ジオン公国軍 出自一覧

MS-06F
所謂フツーの「ザク」。これまた説明不要過ぎて説明に困る機体。
一応、F型は汎用機で、陸戦機はJ型という事になっているが、本作では明確に区分はされてない。
細かく言えば両肩が丸いアーマー(左肩から棘を取ったもの)の初期生産型のA型、核攻撃型のC型。F型はC型から対核装備を取り払い、運動性を向上させたもの。J型は上記の通り重力下仕様(宇宙用装備の撤去)。
高い汎用性、生産性、拡張性、操縦性、整備性、といった本ゲームで見えない部分に優れ、ある意味ガンダム以上の傑作機。
非常に多くのバリエーション機とバージョンアップ機が存在し、その一部は本作品にも登場しているため、本機がいかに基礎設計が優れていたのかは想像がつくだろう。
ドムの足をくっ付けられる→宇宙用高機動試験型ザク、MAの頭に植えられるグリプス戦役の最新鋭可変MSの頭になる、ジムっぽいものに改造される→ゲム・カモフと、その量産数から様々な改造を受け続けた機体。MSとしては誉れといえるかもしれない。
開戦当初のC型はザクバズーカに核弾頭こめてぶっ放していた為、本来使いようによってはGP02Aより恐ろしい機体。
(「戦術級」「戦略級」の違いはあれど、小規模の核を連射してくるザク集団の方が明らかに怖い筈…)

MS-06S
ザクに指揮官用マルチブレードアンテナ(通称:角)をつけたもの。通称、隊長のザクさん。
ジオン公国の伝統として、隊長機には角(通信強化用アンテナ)をつける慣わしがある。
フットミサイルは本来陸戦型ザク(J型)の武装。ちょっと強いらしい。
劇中では新機体を駆るエースパイロット、出てきても一撃で撃破される機体が多い為、作画の使いまわしの都合上指揮官機の出番は少なく、劇場版の新規追加シーンでようやく明確な描写が出現。殆どMSV扱いである。

MS-06S/CA
言わずと知れたシャアザク。通常の3倍としても有名。
この「3倍」には様々な解釈が付き纏い、「通常の巡航速度の3倍」「撃破した艦の装甲を蹴って加速していた」「3倍はただの比喩」など様々だが、どれもシャアの卓越した技量を示すものである事は間違いない。
赤と思われがちだが、実際の色はサーモンピンクと小豆色。
実質アムロ(ガンダム)を圧倒していたのはこの機体とジオング(互角)、サザビー(向こうはリ・ガズィ)だけという事実から「シャアはこれに乗っていたときが1番輝いていた」、更には「この機体を手放したから落ちぶれた」という見解もあるがそれは誇張しすぎ。あくまでアムロ急成長のバロメーターなのであろう。
実はもう一機ある。その実態は角無しのC型でルウム戦役にて5隻のサラミスを撃沈した………はずだったのだがIGLOO秘録第1話ではどういうわけか角付きのS型である。バンダイさんおかしい、おかしいですよ!バンダイさん!!

MS-06R-1
MSVで登場したザクの改良機。白いカラーリングはシン・マツナガ機の証。
製造コストやメンテナンス面の問題から量産化が見送られた。
先行して制作されたものの大半はキシリア少将の計らいで海兵隊に支給されている。
ジョニーがR-2型でシンがR-1型と、性能差をつけられた点をシン自身はどう思ってるのだろうか?

MS-06R-1A/SM
MSVで登場。
上記R-1型の改良版である。黒い三連星がドムに乗る前、宇宙で使用していた高機動ザクⅡ。
具体的には脚部推進器のメンテナンス性に問題があったため、改良を施した。それ以外は特に変わらず。

MS-06R-2P/ER
MSVで登場。Pはプロトタイプの意。
前期型(高機動型ザクR-1A型)をベースに、開発中のゲルググのジェネレーターを採用し、ビームライフル使用が可能となった試作機。実際にはリック・ドム(ツィマッド社)の成功に焦ったジオニック社が、開発延期中だったゲルググ完成までに、ビーム兵器の実用性と次期主力MS選定に名乗り出るための繋ぎ合わせ的なところが大きい。
ビームライフルと言っても、エネルギーCAPの小型化が殆どできていないため大型で、しかもゲルググの完成機程の威力も無く、機体の機動力も落ちるなどとても実戦には運用できないものとなっている。おまけにゲルググのライフルはMIP社のモデルが採用されている。ジオニック涙目である。
結果、R型でのビーム兵器採用は断念。もう1つのR-2へとシフトされる。
エリオット・レム専用機となっているがテストのみで実戦には出ておらず、また1機しか開発されていない。

MS-06R-2/JR
MSVで登場。4機作られたR-2型の一機でジョニー・ライデン少佐専用機。
見た目こそザクだが、中身はもはやそう呼べないほどの高モジュール機である。
ゲルググとほぼ同等の高出力のジェネレーターを内臓し「ザクの皮を被ったゲルググ」とMG解説書に記載される程の高スペック機。しかし推進材の積載容積が少ない上に燃費が悪い為、稼働時間が短く、更にはゲルググ以上の生産性の悪さ故、それならゲルググ作った方がいいじゃんという明快な理由で4機しか生産されていない。
真紅のジョニー・ライデンが搭乗し愛用していた。ソロモン戦ではリック・ドムを率い、出撃したらしい。

