GLAMOROUS ◆.dRwchlXsY
傷ついた体を引きずりながら僕は歩く。
右腕の痛みが今になってだんだん増してきた。
頭から流れる血も止まらない。
隠れた太陽が少しずつ顔を覗かし、雲の隙間からは徐々に薄い光が射し込んできていた。
そんな僅かな輝きでさえ今の僕にはとても眩しく映る。
右腕の痛みが今になってだんだん増してきた。
頭から流れる血も止まらない。
隠れた太陽が少しずつ顔を覗かし、雲の隙間からは徐々に薄い光が射し込んできていた。
そんな僅かな輝きでさえ今の僕にはとても眩しく映る。
僕は研究所に向かっていた。
さっきの戦いで傷ついた体を少し休ませたかったからだ。
ポケモンバトルと『殺し合い』は違う。
これは、肉体的にも精神的にもかなりの疲労を伴う。
実際僕の体は、特に右腕はもうボロボロだ。
さっきの戦いで傷ついた体を少し休ませたかったからだ。
ポケモンバトルと『殺し合い』は違う。
これは、肉体的にも精神的にもかなりの疲労を伴う。
実際僕の体は、特に右腕はもうボロボロだ。
殺し合い。
一流のポケモン・トレーナーとして名を馳せた僕が、こんな非現実的なことをしているなんて知ったらみんなどう思うだろう?
僕と共に歩いたポケモンたちが。
僕と戦ったライバルたちが。
僕に憧れた子どもたちが。
僕を育ててくれた母さんやオーキド博士が。
そして、シロガネ山の『彼』が。
僕と戦ったライバルたちが。
僕に憧れた子どもたちが。
僕を育ててくれた母さんやオーキド博士が。
そして、シロガネ山の『彼』が。
心配してくれるのかな?
僕を心配して待っていてくれるのかな?
それとも、こんな僕を怯えた目で見たりするのかな?
僕を心配して待っていてくれるのかな?
それとも、こんな僕を怯えた目で見たりするのかな?
でもしょうがない。
実際、楽しかったんだ。
ポケモンバトルと同じくらい、もしかしたらそれ以上にワクワクして面白くてウキウキしてハラハラしてドキドキして熱くて凄くてとても魅力的で最高に気持ちよかったんだ。
感情が溢れだし、胸の高鳴りが僕を高く高く高い場所へ押し上げるんだ。
早く、早く早く、もっともっと戦いたい。
他にこんな気持ちを味わえたのは『彼』、シロガネ山の『彼』だけだ。
彼とも早く戦いたい。
ポケモンバトルと同じくらい、もしかしたらそれ以上にワクワクして面白くてウキウキしてハラハラしてドキドキして熱くて凄くてとても魅力的で最高に気持ちよかったんだ。
感情が溢れだし、胸の高鳴りが僕を高く高く高い場所へ押し上げるんだ。
早く、早く早く、もっともっと戦いたい。
他にこんな気持ちを味わえたのは『彼』、シロガネ山の『彼』だけだ。
彼とも早く戦いたい。
どれぐらい歩いただろう。
頭部の出血はいつのまにか止まっていた。
右腕は相変わらずズキズキと痛む。
そんな時にようやく研究所らしき建物の外観が見えてきた。
辺りはうっすらと霞がかっている。
あそこで怪我の手当てと、何か武器を得ることができればいいが。
頭部の出血はいつのまにか止まっていた。
右腕は相変わらずズキズキと痛む。
そんな時にようやく研究所らしき建物の外観が見えてきた。
辺りはうっすらと霞がかっている。
あそこで怪我の手当てと、何か武器を得ることができればいいが。
そう思った矢先だった。
研究所を見てすぐに不思議に思った。
何かがおかしい。
