戦場で出会った白の大公に、彼は敗北を喫し、
生まれてからずっと一緒にいた唯一の友人であるイネリーまで奪われてしまいました。

友人を取り戻すために、アッシュは懸命に戦い、
ようやくたどり着いた白の大公の城の前で、美しい笑みを浮かべているイネリーを見つけます。
イネリーは友人に深紅の王の元には戻らないと告げます。
今まで見たことのないような美しい笑顔とともに。

アッシュはまだ決めることができません。
深紅の王への盲目的な忠誠心と友に対する友情の間で。

銀色のイネリー
「私には守りたい人ができたの」
イネリーは深紅の王ファーストクラウンが生み出した人工生命体であり、空間を切り裂く暗殺者です。
龍の揺りかごで作られたホムンクルスであるイネリーは、感情のない道具のように標的を殺してきました。

戦場で少女イネリーは白の大公に捕らわれてしまいました。
深紅の王は道具を取り戻そうとしなかったので、彼女は暗い牢獄で何年も過ごしました。
善良な王女メルエンが彼女を解放してくれるまで。

無条件の優しさに、無感情だったイネリーの心に感謝という感情が芽生えました。
そして、心の底からの忠誠をメルエンに捧げました。
深紅の王の要塞である龍のゆりかごが彼女に与えた力は、空間を操作する力です。
その力をイネリーは白の大公の姫のために使っています。
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+ 五大聖位

五大聖位

夢見る女神ハーツ・ヘルシング
「夜が明けるわ。闇を追い払う時よ」
ハーツヘルシングは女神エル・ガイアの戦闘意志から生まれた女神の化身です。
彼女が誕生した時に起きた衝撃波は、全宇宙の紛争を一気に終わらせるほど膨大でした。

宇宙の被造物があまりにも弱すぎると考えたハーツ・ヘルシングは自分の力を四人の聖位に分け与え、
自分は女神の夢の中で宇宙の秩序と平和を見守ることにしました。
そして夢の向こう側からノア、タイタン、ガセスに繋がる英雄たちの活躍も見守ってきました。

彼女の力を受け継いだ三大聖位は消え、
五大偉人ホワイトヘルが女神の力を受け継いでガイアを名乗った時、
ハーツ・ヘルシングは主を求めて戻って来た女神の力と共に目覚めました。
夢を見ていた女神は遂に闘争の女神となり宇宙に戻ってきたのです。

楽園の昇天者バイオレット・リスク
「今、私たちが希望を残さないといけないわ」
バイオレット・リスクは太陽から力を得てきました。
六つの太陽が燃えるその地に、巡礼者たちは女神の殿堂を探し出すことができませんでした。
慈悲と生命のために彼女は五つの太陽を射抜いてしまいました。
それは星を生命と祝福に満ちた美しい楽園にするためでした。

破壊と闇が彼女の犠牲を無用の長物に変えると楽園の使者は新たな責務を悟りました。
絶望の満ちる中で希望を残さなければならないこと。
このためガセスの空に浮かぶ最後の太陽のすべてのエネルギーを受け入れました。

地平線に立ち、太陽のように輝くバイオレットを見て生き残った者たちはこう呼びました。
「天上に昇った者」だと。

エルイブンの災厄ブレイズ・イーター
「この力を再び引き出すとは」
ブレイズ・イーターはハーツ・ヘルシングから最後に聖位の力を授かった最強の聖位です。

天使と龍族の戦争が始まったとき、彼はどちらにも加担しませんでした。
戦争は天使の街エルイブンが陥落することで終わりました。

狂気に陥った龍の軍団が、戦意を失った天使たちを無慈悲に殺戮していると、
そこにブレイズ・イーターが乱入してきました。
狂気に陥った龍の軍団と黒の君主の戦いは、最強の聖位が放つ力に、
天使も龍も区別なく振り回され、怒り狂った黒の君主の力はとどまるところを知りませんでした。

最後の生存者である天使の少女が近づき、血塗られた彼の手を握るまで。
グラビスの顔を見た瞬間、ブレイズ・イーターの破壊は止まりました。
彼は彼女に破壊の道ではなく、奇跡の道を歩むことを約束しました。
そして自分の宝珠に破壊力を全て封印してしまいました。

彼が再び破壊を決意した瞬間、
エルイブンの災厄と呼ばれた黒の君主が姿を現わします。

月の主ブリーズ・ザ・ウィンター
「今宵は満月が美しいな」
月の主であるブリーズ・ザ・ウィンターは、ハーツ・ヘルシングから最初の聖位の力を受け取りました。
古代から惑星ガセスの月に宮殿を建て、いかなる外部からの侵入も許さず、
そして白の大公と呼ばれ、女神の守護騎士として知られています。