MS-06R-2/GH
MSVで登場。公国軍第6位のエース、ギャビー・ハザード中佐専用機。
数少ないR-2型の一機を授与されたので相当上手いMS乗りであることは想像がつく。

MS-06R-2/RG
MSVで登場。シャアと同じ階位であるロバート・ギリアム大佐の専用機。数少ないR-2型の一つ。
ソロモン敗退後はグラナダに駐留。ア・バオア・クー戦において出撃記録が残されている。
その後の記録はないので戦死したかアクシズに逃げたかデラーズ一味になったか連邦軍に投降したか隠遁生活に入ったかと思われる。顔グラは短髪のヤザン・ゲーブルのようである。いずれにせよシャアに並ぶ名パイロットであろう。

MS-06K
MSVで登場。ザクⅡの陸戦型(ザクⅡJ型)を、砲撃戦用に改修した機体。
今シリーズではトンファー化したビッグ・ガンやスモークなど、特徴的な武装を多数持つ。
性能は連邦軍でも評価され、接収機体が改良を施され0087年のジャブロー防衛戦に出撃している。

MS-06F/CD
TV版第15話『ククルス・ドアンの島』に登場した、ククルス・ドアンのザクⅡ。
アニメの作画を再現し、顔がほっそりしているのが特徴。
武器・弾薬は尽きている為、偵察に来たアムロのコア・ファイターを投岩(!)で撃ち落とし、さらにアムロ自身は死んでないという、ドアンのさりげなく凄まじい技量を示した。
他ゲームでは金色に光るハイパーモードがあったりするが、東方不敗のいない今作では残念ながら搭載されていない。本作ではホビーハイザックと並ぶ漢のザク。

MS-06F
MSV。本作初登場。その名の通り地雷専門家のザク。個別の形式番号すら与えられていない悲しきMS。
言わばザクのバリエーション機で、それほどオリジナルとかけ離れた機体ではない。
1/144MSVとして発売されたキット内には、機雷投下ユニットのバックパックとザクⅡの通常型バックパックが付属しているコンバーチブルキットで、変更により「プロポーションのいいザクⅡ」が作れた。
本作では武器も地雷ならSPAまで地雷なのでとっても漢らしい。2008年に1/100MGとしてもキット化されている。

MS-05B
人類初のMS。アニメ放送時点ですでに旧式化している。
ジオン公国は当初、連邦の目を欺くため作業機つまりモビルワーカーとしてこのザクを開発した。連邦の幕僚は「ジオンは何おもちゃ作ってんだ?」と当時見下していたが、まさかこのロボットが武器を携帯し、あまつさえ後継機は核をブッ放し連邦軍を恐怖と恐慌のどん底に陥れるとは想定外だったようである。当時の認識としては戦車や戦闘機が主力兵器として当たり前でミノフスキー粒子が実用化前(電波障害的な意味で)だったからである。
単純に「ザク」と言う場合はザクⅡのことを指し、本機は「旧ザク」と呼ばれて区別される。
原作では第3話のガデム機が印象的。SPAは彼がガンダムにかました「ショルダータックル」が元ネタ。

MS-07B
ザクⅡをベースに地上戦用に限定し更に強化したMS。ランバ・ラル大尉が操縦したことで有名である。
彼が言い放つ「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」という台詞は色々な場で引用される。
連邦がMSを開発するのは時間の問題と知り、対MS戦を想定し開発された機体で、5連装フィンガー・バルカンや、電磁溶断ムチのヒートロッド、ヒートサーベル等白兵戦に特化した装備が施されている。その特異な武装から決闘用とも言われている。
本作のように一騎当千がメインコンセプトで、距離を問わずに射撃が強いという状況ではさっさと埋もれてしまう機体だが、実際には肉薄してしまえば射撃武器は役に立たない為、コンセプトとしてはアリだとも言える。
MS携行ビーム兵器の開発で連邦に遅れをとったジオンは、砲撃力の劣勢をカバーする為、やや白兵戦に寄ったMS開発を行っており、後にも白兵専用MS「ギャン」を開発している。(別会社制作だが)
が、やはり白兵戦「のみ」の機体はMS本来の汎用性を犠牲にしてしており、「ゲルググ」等を見るにジオン軍も結局「汎用機」寄りの開発思想へ至った模様。
なお、この機体だけすべて角が付いているのはド・ダイYSと連携できるように通信能力が強化されている為。
青のカラーリングは「青き巨星 ランバ・ラル大尉」のパーソナルカラーに順じたもので、後に本格量産化される際、彼の戦死を悼み、このパーソナルカラーが制式化している。
ちなみにA型は両腕が通常のもの(ヒートロッドとフィンガーバルカンはオミット)になっており、どちらかといえばこれを強化したものがグフカスタムになったといえよう。

ジオン軍が地球制圧に開発した輸送兼重爆撃機。投下爆弾だけでなく機種にも大口径の8門ミサイル砲を備える。
元来、平らな上面にコンテナを載せて運搬する輸送機だったが、ザククラスのMSも運搬できることが判明し、MSのフライト管制機として、主にグフとの連携作戦に従軍している。飛行機によるフライト能力とMSの攻撃を兼ね備えた形態は、航空戦術に長けていた当時の地球連邦軍にとって脅威であった。

