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ロジェニツェ
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gensousyusyu
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ロジェニツェ/Rojenice
南スラヴ民族が信仰する出産の妖精。3人いる。夫はロッド。
生後間もない赤ん坊の上に、3人の白い女が屈みこんでいるのを産婆が目撃することがある。1人目は「この男の子は偉大な聖職者になるだろう」、2人目は「いや、この子は兵士になって戦死するだろう」、3人目は「この子は一人前の男になるまで生きることは出来ない。18歳の誕生日に雷に打たれて死ぬだろう」と言った。産婆はこれを母親に告げると、裕福だった母は「この子を救うためならどんな出費も厭わない」とし、子の周りに9重の壁がある堅固な要塞を作らせた。18歳の誕生日、夜明けと共に嵐が吹き荒れ、雷が落ちて要塞を燃やした。少年は9重の壁の鍵のかかった門を開けるのに手間取り、予言通り焼け死んだという。
生後間もない赤ん坊の上に、3人の白い女が屈みこんでいるのを産婆が目撃することがある。1人目は「この男の子は偉大な聖職者になるだろう」、2人目は「いや、この子は兵士になって戦死するだろう」、3人目は「この子は一人前の男になるまで生きることは出来ない。18歳の誕生日に雷に打たれて死ぬだろう」と言った。産婆はこれを母親に告げると、裕福だった母は「この子を救うためならどんな出費も厭わない」とし、子の周りに9重の壁がある堅固な要塞を作らせた。18歳の誕生日、夜明けと共に嵐が吹き荒れ、雷が落ちて要塞を燃やした。少年は9重の壁の鍵のかかった門を開けるのに手間取り、予言通り焼け死んだという。
別名
参照
参考文献
- アンナ・フランクリン著/井辻朱美訳『図説妖精百科事典』東洋書林