しかし、愛する女性と一緒にいるために、
彼は月の宝剣「守護剣シルバームーンセイバー」を棄て、地上に降りました。
ブリーズ・ザ・ウィンターは強力なカリスマ性で、すぐに地上に大きな影響力を及ぼし、
深紅の王ファーストクラウンはそれを地上への侵略とみなしました。
二人の戦いは次第に大きくなり、最終的には破壊の七皇クルンの復活で結末を迎えます。

しかし、いまだ守護剣シルバームーンセーバーは月にある冬の城に眠っています。
いつの日か主人が戻ってきて、宇宙を守るために使われる日を待ちながら。
守護剣を掲げたブリーズ・ザ・ウィンターは、空を震わせる月の主です。

レッドスターの龍王ファーストクラウン
「母なる女神、ガイアのために」
「高潔」や「賢者」はかつて真紅の王を表す言葉でした。
それはクルンに出会う前の話です。

若く聡明であった魔法の創造者。
炎の龍王は白の大公と共に女神エル・ガイアの聖地を護るために七つの銀河を平定しました。

ガイアの意志と力を手にしたホワイトヘルは大戦争を目前にして
遥か昔の眷属を現在に呼び寄せました。

クルンに出会い傷つき、数千年の時を経て力を使い果たした真紅の王ではなく、
七つの銀河を支配していた時代の龍王、
魔法の創始者が神話の時代から今日に戻って来ました。
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+ 恋人、剣聖、そして…

恋人、剣聖、そして…

エルイブンの生き残りエル・グラビス
「母ガイアのために。約束を果たす時」
エル・グラビスは災厄の子と呼ばれ、後ろ指を差されてきました。
彼女はエルイブンの龍と天使、その唯一の生き残りだったからです。

どこにも安住することができなかった彼女は、女神の寺院にたどり着きました。
家族と故郷を失った最後の天使を不憫に思ったガイアは
彼女にエルの名前と龍の力を授け女神の寺院を護らせました。

ブレイズ・イーターは彼女に言いました。
「いつか自分の手についた血をすべて洗い流せるほどの命を救ったら、君のもとへ戻ろう」

惨劇の中で希望を与えてくれた彼女のために彼は必ず戻ってくるでしょう。
そしてそれまでエル・グラビスは女神ガイアとその憩いの場を護るでしょう。
まだ一度も使ったことのない天使の力を使うことになるとしても。

朱泉郷の希望メルエン
「あきらめません」
白の大公ブリーズ・ザ・ウィンターの娘、メルエンはロック王子と恋に落ちました。
ですがロック王子はクルンに肉体を奪われ、故郷は奈落により火の海と化してしまいました。

多くの人々を失いながらも、彼女は気丈に振舞ってきました。
まだ彼女に信頼を寄せる民と友がいるからです。

最後の砦である朱泉郷に向かって七罪源と奈落の勢力が押し寄せてきました。
メルエンは暗黒の大軍勢に立ち向かい、一歩も譲りませんでした。
残された者たちを護りたいという気持ちと愛する者たちに捧げる勇気。

奈落の刃がメルエンの命を奪おうとした瞬間、
彼女は雲をかき分けて差し込んだ眩い光に包まれました。

そしてブリーズ・ザ・ウィンターの宝剣シルバームーンセイバーが彼女の目の前に現れました。
すべてを護ることができる力。
シルバームーンセイバーの光が彼女の魔法に宿り始めました。

龍皇クルン・ザ・ラグナロク
「これが俺の力だ」
宇宙龍エレボスの創造者であり支配者でもある「クルン」の意志が
ガセスの真紅の王の後継者であるロックの身体を媒体に復活します。

遥か昔、最後の古代七皇であった彼は
戦争の敗北を直感し、自分の欠片を宿した武器ロンギヌスで
オーディンに深い傷を残します。

闇の傷に宿り、オーディンの体を依代にして復活を目論みますが
聡明なオーディンはその身とタイタンを別次元の宇宙に封印してしまいます。

しかし運命は巡り、「生命の王冠」の継承者である「ロック・ジン・ラグナ」という存在を介して
全宇宙の覇者が今蘇ります。

無敵のエルヘン
「クハハ、お前は何人まで耐えられるかな?」
エルヘンはアスラ一族の末裔です。
この種族は生涯強力な力を振るうことができますが、
追い詰められたときには狂気に陥り、死ぬまで破壊を繰り返す古代の種族でした。

17代目の剣聖となり、すでに歴代最強の称号を得ていますが、
本人はこれまで、本当の怒りを感じたり、自分の内側に蠢いている力を発揮した経験がありませんでした。
そのため、剣聖はいつか自分が抑えきれない怒りに染まるときを想定し
カイヘンに比肩するような天才たちを集めて教えていました。