余談だが、80年代当時に発売された1/144ド・ダイYSのプラモデルには、可動数の乏しい1/144グフの足を開脚させる可動軸が付録パーツとして入っていた。当時の子供達は、既に作り上げたグフキットのモナカ胴体を割り、この可動軸を取り替えようと試みたところ失敗してパーツを裂いてしまったケースも多かったらしい。

MS-09
黒い三連星が乗り込んだことで有名な高機動MS。通称「スカート付き」。
ツィマッド社製で、熱核ジェットエンジンによりホバー走行を可能としている。
おかげでザクの走破性能はせいぜい72~80km/hだが、本機は200km/h以上と倍以上早く、
地球上での拠点攻略においては迅速な面制圧に貢献している。
その成果により多くの派生機体が開発されており、基本設計の優秀さが窺える。
またジオンの水陸両用機以外で初の拡散メガ粒子砲(欺瞞用)搭載機ともいえる。
量産機に念願のビーム兵器!これで連邦に勝つる!のはずが出力不足が足りず、
モニターの焼き付けによる目くらまし位にしならなかった。
水冷却に寄らずマトモにビーム兵器をまともに使えるようになったのがゲルググである。
背中のヒートサーベルには手に届きそうに見えないが、ちゃんと角度が計算されグラップできる。
黒紫のカラーリングはグフと同様、黒い三連星専用機のパーソナルカラーに順じたもので、後に本格量産化される際、彼らの戦死を悼み、このパーソナルカラーが制式化している。

MSM-03
ジオン軍水泳部の古参部員。(ちなみに水泳部の開設部員はザク・マリンタイプ)
実戦レベルで実用化した初の水陸両用MSである。
ガンダムハンマーを受け止めてしまうハイパワーに加え、ゲル状バリア「フリージーヤード」で機雷もなんなく無効化する。
またドムの物を転用した熱核水流ジェットのおかげで「水中での」最高速は70ノットを誇る。
コーカ・ラサ曹長の「流石ゴッグだ。なんともないぜ!」が有名であり、その驚異的なパワーと重装甲でガンダムをあと一歩まで追い詰めた。
後継機のハイゴッグは面影どころかコンセプトさえ異なり、まるで別機体と言っても差し支えない。
耐弾性能に関してはガンキャノンの遠距離キャノン砲すら弾くなど防弾性に関しては定評だが、物語の後半からビーム主体の戦いに移行するにつれ、高機動・高火力MSの開発が進み、本機の低機動重装甲のコンセプトは廃れていく。
劇中では重装甲にも関わらずビームライフルであっさり撃破された。その所為か本作においてもビーム耐性はかなり低く設定されている。

MSM-07
ジオン軍水泳部の主力部員。ジオン水陸両用MSの中で最もトータルバランスに長けた機体。
そのメジャーさも相まって一年戦争を舞台にした数々のゲームで活躍する銘機である。
ズゴックに限らず水中用MSの多くは水冷式の高出力ジェネレーターを搭載しており、ビーム兵器のドライブが可能である。しかもジェネレーターの冷却に周囲の環境水を必要とする為、陸上での稼動時間が短い水陸両用MS群にあって、このズゴックは陸上での稼動時間も長く、更に陸専のザクⅡにも劣らない軽快な運動性能と高い攻撃性能を発揮した。
「0080 ポケットの中の戦争」においては再設計機「ズゴックE」、「MS IGLOO」においては、この機体を管制系として再利用したモビルダイバー「ゼーゴック」が登場している。

MSM-07S
ジオン軍水泳部の部長。シャア専用のズゴック。恒例行事で紅い。
さながら茹で上がったカニのよう。ジムの腹ブチヌキシーンは当時の少年たちを興奮させた。
しかし、その後はウッディ中尉のファンファンの攻撃でモノアイを損傷したり、
腹いせに中尉を叩きのめす汚れ役をやらされたり、被弾後、ゾックの捨て身で撤退したりと見所はない。
この機体でも3倍を体現する為か、陸上を素晴らしいポーズで疾走する姿が見られる。
正直萌える。

MSM-04
ジオン軍水泳部のマネージャー(情報収集担当)。
アッガイたんとも呼ばれる。赤鼻の愛用機。ステルス性能と索敵能力が高い。
腕部の穴はビーム砲だったりロケット砲だったりとゲームや作品によって扱いが異なる。
ザク2機分のジェネレーターを持つ為、実はガンダムクラスの機体より一回りデカい。
前述の通りザクのパーツを使っているので生産性が高いのも特長。
ガンダムの女性ファンを増加させた最初の立役者(体育座りのポーズは劇場版第2作『哀・戦士篇』のパンフ裏表紙に掲載された安彦先生のイラストが初出)である。
「ΖΖ」ではハマーン様が搭乗したり「ガンダムさん」ではアッガイ谷が出てきたり(前作でミッション化)、「ケロロ軍曹」ではMGが出てきたり(後にカトキデザインで本当に実現)、とある漫画版ではシャアが乗っていて赤くなっていたり、
多数のガンダムパロディ系漫画家にも愛される存在。近年は更に萌えキャラとして大活躍(?)中。
ついにはガンダムVSガンダムNEXTで並み居る強豪を押しのけ参戦を果たした。
擬人化無しでここまで愛でられるMSは他に居ないだろう。今作でも愛情たっぷりに使ってやって欲しい。

