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1107■ノルウェー連続テロ

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1107■ノルウェー連続テロ
 2011年7月22日午後3時半頃、ノルウェーの首都オスロの政府庁舎近くで爆発があり、8人が死亡した。その約2時間後、オスロの西30キロほどにあるウトヤ島で開かれていた与党労働党の青年集会に警察官を装った男が現れ、集会参加者らに銃を乱射、69人が犠牲になった。
 地元警察は乱射現場で男を逮捕した。男はノルウェー国籍の●歳。2件とも男の犯行とされる。逮捕後容疑者は「欧州をイスラムの支配から救うためだった」と動機を語った。犯行直前、インターネットで声明文書を公開しており、政府の寛容な移民政策を批判し、厳しい移民政策をとる日本を称揚していた。
 欧州では近年、移民規制を掲げる右派政党が勢力を伸ばしてきた。移民が人口の1割を超えるノルウェーでも、09年の総選挙で右派の進歩党が第2党になっていた。容疑者もかつて進歩党に所属していたが、その穏健な主張に飽き足らず離党したという。過激派などの組織に属さぬ個人が大規模なテロを実行したことで、欧州はテロ対策の修正に迫られた。
 なお、事件後9月にあったノルウェーの統一選では、労働党と野党の保守党が勢力を伸ばし、進歩党は大敗した。

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