クルンとアトゥムが復活したことに気づいた時、エルヘンは心の奥底から不安が消えるのを感じました。
何の心配もなく全身全霊で戦って死を迎えるだけの相手が存在することに気づいたからです。
エルヘンの体内に流れるアスラの血が燃え始めました。
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+ 堕落の七罪源

堕落の七罪源

虚無を貪る者グリード
「所有は存在の証から始まるもんだ」
奈落の奥底に落ちた闇皇の欠片は、底なしの地獄で虚無を感じました。
所有欲の化身であるグリードはすべての存在を無に帰す領域を前に恐怖し、逃げ出しました。
奈落のすべてを飲み込んだ彼の心の片隅には今も虚無への恐怖が残っています。

それと同時に貪欲の君主は耐えがたい欲求に駆られました。
「どうすれば虚無をこの手にできる?」

時間が流れ、闇皇が復活しました。頭を垂れたグリードは、闇皇に一つ質問をしました。
「闇の支配者よ、虚無をご存じか?」

闇皇にとっても危険極まりない力を、しかしクレイ・エセルは快く与えました。
「これでお前は虚無の扉を開けることができるだろう」

奈落の一番奥に到着したグリードは、
心に歓喜を満たして最も重く固く永遠に閉ざされていた扉を開きました。
ついに彼は存在していないものまで手に入れたのです。
そしてすべての被造物が虚無に戻ることを願う、
虚無を貪る者はその終末の日を待ち望んでいます。

貪り喰らうグラトニー
「こいつは天下一品だ!!ギャハハハッ!」
空虚の餓鬼と呼ばれるグラトニーは、奈落の底から抜け出し、
七太子の全員と戦った唯一の七罪源です。

彼は奈落の底で何でも食べていました。生きていない存在さえもです。
奈落を彷徨っていた餓鬼のような七罪源は、宇宙に向かう小さな扉を発見し、
美味しそうな香りを追いかけてこの世界の宇宙に現れました。

強大な艦隊と輝かしい生命たち!グラトニーにとって宇宙は最高の晩餐のように見えました。
銀河特務部は船さえも食べてしまう怪物を止めるために彼の前に現れました。
グラトニーは七太子を追い詰めるうちに、彼らがまだ成長していることに気づきました。
そして、彼らが最も強力になる瞬間にその味を味わいたいと考え、
満身創痍の七太子たちを放置して奈落に戻りました。

奈落に戻ったグラトニーは、甘く熟す宇宙の存在たちを想像しながら舌舐めずりをしています。

怒りの使徒ラス
「終わりなき怒りを味わえ!」
奈落は否定的な思念で創られた別の次元です。
そのため奈落で生まれたものは本能的に混沌に飢えています。
中でも最も破壊的な存在が七罪源です。

アトゥムが彼らに別の次元の存在を認識させた時、
七罪源は彼に忠誠を誓い、宇宙の破壊を約束されました。
ところが力の源となる奈落から遠く離れてしまった七罪源は
完全な力を振るうことができませんでした。

アトゥムが本来の力を取り戻し、奈落の門を完全に開放すると
怒りの使徒であるラスもまた奈落の完全な力を駆使できるようになりました。
これから彼女の怒りが全宇宙を覆い始めます。

溶けだす耽溺のラスト
「感情というのは奥深くて…致命的ね」
奈落の七罪源の一人であるラストは、一部の銀河では神として崇められています。
彼女の全身から溢れ出す甘い香りが次元を超えて宇宙の生命を堕落させたのです。

奈落と現実の宇宙の間にあるとても小さな隙間から漂う彼女の香りは
人々の精神を破壊し、快楽に溺れさせてしまいました。

彼女は奈落の奥で、ペットである双頭の蛇アスモデの冷たい鱗を撫でながら、
自分の奴隷となってしまった可哀想な者たちを嘲笑っています。

そして自分が奈落から出る日が来れば、
宇宙にいるすべての生命を自分の奴隷にすることを想像しています。
彼女が現れる日、すべての生命は試されることになるでしょう。

怠惰の深淵ソロス
「君を…楽にしてあげる…」
復活を遂げた闇皇はソロスの怪獣に名前をつけました。
怪獣の名はトロメ。
遥か遠い昔、闇皇ディアカの傍で光を飲み込み周りを闇に変えた闇皇の魔獣の名です。

そして今、ソロスのトロメは意欲を飲み込んで生きる魔物になりました。
ついに不完全だったソロスはトロメによって完全になりました。
魔獣に近づくすべての人間は意欲を食い尽くされ
怠惰の深淵に落ちてしまいます。
そして自分を蝕んでいく死をゆっくりと味わうことになるでしょう。

