「Vibrato」と書き、「vib.」と省略されることもある。
音程をわずかに上下に震わせることによって抑揚をつける奏法。
特に
独奏?楽器や
メロディー?パートにつけると、単純な
フレーズ?も味わい深くなることがある。
これに対して、ビブラートをまったくかけない奏法を「ノン・ビブラート奏法」ということもある。
楽器の発音原理によって様々なビブラートが存在する。
ここではその例をいくつか挙げる。
- バイオリン?属
弦を押さえている手を上下に揺らす。
そうすることにより弦の発音する長さが変わるため、音程が変化する。
一般に配布されている音源では既にビブラートがかけられていることが多い。(GM上既に独奏楽器であるため)
また、ギターも同様の奏法である。
- トランペット?属
よく「あうあう」と発音すると表現される。
これによって発音体である唇の調整が変わるためにかけることができる。
また他にも全音管をスライドさせるなど色々な方法がある。
- サキソフォーン?属
あごを動かし、振るわせる。
多くのシングル・リード?は同様な方法でかける。
- フルート?属
腹筋により吐く息を振動させる。
上記に分類されない木管楽器はこの方法ですることが多い。
最終更新:2009年08月14日 19:23