アレックス

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アレックス - (2019/02/26 (火) 11:04:42) の編集履歴(バックアップ)


登場作品 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
英名 GUNDAM NT-1
形式番号 RX-78NT-1
全高 18.0m
重量 40.0t
所属 地球連邦軍
主なパイロット クリスチーナ・マッケンジー
主な装備 ビームライフル、ハイパーバズーカ、シールド(設定画のみ)、頭部バルカン砲×2、腕部90mmガトリングガン×2、ビームサーベル×2
追加武装 チョバムアーマー
その他の装備 全天周囲モニター・リニアシート、マグネットコーティング

【設定】

正式名称ガンダムNT-1(アレックスに搭載されている学習型コンピューターの名称から)、劇中には登場しないがシールドにもALEXとペイントされている。
ガンダム(8機の内の4号機、ガンダム4号機(G04)と同時開発説あり)をベースに運動性能をニュータイプ向けに向上させた連邦軍初のニュータイプ専用MS(実際はアムロ・レイ向けに向上させた、アムロ専用MS)。ただし、ジオンとは違いサイコミュ兵器は一切搭載されていない。
マグネットコーティングだけに留まらず、未完成ながら全天周囲モニター・リニアシート等も備えている。
ニュータイプ専用なだけに一般パイロットには敏感に反応しすぎる為操縦し難い。その他実験的な仕様もいくつか盛り込まれており、外付け増加装甲のチョバムアーマー、腕の仕込みガトリングが特徴である。チョバムアーマーはチェーンマインの直撃からも機体を守り、ガトリングは近接戦用の隠し武器として劇中でも威力を発揮した。ただしガトリングはあくまでも格闘での奥の手なのか、遠距離の命中精度は悪く、装弾数も不安が残る模様(ケンプファー撃破時の一連射で左腕の残弾は底を突いてしまった)。弾丸は強力な徹甲弾であるらしく、ザクのコックピット前装甲を綺麗に貫通し、破損もせずに操縦者の頭の真横を抜け、そのまま更に後ろへ貫通した。破片を撒き散らしでもしていればバーニィが死傷した可能性は高かったので、あまりに高い貫通力が災いしたとも言える。

前日談であるアニメージュの小説では搭載されている学習型コンピューター「ALEX」は人工知能的なものとして描写されており、チャット形式で会話するというシーンがあるが、劇中でもそれを暗示するかのようなシーンが存在する(擬似音声などによる会話は行えない)。
ガンダムのラストシューティングの場合、それまでの戦闘データが蓄積されてあそこまで自立して動けた。つまりガンダムのよりは性能はいいと推測できる。ガンダムのは喋れるが(一回だけ喋った)。
本来は当初の予定通りアムロ・レイに支給される予定であったが、原作の劇中で中破してしまい、ホワイトベースに届けられないまま終戦を迎えることとなる。その際にカラーリングも現在の青から黒に近い紺色に変更される予定だった。このカラーリングはPS2版『ガンダム戦記』でアレックスの隠しカラーで拝むことができる。
しかし本機で得られたデータは、後にジム・カスタムジムキャノンII、試作3号機の完成型全天周リニアシート等に活かされることとなる。

後述にあるようにザクに撃破された初のガンダム(宇宙世紀時系列ではカスタムされたザクIに撃破されたマドロック等がいるが映像作品としては初)であるためか、ゲーム等では扱いが微妙なことが多い。本作のようにガンダムよりも性能が低く設定されるのはまだいいほうで、某ロボットシュミレーションではガンキャノンなど1年戦争初期の機体を差し置いて「老朽化のため強制廃棄処分」というとんでもない扱いをされた事も…。
無論ガンダムの発展機として高性能に設定されているゲーム(主に一年戦争を舞台としたゲーム)も存在する。
「Gジェネ」シリーズではガンダムのマイナーチェンジ機に近い扱いだが、最近の作品ではνガンダムまで開発でき、最終的にはHi-νガンダムΞガンダムまで強化可能と将来性が非常に高くなっている。

