七勇者と大魔女

七勇者と大魔女とはかつて世界を滅ぼそうとしたという大魔女『スリーピング・ビューティ』と、世界を救うべく大魔女に立ち向かった『七勇者』との激しい戦いの物語のこと。
多くの都市国家で知られている有名なおとぎ話とされている。

七勇者の物語

七勇者の物語がキャラクター作成ページに書かれている。

七勇者の物語:第一節
 終焉の定めは変えられぬ。
 グレートウォールは、異形なるバルバを十六万体押し留めた末に破壊された。
 どのような努力も研鑽も、定められた運命の前では些細な遅延に過ぎない。
 いつ、終焉は決したのか。
 いつから、我々は敗北していたのか。

(第二節は失われている)

七勇者の物語:第三節
 崩壊したグレートウォールの前で、人類の王は尋ねた。
 「ラズワルド、何故戦ってはくれぬ」
 ラズワルドは答える。
 「私は、終焉を識っているから」

七勇者の物語:第四節
 母を亡くした少年が問う。
 「ラズワルド、何故戦ってくれないのですか?」
 ラズワルドは答える。
 「私は、終焉を識っているから」
 少年は問う。
 「その終焉を決めたのは誰なのですか?」

七勇者の物語:最終節
 ラズワルドは四百人の勇者と母を亡くした少年を引き連れ、偉大なる探索に旅立った。
 終焉を定めた者は誰なのか。
 自分は、それを識らねばならぬと識ったからだ。
 十二の探索を生き延びた勇者の数は、自らと少年を含め七人。
 「七勇者」は、大魔女「スリーピング・ビューティ」の居城へと赴いた。
 帰ってきたのは少年ひとり。
 されど、世界には青空が戻っていた。



右下の仮面

七勇者と大魔女を題材としたステンドグラスが存在している。
そのステンドグラスの右下に描かれている仮面がマスカレイドの仮面に似ているが、関連があるかどうかは不明。

メモ

  • イベシナ“レースを編む人”でこの話は都市国家に生まれた者なら誰しも一度は耳にしたことがあるはずの物語で、吟遊詩人たちの生活の糧となっていることが語られている。


関連項目

最終更新:2012年06月07日 23:45