どこがどうおかしいだとかではなく、そびえ立つ研究所を見て直感的にそう感じた。
僕は歩を早める。
茫々に生えた草木を乗り越え、両目ではっきりと確認できる距離まできて、僕は何がおかしいのか理解した。
研究所を見てすぐに不思議に思った。
何かがおかしい。
どこがどうおかしいだとかではなく、そびえ立つ研究所を見て直感的にそう感じた。
僕は歩を早める。
茫々に生えた草木を乗り越え、両目ではっきりと確認できる距離まできて、僕は何がおかしいのか理解した。
「ハハッ」
思わず声に出して笑ってしまった。
そこにはボロボロの建物があった。あちこちが焼け焦げ、黒色の炭に染まり、既に半壊となった研究所が。
誰かがここで戦っていたんだ。
高ぶる気持ちを抑え、僕はボロボロになった研究所に足を踏み入れる。
中は水でびしょびしょになっていた。歩くたびにぴしゃりとした音がする。
そこにはボロボロの建物があった。あちこちが焼け焦げ、黒色の炭に染まり、既に半壊となった研究所が。
誰かがここで戦っていたんだ。
高ぶる気持ちを抑え、僕はボロボロになった研究所に足を踏み入れる。
中は水でびしょびしょになっていた。歩くたびにぴしゃりとした音がする。
焼け焦げた扉を開けると、そこには壊れたコンピューターがあった。
誰が壊したんだろう。何で壊したんだろう。
そんな疑問を抱え、奥へと向かう。
すると、廊下を歩いてすぐの所で何かを見つけた。
誰かが倒れている。
僕は一瞬、それが相手の罠かもしれないと思った。
僕を油断させておいて、いきなり攻撃してくるんじゃないか。
そう思った。
でも、それは僕の取り越し苦労だったようだ。近づいてみてすぐに分かった。
死体だ。
相手はどう見ても死んでいる。
全身真っ黒で、顔も識別できないほどの酷い状態、幾らか残る体の膨らみから、かろうじて女性だということしか分からなかった。
これほどまでにしたのは誰なんだろう。
まだここにいるのか。それとも、もうどこかへ行ってしまったのか。
気持ちの高ぶりを押さえ切れず、死体を前にして笑みが零れた。
誰が壊したんだろう。何で壊したんだろう。
そんな疑問を抱え、奥へと向かう。
すると、廊下を歩いてすぐの所で何かを見つけた。
誰かが倒れている。
僕は一瞬、それが相手の罠かもしれないと思った。
僕を油断させておいて、いきなり攻撃してくるんじゃないか。
そう思った。
でも、それは僕の取り越し苦労だったようだ。近づいてみてすぐに分かった。
死体だ。
相手はどう見ても死んでいる。
全身真っ黒で、顔も識別できないほどの酷い状態、幾らか残る体の膨らみから、かろうじて女性だということしか分からなかった。
これほどまでにしたのは誰なんだろう。
まだここにいるのか。それとも、もうどこかへ行ってしまったのか。
気持ちの高ぶりを押さえ切れず、死体を前にして笑みが零れた。
そのまま、死体を放置して先に進むと階段が見えた。
壁に貼り付けられた案内図を見ると、どうやらここは三階建ての建物のようだ。
医務室が一階にあるのが分かったので、そこへ向かう。
廊下を曲がり、先へ進むと相変わらず辺りはずぶ濡れで水音だけが研究所に木霊する。
壁に貼り付けられた案内図を見ると、どうやらここは三階建ての建物のようだ。
医務室が一階にあるのが分かったので、そこへ向かう。
廊下を曲がり、先へ進むと相変わらず辺りはずぶ濡れで水音だけが研究所に木霊する。
ん?なんだろうあの光は?
