必然の死 17KB
虐待-普通 制裁 考証 理不尽 自業自得 誤解・妬み 自滅 同族殺し 野良ゆ 姉妹物 赤ゆ 子ゆ ゲス 現代 虐待人間 うんしー またまた勢いで書いたので勘弁して下さい。
・俺設定あり。
・展開がおかしい相変わらずの仕様です。
・天然あきの他の作品と繋がってますので初見の人にはわからないネタがあるかもしれません。
天然あき
「ここはれいむのおうちだよ!!
くそにんげんがきやすくはいっていいばしょじゃないよ!!!」
一人の女性の前に現れた典型的なゆっくりれいむとまりさの一家。そしてその子供らしき子ゆっくり四匹。
荒らされた部屋にて人間と向かい合う。
窓ガラスが割られた訳でもなく掃除途中換気の為窓を開けており、トイレで用を足している間に侵入されたのだ。
荒れているのは掃除途中だからだ。決してこいつ等がやった訳ではない。
単に掃除しなければならないゴミが一つ増えただけだ。
「なにだまってるんだぜ!!まりささまのいだいさにおどろくはいいけどなんのはんのうもしないとばかをとおりこしてあわれなんだぜ!!」
親まりさが女性に対して怒鳴り散らす。
「おちょうしゃんはとっちぇもちゅよいんだよー!!!」
「しゃっしゃとゆうきょとききゃにゃいといちゃいめあわせりゅよ!!!」
「れいみゅはとっちぇもじひぶきゃいからどりぇいにしちぇあげりゅよ!!」
「きゃわいいれいみゅのかんしょうりょうはとっちぇもたきゃいよ!!!」
四匹の赤ゆっくりが喧しく騒ぐ。
別に相手する気にも女性はなれなかったので無造作に一匹赤れいむを掴んだ。
「はなしぇくちょにんげん!!きちゃにゃいてでしゃわりゅにゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
喧しく騒ぐ赤れいむ。
だが掃除機をかける際の騒音だと思えば苦にもならない。
それに彼女等とて生きている。
最後の足掻き位許容しよう。
彼女等はこちらに攻撃してきている。
これは戦闘だ。
女性はそう判断し、
「なら殺す」
女性はそう言うと赤れいむを強く握りしめる。
「おちびじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!?」
「なにしちぇりゅのおおおおおおお!!?」
「はなしぇくちょばばあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「おちょうしゃんはやきゅとめちぇええええ!!!」
「やめるんだぜ!!やめないとまりさがゆるさないんだぜ!!!」
ギャーギャー喚き立つゆっくり達。
親に至っては体当たりを仕掛けてくるが真っ正面から足元に遅いスピードで転がってくるボールに反応しない方が難しい。
回避しながら構わず女性はにぎりしめる。
「ちゅびゅ…れりゅ…」
「その通りだ。潰してるからな」
自らを押し潰そうとする痛みに喘ぐ赤れいむに場違いな程冷静な声で応じる女性。
「君は死ぬ。私が殺す」
「ゆぎ…やじゃ…」
死ぬ…その言葉に赤れいむは恐怖する。
生の欲求は人もゆっくりもある。当然と言えば当然だ。
「すまないが君に拒否する権利はない。ゆっくりと人に通じる権利は無いし、人の権利も人と人の間にのみ成立する。
人とゆっくりに成立するのは強弱の差のみだ。そして君と私は敵対した。
奴隷にすると言った。つまりは私を害すると宣言した。だから敵だ。
私は君達に容赦を与える事が出来る程優しくない。だから君を敵と判断して殺す」
あまりに冷静に、まるで教科書の内容を朗読でもしてくかのように赤れいむに告げる女性。
わざわざ害獣であるゆっくりに…しかもまだ幼い赤れいむに告げる時点で変人の部類に入るだろう。
例えるならゴキブリに殺す理由を述べるようなものだ。無駄以外の何でもない。
だが女性は話を続ける。
「さよならだ。死ね」
「や…ぎゃぶう゛う゛う゛う゛う゛!!?」
女性の言葉の半分も赤れいむは理解出来なかっただろう。
だが赤れいむは自分が女性に殺されると理解し、恐怖して何も出来ずに殺された。
中身の餡子を吐き出され、慈悲の全くない状態で握り潰された。
女性の手の中に餡子が広がっていくのが女性にはわかる。
「………」
女性は無言で赤れいむの残骸をティッシュで包んでゴミ箱に投げ捨てる。
「ゆがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!おぢびじゃんのがたぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」
怒り狂った親れいむが女性に体当たりしてくる。
