ランジア

  • 陣営紹介
初期位置 種族 移動タイプ コンセプト 難易度 担当製作者
フェンリル王都アスガルト 人間 騎馬 覇道を行く孤高の王 ☆☆ るね
陣営の特徴 一騎当千のマスターが率いる、平地での圧倒的戦闘力が特徴の陣営です!

+ マスター&人材データ-ネタバレ注意-
【ランジア】
「すべては我が国の未来のため。邪魔する奴らは斬り伏せるだけだ。――私は自国の民にとって良き王であればそれでいい」
フェンリル王国の現国王にして今回の戦乱を引き起こした張本人。
本作『ファーレントゥーガ Anotherize』における黒幕ポジションにあたる。
三大国家と呼ばれる国々からの度重なる圧力に反発し、戦乱の引き金を引く覚悟を決めた。
+ 攻略情報
攻略情報
+ 特徴
■特徴
平地での戦闘力が非常に高い物理特化型の破壊神系マスター。
・全マスター中トップクラスの攻撃力の持ち主
攻撃力156という数値は作中でも高い部類に入り、人間ユニットではトップクラスの数値を誇る。
攻撃倍率もそこそこあるので当たるとかなりの火力が出る。

・平地では無類の強さを誇る
騎馬タイプは平地で80%の技量補正を受けるため、数値以上のパフォーマンスを発揮しやすい。
高めの技量のおかげで攻撃が安定して当たるのも嬉しい。
デフォルトシナリオと比べると苦手地形でのマイナス補正が軽減されているのも追い風となっている。

・特技による敵の一掃が可能
ランジアの特技「魔槍アラドヴァル」は広範囲の敵への即死攻撃。
即死耐性のない敵であればダメージに関係なく一撃で倒せる可能性があるのは大きい。
「雑魚は黙っていろ」という彼の殺意を体現した薙ぎ払い攻撃となっている。

・魔法で自力でも物理性能の底上げが可能
火/土属性のAランク魔法が使えるため、元々高い攻撃力と防御力を自力でさらに高めることが可能。
ランジアがSランクになるとアタック2込みでの攻撃力が300になる。
+ 注意点
■注意点
・平地以外での過信は禁物
平地以外の多くの地形で技量にマイナス補正がかかるのは騎馬タイプの宿命。パフォーマンスを発揮できるかどうかはマップ次第。
移動コストがかさんで思うように動けなくなるのがネックであり、相手の得意地形で敵に囲まれると苦戦を強いられることも。
道路や街、防衛戦なら城壁を駆使したい。
ただし通常攻撃の一撃が重いため技量差をひっくり返して大ダメージを与えて返り討ちにするポテンシャルはある。