MSM-10
ジオン軍水泳部の副部長。
移動砲台としての役割を担う重MS。全世紀中、唯一の表裏対称構造のMS。
劇中では砲撃シーンこそ凄まじいがこれ見よがしな乱射状態で、シャアズゴックの退路を確保した後に、ガンダムのビームライフルたった一発をコクピットにうけ倒されている。シャアの予言通り「見掛け倒し」の結果に終わったが、後にリックドム10機近くをカップラーメンが出来あがる時間内に殲滅する白い悪魔相手ならば、このゾックも運が悪かったとしか言いようがない。
原作では前述通り酷い扱いだが、本作では四本同時発射の狙撃ビームに振り返りのラグ無し(表裏がないため)射撃、SPAが某翼頑零のローリングツインバ○ターライフル(その場で回転射撃)とすごい優遇。スタッフの素敵な愛と捻くれ具合が伝わってくる。
上半身に対して下半身が貧弱なデザインだがPS2初期に出た『機動戦士ガンダム』ではデザインがかなり変更、下半身が巨大になっており、更にビームを4本同時発射、表裏対象構造のおかげで振り返りラグなしの射撃、そして重装甲と「おいおいこんなもん倒せる訳ゃねぇーだろ」と思うほど強化されており、連邦プレイヤーの恐怖の的だった。
某漫画版ではマ・クベが乗って宇宙を駆けたこともあるが特に気にしない方がいいだろう。してはいけない。

EMS-05
ジャブロー攻略用MSのトンネル堀り要員。本作に登場するのはアッグ武装型。
アッグシリーズの1つで他のMS同様、型式番号はあるものの生産面で与えられただけで、実際は作業用メカ。
小柄だが、両手にドリル、SPAも巨大化ドリル。「漢のロマン」が垣間見える。
よく見ればアッガイ並みにかわいいと思うのだが…如何だろう。実は水陸両用機ではない。
ちなみにジャブロー攻略作戦は、地球連邦軍本拠地ジャブローが堅牢な対空砲火などに守られているため、守備が手薄であろう地下から攻め込もうという計画。
アッグが進路を掘削し、出てきた連邦MSをゾゴック・アッグガイが応戦し、ジュアッグが火力支援を行う…という内容だったが、結局企画倒れに終わってしまった。これらジャブロー攻略用MSに奇異な機体が多いのは、スペースノイドにとって地球のしかも密林という特異な環境において「どんな感じのMSが適してるのかなぁ?」と想像するのが難しく、その困難さ故に創造力がピカソチックになったと思われる。決して富野御大が芸術を爆発させたわけではないと思いたい。
実際、機体自体は作られたとも言われ、漫画作品などに登場することもあった。
ヅダと同じEMSナンバーだが関連性はない………と思う。
実は第1作「タクティクス」の隠れキャラ。第2作「バトルロワイヤル」以降からユニット参加している古株のMSある。
ジャブロー攻略用MSは存在自体が面白いのでこれ以上面白く書けない。

MSM-04G
ジャブロー攻略用MSの砲撃屋。全備重量はゾックに次ぐ過重量である。
両手に計6門の大型砲を持ち、砲弾は胴内にあり供給は腕の中を通じていると思われる。
ジャブロー攻略兄弟はゾゴック以外どいつもこいつも短足であり、運動性は期待できなさそうである。
歩くたびに揺れる象のようなお鼻がチャームポイント。
ジャブロー攻略用MSは存在自体が面白いのでこれいj(ry

MSM-04N
ジャブロー攻略用MSの鞭たたき。
グフの四倍のヒートロッドを持つが飛び道具はバルカンのみ。
ズゴックとはパーツの互換性があるという設定。しかし派生作品ではクローをつけたアッグガイはごくまれに見かけるがなぜかムチハンドをつけたズゴックは知る限り見かけたことがない…
「機動戦士ガンダムZZ」で初めてTVに登場し、単なるMSVではなくレギュラーとしての地位を獲得した。
とはいうものの、ほとんど道化役であった。
ジャブロー攻略用MSは存在自体がおm(ry

MSM-08
ジャブロー攻略用MSのブーメラン格闘家。ブーメランマニア
ジャブロー攻用MSの中では比較的マトモな体系。マニュピレーターも水中MSとしては稀有の五指。
ブーメランは頭の上のリーゼントだけでなくお腹にもブーメラン爆弾を持つ。
つか爆弾ブーメランが回転運動で戻ってそれを手で受け止めたら爆発するんj(以下、閲覧削除
何故、そこまでブーメランに固執するのか? 
そもそも大道芸に等しい本機のブーメランを匠に使いこなせるPTは少ないと思われる。
ズゴックをベースに開発され、よく観察すると似通った構造をしている。
ジャブローk(ry

