"死翠竜侯"ブーネ


「勝手にこっちの世界で暴れられて、迷惑してるの。世界の長は、誰なのかしっかり教えないと」


挿絵作成:キャラクターなんとか機+ 髑髏の館

概要

分類 魔神・死翠竜系
所属 妖月帝国
異名 死翠竜侯
知能 人間並
属性 死・闇
危険度 S
備考 72の魔神・26位
ブーニ族の族長

72の魔神の一柱、第26位の魔界の侯爵であり、妖魔ブーニの頂点に君臨する族長。
ベルフェゴルとの戦いで肉体を封印され、現在は霊魂と精神だけの存在。
外見は三つ首の竜のカタチをした高濃度の翡翠色の靄。
本来の姿は翡翠色の鱗を持つ、三つ首の二足歩行のドラゴン。
魔神デスヴラディスラウスを直属の部下に持つ。

本体の能力は(魔神級の悪魔としては)有り得ないほどに低く、中級の妖魔と遜色ないほど。
だが人間亜人に寄生することで、宿主の能力を異常なまでに強化することができる。

寄生された宿主はブーネに意識と肉体を乗っ取られ、背中からは翡翠色の鱗を持つドラゴンの首が三つ(中央の竜の首は頭部だけ醜い人間の男性になっている)生える*1
逆にブーネも宿主の意識に人格を侵食され、宿主本来の記憶、趣味嗜好、性格を色濃く受け継いでしまう。
これは一時的なものであり、寄生を解除するとブーネの人格も元に戻る。
死体に寄生した場合はこの限りではなく、ブーネの人格が侵食されることはない。

寄生中は岩をも容易く砕く腕力、高威力のブレス、対象を即死させる能力を持つなど戦闘能力は極めて高い。
またブーニの長だけあって死霊や死の力を扱う魔術に関しても達人級の腕前。

現在の依り代は腰まで伸ばした緑色の髪を持ち、黒いワンピースを着た人間の少女。
少女本来の丁寧さとブーネ本来の倣岸さと好戦的な部分が交じり合い、慇懃無礼な性格になっている。
72の魔神こそが聖域(サンクチュアリ)の支配者であると公言しているが、本心では同僚達を出し抜いて支配者に君臨しようと目論む野心家。
後述の過去から主君であるベルフェゴル、その妹フルーレティのことも苦々しく思っており、隙あらば排除を目論んでいる。

魔界の一角にあるブーニの長の家に、次期族長の資格である三つ首を備えて生まれた。
成長して族長の座を継ぐが侵攻してきたベルフェゴルの軍に敗北し、軍門に降ることを余儀なくされる。
この際、忠誠の証兼人質として自らの肉体の封印させられた。
同時に軍幹部の一人して72の魔神の一柱に任命され、侯爵位を授かる。

その後はベルフェゴルの配下として各地を転戦し、アースガルド大陸侵攻にも参加。
だが光の女神ラスタルの軍勢に敗れ、他の72の魔神共々封印されてしまった。

だが現代になり、信奉者である魔女ヴィルヘルムの手で封印が解除されたことで復活した。

技・魔法

インフェルノブレス(1)
灼熱の業火を吐きつけるブレス攻撃。

インフェルノブレス(2)
超低温の吹雪を吐きつけるブレス攻撃。

インフェルノブレス(3)
圧倒的な闇のエネルギーを吐きつけるブレス攻撃。

ブラスターブレス
無属性の破壊光線を吐きつけるブレス攻撃。

屠龍爪
岩すら切り裂く超威力の爪攻撃。

獄葬門
源魔術の一種。
地獄の瘴気を呼び出して攻撃する。

死の言霊
源魔術の一種。
「死の呪い」を投げかけ、対象の肉体の生命活動を強制的に停止させる。

魔神の呼び声
源魔術の一種。
配下の悪魔を喚起する。


経歴


2007年12月15日なりチャ
ヴィルヘルムの死体を供物に、また依り代にして現世に復活。
そのままべルグと交戦になるが決着は持ち越された。


2008年7月19日古城探検なりチャ
古城地下でヴァルザと交戦する一行に乱入。
ヴァルザを仕留めるべく攻撃を仕掛けるが討ち損じ、続けてベルゼエルにも攻撃を仕掛けるが攻撃は無効化されベルゼエルは戦線離脱。
ブーネもそのまま離脱した。

2008年11月12日魔物討伐なりチャ
デスを撃破した一行の前に登場。
ヴァルザとデスエデンのデータを計測したこと、そして人間界を侵略することを宣告し去って行った。


由来

「ブーネ(Bune)」…ソロモン72柱の魔神の一柱。序列第26位の地獄の侯爵。人間を死に至らしめる呪文、話術、知恵に優れているほか死体を瞬間移動させたり墓地に配下の悪魔を集めることもできる。
最終更新:2021年08月15日 09:58
添付ファイル

*1 この三つの首は出し入れが自由自在。普段は仕舞っている