・光Dはおまけ程度
魔力は本シナリオ内では平均よりやや控えめ。
応急手当の心得として光Dを所持しているものの、本シナリオではヒールの回復量を落としてあるためあくまで気休め程度と考えた方がいい。
回復に徹するとジリ貧になりがち。
+ 総評
■総評
本作の黒幕に相応しいマスターであり「力こそすべて」を体現する覇王。
物理性能の底上げを自力でこなし、圧倒的な攻撃力で立ちはだかる敵を次々に薙ぎ倒していく様はまさに覇王と称するに相応しい貫禄がある。
本人に風魔法がなく終始騎馬タイプの地形補正で戦うことになる。
そのため平地以外での戦闘では技量のマイナス補正がマシな場所を選んだり、敢えて敵を誘い込む迎撃戦を選んで城壁や町を利用して戦ったりするなどの工夫をすると快適に攻略ができるはず。
水魔法を使えるのが人材のみなのでヘザーやユノを同行させてサポートしてもらうと良い。
※トゥルーエンド到達のためにはランジアの一定以上の撃破数と特定の人物の生存が条件となる。
+ 設定
■設定
前フェンリル国王の第二王子。
悪政により弱体化する自国の未来に危機感を覚え、六年前に父王と異母兄である王太子を弑逆して即位。
外交方針を一転させ国力増強に注力する。
・即位までの経緯
王子時代のランジアは冷静な切れ者として官吏からの評判は良かったが、両親が政略婚ゆえに不仲であったため父王および王太子であった第一王子からは煙たがられていた。
二人の悪政により弱体化する一方の自国の未来に危機感を覚え、国政の方針転換と対策を進言をするも一切聞き入れてもらえなかった。このままではフェンリルに未来はないと判断し決別。
他に方法がないと腹を括り、苦渋の末に父王と王太子を弑殺して王位を継承したのがシナリオ開始から六年前の話。
ちなみにランジアの母親はヴェリテ砦付近を治める侯爵家の人間。彼の武闘派の血筋はここからきている。
・性格面
国のために手を汚すこともあるが、理想だけで政治はできないと割り切っているため公的な場ではあえて非情に徹しているだけにすぎない。
国益を第一に考えているため自国の民からの評価は高い。
万人に好かれようとは端から思っておらず「自国の民にとって良き王であればそれでいい」というのが彼の持論。
優秀だが側室の子であるが故に諦めなければならないものも多く苦い経験をしてきた過去から、手中に収められる可能性がある欲しいものに対しては異様に執着する傾向にある。
+ エピソード
■エピソード
・異母兄弟ヘザー、ヒースとの関係性
幼少期に弟を政争で亡くしたため、自分を慕ってくれるヘザーとヒースのことは異母兄弟ながら実の弟妹のように可愛がっていた。
王宮で特に冷遇されていたヒースの資質を見抜いていた数少ない一人でもある。
立場上毎回助けられるわけではなかったものの、ランジアにできる範囲で蔑ろにされがちな彼が適切な待遇および教育を受けられるように裏で手を回していた。
時にはランジアが自らヒースに教えを説くこともあった。
とはいえ、育った環境に雲泥の差があるため政治に関して意見が合わないことも少なからずあった。
今回は兄弟間で考えに埋まらぬ溝ができてしまい、ヒースがランジアと決別することとなる。
ヘザーは唯一の王女として大事にされていたのでランジア寄りの思考になっている。
・ニケとの関係性
ニケとは王都の高等教育機関である王立アカデミーの同期にあたる。
アカデミーにいた頃の二人はお忍びで出かける程度には親密だったものの、立場上表だっての交際はできなかった。
国益になる縁談相手としてニケを狙っていたものの、この当時からランジアが想いを寄せていたのもまた事実。
国益と私情が噛みあってしまったので周りに関係を認めさせるために長い年月をかけて水面下でかなり手を回していた。
シリークの風習を利用して想いを伝えようとする程度には本気だった。
もっとも、当のニケはランジアの想いを王族の気まぐれとしか思っておらず彼が本気だとは思っていなかった模様。不憫。
・シリークの海でニケに助けられた過去がある
王子時代に国王と公務でシリークの視察に訪れた際、王太子派の策略で崖から荒れ狂う海へ突き落とされて死にかけたことがある。
その時は溺れかけているところを目撃したニケが継承したばかりの操水術で彼を救出したため事なきを得た。
意識が朧げだったため自分を助けた人物の素性は覚えていないが印象的な暁光色の赤髪が見えたことだけは記憶に残っていた。
後にアカデミーでニケと再会した際に彼女が命の恩人ではないかと察したものの、とある理由でニケ本人にその記憶がないため確証が取れずやきもきしている。
・派手なものは苦手
普段の暮らしぶりは王族の割に質素。王族としての礼儀作法は叩き込んであるものの王侯貴族特有の文化は苦手。
貴族特有の文化をあまり好まず、パーティーなどの華々しい場面への参加は最低限に留めている。
パーティーより市井に潜ることの方が好きで、かつてはヒースやニケと共にお忍びで城下町を巡ることも多かった。
・隠れ甘党
甘味を好む理由については「手早くエネルギーを摂れるから」と主張しているものの、甘味を口にする際の表情が若干緩んでいることからそれだけが理由ではないことは周りに察されている。
+ 小ネタ
■小ネタ
・概念情報
イメージフラワーは紫陽花。
「冷酷」「無情」「辛抱強い愛情」といった花言葉があり、彼の性格面に反映されている。
イメージカラーの桔梗色は5月8日の誕辰色。
ちなみに桔梗の花言葉は「変わらぬ愛」
・名前の由来
ラテン語で黒を表す[ater :アテル]と彼のイメージフラワーである紫陽花の英語[hydrangea :ハイドランジア]を組み合わせた造語。
アテル+ハイドランジア→ランジア・アテルハイド
・名前の綴りについて
ニケ陣営とも共通していえることだが、フェンリル王国の関係者の名前にはドイツ語系表記を採用しているもののあくまで架空言語であり厳密にはドイツ語ではない。
ドイツ語とは一部読み方を改変している。
・アラドヴァルはケルト神話において「殺戮者」「屠殺者」の異名を持つ魔槍の名。
その異名は火属性に高い適性を持ち、圧倒的な力で敵を捩じ伏せ敵を屠っていく彼の戦い方そのものである。
火魔法を得意とするのはアテルハイド家の血筋に現れる特徴。
・ランジア陣営の用語はギリシャ神話以外の神話や古典が元ネタになっているものが多い。
これはフェンリル王国が小国の同盟に端を発する国であり、複数の民族を包括する国家であることを反映した形。
ギリシャ神話をモチーフから除外したのはニケの祖国である旧エルピス公国との差別化のため。
※公国出身者で神話絡みの人物(ニケ、クラトス、テティス)は全てギリシャ神話の神の名前から取られている。
・ステータスリンクの対象(ニケの項目内の「小ネタ」欄を参照)

