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1103●東日本大震災

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1103●東日本大震災
 3月11日午後2時46分、三陸沖を震源とする巨大地震が発生した。北日本から関東にかけて最高震度6強~7の揺れがあり、その後、最大10メートル以上と見られる津波が岩手・宮城・福島各県沿岸部を襲った。津波は斜面を駆け上がり、岩手県宮古市田老で39.7m、大船渡市三陸町で31.8mの高さにまで達し、人や家屋や農地を沈め、流した。
 地震の大きさはM9.0(当初8.8と発表されたが13日に修正された)、国内観測史上最大で、大方の地震学者の想定を超え、広い範囲でプレートが動いたことにより、津波の大きさも前代未聞のものとなった。
 津波が襲った沿岸の町々が壊滅的な被害を被ったことは、空からの映像でわかったが、通信網・交通網が途絶する中で、徐々に明らかになっていく被害の実態は、真に戦慄すべきものであった。
 地震から1週間後の発表では、死者と行方不明は合わせて1万5000人超、避難者38万6千人に上った。津波で水につかった面積は、琵琶湖の8割にあたる561km3に達した。
 さらに、東京電力福島第一原発で起きた事故が、事態をいっそう危機的・甚大なものにした。
 また、地震当日は首都圏も震度5強~6弱程度に揺れ、鉄道は運転を見合わせ、約9万4000人が帰宅難民となった。被災地では電気・ガス・水道が使えなくなったが、多くの発電所が運転停止したため、広く関東で電力供給量が不足し、政府と東京電力は「計画停電」の実施を発表した。
 なお、11日は岩手県沖でM7.4、宮城県沖でM7.5の余震も起こった。本震から1カ月後までに、震度4以上の地震は約130回も起きた。

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