本機の最も特徴的な武装である「チョバムアーマー」は連邦軍のMS強化計画として度々挙げられるフルアーマーシステムの先駆け。連邦軍は「火力と防御力」の両立を実現するこの改修案に積極的で後続の機体にも次々案が出されている。
裏返せば連邦軍の旧態依然として続く大艦巨砲主義の表れとも取れる。ちなみにフルアーマーシステムの該当機体は本機の他にガンダム、ガンダムMk-II、ガンダムMk-III、百式改、ZZガンダム、νガンダム等当時の象徴的な機体に多い。
逆にジオン系列機はこのような改修案は殆ど見受けられず、バージョンアップによる全体的な性能強化、宇宙などの特殊環境への特化機体という方向にシフトしやすい。

「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場するガンダムタイプ。
原作に登場する機体の多くが当初「機動戦士ガンダム」に登場したモビルスーツのリニューアルデザイン(後にマイナーチェンジという設定)扱いだったこともあり、アレックスもまたそのような意図が含まれたような「ガンダムのリニューアルデザイン」的側面を持つ。青と白のツートーンカラーが特徴。
余談だが本機は「SD世界のガンダムたちが宇宙世紀の世界に迷い込む」という外伝作品(「夢のマロン社 宇宙の旅」)に登場。その時のカラーリングはガンダムと同じトリコロールカラーであった。またゲルググJもゲルググ同様の緑カラーで登場している。

【原作の劇中】

ビームライフルのような手持ち武器が設定されていたが、実際に使用したのは戦闘シミュレーターの中だけであり、実戦では手持ち武器を一切持たないままの戦闘となった。そのため本ゲーム中でもほぼ丸腰となっている。
劇中では物語の中核をなすジオン軍の攻撃目標として登場。テストパイロット、クリスチーナ・マッケンジー中尉の操縦の元、サイド6リボーコロニーにてサイクロプス隊のモビルスーツ・ケンプファーと交戦、チョバムアーマーを破壊されるも腕部ガトリングガンによりこれを撃破。
後にクリスの知人であるバーナード・ワイズマンの搭乗するザク改とも(パイロットは認識しないまま)交戦し、ザク改の作戦により相討ちに終わる。

その後、機体はブッホ・ジャンク社によって極秘裏に回収された後、改修を施され、ガンダムAN-01“トリスタン”として生まれ変わる。

【パイロット説明】

クリスチーナ・マッケンジー

主人公であるアルのお隣に住む綺麗で優しいお姉さん、愛称はクリス。
地球連邦軍の中尉として故郷であるサイド6(リボー・コロニー)でアレックスのテストパイロットをやっている。
心優しく争いを好まない性格だが、この戦争の時代戦うことの必要性を理解しており自分の周囲の人を守ることを決意して連邦軍に入隊するなど優しさの中に強さを持っている。
バーニィとはお互い敵同士であることを知らないまま出会い、憎からず思っていたようだが最終的にガンダムのパイロットとしてバーニィのザク改と戦い、最後まで互いを知らないままバーニィを殺すことになってしまう。中破したコクピットから救い出されたクリスを見て、自分の周囲の人が殺し合っていたことを知ったアルは号泣するのであった…
実は士官学校を首席で卒業した超エリート。MSパイロットとしての腕は悪くはないはずだが、彼女はNTではないためアムロ・レイ専用機として開発されたアレックスの性能を発揮するのは困難だった(フルパワーの20%ですら振り回されていた)。
しかし後れを取ったとはいえ、目前に迫ったケンプファーの攻撃を咄嗟の急発進でしのいだり、奇襲をかけたザクに対しコックピットへの迎撃を命中させるなど、最新鋭機のテストパイロットに選ばれるだけの技量は垣間見せている。

原作最後には転属により故郷であるリボー・コロニーを離れることになった。

【原作名言集】

  • 私が戦うとすれば、結局は自分のためよ。自分が一人ぼっちになるのが怖いから、戦うんだと思うの。
    でも、それは私の生き方。逃げることも、その人の生き方。どっちが正しいとか間違ってるとか、誰にも決められないことなのよ。(第5話)
  • 戦えばそのために人が死ぬわ。でも、戦わなくても死んでいく。……正しいことなんて、どこにもない。
    自分に出来ることを、するしかないんだわ。(同上)
  • 斜面は無人地帯です!森で戦います!(第6話)
  • バーニィにも挨拶しておきたかったんだけど……アルから伝えてくれる?私が、よろしくって言ってたって。(同上)
    • 転属命令を受け、リボーコロニーを離れるときのアルとの別れの言葉。数日前に交戦し、撃破したザクのパイロットがそのバーニィだったことは最後まで知らないままだった…。