MS-09R
宇宙用に改良されたドムの派生機体。主にエンジンが変わっている。
WB隊に12機が(9機はアムロによってあっという間に)3分で全滅させられた事(悪い意味)で有名。
舞台が再び宇宙に移ってからは、ザクの代わりに雑魚キャラを務める。
ボリュームたっぷりの機体がぶった切られる図は確かに爽快感がある。
とはいえア・バオア・クー戦ではホワイトベースの機関部を破壊し座礁させたり、
ドム戦で負傷したハヤトが「ドムがくるぅ!ドムがくるぅ!」とうわ言を叫ばせたりと、
敵としては侮れない機体と言えよう。
なお、ドムとは紫色の色素が異なり、ドムは赤紫に対してこちらは青紫である。
それとスカートはこちらがデカい(HGUCより)

MSM-09R/CA
富野御大作小説版に登場。
小説版ではゲルググが登場しないため、リック・ドムがジオン初のビーム兵器を標準装備したMSとして登場している。
ムサイの主砲を流用したビームバズーカ、ビームサーベルが装備されニュータイプ部隊に配備、シャア自身も赤く塗装したリック・ドムに搭乗した。角はない。

MS-09R/AG
アナベル・ガトー専用リック・ドム。
ソロモン海戦ではアナベル・ガトーがこの機体を駆り「ソロモンの悪夢」と呼ばれる所以ともなった。
ドムなのにスペック上はゲルググと同等とも言われる。
前作では所得条件が厳しいのに性能がノーマル機とさして変わらぬ「詐欺機体」としてユーザーの不興を買った。

YMS-15
マ・クベ(以下、マ)搭乗の白兵専用MS。ゲルググとの量産化コンペティションで敗れた機体である。
爆発するよ!危ないよ!って位にシールドの表面に接触機雷を満載している。が、シールドに武器を内蔵している点で後のガルバルディβハンマ・ハンマ、そしてサザビーへと継承されている。が、表の面に仕込んでるのは昔も今もギャンのみである。案外、機雷の爆風により盾への着弾を緩和するチョバムアーマー構造を模したものかもしれない。が、マは機雷をばら撒き使用しかしてない。
劇中では罠かけまくったにも関わらずガンダムに負けた「かわいそうな子」の印象が強いが、『THE ORIGIN』ではオデッサ戦撤退時にマ自らが搭乗し、迫りくる連邦軍の前に堂々と立ちふさがり、抜刀したグフ部隊の先頭に立って文字通り敵軍に斬り込んだ挙句、「量産はさせるな、マ・クベの名はギャンと共に記憶されるべき」と豪語、兵の後退を確認した後黒海に入水し、連邦水上艦隊を道連れに自爆…とマ共々大幅なイメージアップが図られている。
初期の設定で「マ専用機」だった事や、白兵戦重視の機体コンセプトから、本機を「ジオンのガンダム」と位置づけた資料もある。
なおゲーム、「ギレンの野望」シリーズにおいてはゲルググではなくこちらを次期主力量産機として選択可能で、様々なバリエーションが用意されている。ちなみにギャンキャノンは遠距離支援機の位置づけでありながら近距離格闘に長けるなど笑いどころ満載である。今作にゲルググイェーガーが登場したのに対して、ギャンクリーガーが出ないのは、イェーガーと比べ有名でないのと量産化競争で敗れた機体であるからゆえなのだろうか。・・・・・・・ついでにいえば高機動型ギャンやギャンキャノンやギャンマリーネもいない。ギャン涙目である。
が、MGでは後発のキットのため、凄く出来がよく、特に1/20のマ大佐の出来(特に良い物の壷)は凄いの一言に尽きる。

MS-14A
ジオン軍が初めて携帯ビーム兵器を搭載したザクⅡを継ぐ(はずだった)主力MS。
本機の開発にはそれまでのジオン系MS技術に加え、連邦のジムガンダムのビームドライブ技術も参考とされている。それ故、スペック上ではガンダムと同等かそれ以上とも言われている。いわば連邦がザクを超えるべくV作戦で開発したガンダムと同じように、ジオンがガンダムを超えるべく開発したのがこのゲルググといえよう。
技術的にはジオン・連邦全てのMSからのノウハウを注ぎ込んで開発された傑作機だが、ジオン公国そのものの衰えに加え、完成した頃にはエースや熟練兵が軒並み戦死、生き残りも殆どが使い慣れたザクやドムに搭乗し、パイロットの大半が学徒動員兵だった為、その性能は完全には発揮できなかった。またビームナギナタという両刃の装備は、慣れない兵が扱うと自身の機体を切り刻んでしまうこともしばしばあったという。
高い性能ゆえに斬られ役としては難だしと開発時期の遅さからか、一年戦争物の話における出番は少なめである。

MS-14S
角付きの指揮官用。劇中には登場していない為、MSV扱い。角つきはどいつもこいつもMSV扱いと不遇である。
ガトー専用機ですら角はついてないのに…
ジオンの優秀なエース達が失われていなければ、これに乗って闘っていただろう。

YMS-14S
シャア専用の赤いゲルググ。先行試作型としてエース達に授与された特別機の一つ。
テキサス戦でのガンダム相手にはギャン共々奮闘したが、バージョンアップした白い悪魔には腕を落とされ、ララァに邪魔扱いされ、呼び捨てにされ、挙句の果てにララァの人身御供で命拾いするなど、シャアザクに搭乗してた頃とは対照的に「厄病神」の印象が強く残る。しかし、本作では百式に比肩する高性能。
ララァが死んだときの苦しみを、存分にアムロに味わらせてやろう。

