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ニモ&フレンズ・シーライダー
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ニモ&フレンズ・シーライダー
[[東京ディズニーシー]] | |
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名称 | ニモ&フレンズ・シーライダー |
英名 | Nemo & Friends SeaRider |
オープン日 | 2017年5月12日 |
タイプ | シミュレーションライド |
エリア | ポートディスカバリー |
原作 | ファインディング・ニモ・シリーズ |
スポンサー | JCB (2017年5月12日〜) |
前身 | ストームライダー (2001年9月4日〜2016年5月16日) |
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概要
ストーリー
「海洋生物研究所」のポートディスカバリー支部では、「シーライダー」という新たな潜水艦の開発が行われていた。この魚の形をした潜水艦は「チヂミニウム」という電気を流すと内部の物体ごと縮む特殊なマテリアルで作られており、搭載されている「人工フィッシュ知能」により魚の大きさにまで縮み、自動運転で魚のように泳ぐことができる。ゲストはこのシーライダーに乗り、魚の大きさになって海の世界を冒険する。
特徴
- 魚の大きさに縮小して海を冒険するアトラクション。
- ピクサー映画「ファインディング・ニモ」及び「ファインディング・ドリー」のキャラクターが登場する。
舞台
- アトラクションの舞台となるのは映画「ファインディング・ドリー」にも登場した「海洋生物研究所」のポートディスカバリー支部。
- 前作ストームライダーの「気象コントロールセンター(CWC)」とは舞台が変わり、アトラクションの外観も色合いやデザインが変更されている。
- 「ポートディスカバリー」というエリア自体がストームライダーを中心としてテーマリングされていたエリアであったため、必然的にエリアのストーリーも変更されることになった。
- そのためニモ&フレンズ・シーライダーのオープンに合わせ、ポートディスカバリーにある一部ショップやプロップスにも変更がされた。
Qラインとプレショー
- ストームライダー同様Qラインは全て屋外だが、Qラインの広範囲に屋根が設置された。
- ゲストは建物に入ると中心にシーライダーの模型が展示された部屋に集められ、プレショーが行われる。
- 最初に「ダイバーや潜水艇では魚が逃げてしまうため、魚の大きさになって探索できる潜水艇を作った」というシーライダー開発までの経緯が説明される。
- 「シーライダーに使われている『チヂミニウム』が電気を流すと縮む特殊なマテリアルである」という説明の後、部屋の中心のシーライダーの模型に実際に電気を流して縮ませるデモンストレーションが行われる。
- その後「シーライダーは乗っている人ごと安全に縮小させる」「シーライダーは人工フィッシュ知能プログラムを搭載しており、周りの魚の真似をして自動で泳ぐ」との説明がされる。
本編
- ストームライダーから流用された「シミュレーションライド」システムが使われている。
- 目の前に映る映像に合わせて部屋全体が揺れることで、まるで実際に乗り物が泳いでいるかのように感じられる仕組み。
- ストームライダーでは主に乗り物の飛行を表現していたが、シーライダーは主に乗り物の泳ぎを表現している。
- ディズニーのアトラクションで乗り物の泳ぎを表現するのはこれが初めてではなく、「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」ではルートによっては水中を泳ぐシーンがあり、「ボディー・ウォーズ」では乗り物は人間の体内を泳いだ。
- 前面以外にライドの両側横の上部にもスクリーンが配置され、シーライダーの横に映る景色を見ることができる。
- 前面のスクリーンに映っていないキャラの様子を横のスクリーンで確認することができたりと凝った演出がされる。
- 「横のスクリーンに景色が映る」というのはストームライダーの頃から使われていた演出で、ストームライダーではゲストが入退場する扉の窓に前面の映像に連動して外の景色が映っていた。
- 部屋天井や入退場用のドアにあるライトが映像と連動する。
- 人工フィッシュ知能プログラムの起動やシーライダーの縮小・拡大の他に、水に出たりライドを大きく揺らされた際も反応を見せる。
- シーライダーが水の中に飛び込む際にゲストに水がかかる演出がある。
- この水がシーライダーの外の海の水なのかどうかは不明。
- アトラクションで使われる映像は映画「ファインディング・ニモ」「ファインディング・ドリー」を制作した「ピクサー・アニメーション・スタジオ」がこのアトラクションのためだけに制作したオリジナル映像である。
