f:PLAYER =<越前剣王隊>
t:編成 =http://www27.atwiki.jp/echizen/pages/396.html
t:編成 =http://www27.atwiki.jp/echizen/pages/396.html
現在バンドしている部隊:キノウツン藩の部隊(浅田冒険隊)
AR:6
達成値:0
修正値:
冒険に関する判定に+2
防御に関する判定に+2
移動に関する判定に+3
採掘地の探索と採掘に関する修正に+3
AR:6
達成値:0
修正値:
冒険に関する判定に+2
防御に関する判定に+2
移動に関する判定に+3
採掘地の探索と採掘に関する修正に+3
f:<越前剣王隊>の行動={
r:次の冒険のアイドレスを選んで開く,なし,なし,1,0
選択するアイドレス = 冒険の終わり(DEX03-99)
#AR6→5
r:次の冒険のアイドレスを選んで開く,なし,なし,1,0
選択するアイドレス = 冒険の終わり(DEX03-99)
#AR6→5
f:ロールプレイ={
「いやーついに来ちゃいましたねえ。果て」
「まったく」
「この下から反応来てるんでしたっけ?」
「下どうなってるんですかね?」
「いやーついに来ちゃいましたねえ。果て」
「まったく」
「この下から反応来てるんでしたっけ?」
「下どうなってるんですかね?」
4人で絶壁を恐る恐る覗き込む。そして全員がだまってため息をはいた。
無理。誰の顔にもそう書いてある。
無理。誰の顔にもそう書いてある。
「と、とりあえず、折角ここまで来たんですし、お弁当でも食べましょうか」
一目で愛想笑いとわかる笑顔を振りまいて、浅田女史が巾着からお弁当箱を取り出す。
可愛いらしいハンカチに包まれたその弁当箱の蓋が開かれた瞬間、まばゆい光が辺りをつつんだ、ように見えた。
量こそ控え目だが、お弁当という定義の粋を集めたような、本格的な食材が詰め込まれていた。まるで果物そっくりに見えるかぼちゃの巾着など、食欲を誘わずにはいられない。几帳面に切れ込みの入ったタコさんウィンナーは、まさにキングオブお弁当、さらにはカニさんウィンナーまで入っていて、その技量のほどがうかがわれる。
そして、特に目を奪うのはやはりお弁当の主役たるご飯である。弁当箱の半分くらいを占有するその位置には、じゃこと梅が散らされた目にも鮮やかなピンク色の梅ごはんがふんわりと詰め込まれている。
一目で愛想笑いとわかる笑顔を振りまいて、浅田女史が巾着からお弁当箱を取り出す。
可愛いらしいハンカチに包まれたその弁当箱の蓋が開かれた瞬間、まばゆい光が辺りをつつんだ、ように見えた。
量こそ控え目だが、お弁当という定義の粋を集めたような、本格的な食材が詰め込まれていた。まるで果物そっくりに見えるかぼちゃの巾着など、食欲を誘わずにはいられない。几帳面に切れ込みの入ったタコさんウィンナーは、まさにキングオブお弁当、さらにはカニさんウィンナーまで入っていて、その技量のほどがうかがわれる。
そして、特に目を奪うのはやはりお弁当の主役たるご飯である。弁当箱の半分くらいを占有するその位置には、じゃこと梅が散らされた目にも鮮やかなピンク色の梅ごはんがふんわりと詰め込まれている。
そのお弁当箱を見た刀岐乃は声を上げずにはいられなかった。
「す、すごー!あ、浅田さん、これ、全部一人で?」
「え?ええ」
「ーーーー!」
刀岐乃は一瞬、夜のうちに下拵えして朝早くエプロン姿でいそいそとお弁当を詰めている少女の姿を幻視した。そしてきちんと居住まいを正すと、恭しく片膝をついて困惑する少女を見上げた。
「え?ええ」
「ーーーー!」
刀岐乃は一瞬、夜のうちに下拵えして朝早くエプロン姿でいそいそとお弁当を詰めている少女の姿を幻視した。そしてきちんと居住まいを正すと、恭しく片膝をついて困惑する少女を見上げた。
「弟子にしてください!」
地の果てまで来て料理話について華を咲かせる二人を尻目に、黒埼とRANKはお弁当箱の蓋を開けた。そこにあるのは隙間なくぴっちりとご飯の詰まった、正真正銘、完全無欠の日の丸弁当である。しかし、その真ん中に鎮座する物体に目をやって、二人は無言で蓋を閉めた。
「―――黒埼さん」
「みなまで言うな」
男二人は視線を交わさず、目の前でお弁当をつつきつつ談笑する少女二人も飛び越えて、遥か断崖の彼方の絶景に目を凝らす。何の収穫もなく終えようとしている今回の冒険だが、この景色を見れたことは一つの報酬かもしれない。
だが、二人の頭にそんな感想は露ほどもない。
「帰ったら、たしか」
「閑羽くんがごちそうを作って待っててくれるはずだ」
「―――黒埼さん」
「みなまで言うな」
男二人は視線を交わさず、目の前でお弁当をつつきつつ談笑する少女二人も飛び越えて、遥か断崖の彼方の絶景に目を凝らす。何の収穫もなく終えようとしている今回の冒険だが、この景色を見れたことは一つの報酬かもしれない。
だが、二人の頭にそんな感想は露ほどもない。
「帰ったら、たしか」
「閑羽くんがごちそうを作って待っててくれるはずだ」
蓋の閉められたお弁当箱の中。ご飯の真ん中には。
――――ブドウ糖が乗っかっていた。
(空白改行除き984字)
――――ブドウ糖が乗っかっていた。
(空白改行除き984字)
}