MS-14S
ソロモンの悪夢と称されるアナベル・ガトー専用機のゲルググ。
0083の初回にガトーが乗っていた機体で、大型ビームライフルを装備することになっていたり、S型ということに設定されるも、他の設定と矛盾してしまうなど、よく設定に翻弄されるがMGキット化されている。
0083劇中のア・バオア・クー戦では颯爽とジムを薙ぎ屠るも、戦闘中に右腕を被弾し撤退している。

MS-14B/JR
MSV。ジョニー・ライデンが乗り込んだ紅いゲルググ。高機動バックパックを背負っている。
しかし何故かバックパックを持たないシャアゲルに機動性は及ばない。
ライデンはこの前に乗っていた高機動型ザクⅡを気に入っており、これには乗りたくなかったらしい。

MS-14C
MSV。ゲルググにビームキャノン付バックパックを搭載したバリエーション機。
ゲルググのビームライフル量産が遅れ、代替手段として水陸両用MSのメガ粒子砲デバイスを組み込んだプランとして提案されたものが基。
バックパックビームキャノンがジェネレーター出力を余剰に消費する為、高機動型ゲルググより機動力はやや低下している。終戦までに122機分のバックパックが生産されていたが、実戦に投入されたのはキマイラ隊に支給されていたものをはじめとする僅か15機にとどまった。
主な登場パイロットはトーマス・クルツ少尉とジェラルド・サカイ大尉で共にキマイラ隊所属でジョニー・ライデン少佐の部下である。

MSN-01
MSVにて登場したジオングの雛型。通称たこ、タコザクとも呼ばれる。
前駆体として脚のあるZタイプザクも含め、宇宙世紀初のサイコミュ搭載MSである。
高速機動時のサイコミュ兵器の運用試験として先に開発されたサイコミュ試験型ザクの脚を、まるごとどでかいロケットブースターに交換したので総推力はブースターロケット並みに高い。準ジオングの試験機なので、スペックはジオング以上に未知数である。但し試験機故に稼働時間は相当短かった(ビグ・ザム以下だった)ようだ。
この機体を連邦サイドに変換すると「νガンダム」に行き着く(初のサイコミュ機体的に考えて)。
MSVでキット化されており、当時、キットの売り上げは高かった。理由は不純でキットに含まれているバーニアパーツが相当数あり、ジャンクパーツ用としてのみ買われ、バーニアのみもぎ取られ捨てられる運命にあった。今でも「夢の島」の地中深くには、ランナーからバーニアだけ取られ、組み立てられないまま埋没しているタコザクの遺骸があるに違いない。

MSN-02
ア・バオア・クー最終戦でシャアが乗り出撃したジオン公国最終MS。
「機動戦士ガンダム」のラスボス。副座式で胸と頭にコクピットがある。シャアは胸から搭乗していたが頭から脱出した。どうやら専用通路があるようだ。劇中では80%の完成度で出撃し、ほぼ相討ちながらもガンダム(MC)の撃破に成功している。
キシリアの「いきなりジオングだからなぁ」と言う台詞に見られるように、シャアとジオングの相性を危惧していた。実際、シャアも操縦には苦労してたが、NTでなければ統制できないとされるオールレンジを駆使し、白い悪魔を行動不能にせしめた戦果より、NT未知数のシャアも優れたNTであることが証明された訳である。とはいえジオング自体、両腕破壊されようが、胸や腹をビームライフルで何度も射抜かれようが、首だけになったろうが、持続的に戦い続ける「吸血鬼ディオ・ブランドー」並みのタフネスさがあったから、ガンダムを行動不能にできたに他ならない。
誤解を受けやすいが、足のない構造は宇宙戦用のれっきとしたプランで、未完成20%の部位は「足」ではなく、腕部の装甲をはじめとする各種部位である。完成形もさほど外観上の変化は無いとされている。
ゲームでは、本体を倒しても敵は頭が残るものの、プレイヤーによる首だけの操縦はできない。シャアが乗る予定は無かったため赤く塗られていない。
が、萬代屋限定で赤く塗られた「シャア専用ジオング」がHGUCで発売されていた。

MSM-02
MSVにて登場。「Pジオング」「パオング」とも。
ジオングの完成状態…では無く、陸戦仕様なら?という「if」の機体。SPAはどこからともなく(本来は腰に帯刀した)ヒート剣(通称パオングソード)での一閃を繰り出す。
こちらの方の元ネタは『プラモ狂四郎』。考案者は『サッキー竹田』。
尚、ドムの脚に似ている理由は、1/144ジオングに合う脚を1/100のドムのそれで改造した為。
ちなみに本作未登場だが、『パーフェクトガンダム』(オリジナル版とカトキ版の2種類が存在)というのも存在する。
尚、PジオングはSLG「ギレンの野望」において初めて正式に開発上の系譜として並べられている。
……が、当機が完成機という誤植ではあるのだが(汗)
他機(サイコ系やメッサーラ等大型MS除く)と並んで立つと体躯差がありすぎて、まるで児童を引率する保母さんのようである。
投げ売りにされたゲーム(可哀そうな神ゲー)である一年戦争のエクストラモードでは
あの有名なジオングの「あんなの飾りです」のシーン(ゲーム中ではカットイン)が
シャア「このMS・・・足がある」
整備兵(リオ・マリーニ曹長)「ええ、パーフェクトです!」
というやり取りがあって、アムロの搭乗機(ガンダムとは限らない)と戦うことになる
ジオノグラフィの#3015 MSN-02 ZEONG /PERFECT ZEONGにパオングソードが付属している