だがそれも難無く女性は回避する。
「ぜったいにぶちころしでやるんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」
親まりさも怒り狂い体当たりを繰り広げている。
つまりは誰も赤ゆっくりを守ろうとしていないのだ。
むしろ赤ゆっくり自体が女性を殺そうと体当たりを仕掛けてくる。
うっかり踏み潰しそうになるのを女性は耐える。
『ここは彼の家…汚す行為はしたくない…』
女性は考える。
この家は女性のものではない。
彼女の今の所友人の男性の家だ。
何故か年末まで先なのに急に大掃除をやり出した彼に興味本位に半ば無理矢理助力に馳せ参じただけだ。
一緒にいた従姉妹に騙されて下剤入り野菜ジュースを飲まされてトイレに駆け込んだのがつい先刻。
咄嗟に嫌な予感がして口にしたのは一口だった為存外にダメージは軽かったがそれでも下剤の効果は甚大だった。何故か従姉妹は彼女に嫌がらせばかりをしてくる。
何とか快復して戻るとそこには彼とその従姉妹ではなく、ゆっくり一家がいたという訳だ。
おそらく彼が嫌がらせをした従姉妹への制裁を与えようとして従姉妹が危機感を感じて逃げ出したのだろう。
それを彼は追ったのだろう。人を騙した人を許せないが故に…。
相変わらず変な所で生真面目な人だ、と女性は考えながら笑う。
だがすぐに我に帰り、足元のゆっくり達を見る。
『ゆっくりも人も羽虫も等しく単一の生命だと客観的には判断できる…けど私は人間だ。だから主観的に人間を優先する…だから…』
女性は赤ゆっくりまりさを掴み、
「はなしぇえ!!?」
泣きわめく赤まりさを、
「死んでもらう。虎の檻に入った豚は食われるのが必定だ…君達の場合はれみりゃの巣に入ったぱちゅりーは食われるしかないと言ったものかな…だからさよならだ」
容赦なく握り潰したのだった。
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「ゆ…ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
親れいむは悲鳴を上げる。
瞬く間に我が子二匹が殺されたのだ、悲鳴位上げたくもなる。
しかもれいむ達の攻撃は一切当たらない。
この時点で流石に親れいむ達も危機感を感じ始める。
この人間からは逃げなくちゃならない。
そう考えた親れいむは、
「おちびちゃんたち!!おかあさんのおくちにひなんしてね!!!」
あまり意味のない典型的なゆっくりの行動だった。
わざわざ集まってくれるとは女性も楽でいいと嬉しく思う。
だが同時に女性は考えた。
親ゆっくりの餡子の量は赤ゆっくりに比べて桁違いだ。
処分するのは結構な手間だ。
さっきみたいにサイズ的に握り潰す事は出来ないし、ゴミとしても厄介だ。
そこで彼女は思い付く。
「なら庭に埋めるか」
彼が花壇にはここ暫く何も植えていないと言っていたからそこに埋めておく事にした。
そうと決まれば話は早い。
「ゆ?きだないてでざわるなぁ!!?」
「はなすんだべええ!!?」
二匹を庭に放り投げる。
花壇までは傷付いては困るので出来る限り傷付かぬよう投げる。
彼女も外に出ようとする。
その時ふとある容器が目に入った。
何気なく彼女はそれを持ってまりさ達のいる庭へと向かって行った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ゆぎい゛ぃ…いだいんだぜ…」
「ゆう゛う゛ぅ…」
「さて…彼が帰ってくる前に終わらせよう」
飲料の入った容器と何故かガムテープを持ちながら彼女は痛みに喘ぐまりさ達の前に現れる。
「ゆ…ゆぎぃ…」
まりさが彼女の接近に気付き敵意を向けた眼差しを向ける。
「お…ちびじゃ…をごろじだ…ゲズは…」
「“死ね”…かい。
まぁ君達からすれば下衆なのは否定しないよ」
そう言いながら彼女はまりさの横を通り抜けて親れいむを掴む。
「ゆううう!!?ぎだないてでざわるな゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「清潔面では人一倍気を使ってるつもりなんだけどね。
まぁいい、君にはこれを処分してもらうよ」
女性の片手に持つ飲料の入った容器を親れいむに見せる。
容器の中身は野菜ジュース。彼女自身がトイレに駆け込む要因となった飲料だ。
「なにやったっていみないよ!!ばばあはさっさとあきらめてしんでね!!!」
親れいむは喚き散らす。
よくもまぁ口に子供入れたままで饒舌に話せるもんだと彼女は感心する。
「ご期待には沿えられない。死ぬのは君達だ」