【ゲーム内での活躍】

「ガンダムVS.ガンダム」

低コストの格闘機体として登場。着脱自在のチョバムアーマーはよろけ無効・格闘を1段ではじくという特性を持ち、これを活用して強引に近づき格闘攻撃を叩き込むというのがセオリー。アーマーがある限りは格闘機体キラーとなるが、剥かれてしまうと非常に脆いという熟練者向けの機体。
ガンダムの発展機体なのになぜかコストも基本性能もダウンしているが、本機体はアムロ・レイという化け物じみた反応速度のパイロットを想定して作られており、テストパイロットであるクリスが使用する際には基の性能の10~20%程度まで抑えて出撃していた点を再現してのことと思われる。

NEXT

チョバムアーマーの耐久値が激減。デスサイズのアクティブクロークの様に回復する仕様となったが、一度剥がれたら撃墜された方が早いくらいに回復は遅い。
代わりにチョバムアーマー着用時の機動性は大幅に向上、ガトリングの弾数と性能も改善しているため、より柔軟な戦い方ができる機体になった。
チョバムアーマーでパージした破片は攻撃判定があり、通常はまともに当てられないが、キャンセルを駆使して格闘コンボに組み込めば(キャンセルのタイミングはややシビアだが)大ダメージを与えることができた。

EXVS

チョバムアーマー全壊してからのリロードが前作に比べかなり早くなった(とは言え修復するまでに生き残れるかはプレイヤーの腕次第だが)。パージ形態の新武装として取り出すモーション中にシールド判定が付いたビームライフルが追加される等、攻め手が前作に比べて大分増えている。チョバム形態は機動性がまた重くなってしまったが、チャージ格闘のバックナックルはいきなり素早い踏み込みからブン殴るので虚を突き易い。
素の耐久値は相変わらず全機体中最底辺の280、脱いだ状態メインで動くのでゴトラタンのような事故ヒットしやすい高威力武装を持つ機体やW0のような高機動型射撃機が相手だと立ち回りが一気に苦しくなる。
チョバムアーマーと特殊格闘でうまく使いまわせば実は生存能力は1000屈指であり、よろけを取りやすいメインと合わせてどれだけいやらしく立ち回れるかがカギ。上を取るなどして敵の視界に入らないようにチョバムを着たりするとかなり効果的で、頭では分かっていても戦闘中の焦りやチョバムを着ていることを見逃していると「チョバムに格闘をしてしまう」という展開は少なくない。そこで1コンとれるかでも本機の活躍は変わってくるだろう。そもそも格闘機の前でチョバムを着るだけでもプレッシャーになり、逃げ腰のメイン連発という消極的な戦いに終始せざるを得ず、時間稼ぎに便利
普段はいやらしく援護しながら1チャンスを見逃さない冷静な戦い方が求められる熟練向けの機体

EXVS.FB

アメキャンによる自由落下が可能になった。特にアーマー着用時は、機体の向きによらずにアメキャンができるため、かなり優秀。
追加された覚醒技は、「アレックスコンボ」。敵に突進し、アーマーをパージして敵を吹き飛ばす。(アーマーが無くても吹き飛ばす。)NEXT時代のアーマーパージコンボが公式化した技と言える。

EXVS.MB

コストが1500にアップ。それに伴いアーマーの耐久値も細やかながら上昇している。
今作で追加されたオーバードライブはFとの相性がよく、アーマーとの組み合わせは中々強力である。

【勝利・敗北ポーズ】(NEXTまで)

勝利ポーズ

チョバム着用時:上を少し見上げるだけ。
パージ納刀時:ガトリングのカバーを閉じて、おすっ!!
パージ抜刀時:サーベル右手におろして構えて、左のガトリングを展開して腕を伸ばしている。

敗北ポーズ

チョバム装着時:がっくりとひざまずく。
パージ時:


【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.シリーズ)

勝利ポーズ

  • チョバム時:カメラに向かって横にサーベルを振る
  • パージ時:ガッツポーズをとる
  • パージ&戦場にアシスト残存時(FB.で追加):ジムスナイパーと共にビームライフルを構える

敗北ポーズ

  • チョバム時:がっくりと両膝をつく。
  • パージ時:頭部と左腕を失い、仰向けに倒れている。
  • 原作終盤でザク改と相打ちになった状態の再現と思われる。
ツールボックス

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