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1109■9・11から10年 米の対テロ戦略転換

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1109■9・11から10年 米の対テロ戦略転換
 2001年9月11日の米同時多発テロから10年。米はこの事件をきっかけにイラクとアフガニスタンで戦争を始めた。二つの戦争での米兵の死者は6千人を超え、戦費も推計1兆ドルに達したが、イラクでもアフガニスタンでも治安は依然として安定していなかった。米国内では戦争を嫌がる世論が高まってきた。
 11年5月、米軍特殊部隊が、9・11同時多発テロの首謀者とされる国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディンを、パキスタンの潜伏先で殺害した。オバマ大統領はこの成果を踏まえ、6月に新たな「対テロ国家戦略」を発表し、ブッシュ大統領が進めた大規模な「対テロ戦争」と決別し、アルカイダに的を絞り、関係国と連携して的確な手法での掃討作戦を重視する方針を打ち出した。9月には、米軍はイエメンを拠点するアルカイダ系組織の指導者を殺害した。
 また、アフガニスタンに約10万人いる米軍は7月から一部撤退を始めた。アフガンでは05年ごろからタリバーン勢力の復活が顕著になり治安が悪化していたが、米軍をはじめとする外国部隊は、14年末までに治安を守る任務をアフガン側にすべて引き継ぐとしていた。



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