愛欲の牢獄エンヴィー
「アハハ!誰にもあんたを傷つけられない」
エンヴィーは奈落に相応しくありません。
彼女は底なしの愛を秘めているからです。
誰であろうと彼女から彼女の所有物を引き離すことはできません。
彼女は「実際」に、それ自体を歪めてでも自分の愛を貫いてきました。

闇皇が復活すると、
彼女の中にある闇皇の心臓が再び鼓動を打ち始めました。
そして彼女が愛すると決めたすべての命は永遠に彼女から離れることができなくなりました。

その愛し方は、相手の心臓をかじって喰らい
執着の牢獄で死ぬことすら許さないのです。

彼女の周りのあらゆるものが彼女の愛を受けますが、
彼女の愛に他人の意志や感情は考慮されていません。
一つの感情、絶望と苦痛だけが残されるのです。

傲慢の君主プライド
「敬拝なさい。あなたの最期を」
奈落の世界は物質宇宙の負のオーラのはけ口です。
奈落で最も強力な存在は言うまでもなく奈落の支配者である混沌の君主たちでした。

その中でも最強であった欺瞞の存在ディシーバーは傲慢の欠片を吸収して
恐ろしくも美しいプライドとして生まれ変わりました。

プライドに服従した混沌の君主たちは
闇皇により開かれた通路を利用して、
彼らの力を生贄として捧げています。

このすべての供物の目的はたった一つ。
エル・ガイアに対する激しい憎悪と復讐を成すことです。
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+ エネアド

エネアド

荒野の放浪者ゲブ
「すべての刃は鞘に入る時が来る」
ゲブはインプの最初の剣、エネアドの支配者、大地を切り裂く者と呼ばれる不世出の英雄です。
古代の戦争において、インプに最も近い場所で最も危険な戦場を駆け抜けた彼は、
インプが旺盛な力を欲していること、そして偉大な肉体を求めていることに気づきました。

ゲブは偉大なインプが試練の罠に陥ることのないように、
彼の望みを叶えるものを探して旅に出ました。

尊敬する父の闇を胸に秘めたまま、
いつかエネアドに不吉な炎が燃え上がった時には
戻ってくるという言葉だけをヌトに残して。

インプと兄弟たち、愛する人と宇宙を救う方法があるはずだと信じ、
果てしなく広がる荒野をさまよいながら、答えへの手がかりを探しています。

精霊の烽火ネフティス
「平和を取り戻しましょう」
ネフティスは聖霊の加護のもとに生まれました。
ロアと同じく精霊の一種である聖霊に囲まれて育った彼女は
エネアドの平和を守る執行官となりました。

宇宙全体が混乱と戦禍に巻き込まれると、
聖霊と心を一つにしているネフティスは
絶望と悔恨の感情に押しつぶされてしまいました。
苦痛にあえいでいた彼女は、ある聖霊の声を聴きました。

「聖なる光の導きに従いなさい」

その声は光と希望に満ちていました。
ネフティスが躊躇なくその力を受け入れると
太陽系を照らす聖なる光が体中に流れ始めたのです。

天空の先覚者ヌト
「地平線を目指していけば最後には大地と出会うわ」
愛を忘れるために空高く昇った女性がいました。
ヌトは宇宙が見えるほど高い場所でゲブを探すために
長い間、星の囁きに耳を傾けてきました。
天の川は月と星の力の使い方を彼女に教えてくれました。

神世界で七皇が目覚め始め、彼女の愛もこの世に再び姿を現しました。
深い夜が終わり夜明けが近づいていることを天の川は彼女にそっと告げます。
宇宙を覆う深い闇がいつかは消え去ることを知り
彼女は神秘的な月と星の秘密を使うことを心に決めました。
必ずやって来る夜明けの空のために。

混沌の審判者セト
「混乱してるのか?何の問題もない」
セトは自他ともに認めるエネアド最強の戦士であり、インプの9人の子の中で最も忠実な執行官です。
養父であり偉大な英雄であるインプが自身を封印し、ゲブが放浪の道を歩むと
末弟のセトには、深い心の陰ができました。

姉のイシスを愛するようになったのも、その時に彼女がくれた優しい慰めの言葉があったからです。
エネアドの指揮官となったオシリスに嫉妬した彼に、インプの声が聞こえてきました。
その言葉に従った結果、オシリスは首を失い、
インプの剣の前で、偉大なるラーの意思を理解し、彼は微笑みました。
それによって引き起こされた混沌を、人々はセトの仕業だと考えていますが、
彼は今も昔もインプの最も忠実な執行官であり、息子です。

死者を盗むアヌビス
「冥界を出た死者を捕まえるのは泥棒か?」
アヌビスは冥界を守る種族であるジャッカルの王であり、エネアドの執行官です。
はるか遠い昔、全宇宙が戦乱で混乱していたとき
怨嗟の呪いによって、死者が生き返るということが起こりました。

