戦神海峡アクスヘイム
戦神海峡アクスヘイムとはこの世界に存在する
都市国家のひとつ
2010年1月29日よりPBW版エンドブレイカーの物語の中心地として登場している。
概 要
PBW版「エンドブレイカー」の冒険中心の地。
巨大な斧のモニュメントが中心にあるのが特徴。かつては軍事・交易の要として大きく発展していた場所。特定の元首はおらず、街区の
領主が話し合いの元治められている。
鉱山の上に立っているのか、下層には鉱脈があり。他の層でも森や泉の描写が見られ自然は豊富で動植物も多く暮らしている。ただ、例に漏れず下層に行くほど放置区域が多く、管理の行き届かない場所では
バルバ類や
ピュアリィ類なども生息しておりそういう場所では危険も多い。
アクスヘイムの周囲の
辺境には森や岩場があり、さらに歩いて1日の距離には名称の元にもなっている巨大な海峡がある。海峡はアクスヘイム最上層からも見え、泳ぐこともできる→(
イベシナ“そうだ、海に行こう!”)
政 治
アクスヘイム全体を統べるような強大な領主は存在せず、都市国家全体の意思決定は、街区を治める領主達が話し合いで行っており、おおむね政情は安定している。
都市を守る城塞騎士団も、街区ごとに別々に組織されており、領主の指示に従って街区の治安維持に勤めている。
また、街以外の村々は自治を任されており、村の治安には
自警団を独自に組織して対応している。ただ、村は動植物の多い森が近いこともあり、そこに生息する
バルバ類や
動物類の被害を受けることもある。
毎年4月には各領主が
巡察役人という小役人を村々に派遣し体制の見直しを行っている。
現在のところ有力な領主が何人いてどのような関係になっているかはわかっていない。
街や村
一部のシナリオでは町や村の名前が記載されている。
詳細は各シナリオ参照のこと。
- フォルケッタ村
養鶏をはじめ、畜産を営んで生活しているのどかな村。有志の村人が自警団を結成して村を守っている。シナリオ“紅吹雪の散る前に”で登場。
- エルパーク村湖のほとりにある小さな村、湖の沖に突き出た半島の先に遺跡があり、そこにたくさんのビワの木が生えている。村人たちは湖で魚を採ったり、畑作をしたりして生計を立てている。シナリオ“おおきなビワの実る村”で登場。
- ククル・ドナ
街名なのか、花市の名前なのか文面からは判断できない。近郊の花が一堂に集められる花市が開催されている。シナリオ“花市のアブダクション”で登場。
- クラディール
はっきりと街名として出てきた初めての街。ただし、この街が街として活気があったのは昔のことで現在はスラム街となっている。酒が有名でとても大きな酒蔵がある。イベシナ“スラムの街、クラディール”で登場
- ディーアレイ
中層の街。街の名前にもなっているディーアレイというこの街だけに伝わる女神様を祭っている。祭っているといっても信仰の対象ではなく街の誰もが親しみを持つ大衆劇の登場人物のような存在として祭っている。もちろんこの名前が通用するのもこの街だけ。8月になるとこの女神様のお祭りを開催している。イベシナ“月虹の女神”で登場
- ルーチェ
アクスヘイム上層にある街。1年に一度八月末に「ジェラルド卿の夜光祭」、別名『ライトフェスタ』というお祭りを開催している。イベシナ“Departure of luce~旅立ちの灯火~”で登場
- クロス
歴史ある街並みは美しい街。特に街の中央、七つの大通りの起点となる『七芒星広場』はまるで宮殿の大広間を思わせる広く美しい広場と評判。シリーズシナリオ“【七芒星広場】”で登場。
- イェフム
昔から行商隊の拠点として栄えてきた街。町の南の森の奥には、誰も訪れなくなった地下墳墓がある。シナリオ“その誘惑、あからさまにつき”で登場。
- パルトゥピルティ
シナリオ“つぼみを愛でる魔の手”で登場した街。近くに森があり、子供たちが大人に隠れてそこで遊んだりしているらしい。
- コールヴィレッジ
アクスヘイム外、海の近くにある人魚の集落のひとつ。シナリオ“コールヴィレッジの人魚”で登場。
- トゥリール
郊外にある銀鉱の街。街を辿り歩く商人達の通過点でもあるため比較的大きく、露店が並ぶ大通りは長距離に渡り、非常に賑わっている。イベシナ“銀の契約、短刀の市”で登場。
- カルツァリーナ
『政略結婚と靴』の話をもとにしたお祭りを冬に開催している町。町全体に金貨をばら蒔き、それを拾った客が気を大きくしてその額より大きな靴を買っていくという。