MS-11
MSVにて登場。後にTV版Zガンダムに登場しメジャーデビューする最新技術を導入したザク。
一年戦争末期にペズン基地(後のゼク・アインの故郷)における新MS開発プラン(ぺズン計画)に基づき密かに誕生したMSの一つ。
同期開発機のガッシャやギガンといった一風変わったなMS達と比べると、ガルバルディαやペズン・ドワッジなどと並ぶかなりマトモな機体で、駆動部においてはガンダムMCと同じマグネットコーティング技術を導入しているので運動性能も高く、ビームライフルのドライブも可能で限界性能はゲルググ以上とも評価されている。
しかしジオンはすぐ負けた為、連邦軍に接収された後、極右派のティターンズなどで運用されている。
「Zガンダム」の劇中では、SFSに乗りマラサイと同じビームライフルを使用している姿が見受けられる。

『機動戦士ガンダム』に端を発したサンライズとバンダイの提携によるプラモデルを中心として展開される予定であった企画『MS-X』に登場する架空の兵器。ジオン公国軍の開発した宇宙用移動砲台。(型式番号不明)

スキウレはペズン計画というジオン軍の新モビルスーツ生産計画より派生した兵器の一つである。その内の一つがマグネット・コーティングを施したザクであるアクトザクであり、もう一つが移動砲台スキウレである。モビルスーツの航続距離の不足や火力の不足を補うためのユニットの一つで、機動戦士Ζガンダム以降ではSFS(サブフライトシステム)と呼ばれるユニットの原型にあたる。

既存兵器の改良をすることで短期間に軍備を増強することが目的であったと思われるペズン計画で、最も普及したモビルスーツであるザクⅡを搭乗ユニットとして活用する予定だった。

スキウレはザクの全長程度(約18m)のプラットフォームの各角に4つの可変ノズルを有し、プラットフォーム中央に巨大なビーム砲を装備していた。このビーム砲はMAザクレロもしくはビグロのメガ粒子砲の流用と言われている。ビーム兵器に必要なエネルギーを供給できないMSであってもビーム兵器を使えるようになるスキウレは軍部の目にも魅力的に映ったはずだが、量産はされなかった。何がいけなかったのか? 本ゲームのように敵MSに乗っ取られるのが嫌だったのだろうか?

MAM-07
フラナガン・ブーン大尉が乗る水中用MA。
ガンダムの脚を捕らえるが、調子に乗って破壊してしまった為、自由になった所でコクピットにビームライフルを撃ち込まれて撃破されている。
実はビグロもヴァル・ヴァロも同じような倒され方をガンダムにされている。
つまりは「挟んだものは暴れないようにしっかり押えないと駄目!」という訳である。
戦時中に3機建造され、アムロと戦ったもの以外は終戦後に連邦に鹵獲されたという設定になっている。
そのためその残りの行方が時たま派生作品で取り上げられたりしている。この機体のコンセプトはヴァル・ヴァロさらにはバウンド・ドックに受け継がれている。

MA-05
トクワン少尉が駆り宇宙を駆け抜け、ガンダムを追い詰めた宇宙用高機動MA。
性能はジオン上層部も評価し、MAとしては珍しく少数ながら量産された機体。
先祖をたどるとMS登場以前の作業用モビルポッドに行き着くが、どっかの亜細亜の西瓜とはえらい違いである。
唯一のバリエーション機として、「オッゴ(蔑称、ドラムカン)」と呼ばれるモビルポットを多数格納する巨大なコンテナと接合したMA「ビグ・ラング」がある。これはビグロの高推力を牽引用として多数の戦闘ポッドを収納した格納庫を運ばせるという末期的な発想の機体である。これによりビグロ本来の高機動性能を発揮できない致命的な欠点がある反面、唯一安定射撃を可能としている。

MA-04X
セイラ曰くジオンのビックリドッキリメカ。ビグロの兄さん。
ビグロ搭乗トクワン少尉の仇を討つためデミトリー曹長が駆り、ガンタンクと激闘を繰り広げた末Gメカと合体したガンダム(通称ガンダムスカイ。本作未登場)に撃破された宇宙用MA。武装はヒートサイス(鎌)、拡散ビーム砲、ミサイル。
恐怖を与える為にと制作された顔面はまさしく往年のスーパーロボットもののかませ犬。
…何も言うな。言うんじゃない!良いな!
前作では前々作「ホンコンシティ」でのサイコガンダムドロップキックを上回る恐怖を「衛星軌道もしくはソーラレイ」にてプレイヤーに植えつけた。そのイカレた格闘性能は直に体験していただきたい。今回は格闘SPAがガード可能になったがガンガン削られていく・・・。

