サボテントリオン 1回戦
「アニキー、アニキー、下から3番目のアニキー」
「なんだい弟、上から6番めの弟」
「さわがしいよ、弟たちのうちのふたり」
「兄さんのお兄ちゃんのにーには相変わらず冷静だなあ」
「お前は呼び方のバリエーションが豊かだなあ」
「だってボクには、兄上とお兄様とアニキとにーにとお兄ちゃんと兄さんがいるからね」
「「「「「「弟ーーー!」」」」」」
「お兄ちゃんたちーーーー!」
「なんだい弟、上から6番めの弟」
「さわがしいよ、弟たちのうちのふたり」
「兄さんのお兄ちゃんのにーには相変わらず冷静だなあ」
「お前は呼び方のバリエーションが豊かだなあ」
「だってボクには、兄上とお兄様とアニキとにーにとお兄ちゃんと兄さんがいるからね」
「「「「「「弟ーーー!」」」」」」
「お兄ちゃんたちーーーー!」
「「「「「「「針がいてえ!」」」」」」」
「ところでボクに何の用事だい、上から6番めの弟」
「そうそう実はね、下から3番目のアニキ。一番上のアニキにガールフレンドができたんだ!」
「なんだってー! 本当かい、一番上のアニキ?」
「ああ、本当さ、弟たち」
「やったね兄上!」
「すごいよお兄様!」
「うらやましいよアニキ!」
「すみに置けないねえおにいちゃま!」
「ラッキーだねマイブラザー!」
「ハッピーだね兄さん!」
「ありがとう、弟たち!」
「「「「「「兄さーーーん!」」」」」」
「弟たちーーーー!」
「そうそう実はね、下から3番目のアニキ。一番上のアニキにガールフレンドができたんだ!」
「なんだってー! 本当かい、一番上のアニキ?」
「ああ、本当さ、弟たち」
「やったね兄上!」
「すごいよお兄様!」
「うらやましいよアニキ!」
「すみに置けないねえおにいちゃま!」
「ラッキーだねマイブラザー!」
「ハッピーだね兄さん!」
「ありがとう、弟たち!」
「「「「「「兄さーーーん!」」」」」」
「弟たちーーーー!」
「「「「「「「針がいてえ!」」」」」」」
「ところでお兄様、ガールフレンドってどんな女の子?」
「それがな、弟。あんちゃん、もう、フラれたんだ」
「「「「「「えええっ?」」」」」」
「それがな、弟。あんちゃん、もう、フラれたんだ」
「「「「「「えええっ?」」」」」」
「兄さまみたいな優しい人をどうして!」
「アニイみたいな誠実な人をどうして!」
「お兄ちゃまみたいな正直な人をどうして!」
「兄君みたいなかわいい人をどうして!」
「にいにいみたいな頼りになる人をどうして!」
「お兄ちゃんみたいな働き者をどうして!」
「アナタみたいに、トゲだらけの人とはやっぱりやっていけないって」
「「「「「「僕たちがついてるよアニキーーーー!」」」」」」
「弟たちーーーー!」
「アニイみたいな誠実な人をどうして!」
「お兄ちゃまみたいな正直な人をどうして!」
「兄君みたいなかわいい人をどうして!」
「にいにいみたいな頼りになる人をどうして!」
「お兄ちゃんみたいな働き者をどうして!」
「アナタみたいに、トゲだらけの人とはやっぱりやっていけないって」
「「「「「「僕たちがついてるよアニキーーーー!」」」」」」
「弟たちーーーー!」
「「「「「「「針がいてえ!」」」」」」」