そう彼女は宣言するとれいむをひっくり返し、あんよの辺りに指を突き刺した。
「ゆごえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」
醜い悲鳴を上げるれいむ。
ちょうど飲料を流し込むのにいい感じの穴があく。
「ゆぎぃ…いちゃいんだじぇ…」
「ゆっきゅちできにゃいよ…」
中の子ゆっくり達の声も聞こえてくる。
すると彼女はまず口をガムテープで塞ぎ、構わず穴を通して下剤が入った野菜ジュースを流し込んだ。
「んぐう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」
大量に流し込まれる野菜ジュースに苦悶の表情を浮かべるれいむ。
口は塞がれ、逃げ場のない野菜ジュースはれいむの口の中にどんどん広まっていく。
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛なにごれえ゛え゛え゛え゛え゛!!?」
「ゆっぐりできばい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
それはつまりれいむの口の中にいる子ゆっくり達をゆっくり出来なくさせるには十二分だった。
「ぐぷ…ごぽ…」
だがれいむが急いで野菜ジュースを飲み込もうとすると誤って子ゆっくり達までも飲み込んでしまう。
丁寧に、しかし迅速に野菜ジュースを飲み干さなければならない。
『おちびじゃんだちはしなぜないよ!!!』
れいむは覚悟を決めて飲み出す。
だが野菜ジュースは野良ゆっくりにとっては美味なものだ。
あまあま程ではないにしろ野良ゆっくりには中々手に入らないものだ。
その耐え難い欲求に抗える程れいむは我慢強くなかった。
『ごーくごーくじあわぜえ゛え゛え゛え゛え゛ぇ゛え゛え゛え゛!!!』
瞬く間に野菜ジュースを飲み干していく親れいむ。
しかしそこまで急いでしまえば、
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「たぢゅげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」
分けて飲む事等出来る訳がなかった。
『ゆ、ゆゆ?』
れいむは理解出来なかった。
さっきの子供達の断末魔のような悲鳴に…。
だが続いての口の中にいる筈の子供達の感触をれいむは感じられなかった。
それはつまり…、
「君は子供達ごと飲み干したって事だよ」
女性がれいむがたどり着きたくない真実をあまりにもあっさりと告げた。
そしてガムテープを外してやる。
「お、おちびちゃんたち…か、かくれてないででてきてね…」
戸惑いながられいむは呟く。
ひっくり返されたから動く事が出来ず目をキョロキョロさせるしか出来ない。
「……………」
返事は返って来ない。
それはそうだ、野菜ジュースと一緒に飲み込んでしまったのだから…。
「れ、れいむ…おちびちゃんは…?」
蚊帳の外だったまりさが戸惑いながられいむに尋ねる。
しかしれいむはそのまりさの問いに答える事は出来なかった…。
何故なら…、
「ゆ、ゆぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
答える暇もなくうんうんを噴出し始めたのだから。
「…ゆっくりにも効くんだな……」
下剤が効果あるとは思ってなかった彼女はれいむの醜悪な排泄に若干引き気味になりながら呟く。
「うんうんずりゅよ!!ぎゃう゛ぁびい゛い゛でいびゅぎゃう゛んう゛んずびゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」
自分の中身を全て噴出する勢いでうんうんを撒き散らすれいむ。
あっという間にペラペラの皮のみになる。
こんな状態で生きていける訳もない。
「もっぢょ…」
れいむは最後にそう言い残して息絶えた。
「どうしよ…コレ…」
まさかこんな事になるとは想定外だった女性はれいむの残骸をどう処分しようか考えていた。
すると、
「こ~そこ~そ…」
まりさが逃げ出そうとするのを見付けた。
「残念だけど逃げられないよ」
「ゆゆ!!?」
バレてないとでも思っていたのだろうかまりさは女性に掴まれたが心底信じられ
ないといった顔をしていた。
「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ごめんなざい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!