地 理
気候は総じて温暖で過ごしやすく良好。広い森がある描写がたびたび描かれており、そこに住む住民も特に不自由なく暮らしているように感じられる。
街と街、村と村の間には距離があり、その間には自然が広がっている。森など自然の多い区域では動植物が多く、中には熊や狼などの獰猛な
動物や
バルバや
ピュアリィが生息していることもあり安全というわけではない。また都市国家内には鉱山もあり、そこから資源を得ているような描写もある。(
βシナリオj“鉱山のコウモリ退治”)
荒れた荒野も存在しているようで都市国家内は場所によってまったく違う顔を持っている。(
シナリオ“世界の中の世界”)
経 済
基本的に人々の暮らし向きは悪くないとされているが、上層に住む人々ほど豊かで下層に住む人々ほど経済的に厳しい傾向にある。下層では盗賊も多く、上層下層問わず強盗や空き巣などの事件も起きている。また、人身売買なども行われている描写もある。大金持ちや貴族の存在も確認されており、貧富の差や地位権力というものも存在しているようである。
使用通貨は
ダルク金貨だが、物々交換も一般的。
文 化
- 食文化
現実世界にある食べ物はたいていあるようだ。料理を主としたシナリオも登場している。
- 文学
図書館が存在するような描写はある。(→シナリオ“暗い暗い地下道で”)また村でも趣味で図書室を作る人物(→シナリオ“オズボーンの図書室”)もいる。くだらない娯楽本からあやしげな歴史書まで分野はさまざま。
中層の七花の湖と呼ばれる泉がある街に「空白図書館」と呼ばれるところがある。そこでは各地からあつめた様々な物語を収めている。ただし、前後編の物語の後編が置かれてなかったりと意図的に「空白」が作られているのでもどかしい。イベシナ“空白図書館”、シナリオ“空白図書館攻防戦”に登場。
- 御伽噺
- 美術
画家が存在している。時々依頼人として登場したり、マスカレイド化したりしているが、登場する画家はこだわりが強すぎたりわがままだったりとひと癖もふた癖もある人物が多かったりする。
マスカレイド化する芸術家は色にこだわりが多い。
- 音楽
酒場で吟遊詩人が歌を歌うという文化があるようだ。
また街には劇場もあり、そこで定期的に歌を披露している吟遊詩人もいる。
- 宗教
アクスヘイム全体でひとつの宗教を信じているということはない。大きな宗教団体はないが、ここで信仰している宗教というものはあり結婚式や葬儀などの冠婚葬祭はそれぞれの宗教概念に沿って行われているものと思われる。
“新興宗教”という概念もある。また、ギガンティア“ベルベットガーデン”内では邪教の存在が確認されている。
- 冠婚葬祭
- 成人
この世界において成人は二十歳とされている。シナリオ“越えたい木々”でとある村での成年の儀の様子が描かれている。
- 結婚式
教会で結婚式を挙げる描写が多数見受けられる。女性はドレス、男性はおそらくタキシード。
- 葬儀
葬儀を行い埋葬を行う。遺体は共同墓地に土葬されるのが一般的。共同墓地は街外れや地下にある描写が見受けられる。また、貴族など地位のある一族は、館を作りそこに棺を安置している。
- 法事
故人を偲んで墓参りをする描写があるくらい。人物によっては故人を祭るためにお祭りを行うこともあり、その際は盛大に開かれる。
- お守り
ピコルの実を集めて小さい袋に入れて持っていると幸せになれるという風習がある。シナリオ“幸せのお守り”
- スポーツ
- 馬車レース
シナリオ“お兄ちゃんどいて!に登場。馬車を操って馬車駅間を一番早く走破したものの勝ちというスポーツのような競技。御者見習いの訓練のために定期的に行われているのだが、迫力がありファンも多い。
- 武術大会
シナリオ“狙われたチャンピョン”に登場。武術が盛んで、私設の訓練所や道場など武術に関わるあらゆる施設が賑わっている街での小規模な武術大会。スポーツ的な感覚らしい。
- 特別な石
- その他
お祭り
2010年4月現在、アクスヘイム全体で催されるという形のお祭りの存在は確認されていない。
春祭りなど季節の祭りなどはそれぞれの村や街が独自の由来を持って執り行なわれている。
シナリオに登場した祭りは
アクスヘイムのローカルな祭り一覧参照のこと。
関連項目
最終更新:2013年01月16日 01:26