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1001●小沢政治資金疑惑

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1001●小沢政治資金疑惑
★秘書逮捕
 10年1月13日、東京地検特捜部は、小沢の政治資金疑惑に関してついに強制捜査に踏み切った。東京・赤坂の陸山会の事務所や小沢氏の個人事務所、大手ゼネコン・鹿島の本社(東京)や東北支店(仙台市)などを、政治資金規正法違反の疑いで一斉捜索し、1月15日から16日にかけて、石川知裕衆院議員ら、元秘書2人と現役秘書1人を逮捕した。
 容疑は、小沢の資金管理団体・陸山会が、04年10月、複数の口座を使って分散入金した原資不明の4億円で東京都世田谷区内の宅地を約3億4千万円で購入したが、会計担当であった石川らが収支報告書に4億円を収入として記載しなかった、というものである。この土地購入と同時期に、岩手県の胆沢ダム工事をめぐってゼネコンの裏金が小沢側に渡ったという供述を検察は下請けのゼネコン幹部からとっており、事件は、公共事業にからむ不正献金に小沢が関与したかどうかが問われる疑獄事件に発展する様相を見せた。
★検察と「全面対決」
 1月16日は、政権党となって初めての定期党大会の日であった。小沢は、特捜部と「断固戦っていく」とぶち上げ、鳩山首相は小沢に「戦って下さい」と要請、幹事長の続投を容認した。この発言から新聞各紙は「鳩山政権、検察と全面対決」と報じ、行政の長としての見識を責めた。これに対し、鳩山は、検察の捜査に介入する意図はないと弁明した。
 1月18日に通常国会がスタートした。与党側は、国会冒頭で景気対策を盛り込んだ09年度補正予算を、さらに年度内の来年度予算を成立させたい意向だが、野党は小沢と首相の「政治とカネ」の問題で政府を追及する構えであり、国会はまったく先が見通せない状況になった。
 1月23日、小沢は、いったん拒否した特捜部による事情聴取を受けた。聴取後に小沢は記者会見を開き、土地購入の原資はタンス預金していた自己資金であること、政治資金報告書不記載には関与していないこと、裏金の授受は一切ないことを説明した。

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