!?」
いきなり彼女に向けて謝罪を始めたまりさ。
勝てないと理解したのだろうか命乞いをしだすまりさ。
「別に謝る必要はない。こちらもさしたる被害はないからね」
「ゆ!?ならまりさをたすけるんだぜ!!!」
女性の言葉に希望を抱いたまりさはさっきの謝罪が嘘のように女性に命令する。
だが、
「謝っても結局殺すからあまり意味のない事だ」
「ゆ、ゆひい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
まりさの顔色が絶望に染まる。
忙しいな、と女性はまりさを見ながら思う。
「どうじでだぜえ゛え゛え゛え゛え゛!!?ばりざぢゃんどあやばっだんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!だがらゆるずのがどうぜんなんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」
「許すのが当然かどうかは別として謝るって事は何か悪い事したって自覚したって事だね?」
「そ、そのどおりなんだぜ!!まりざはわるがっだんだぜ!!はんぜいじたんだぜ!!だからざっざどがいほうずるんだぜ!!!」
反省の色も全くないのがまるわかりなまりさの言葉を女性は聞く。
そして、
「別に君は君達の基準では何も悪い事をしていない。だから反省する必要はないと思う」
「だったらざっざど…」
「でも殺す」
「どぼぢでえ゛え゛え゛え゛え゛!!?」
まりさの悲鳴が響く。
どうしてもまりさは理解出来ない。
目の前の女性はまりさを迷惑もかけてないし、悪くないと言う。
だけどまりさを殺すという。
悪くないし迷惑でもないのにどうして殺すのだろうか?
それをまりさは理解出来ない。だから喚く。納得出来ないから。
「まりざはわるぐないんでじょお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」
「君達の基準ではね。こちらの基準は知る必要はないし、知っても無駄だろうしね」
「だったらどうじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」
「うーん…そう言われてもね…なら質問を質問で返すのは悪いけど、悪いからって死んでもいいのかい?」
「ゆ?」
いきなり質問されてまりさは戸惑う。
「君は悪い事したと理解したら死んでもいいのかい?」
「ぞ、ぞんなわげないんだぜ!!だからあやばってるんだぜ!!」
そこで頷いたら死ぬ。
そう考えたまりさは精一杯の声で否定する。
「そうだね、皆自分の命は大事だ。
何をしてこようと他人に死ねと言われて簡単に納得出来る訳はない」
「そうだぜ!!まりさだっていきてるんだぜ!!だからたすけてほしいんだぜ!!!」
「けど殺す」
「だからどうじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」
ますますわからない。
混乱が深まっていくまりさ。
女性の説明で自分は悪くない事を理解し、悪くても死ぬのはおかしいという事を告げられた。
なのにまりさは殺される。
その結論が繋がらないのだ。
「一応こちらの殺す理由を述べるとすれば、君を逃すと調子に乗って他かもしくはここが被害に遭う。君達は罰せられないで許されれば増長していくからね、人間と同じで」
「ゆ、ぞんなごどばりざはじないんだぜ!!」
まりさは叫ぶ。
髪を掴まれたこの状況では命乞いしか道がないからだ。
だが、
「それに、彼の家に土足で上がり込んだ事は正直私見的には未遂でも死に値する」
「ゆひい!!?」
まりさは戦慄する。
初めて彼女の怒りらしい感情を感じたからだ。
だがそれも一瞬ですぐに通常時の彼女に戻った。
「おっと、いけないいけない。思わず我を見失ってしまったよ。
ま、何を言われようと死ぬのに納得は出来ない。君達は悪くはない。悪いとしたら…“弱い”事かな」
「ゆ?」
まりさは呆気に取られてばかりだった。
「君達の行動一つ一つの中で何が致命的だったかそれは一つだけだ。私より弱い事、それだけだ」
女性はまりさの返答を待つ事なく話を続ける。
「私より強ければ家族は死なずに済んだ。私に命乞いしなくても済んだ。でもそうならなかった。弱かったから」
「ゆ…ゆ…」
まりさは混乱し続ける。まりさは悪くないけど死ぬ。
弱いから死ぬ。弱いだけで死ぬ。
「や、やじゃ…まりじゃちにたぎゅにゃい…」
まりさは呟く。生の欲求を…。
それは無意味以外何でもない。
「納得しなくていいしする必要もない。けど君は死ぬ。私の方が強いから。君よりも強い私が殺すと決めたから…」
そう言って彼女はまりさを掴む手を放す。
「逃げられるなら逃げてみるといい。逃げ切れて生き延びれるならそれは君が弱い事ではないからね。少なくとも君が私が君を殺す為の力を上回った事になるからね」
「ゆ?ゆ?」
まりさは女性の言葉を殆ど理解できない。
だが自分を殺そうとしている事だけは理解していた。
「ゆわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
まりさは叫び声を上げて逃げ出す。
わからない。何にもわからないのに殺される。
そんなの嫌だ。死にたくない。
何にも悪くないのに弱いから死ぬなんてそんなの嫌だ!!
