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1209●自民党・安倍総裁のカムバック
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1209●自民党・安倍総裁のカムバック
2009年9月に就任した自民党・谷垣総裁の任期は12年9月30日までであった。社会保障・税一体改革関連法案の成立により、近いうちに解散・総選挙が行われることが予想され、しかも与党・民主党の支持率が低迷している中で、自民党総裁が次期の首相となる可能性も高く、総裁選への注目度は高かった。
現職の谷垣はじめ多くの議員が立候補の意欲を見せた。谷垣の出身派閥である宏池会会長の古賀誠が谷垣再選を支持しない方針を示すと、党の重鎮である森喜朗・青木幹雄が相次いで現幹事長の石原伸晃の支持を表明した。9月10日、谷垣は総裁選挙不出馬を表明した。
結局、立候補したのは、石原の他、元首相・総裁の安倍晋三、前政調会長の石破茂、元内閣官房長官の町村信孝、政調会長代理の林芳正の計5人。安倍・町村はともに清和政策研究会(町村派、実質的なオーナーは森)に所属しており、派閥分裂の選挙となった。石破は2009年に額賀派を離脱して無派閥となっていた。派閥を横断して中堅・若手議員の支持を受けることが期待された石破と、有力者の支持を受けた石原の争いが軸になると、当初は見られていた。だが石原は、支持を打ち出していた額賀派や自身の所属する山崎派が一枚岩にならなかった。
投票は、9月26日に行われた。地方票では石破が他の候補を圧倒、議員票では石原が最多票を集め、合計で石破が1位、安倍が2位となり、石破の得票が有効票の過半数に達しなかったため決選投票に持ち込まれた。決選投票は議員票のみで行われ、安倍が108対89で石破を下し、総裁に返り咲いた。
安倍は、石破茂幹事長、甘利明政調会長、細田博之総務会長、高村正彦副総裁ら新執行部を決めた。新体制最初の総務会で「民主党政権を一日も早く打倒し、誇りある日本を取り戻す」と述べ、野田政権を早期の衆院解散に追い込む決意を表明した。
2009年9月に就任した自民党・谷垣総裁の任期は12年9月30日までであった。社会保障・税一体改革関連法案の成立により、近いうちに解散・総選挙が行われることが予想され、しかも与党・民主党の支持率が低迷している中で、自民党総裁が次期の首相となる可能性も高く、総裁選への注目度は高かった。
現職の谷垣はじめ多くの議員が立候補の意欲を見せた。谷垣の出身派閥である宏池会会長の古賀誠が谷垣再選を支持しない方針を示すと、党の重鎮である森喜朗・青木幹雄が相次いで現幹事長の石原伸晃の支持を表明した。9月10日、谷垣は総裁選挙不出馬を表明した。
結局、立候補したのは、石原の他、元首相・総裁の安倍晋三、前政調会長の石破茂、元内閣官房長官の町村信孝、政調会長代理の林芳正の計5人。安倍・町村はともに清和政策研究会(町村派、実質的なオーナーは森)に所属しており、派閥分裂の選挙となった。石破は2009年に額賀派を離脱して無派閥となっていた。派閥を横断して中堅・若手議員の支持を受けることが期待された石破と、有力者の支持を受けた石原の争いが軸になると、当初は見られていた。だが石原は、支持を打ち出していた額賀派や自身の所属する山崎派が一枚岩にならなかった。
投票は、9月26日に行われた。地方票では石破が他の候補を圧倒、議員票では石原が最多票を集め、合計で石破が1位、安倍が2位となり、石破の得票が有効票の過半数に達しなかったため決選投票に持ち込まれた。決選投票は議員票のみで行われ、安倍が108対89で石破を下し、総裁に返り咲いた。
安倍は、石破茂幹事長、甘利明政調会長、細田博之総務会長、高村正彦副総裁ら新執行部を決めた。新体制最初の総務会で「民主党政権を一日も早く打倒し、誇りある日本を取り戻す」と述べ、野田政権を早期の衆院解散に追い込む決意を表明した。