ジャッカルでは世界の秩序を守ることができないほどの危機が訪れたとき
アヌビスは自ら軍隊を率いて死者を冥界に閉じ込めることにしました。
しかし、龍皇クルンから始まった災厄は簡単には収まらず、
ジャッカルが守るアヌビスの王国、ハムナプトラは滅亡の危機に直面しました。

その時、天性の光の持ち主であり、運命の父であるインプが姿を現しました。
アヌビスはインプの前にひざまずき、混沌を鎮め、死者の秩序を取り戻すことを
運命の父に誓いました。

そして、死者を守り、監視する者として、インプが約束した日が来るまで
死の世界を守りながら、唯一自分だけの秩序を築くことを決意しました。

闇皇アトゥム・ザ・オシリス
「未来をぶち壊す」
遥か遠い昔、古代七皇との戦争において「インプ」の目的は
「タイタンのオーディン」や「ガセスのハーツ・ヘルシング」とは違いました。

その目的は古代七皇の力を手に入れることでした。
彼は「クルン」によってその術を知り、戦争で勝利を収めた後
その身をガセスの黄金の霊廟に封印してしまいます。

長い歳月が経ち、インプの内面で育まれた巨大な古代七皇の力が
自分を最も尊敬して従うオシリスを介して蘇ろうとしています。
伝説にのみ記憶された暗黒の皇帝が今復活します。

秘密を守るイシス
「知るべきではない真実に近づかないで」
イシスはエネアドのすべての秘密を知っているインプの養女であり、オシリスの妻です。
深い砂漠にある預言者一族の後継者として生まれた彼女は
戦争で一族をすべて失い、英雄インプの娘となりました。

インプは彼女にエネアドだけでなく、全宇宙の秘密を教えてくれた。
その中で彼女はインプが太初の力を欲していることに気づきました。

愛するオシリスが真実に近づけば近づくほど、イシスは彼を止めようとしました。
絶望的な事実は、彼も彼女も望んでいないことを知っていたからです。
オシリスが首を失った時、イシスは全力で彼を治療しました。

生命の領域に戻ったオシリスの内面から感じられる異質感を
イシスは秘密にしておくべきか悩んでいます。

夜の宮殿の主ハトル
「私の愛はあなたに、破壊はあなたを守るために」
ハトルは万人が愛し恐れる女神として夜の宮殿に身を置いています。

英雄インプは古代の戦争で孤児となった九人のエネアドを引き取りました。
その中でもハトルはインプが最も手をかけて可愛がった娘でした。
彼女のために自分のヘルムで夜の宮殿を作り夜空の星を取って宮殿の天井に飾るほどでした。

インプがハトルを可愛がった理由は彼女が内に秘めている殺戮の形、
セクメトの力のためでした。
いつか自分の肉体が衰えた時、
インプはセクメトの肉体に自分の魂を移そうと考えているのです。

何も知らないハトルは今日も夜の宮殿に残り
愛するホルスと共に戻ってくる父を待っています。

黄金の玉座の監視者ホルス
「侵入は許さない」
エネアド執行官ホルスは黄金の望楼の玉座に座り闇を見守る監視者です。
ホルスはインプと共に龍皇との戦争で活躍した先鋒隊長でした。
大きな手柄を立てたこの猛将に、大英雄インプは自分の黄金の槍を与えることを約束しました。

そして、エネアド帝国の中心に塔よりも大きな自分の槍を突き立て、
望楼を造りその柄の先端に黄金でできた玉座を作りました。

玉座に座ったホルスの目には宇宙の遥か彼方の闇まではっきりと映り
エネアドの栄光と平和を脅かす存在がいないかどうかを見守っています。
ガセスでクルンの復活を目にしたホルスは玉座から立ち上がりました。
その時、彼の体は燃え滾る太陽の黄金の光に満ち溢れていました。
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+ ダークソウル

ダークソウル

闇の勇者ラグナロク
「くっくっく。なぜ光の勇者だけがいると思うのか?」
ラグナロクはダークソウルの中でも伝説的な偉業を成し遂げた勇者です。

彼は、宇宙の運命と共にすることを予言され、伝説の勇者の家系に生まれました。
ダークソウルの預言者たちはラグナロクに3つの試練を与えました。
深い闇に眠っている恐ろしい怪物グレンデルを狩るのが第一の試練で、
復讐のために彼を訪ねてきたグレンデルの兄弟を殺すことが第二の試練でした。

