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1112●原発事故終結宣言
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1112●原発事故終結宣言
12月、野田首相は、福島第一原発事故の収束を宣言した。原子炉の圧力容器基底部の温度がおおむね100度以下となり、原発からの放射性物質の放出も一定値以下に減ったことから、原子炉が「冷温停止状態」になったと判断した。
東電が4月に示した工程表では、最終的な収束の目処となる廃炉までの工程は、2050年以降とされていた。またその工程に早くも遅れや支障が出ていた。格納容器の損傷が激しすぎて、元から備えられている冷却装置を復旧させるという試みは断念された。冷却に使った汚染水の循環利用システムが故障したり、水漏れが起きたりした。処理後の水を貯めるタンクがどんどん増え続けており、スペースに限りがあるため最終的に海への処理水放流が考えられたが、地元の理解が得られなかった。施設には、放射線量の高い場所がたくさんあり、作業員の被ばくを抑えながら工事を進めることに多大な困難があった。
12月、野田首相は、福島第一原発事故の収束を宣言した。原子炉の圧力容器基底部の温度がおおむね100度以下となり、原発からの放射性物質の放出も一定値以下に減ったことから、原子炉が「冷温停止状態」になったと判断した。
東電が4月に示した工程表では、最終的な収束の目処となる廃炉までの工程は、2050年以降とされていた。またその工程に早くも遅れや支障が出ていた。格納容器の損傷が激しすぎて、元から備えられている冷却装置を復旧させるという試みは断念された。冷却に使った汚染水の循環利用システムが故障したり、水漏れが起きたりした。処理後の水を貯めるタンクがどんどん増え続けており、スペースに限りがあるため最終的に海への処理水放流が考えられたが、地元の理解が得られなかった。施設には、放射線量の高い場所がたくさんあり、作業員の被ばくを抑えながら工事を進めることに多大な困難があった。