効用関数がひん曲がった人たちが好きそうな商品を比較してみよう。
年末ジャンボ宝くじ
還元率45%(テラ銭率55%)
1口300円で、期待値135円
1等前後賞合わせて3億円なので、全部取るには最低3口は必要。
公式サイト
参考HP等
toto BIG
還元率50%(テラ銭率50%)
1口300円、期待値150円
1等最大6億円。(キャリーオーバーありで)
公式サイト
参考HP等
ちなみに、大文字でTOTOは便器とかの会社
ロト6
還元率45%(テラ銭率55%)
1枚200円、期待値90円
1等最大4億円程度(キャリーオーバーありで)
参考HP等
その他のギャンブルやら金融商品やらの期待値(テラ銭率)
公営競技
競馬、競艇、競輪、オートレースの4つ。
還元率75%、テラ銭率25%程度。
民営(合法)
パチンコやスロット。
還元率85%、テラ銭率15%(??)
民営(国内では非合法)
マンション麻雀やら賭博やら
テラ銭率は??だが、張れる金額が大きいと仮定するなら還元率はかなり高いはず。
その他金融商品やサービス等
まぁギャンブルと見るかはどうかとして、効用関数の形状に訴求する商品なので。(リスク回避向けとリスク選好向けの違いはあるが。)
死亡保障(定期)で、業界最安(と思われる)ライフネット生命を例にすると、
30歳男性、10年、3000万で、還元率77%、控除率23%。(若者・保険金額低いほど、還元率は低くなる。が良心的やなぁw)
- FXやCFD、上場先物・OP系(日経・TOPIX・商品や、くりっく365等)
ギャンブル的にドル円1円動いたら勝ち・負けを1/2と見て、単純に繰り返すだけにすれば、控除率(テラ銭率)は約1~2%。
10連勝すれば1万円⇒1024万円。(ただ、512万になってそれを全ブッパできる人間は少ないだろうが)
1万円宝くじ買うよりはマシという理解も。
日経225だと、今(09/12/18)のSpan証拠金率では、400円動いたら~で近いことは出来る。スプレッド(5円)+手数料を控除率とすれば、やはりテラ銭率1~2%。(ではあるが、時間効率が悪い。時間効率追求すると控除率↑)
上場先物系は市場が断絶して飛ぶリスクを取らなければならないので、ギャンブルしたいなら相対のFXやCFDの方がリスク管理や時間効率の点で優れている。(ありそうな意見「運用はギャンブルじゃない、まともな運用すれば勝つる!アフォが!!」⇒そんなレベルの個人がそんなにいるかwETFでも買ってなさいww)
レバレッジ効かない現物のみでは、そもそもリスクを取り切れないので、「ひん曲がった」効用関数へ訴求しきれない。
(⇒大金持ち期待してやるなら、それなりの元手と時間が「最低限」必要。)
無理に金なし・時間なしで訴求しようとすると、仕手株・糞株に手を出す羽目になり、期待値は大幅に減少する。
税金との関係
高額の所得を得た場合には、所得税+住民税が大体50%になるのは有名どころ。で税金を見てみると
- 宝くじ・toto・ロトは非課税(損益通算不可)
- 公営競技は一時所得:50万控除後の50%が課税対象⇒高額当選なら25%が税金へ(損益通算不可)
- 上場先物系:申告分離課税(20%)が可能。(+損失繰越可、損益通算可)
- FX・CFD等の相対系:雑所得(or事業所得が可能になるケースもあるかと個人的に思うが)で全額課税対象⇒高額なら50%が税金へ。(損失繰越不可、損益通算可)
→2012現在では、FXの相対でも申告分離課税で20%に変更された。
結論
日経先物・OPでおkw(+相対FX)
それ以外は「大勝時に限れば」どれも大差ない
じゃなかった、
- 株とかそういうのはギャンブルや!
- 夢を買うんだよ、夢を!!
参考
まとめ(テラ銭率比較)
安い順に。
ヤクザ : 5%
海外ルーレット : 5%
パチンコ :20%
ライフネット生命:25%(*1)
競馬 :25%
totoBIG :50%
ロト6 :55%
年末ジャンボ :55%
日系大手生保 :62%(*1)
(感想)単純に、「わかりにくいもの」ほど、テラ銭率高く設定できてるんじゃね?競馬のノミ屋とか、いっぱい抜いたら普通に馬券屋いくだけやろし。宝くじ・生保になると結構わかんないよね。
最終更新:2009年12月20日 22:34