最後に、タイタンをも恐れさせた宇宙龍エツィーラを退治して帰ってきた彼は、
大切な故郷の惑星がタイタン帝国の侵略を受けて滅亡したことを知りました。

偉大な勇者は怨念と闇に身を委ね、暗黒の戦士となりましたが、
彼らの星を解放してくれるというタイタン元老院の申し出に従い、アストライアを追跡しました。

ラグナロクは暗闇のように深い彼の怒りと絶望をアストライアと古代のノアに注ぎ込み、
どんな死も彼の強固な意志を屈服させることはできないでしょう。

魔女モルガナ
「運命は決まっているのよ」
秘密を秘めた宝物カースストーンの持ち主モルガナは、最後のダークソウルの魔女です。
ダークソウルの魔女たちには、カーストーンを通して未来と過去を見る力があります。

彼女たちは、タイタンの襲来とダークソウルの敗北も予見していたが、
最年少のモルガナを残し、滅亡の運命を受け入れました。

モルガナだけが、ダークソウルのすべての知識を保存するために生き残り、
太古から存在する番人アスクと一緒にノアに向かいました。
そこでダークソウルの英雄たちは、アストライアとタイタン軍に勝利を収めたものの、
故郷に帰る方法を失ってしまいました。

その時、魔女が黄泉の鎌で英雄たちを封印しました。
永劫の時間の果てに彼らの時代が再来するという言葉と共に。

黒い魂石のサシャ
「さあ、ゲームが始まったよ。私は死なないけど!」
サシャのダークソウルジェムは、ダークソウルに永遠の命と復活をもたらす偉大な宝玉です。
それは長い間、ダークソウルという種族の威名を高めた遺物であったため、
代々の守護者によって厳重に守られてきました。

サシャはその守護者の中で最後に残った存在です。
彼女が最後になった理由は、ダークソウルの最も偉大な予言者であるモルガナの予言によるものでした。
ソウルジェムを失ったダークソウルは、タイタン元老院の支配下に置かれることになりました。
アスクとモルガナはソウルジェムを携えたサシャとともに、
より重要な未来のためにダークソウルの英雄たちを集めました。
彼らが向かった先はノア。

モルガナの予言は一つでしたが、ダークソウルの英雄たちはそれぞれ違った考えを抱いており
サシャも自分のソウルジェムで叶えたいのは、自分の永遠の命で宇宙を楽しむことだけでした。
もちろん、彼女の利己的な決断が、宇宙の未来を大きく変えたということを
彼女は知っているわけでも、興味を持っているわけでもないのです。

黒い世界樹のシヴァ
「クマル、苗木を食べちゃダメ!」
シヴァは黒の世界樹イルミンスルを守る熊、クマルの主人であり、
クマルが宿すことで知られる黒い世界樹の苗木を保管し、護る者です。
黒の世界樹イルミンスルは、タイタンの根源となる世界樹ユグドラシルの兄弟樹であり、
ユグドラシルが光への道を開き、イルミンスルは闇への道を開く世界樹です。

時空を流れるミミルの川からエネルギーを受けて育った二本の樹の内、
イルミンスルから最初のダークソウル・アスクが生まれたと言われ、
ダークソウルたちから神聖視されていました。

賢明で公正なタイタンの君主オーディンが姿を消すと、
タイタン元老院はミミルの川が持つ力を独占するために侵略を開始しました。
目的は黒い世界樹のイルミンスルでしたが、タイタンの軍隊が使用した光の力は
黒い世界樹を枯らしてしまいました。
世界樹が枯れる寸前、シヴァはその苗木を取り出し、クマルと一緒に闇の中に隠れました。

ラグナロクの遠征隊がノアに向かうという知らせに、彼女は黒い世界樹の苗木を持って参加しました。
彼女はノアにある世界樹のエネルギーが、イルミンスル蘇らせるのではないかと考えています。
その計画通りに黒い世界樹が世界に影を落とすかどうかはまだ分かりませんが。

闇の番人アスク
「善と悪…過去と未来」
最初のダークソウル・アスクは、古代からダークソウルの世界を監視する存在でした。
ダークソウルは闇の中で生まれた種族で、その源はタイタンの力であるミミルの川です。

したがって、ダークソウルとタイタンは表裏一体であり、彼らの戦争は避けられない運命でした。
最初のダークソウルであるアスクは、自分たちの種族が宇宙で勢力を拡大していくのを見てきました。
いつかタイタン帝国と避けられない決戦をすることもわかっていました。

そして、ダークソウルの魔女たちに、その結果が悲惨な敗北であることを警告されました。
アスクはモルガナと共にダークソウルが復活できる未来を探し求め、
辺境の小惑星、ノアに向かいました。

彼らが復活する日が来たとき、アスクは自分たちの文明を再興するでしょう。
彼の計画はまだ始まっていません。

死者の大公タナトス
「私の矢は復讐を夢見る」
死者の大公タナトスは、ダークソウルの最も強力な支配者の一人でした。

ダークソウルの惑星にタイタン帝国の軍隊が攻めてきた時、
彼は多くの敵を倒し、勇敢に戦いました。
しかし空を覆うタイタン艦隊を倒すことはできず、
タナトスが支配していた国土は廃墟となりました。

