デスビシャフト

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fiat500-onlinemanual

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キャブのメインジェットを取り替えてから、やたら調子が良くなって回しすぎたせいもあるのかな~
走行中に突然エンジンが回らなくなり、終いにはストール。
それっきり掛からなくなってしまいました。

後続車もないし、下り坂だったので惰性で走り、脇道に入り停車。
色々やってみたけどかかる気配なし・・・う~ん。
火花は飛んでるし ガソリンも来てます。
クランクを手で回すと圧縮もあるし・・・
ふと気になって点火時期を見てみると90度くらいずれている!?

何故に?
点火時期はカムから取っているので、考えられる原因は 

(1)デスビのネジが緩んで点火時期がずれた
(2)タイミングチェーンがのびてタイミングがずれた

(1)は問題なし。
(2)は開けてみないとわからないので、応急処置はちと無理ですね。

う~ん、初の牽引だ~~~
牽引ロープはフロントのスプリングに縛りつけないとえらいことになるから注意しないとね。
ショップの人の話ではバンパーに縛りつけてフロントパネルがバコッと外れた人が居るらしいです。
ひ~~

とりあえず実家まで1kmもなかったので電話して迎えに来てもらいました。
ある意味ラッキーかな?

さて原因を探しましょう。
まず点火時期が完全にずれているのは間違いないですね。
とりあえずタイミングチェーンカバーを外します。
チェーンの伸びは前々から気になっていたので、ちょうど良かった(なぐさめ)

このカバーを外すときに問題なのはクランクセンターボルトです。
32mmという巨大なボルトが8.0kg/mというトルクで締まっています。
ミッションをどこかに入れて、回り止めにしろってマニュアルには書いてあるけど、ずいぶんとふにふに動く。
こりゃ無理だよ・・・
これ外すのはインパクトレンチがないときついな~、というわけでインパクトレンチを使って外しました。

そして、カバーのネジを均等に緩めていきます。
オイルポンプのリリーフバルブが入っているからです。
ガスケットの予備がないので丁寧に外さなくては。
タイミングの合い口マークはぴったりと合っているようです。

う~~む

デスビのネジも緩んでないし、もしかしてヘリカルギアが舐めたのかな?(- -;
でもそんなバカな話は聞いたことがありません。

とりあえず外してみます。
ん~~ ぱっと見は正常なんだけどなんか変です。
元に戻してもう一度点火時期を合わせてみます

って、なんでデスビのシャフトがくるくる回るの?(笑)
笑ってる場合じゃないね。

もっかい外してみます・・・・
ギアが・・・無い・・・
オイルパンの中に落っこっちゃった~~(爆笑)
いや、だから笑ってる場合じゃないって。

ピックアップツールで取れるかな?
心配をよそに案外あっけなく取れました。
ん?なんだこりゃ?
変に曲がった金属片まで付いてきました。
なるほどね、これはギアを固定するピンで、それが抜けて点火時期がずれたようです。
何でこんなに曲がっているかは考えたくありません。
世の中知らない方が幸せって事は結構多いもんです。

オンタリオに電話して聞いてみたらそのピンはかしめて固定しているだけだそうです。
たまたま、かしめが甘かったのかな? 

太さ3mmの鉄の棒でピンを作り、かしめ直しました
こういうピンをかしめて固定する場合は、一気にガツンとやらずに、コツコツとピン全体が膨らんで抜けない様にするのがコツです。
バイスなどでゆっくりやるのもひとつの手です。

一応、念のためオイルパンを外して中を洗浄します。
ストレーナーに 妙なものが付着していました。
なんだこりゃ?
プラスチックのような変な物体&ホチキスの針のような物?
オイルパンのそこにもごみがメニメニたまっています  

オイルと泥の汚れが酷く、冷却風の通路をふさいでいました
最近ヒート気味なのはこのせいかな?

発注しておいたガスケットに液体ガスケットを塗って装着
試運転しましたがとりあえず問題ないようです。
ふ~ なかなか無いですよね~ こんなトラブル
いやはや 勉強になりました          

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