MA-08
「足なんて飾りです!」を真っ向から否定するMA。むしろ「腕なんて飾りです!」(ガンダムさんより)を地で行くMA。
Iフィールドを持ち、長距離ビームなどどうということはない。
ノイエ・ジールよりもジオンの歪んだ精神が形となったような概観をしている。
ソロモンを防衛するドズル中将の切り札で、ソロモン空域戦の旗色が悪くなってから出撃している。
火力こそ圧倒的だが、全周囲無差別攻撃に等しい機体なので、敵味方入り混じる戦線に出ても、友軍から厄介者扱いされるのは必然といえる。ドズル中将も出しどころの難しさを感じていたかもしれない。
とはいうものの交戦記録では、遠距離ビームを弾き連邦の戦艦をボウリングのピンのようにバコバコ沈めてるので相当攻撃力は高い。
最期はスレッガー中尉の人身御供で懐に入ったガンダムによる近距離サーベル攻撃で爆散している。
空中チャージ格闘は必見。インパクト抜群であるが……チャージブースト格闘が削除されたのが痛い。
Gジェネシリーズオリジナルの量産型はちっとも似てない。
本作の格闘は必見。思わず「ボールは友達!」と言いたくなる。

ちなみにビグ・ザム量産化のあかつきにはミノフスキークラフトを搭載した地球侵攻用も予定されていたらしい。

MAN-03
ガンダム史上初の木星帰りの男、シャリア・ブル大尉搭乗のサイコミュ搭載MA。
MAとしては小型巡洋艦サイズ。サイコミュによる攻撃で、カイのガンキャノンの両脚部を破壊し行動不能にしている。アムロの駆るガンダムの踏ん張りで、かろうじて撃破に成功するが、直後にオーバーヒートしており、印象は薄いにも関わらずガンダムを手こずらせた事は賞賛に値するだろう。
自機として使うとその小ささに驚く。ひそかにビグ・ザムよりデカくて一年戦争で登場する機動兵器の中ではアプサラスⅢと並んで巨大。

MAN-08
ソロモンの亡霊。通称とんがり帽子。コックピット内が個性的(ひろびろゆとり空間)。
ついでにNT専用ヘルメットも特大サイズのハロウィンカボチャを被ったようなデカさである。
劇中ではソロモン戦に勝利した連邦軍の駐留艦隊を、ファントムボイスの音色を聞かせた後、ビットによる遠隔操作攻撃で多数撃沈している。困った連邦軍は例のごとくWB(しかも一艦)に、この正体不明機の討伐を依頼する。まるでRPG的なノリだがそこが連邦軍クオリティ。
NT専用だけに(例によって後付け設定で)4機ほどあったそうな。
内訳は
1号機:ララア・スン機(TV版出典)
2号機:クスコ・アル機(小説出典)
3号機:セレイン・イクスペリ(Gジェネモノアイガンダムズ出典、機体色は赤)
4号機:ハマーン様専用機(Gジェネ出典、機体色は白)
某有名ブランド「エルメス」との商標の関係上、玩具等においては『ララァ専用モビルアーマー』などご丁寧に記載されて差別化が図られている。
SPA中にビットを破壊されるとただの「光るカブトガニ」になってしまうので注意。

MAX-03
本作初登場。
ガンダムワールド初登場のモビルアーマー(正確には準MA)で搭乗者はマ・クベとキリシア。副座式の機体。
月面用の移動式対地攻撃兵器「G87ルナタンク」に飛行性能を付加した言わば飛行砲台で、MAの概念が誕生する以前の試作機らしいが、傍から見るとおマヌケな(ビックリドッキリ)メカである。
内臓する試作ミノフスキークラフトだけではフライトが不完全な為、補助ローターによるホバークラフトとの併用で飛行する。
その為、戦闘機のような過激なドックファイトは不可能で、浮いて動くのが精一杯である。
飛行性能はアプサラスⅠよりはるかに下回る反面、運動面の低さを補うよう対地・対MS戦用灼熱兵器のアッザムリーダーや、対地対空用のニ連装メガ粒子砲を計8門(原作に忠実なVSシリーズではビームと実弾が4門ずつ)搭載し、総合火力は高い。
言わば”攻撃することでしか守れない”エヴァの第五使徒ラミエルになんとなく似ている。
劇中ではマ・クベとキシリアが本機に乗ってオデッサ鉱山基地視察中にガンダムとの遭遇戦に突入、アッザムリーダーによる4000度の灼熱攻撃で白い奴に善戦するも、この白い奴が予想以上にタフな悪魔だった為、不本意ながら撤退している。
尚、MAの中では唯一ガンダムに破壊されずに撤退に成功している機体である。
ちなみにキシリア少将はこの戦闘でNTの力を間近で感じ、後の「ニュータイプ部隊」構想に繋がっていく事になり、更に本機のミノフスキークラフトは後のアプサラス系列サイコガンダム、果てはΞガンダムに継承され、アッザムリーダーはヴァル・ヴァロのプラズマリーダー開発の起点になる等、後代の機動兵器に与えた影響は極めて大きい。この機体がもたらした効果は歴史的には大きかったのだろう。


一年戦争外伝のゲーム機体はゲーム作品出典を参照してください。

最終更新:2009年11月09日 21:28