彼に従った兵士たちは、死者になっても忠誠心を失うことなく大公に従いました。
死者の大公となったタナトスは、征服者であるタイタンに強い復讐心を抱いています。

だからこそ、タイタンが遠い辺境の星であるノアにダークソウルを派遣した際、
その任務を引き受けました。
タイタン帝国の監視を終わらせ、いつかは彼らに復讐する日を夢見て。

破滅の白蛇ティル
「予言の歌はクライマックスを迎えた」
宇宙には、一つの予言が伝わっていました。
「黒き魂から白き頭が現れ真の宇宙の継承者となるだろう」

ある日ダークソウルから白髪の子供が二人生まれました。
ティルとラグナロク。

銀河の覇者であったタイタン議会は不吉な噂に気付き戦争を起こしました。
勢力に差があったダークソウルは敗北し、
ラグナロクとティルはタイタンの特殊部隊「破滅者」の一員として育てられました。

その彼女が生命を取り戻し宇宙に戻って来ました。
ダークソウルの恨みが彼女に新たな命を与えたのかもしれません。
戻って来たティルの演奏は滅亡の調べを抱くようになりました。

彼女が光と闇、どちら側に付くのかはまだわかりません。
ただ、白蛇が恨みを込めた牙をむき出しにしていることは確かです。
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ノアの英雄

最後のナイト レオン
「ここは任せて!自信があるんだ!」
ランディングガーデンの大通りの前に子供が捨てられていました。
引退式帰りの老兵士がその子を拾い、我が子のように育てました。
正義と名誉を重んじる養父のもとで育った子は
皆の手本となるナイトに成長しました。

一番最初に戦場に投入され、一番最後に退却するその姿に
人々は彼を「最後のナイト」と賞賛しました。

デスクラウンが墜落した日。
押し寄せる異種族の軍隊に、レオンは勇敢に立ち向かいました。
熾烈を極めたランディングガーデン攻防戦で最後のナイトは奮闘しましたが
敵軍の軍勢を前に持ちこたえることはできませんでした。
そして倒れたレオンの前に彼女が現れました。

「こんなところでボデンの末裔に会うなんて驚きね」

決死のアーチャー エリサ
「もう狙っていますよ」
エルフの巡察隊の一部は種族戦争が終結した後もアライアンスに留まりました。
エリサは人間の王国に残った巡察隊の末裔です。
オークの大群が人間の地に押し寄せてきた日の夜、
エリサが所属した巡察隊は果敢に戦いましたが、
結局は後退を強いられました。

仲間のほとんどはエルフの村へ逃げ帰りましたが
彼女は決死の覚悟で最後まで抵抗を続けました。

ランディングガーデン攻防戦まで戦い続けたエリサは
いつの間にか「決死のアーチャー」として
城壁の上で最後まで敵の攻撃を防ぎました。

しかし飛んでいく矢が最後には落ちるように、彼女は倒れ
五大偉人の手により彼女は再び蘇りました。

「あなたの運命に従いなさい。きっと戦争の原因を突き止められるわ」

最後の巡察隊員は戦争を食い止めるために旅立ちました。

希望のビショップ リリージョイ
「ねぇ、ねぇ!一緒にけんけんぱしない?」
森の奥深くに光の力に仕えるシマリス族がいました。
彼らは毎年アライアンスに優秀な見習いビショップを派遣していました。
その見習いビショップの中でもリリージョイは、
飛びぬけて明るい性格をしていました。

オークの侵攻により人間たちの村に影が差した時も
彼女の祝福と言動は希望を失いませんでした。
苦しそうな声が聞こえると、リリージョイの耳がピンッ!
すぐに治癒の光を降り注いでくれます。

ランディングガーデンの城壁の上で兵士を癒していた彼女は
オークの矢に肩を射抜かれ倒れてしまいました。
その瞬間、五大偉人が降りてきて彼女にこう言いました。

「フフ。私の頼みを一つ聞いてくれるかしら?」

光の意志のまま世界を照らしたいリリージョイは耳をピンと立てました。

ブルカヌスの魔術師シャーロット
「魔法は神秘的で美しい!そして力強いわ!」
魔法が栄えた国ゲルアンスは、今はゲルアンという都市として残り、
その地にはウィザードたちの塔が高くそびえ立っています。

塔で魔法を修練していた少女の一人であったシャーロットは
すでに10代で炎の魔法に頭角を現した天才でした。

しかし、彼女は王国随一の炎の魔術師として知られるタークを越えたいと願っていました。
そこで、塔の奥深くにある封印された炎の魔法書を師匠たちに内緒で開いてみることにしました。
魔法書には、封印された炎の帝王ブルカヌスを目覚めさせる方法が書かれていました。

