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1106■ドイツ、脱原発へ

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1106■ドイツ、脱原発へ
 11年6月、ドイツのメルケル政権は、2022年までに国内にある17基の原発すべてを閉鎖する決定をした。
 ドイツでは、98年に誕生した社会民主党と緑の党が連立したシュレーダー政権で、20年頃までの原発全廃を決めていた。メルケル政権も当初それを踏襲したが、温室効果ガス削減や産業競争力の維持を理由に10年秋、運転延長へ転換した。それに市民が大きく反発、地方選挙でも緑の党が躍進した。そこに福島第一原発の事故が発生し、メルケルは、原発全廃へ舵を切り直したのである。
 スイスでも、福島の事故を受け、保有する原発5基を34年までに廃炉とすることに決めた。
 イタリアは、86年のチェルノブイリ原発事故を機に脱原発に踏み切っていたが、ベルルスコーニ政権が09年に新規建設を認める法律を成立させたため国民投票が実施された。結果は9割以上が原発反対で、原発の新設・再稼働を凍結した。

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