ナラシをしよう

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だれでも歓迎! 編集
一連の分解・組み立て自体は工程であって目的ではありません。
洗浄・研磨・部品交換などが重要な目的です。
更に不具合をなくし、不安を取り去り、
安心してアクセルを踏めるエンジンに一歩でも近づくことが目的でありました。

昨今の国産新車のナラシは有って無いようなもの。ましてや購入後の点検整備についても、
車を駆る知識と意識の希薄なひとは、おそらくないがしろにしてしまっているのかもね。
それでも走ってしまう現代の車に驚くべきなのかもしれません。
が、我らが愛車はどうやら組み上げて完成~!とはいかないようです。

そこで組み上げたエンジンをチンクに搭載してから
所謂「ナラシ」を終えるまでの一連の行程を書き記してみたいと思います。
(前提:ミッション等には手を入れてません)

エンジンを積んだら

01

プラグ・ガソリン管をはずした状態で、イグニッションオフでクランキング。
バッテリーを使い切る覚悟で回します。
あまりセルモーターに負担をかけたくないので休み休み行います。

02

出来れば、タペットカバーをはずしてオイルがロッカーシャフトの隙間などから溢れ出るのを確認できることが望ましいです。

03

ガソリン管をキャブに繋ぎ、クランキングしてガソリンを送ります。

04

プラグをさして、全ての配線を確認後、いよいよ点火。
濃い目のガスで20~30分アイドリングをします。(絶対にフカさないでね!)

さあ、発車オーライ!

ここでは今回実践したナラシの行程を記しますが、一参考事例と受け止めて下さい。

01

0km~300km 3,000回転以下をキープ。

02

ヘッド固定8箇所のナット・クランクプリーボルトの増し締めを主な目的とし、その他手に届くネジ類もまし締め。オイル交換。

03

300km~400km 3500回転以下をキープ

04

400km~500km 4000回転以下をキープ

05

ヘッド固定8箇所のナット・クランクプリーボルトの増し締めを主な目的とし、その他手に届くネジ類もまし締め。オイル交換。

さて、
事の発端は2003年8月、常磐高速自動車道路でのクランクシャフトのベアリング焼付きでした。
その後の経緯はここの掲示板にお邪魔してはご報告させていただいていたので、目にとまり記憶に残っている方もいらっしゃると思います。

「トンガリ号再生プロジェクト」としてドタバタ事件や相談事を書き込みさせて頂き、その都度、多くの方々から励ましや助言を頂き、またご厚意で数々の部品や工具をお借り出来て「完結」に至ったわけであります。

エンジンをバラすことについて、元通りに組む自信が皆無であったため、デジカメで記録しながら作業をおこないました。
その画像がこのHPでお役に立てるとは珠玉の歓びであります。
赤貧とこのHPの存在が私を突き動かしました。御礼を申し上げて筆をおきます。

2004, 4, 13 yamame

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