途中、妙な光が僕の視界に入った。
視線を先の一部屋に向ける。
あそこだけが妙な光を放っている。
青白い不思議な輝きを。
その部屋に入り、光のもとへ向かった。ゆっくり、ゆっくりと。
胸の心臓がどくん、どくんと動いているのが分かる。
そして、部屋の中心で鎮座している光り輝く『それ』を目にしたとき、僕は時間が止まったかのような錯覚を覚えた。
あまりの美しさに思わず見とれてしまったのだ。
それは、目も眩むほど美しかった。
そうだ、こんな気持ちを僕は前にも味わった。
途中、妙な光が僕の視界に入った。
視線を先の一部屋に向ける。
あそこだけが妙な光を放っている。
青白い不思議な輝きを。
その部屋に入り、光のもとへ向かった。ゆっくり、ゆっくりと。
胸の心臓がどくん、どくんと動いているのが分かる。
そして、部屋の中心で鎮座している光り輝く『それ』を目にしたとき、僕は時間が止まったかのような錯覚を覚えた。
あまりの美しさに思わず見とれてしまったのだ。
それは、目も眩むほど美しかった。
そうだ、こんな気持ちを僕は前にも味わった。
ポケモンを初めて見たとき。
幼いころ、この目で初めてポケモンを見たときと同じ気持ちだ。
目をきらきらと輝かせ、夢中になってはしゃいだのを今でも覚えている。
目をきらきらと輝かせ、夢中になってはしゃいだのを今でも覚えている。
結晶体を手に取り、壁に腰を掛ける。
本当にきれいだ。
体の痛みや疲れなんてもうどうでもよくなっていた。
これを手にしているだけで、言葉にできないような不思議な気持ちが湧いてくる。
そう思わずにはいられないほどの力と魅力をこれは持っていた。
これが何なのか、何に使うのかは全く分からない。
分からないが―――――これは僕のものだ。
僕だけのものだ。
絶対に渡さない。誰にも。絶対に。
本当にきれいだ。
体の痛みや疲れなんてもうどうでもよくなっていた。
これを手にしているだけで、言葉にできないような不思議な気持ちが湧いてくる。
そう思わずにはいられないほどの力と魅力をこれは持っていた。
これが何なのか、何に使うのかは全く分からない。
分からないが―――――これは僕のものだ。
僕だけのものだ。
絶対に渡さない。誰にも。絶対に。
部屋の窓からは陽の光が射し込んでいた。
眩しく見えた光が、今は全然眩しくなかった。
この結晶体、クリスタルがこの世のどんなものよりも輝いて見えるからだ。
眩しく見えた光が、今は全然眩しくなかった。
この結晶体、クリスタルがこの世のどんなものよりも輝いて見えるからだ。
そろそろ放送だ。
それまで少しだけ体を休ませよう。
僕はクリスタルを強く抱き寄せ、そして瞳を閉じた。
それまで少しだけ体を休ませよう。
僕はクリスタルを強く抱き寄せ、そして瞳を閉じた。
【A-3 テトラ研究所 一階の小部屋/一日目/早朝】
【レッド@ポケットモンスター】
[状態]:右手首損傷、右肩脱臼(右腕は使い物にならないレベル)、精神疲労少、精神的安堵感および高揚感、痛覚麻痺、帽子無し。
[装備]:コルトパイソン(5/6)@現実
[道具]:基本支給品一式、不明支給品0~1(武器ではない)、クリスタル
[思考]
基本方針:生きて帰り、少年と再戦する
1:殺し合いに勝ち残り優勝する
2:このクリスタルは誰にも渡さない
3:使いやすい武器を探す
【レッド@ポケットモンスター】
[状態]:右手首損傷、右肩脱臼(右腕は使い物にならないレベル)、精神疲労少、精神的安堵感および高揚感、痛覚麻痺、帽子無し。
[装備]:コルトパイソン(5/6)@現実
[道具]:基本支給品一式、不明支給品0~1(武器ではない)、クリスタル
[思考]
基本方針:生きて帰り、少年と再戦する
1:殺し合いに勝ち残り優勝する
2:このクリスタルは誰にも渡さない
3:使いやすい武器を探す
【クリスタル】
不思議な力を秘めている謎の結晶体。
不思議な力を秘めている謎の結晶体。
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