【ヘザー】
初期人材。ランジアの異母妹でヒースの双子の姉にあたる第一王女。
サポート系術師でクラスチェンジ後は陣営で貴重な風魔法を扱えるようになる他、特技による遠距離攻撃が可能に。

【ローヴェ】
初期人材。アスガルト勤務のエルピス海軍中将でニケとクラトスの父。
老いの影響で技量が控えめだが、力にモノを言わせたパワーファイター型の彼は海上では侮れない。
狡猾な性格で毒の扱いに長けるものの本人に毒耐性がないのは仕様。
子供達とは犬猿の仲で既に絶縁されているとはいえ、水魔法が得意で人並み以上の魔力を持つ点は彼らとの血の繋がりを彷彿とさせる。

【カルミエ】
初期人材。どこか陰のある雰囲気を持つ女性魔術師。
フェンリル王国宮廷魔術師長というだけあって
全属性の魔法を扱える貴重なユニット。
とある研究に没頭しており闇魔法を得意とする彼女、徐々にその本性が明らかとなるようで……?

【ゼン】
イベント人材。『王の懐刀』の二つ名を持つランジアの側近。
高めの素早さと麻痺特技『レーヴァテイン』による敵の撹乱を得意とする。
通常攻撃に含まれる即死は「雑魚に我が主の前に立つ資格はない」という彼の意思の表れ。
唯一の弱点は姉。

【ユノ】
イベント人材。ランジアの側近の一人で弟のゼンを尻に敷いている。
前線でも比較的戦える術師寄りの性能でオールヒールとこの陣営では貴重な水魔法を扱える、痒い所に手が届くタイプのユニット。
特技の『オートクレール』は直線型の麻痺攻撃