- 東京ディズニーシーのアトラクションのためだけに制作した映像ということもあり、キャラクターの口の動きが日本語音声と合っている。普通ピクサー制作の映画では英語音声に合わせて口の動きを作るため、この映像はなかなか珍しい。
- ストーリは分岐制で、複数パターンある映像を組み合わせて一本のストーリーが作られる。
- 明確に場面や情景が変わるような分岐はどのシーンも2パターンのみで、途中や最後出会うキャラクターの違いが何種類か存在する。
- そのため、同じくストーリー分岐型のアトラクションである「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」に比べると「乗るたびに全く違う体験が楽しめる」という要素は薄い。
- どのルートになっても「シーライダーがニモやドリー達に会い、途中ハプニングで遠くまで行ってしまうが、最後には元の場所に帰ってくる」という大筋のストーリーに変わりはない。
- 明確に場面や情景が変わるような分岐はどのシーンも2パターンのみで、途中や最後出会うキャラクターの違いが何種類か存在する。
- アトラクションのオープンが「ファインディング・ドリー」の公開直後であったこともあり、内容は「ファインディング・ドリー」の要素が強い。
- アトラクションでは「ファインディング・ドリー」の後の世界が描かれる。
- シーライダーに「魚の言葉を翻訳する機能」があるような説明はされないにも関わらず、魚達は日本語で喋る。
- 魚達の言葉がわかることに対してイマジニアのオーウェン・ヨシノ氏は「ゲストは魚の大きさに縮んだことによって魚が話せることを知る。これはポートディスカバリーの研究者達も知らないこと。」と語っている(*1)
+ | 全ルート一覧[ネタバレ注意] |
乗車後
- アトラクションの降り場には「海洋生物研究所」らしい海の保全を促すようなポスターが飾られている。
- ポスターに描かれたシーンはどれも映画やアトラクションに登場したキャラクターが描かれている。
開発からオープンまで
- ストームライダーのリニューアル案としては「ニモ&フレンズ・シーライダー」以外にもいくつか計画されていたものがあった(*2)。
- 「インクレディブル・バケーション」
- ピクサー映画「Mrインクレディブル」をテーマにしたものだと思われるバージョン。コンセプトアートではバカンスを楽しむインクレディブル・ファミリーが描かれていた。
- 「ストームライダー2:トライアル・オブ・ファイアー」
- 「ストームライダー」の続編作となったと思われるバージョン。コンセプトアートには男女のパイロットと2機のストームライダー、そして噴火する火山が描かれていた。
- 「インクレディブル・バケーション」
- アトラクションに使用する映像は総勢70名以上のピクサーのスタッフで、映画と同じ体制で作られた(*3)。
- 2017年5月12日(*6)にポートディスカバリーのアトラクションとして「ストームライダー」跡地にオープン。
- オープン当日にはドリー役の室井滋氏、マーリン役の木梨憲武氏、ハンク役の上川隆也氏、デスティニー役の中村アン氏がサプライズで登場し、アトラクションの感想などを語り、約240名のゲストと握手を行った(*7)。
- ニモ&フレンズ・シーライダーのオープンと同時に、アメリカンウォーターフロントのアトラクション「タートル・トーク」もリニューアルされ、「ファインディング・ドリー」のキャラが登場するようになった。
- このリニューアルはエプコットやディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーで既に2016年に行われた内容と同じである。
- オープンから数ヶ月間は期間限定で映画に登場したキャラの等身大のプロップスがポートディスカバリーの至る所に配置された。
- 中でもタコのハンクは一定期間ごとに場所を変え色々な場所に隠れるよう配置された。
小ネタ
- プレショーにて「魚の形をした潜水艦」の例としてモニターに登場する潜水艦はポートディスカバリーのあちこちで見られる「サンフィッシュ・サブ」という潜水艦で、プレショーの潜水艦に書かれている「151101」という番号はストームラーダーの頃に外に吊るされていたサンフィッシュ・サブに書かれていた番号と同じである。
- プレショーのサンフィッシュ・サブはポートディスカバリーに吊るされていたものとは色が異なる。
- ニモ&フレンズ・シーライダーのオープンと同時に吊るされていたサンフィッシュ・サブは降ろされ、番号も変更された。
- 映画「ファインディング・ドリー」にて、海洋生物研究所のお土産屋のポスターにシーライダーが描かれている。
- ここで描かれているシーライダーは2016年頃のプレリリースでコンセプトアートに描かれていたもので、アトラクションのシーライダーとはデザインが異なる。