炎の精霊の王は少女に欲しいものを尋ね、シャーロットは「力と才能」と答えました。
その日以来、シャーロットは塔で最高の炎の魔術師として生まれ変わりました。
ランディングガーデン攻防戦が始まると、長老の魔術師はシャーロットを派遣しました。
彼女は城壁の上に配置されましたが、初めての戦闘は熾烈を極め、
シャーロットは死が近づいていることを感じました。彼女が来るまでは。

「私の頼みを聞いてくれたら、この戦争を終わらせることができるかもしれないわ」

銀の影ベン
「どこだ?俺の標的は?」
とある小さな村に、腐敗し富を貪る者たちの倉庫を漁り
孤児たちの世話をしている少年がいました。
すばしっこさが自慢の彼でしたが、ある日老人に捕まってしまいました。

「村の倉庫を漁って満足か?狙うなら世界の倉庫を狙え」

ファルシオンのマスターであり、伝説の暗殺者だった黒い狼ファビアンは
少年のベンに自分の持つすべての技を伝授しました。
そして「ランディング城の闇を盗め」という遺言を残しました。

ランディングガーデン攻防戦が勃発すると、ベンはランディング城の城壁に上りました。
城壁の上ではオークと兵士が熾烈な戦闘を繰り広げていました。
押される兵士たちを見て見ぬふりはできないでいるベンのもとに彼女がやって来ました。

「こんなところでボデンの末裔に会うなんて驚きね」

ディルクのパラディン レオナルド
「お前は悪人なのか?いいだろう。懺悔しろ」
レオナルドはディルク修道会に所属するパラディンでした。
彼は親切で礼儀正しく、いつも笑顔を浮かべている模範的な騎士でした。
ですが、世界が戦乱に包まれると、ディルク修道会もまた戦禍を免れることはできませんでした。
オークとノールに略奪され、山賊たちに襲撃され、
1人生き残ったレオナルドは悪を憎む寡黙な性格に変わってしまいました。

それでも本来の高貴さは失わず、善良な者たちを救うために
ランディングガーデン攻防戦に参加しました。
善良な者たちの盾となり城壁で自らを犠牲にしたレオナルドを五大偉人であるホワイトヘルは救いました。
もしかしたら、それは彼の特別な血筋のためだったのかもしれません。

「この戦争を終わらせられるかもしれないわ」

罪なき人々を救うためにレオナルドの聖なる光が燃え上がります。

ヴァルテンベルクのサマナー アナ
「初めまして!私はみんなと友達になりたいの」
アナはヴァルテンベルク侯爵家の三女です。
彼女は幼い頃から人形に魂を宿すことができました。
ヴァルテンベルク侯爵は、末娘のために最高のマスターをつけて惜しみなく援助し
アナは気品と献身を兼ね備えた少女に成長しました。

戦争が勃発すると、彼女は真っ先に戦場に赴きました。
ですが、自分では戦わないサマナーであったため
彼女の名前が知れ渡ることはありませんでした。
城まで襲い掛かるオークたちの軍勢を相手に、アナは勇気を振り絞りました。
そんな彼女の奮闘を見守る謎のウィザードがいました。
倒れたアナの傍らに立った不思議なウィザードは彼女に向かって手を差し出しました。

「あきらめない闘志。それがあなたの運命ね」
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+ イベント

イベント(ファーストインパクト)

ホーリーグレイルのシャベル
「神は…あなたたちが騒ぐことを望んでいません」
シマリス族の中でも最も神聖な力を持つシャベルは、常に神への祈りを捧げています。

黒い牙のティヌビエン
「さあ、狩りを始めようか?」
ティヌビエンの弓、ブラックマンバは汚染された血を塗った矢を飛ばして、ゆっくり敵の息の根を止めます。

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+ エトランゼ

エトランゼ(ファーストインパクト)

ガセスからの来訪者カトリーナ
「あの星についていったら、どんなところに行けるかのな?」
窓から夜空を眺めていたガセスの平凡な少女は、
純真さに輝く心を持つ占星術師になりました。
いつかあの星にたどり着きたいという憧れを胸に抱き、
胸躍る冒険を待っていた彼女の前に現れた不思議な光は、彼女をノアへと導きます。

世界に散らばるアストライアの痕跡を探すために、
神秘的なオーブ「イオ」と初めての旅に出たカトリーナは、
大切な仲間たちと出会い、今日も少しずつ成長していきます。
少しおっちょこちょいだけど、どこか憎めない愛らしい魅力を持つカトリーナ。
彼女の颯爽(さっそう)とした足取りがどこへ向かうかは誰にも分かりませんが、
その旅が何よりも輝かしいものであることは確かです。

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