  • 人材、一般、マスターの全てが強力。今作最強の陣営と思われる
    今作のフライは術者自身にしかかけられないので、CPUが無駄に平地で飛行になることが少ないのも追い風
    が、流石に騎馬状態で沼に突っ込んでしまうとリザードマンに返り討ちにあったり -- 名無しさん (2022-06-12 20:23:18)
  • 近接能力は全て単純によしのぶん汰の二倍くらい
    魔法系能力も魔法使いであるよしのぶん汰より少し高く、
    魔法戦士であり騎士であり王であり、あと顔グラが作品内屈指のイケメンである。
    よしぶんにすべての点で勝っている男 -- 名無しさん (2023-10-14 00:51:51)
  • 内向きの正義、ほぼ完璧なのに詰めが甘く外部の友人とも交流
    キングダムで言うなら嬴政より李牧に近い天才と言える -- 名無しさん (2023-10-15 10:35:21)
  • 破壊王、最強のマスター
    時々頓死し、小川直也のSTOで沈む橋本真也を彷彿とさせる -- 名無しさん (2023-10-18 05:11:20)
  • 名前はLanziaではなくLansiaと綴る。ドイツ語系の読み方のようだ。
    苗字のアテルハイドはAterheid。Aterは恐らく作者さんのオリジナル。
    heid(ハイドではなくハイト)はドイツの古い人名によく出る(アーデルハイトなど)もので、
    古高ドイツ語(Althochdeutsch)で姿や形を意味する。 -- 名無しさん (2023-10-18 23:29:43)
  • なおユノの必殺技オートクレールはフランス語でHauteclaire、高く清らかである、という意味。シャルルマーニュ麾下の聖騎士オリヴィエが使う剣の名前 -- 名無しさん (2023-10-18 23:32:24)
  • ゼンの由来は不明(ごはんのお膳?禅宗の禅?)だが
    彼が使うレーヴァテインは北欧神話の神ロキが作り上げた神の剣。 -- 名無しさん (2023-10-18 23:34:04)
  • ヘザーの由来は恐らくHeatherで、
    和名ギリュウモドキ(植物)の英語名なのだが、
    日本人には植生としての「ヒース」の呼び名がしっくり来るかもしれない。
    (嵐が丘のヒースクリフとかね)
    じつはHeatherにはSNS発の新しい英語スラングで
    「内面も外面も素敵で今風の女性」という意味もある。
    ランジア陣営のヘザーはその意味も込めているかもしれない -- 名無しさん (2023-10-18 23:38:36)
  • サルステーネとムクガイヤのハイブリッドのようなお人。単騎もしくはマスター人材部隊で一戦線、一般たちで一戦線を張れば2ターン目から二正面作戦も余裕 -- 名無しさん (2024-03-20 00:42:18)
  • 擬カビ界隈のデデデ大王として通用しそうなイケ=メン -- 名無しさん (2024-07-17 22:23:21)
  • 意外と魔法もやれてわろてる
    つええ -- 名無しさん (2024-07-18 00:21:30)
  • FT界の道明寺司
    耐性が優秀なため、風邪は引かない -- 名無しさん (2024-08-27 22:36:54)
  • マスターや人材に状態異常耐性つけすぎだよね全般的に
    やっぱりファーレン初心者でも楽しめる簡単なバランスを目指したのかな -- 名無しさん (2024-08-28 13:21:14)
  • ラムソンとゴートとアルテナの全部の強みを兼ね備えたイケメン -- 名無しさん (2024-08-29 10:15:14)
  • ムクガイヤとゴートを足して二で割ったのがランジア
    アルテナとムクガイヤを足して二で割ったのがニケ
    アルテナとゴートを足して二で割ったのがエルト -- 名無しさん (2024-09-25 09:27:28)
  • 陣営全体が恐らく西欧モチーフだが敢えて「ズラして」ある
    ランジアはじめ人名はドイツ語・英語・フランス語の混合、
    必殺技はアラドヴァル@ケルト神話やレーヴァテイン@北欧神話、オートクレール@フランス武勲詩のようにモチーフを分散しており、特定のモデル国家を持たない。 -- 名無しさん (2024-09-25 17:16:44)
  • 単にFEパロじゃない? -- 名無しさん (2024-09-27 15:52:13)
  • FEはファーレントゥーガ演義のこと?それともファイヤーエムブレムのこと?
    どっちにしてもそんなパロ入ってるかなあ -- 名無しさん (2024-09-28 07:35:00)
  • ファイヤーじゃなくてファイアーか、失礼しました -- 名無しさん (2024-09-28 07:35:29)
  • 181cmで75キロ、馬上の騎士として筋肉があることを加味するとかなり細身の細マッチョなんだな。前線に立つだけあって髀肉之嘆からは遠い存在なのだろうな -- カルハ (2024-10-17 16:00:26)
  • ランジアの名前は乱(戦乱)をこじ開ける(ジア)意にもつながる。乱世の英雄であるだけでなく能臣の能力もある -- 名無しさん (2024-10-18 00:32:41)
  • 魔槍アラドヴァル、とりこれ。 -- 名無しさん (2024-11-06 14:44:21)
  • ファイアーエムブレム? -- 名無しさん (2024-11-06 20:14:17)
  • 甘味が大好きのは可愛いわね -- プリムラ (2024-11-11 01:48:03)
  • プロテインの無い時代、筋肉ガチムチの戦士は甘いもの好きだからな
    とにかくたくさん食べて戦いで糖質を消費する
    年を取って戦わなくなるとすぐ太るので「髀肉の嘆」でも有名
    イケメンかつ端正な体つきのランジアも40代50代になったらガッチリとしたヘンリー八世風の体になると思う -- 名無しさん (2024-11-11 21:04:35)
  • ラムソンの若い頃はこんな感じだったのかも!? -- 名無しさん (2024-11-17 21:34:05)
  • ムクガイヤみたいな野心家、
    ラムソンみたいな騎馬戦士、
    ゴートみたいな面長イケメン -- 名無しさん (2024-11-24 00:31:39)
  • マスターはもちろん、魔法においても全てを網羅し、最初から全回復魔術師が2人いるチームは、言うまでもなく最強だろう。一対一での戦いなら、ザザザ以外に勝ち目はないだろうし。 -- 名無しさん (2025-01-24 02:54:01)
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最終更新:2025年01月24日 02:54