まりさは狂ったように全力で跳ね、
「ゆびぎゅ!!!?」
一息で踏み潰された…。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「…っふぅ」
女性が使われてない花壇にまりさを埋める穴を掘っている。
ゆっくりを殺したと彼に知られると女性としてもあまりいい事ないので念入りに見つからないようにしておく。
赤ゆっくり程度ならティッシュで包んでおけば何とか出来るが成体はそうもいかないので花壇に埋める事にしたのだ。
「…ゆっくりに講釈たれるなど我ながら…酔狂にも程があるね…」
女性は苦笑する。
「弱いから…死ぬ。死ぬから弱い…。全く…傲慢過ぎて吐き気を催す考えだな…」
女性は一人呟く。誰に言うでもなく…。
弱肉強食。それが世界のルールだ。それを否定しているのは人間だけ。
だがその人間もそのルールを完全には否定出来ない。
人間社会が少なからずそれを是としているからだ。
勝てば強く、負ければ弱い。
卑怯も何も無い。ただそれだけの純然たるルール。
弱いなら弱いなりの戦い方がある。それで勝てばそれは勝者となり強者となるのだから。
それをしなかった時点で、女性の力量も考えず面と向かって行ったまりさ一家が死ぬのは必然といえば必然だった。
「…せめて来世というものが本当にあるのなら、私より強いものに生まれて復讐するといい…っと何だ?」
掘っている最中に石ではない何かぶつかり、女性は眉をひそめる。
不思議に思い掘り返してみる。
すると、
「何…コレ?」
思わず女性はそう呟いた。
目の前に発見されたものは一言で言えばゆっくりであった。ゆっくりぱちゅりーだった。
だが女性の知るぱちゅりーとは何かが違う。おかしい。
何がおかしいかというとそれが半分に割られて、土塗れでありながらまだ生きているという点だった…。
「…………………」
何で地面にぱちゅりーが?
というか何でそんな状態に?
女性は自問自答したがわかる訳がない。
あまりにも情報が少ない。
「む…ぎゅ…」
何やら喋った。
生きている。生きているがこんなのどうすればいいか女性にはわからない。
考えた結果……見なかった事にした…。
まりさとぱちゅりー、皮のみのれいむを地面に埋める。
れいむの中身は庭に撒いておけばバレないだろう。
「…まぁ何と言うか…ああなっても生きてられるって十二分な強さだよな……うん」
女性はそう呟くと家へと戻って行った…。
彼女の中でゆっくりに関する考え方がちょっと変わった瞬間でもあった……。
END
あとがき
うん、何コレ?
前作での従姉妹と天然お兄さんの会話を補完する為に作ったのに変な方向に進む
こと進むこと…。
どうしてこうなるんだ!?
それはさておきそれでは、今回このSSを読んで頂き誠にありがとうございました。
過去に作ったSS
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- 天然の友達の冷静の従姉妹のタンクトップの友達のハサミって感じか -- 2014-03-03 02:19:25
- ↓↓↓足から口内まで直結したんだろ -- 2013-07-18 00:08:14
- レイ×マリざまあww -- 2012-02-07 21:10:30
- 理論的で良いお姉さんだ。格好いい、痺れるね -- 2011-01-04 21:25:36
- 足にあいた穴から入ってきた野菜ジュースをなんで口で飲むの? -- 2010-09-04 11:21:24
最終更新:2010年05月15日 12:34