Hi-νガンダム

Hi-νガンダム
Hi-ν GUNDAM
登場作品 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
型式番号 RX-93-ν2
全高 20.0m
重量 27.9t
所属 ロンド・ベル
武装 バルカン砲
腕部マシンガン
ビーム・ライフル
ビーム・サーベル
ニュー・ハイパー・バズーカ
フィン・ファンネル
ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー
シールド
特殊装備 サイコ・フレーム
プロペラントタンク
搭乗者 アムロ・レイ


【設定】

地球連邦軍のニュータイプ専用試作型モビルスーツ。
元々は連邦軍の依頼でアナハイム・エレクトロニクス社が開発していた機体を、ブライト・ノアが働きかけてロンド・ベルに配備させ、アムロ・レイが自ら設計したサイコミュ・システムを搭載した事によりアムロ専用機として正式にロールアウトする事となる。
その後、鹵獲したサイコ・ドーガからサイコ・フレームを移植して性能を強化している*1


【武装】

バルカン砲

頭部に2門を内蔵している60mm口径の機関砲。

腕部マシンガン

頭部バルカンとは別途ついている新装備。
EXVSでは後格闘からの射撃派生で使用。後格闘による奇襲からブーストが無い状況でも強制ダウンを奪える意外と重要な代物。
MBONにて射撃派生がライフル連射に変わりオミットされてしまった。
EXVS2では単独武装として登場。移動撃ち可能な下りテクとして重宝することに。

ビーム・ライフル

携行式のビーム砲。
νガンダムの物と比較すると形状が若干変更されている模様。

ビーム・サーベル

νガンダムの装備位置から変更され、フィン・ファンネルラックにカスタム型を2本と左腕シールド内側に予備の通常型を1本の計3本装備されている。
また、刃の色が白系統に、νガンダムのビーム・サーベルは曲刀だったのに対しこちらは直刀となっている等、若干の違いが存在する。

ニュー・ハイパーバズーカ

280mm口径の実弾兵器。
νガンダムとほぼ同等だが、あちらのMBまでのバク宙撃ちと違い、しっかりと肩にセットして撃つ。
EXVSからは

フィン・ファンネル

原型機と異なりフリーダムガンダムのような翼風の形が特徴。
Hi-νガンダムはファンネルラックを備えており、使用したフィン・ファンネルを取り付けてエネルギーの再充填を行い、繰り返し使用することができる。
ただしVS.シリーズのνガンダムはゲーム化作品の例に違わず、フィン・ファンネルを回収できるようになっているため、ゲーム的にはさして恩恵はなし。
本機の場合は共振状態で使用すると2連射するようになるので圧をかけやすい。

ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー

アクシズのエンジンを破壊するために使われた兵装。
本来はラー・カイラムのエネルギーを使用する強力なビーム砲で、砲撃時は艦内の照明が一瞬消える程の電力を使用する。
漫画版では一回り大きめにデザインが変更されている。
EXVSには覚醒技として登場、フィン・ファンネルが5基以上残っている場合は耐久値無限のFFバリアも展開するので射撃によるカットの心配を減らしてくれる。
GUNDAMVERSUSからは通常時に使用できる武装としても登場。

シールド

νの時は白一色だったが、本機の物は白と青紫の迷彩柄仕様となっている。
また、一年戦争時代のビーム・ライフルに匹敵する威力を持つビーム・キャノンを内蔵している。


【原作における活躍】



【搭乗者】

アムロ・レイ

CV:古谷 徹

地球連邦軍の大尉にして外郭新興部隊「ロンド・ベル」のMS隊隊長。
地球潰しを目論むシャア・アズナブルを阻止すべく、ネオ・ジオンに戦いを挑む。

基本的には劇場版に則しているが、『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』では『機動戦士Zガンダム』に登場したベルトーチカ・イルマが劇場版のチェーン・アギとほぼ同じポジションにおり、また彼女を妊娠させてもいる。

【原作名台詞】

  • 「……シャア()……!」
    「……少女をたぶらかすのも、互角の戦いってことかっ!」
    • クェスを連れて離脱するシャアの「互角に戦って勝つことが私にとって真の勝利だ」という言葉に対して。
      自身の推測が当たっていた事に対する呆れと、かつてのシャアとララァの関係を思い出してか思わず悪態をつく。
    • 余談だが、上記の様な「奴」と書いて「め」と読む表現はベルトーチカ・チルドレンではよく使用されており、さびしうろあき氏のコミカライズ版でも踏襲されている。あまり見ない表現だが読み方としてはちゃんと存在する。

  • 「両親に見放されたぼくが、一人の子供の親になれるなんて、思いもしなかった……ぼくは、幸せな男だ。いい子を生んでくれ。だから、無理はさせないよ。ブリッジに上げてもらうように、ブライトに頼んでおいた」
    • 色々と悲惨だった過去を送ってきたアムロにとって子供を授かるのは、まさに夢のような出来事だったが、無情にもアムロが自分の子供の顔を見ることはなかった…

  • 「万全の段取りを組んだし、赤ちゃんのためにも勝つ…違うな。シャアには、ベルトーチカのような女性との出会いはなかったし、子供も手に入れられなかった。しかし、ぼくには、ベルトーチカとお腹の赤ちゃんがいる。この違いは、絶対的な力だ」
    • 守るべき家族ができたアムロと、指導者や政治家としての本人曰くの「道化」にならざるを得なかったシャアとの対比を表している台詞。一応、シャアにも自身に寄り添ってくれる女性はいたのだが、ベルトーチカとアムロの様には仲は発展していない。

  • 「余分な命は、いらないんだ! 俺とシャアだけでっ!」
    • アクシズを押し返す際に。この言葉に応えるかの様に、ガンダムから放たれる光はジェガンとジムIIIを弾き飛ばす。シャアは「アムロが他のモビルスーツを排除しているのか!?」と驚愕していた。
      ちなみに小説版ではこの時点でギラ・ドーガは全て撤退しているので、アクシズを押し返すのには参加していない。


【VS.シリーズの活躍】

EXVS.

PlayStation3版ダウンロードコンテンツとしてアーゲートに先駆けての参戦。
そして、12/21のアップデートに追加
コスト3000のファンネル搭載型万能機。

リロード効率がよりよくなり、サイコ・フィールドでファンネルの攻め手を強化することも出来る。
反面覚醒技以外ではバリアを持たない。モーションはνガンダムとは別の新規作成、バズーカは背面からのバック宙射撃ではなく普通に肩に肩がけで撃つ。
幅広い手数とBD格闘やサイコフレーム共振中の特格のようによく動く格闘を持つ攻めのHi-ν、バリアによる生存力のνといった感じでコンセプトは真逆となっている。
余談だがBD格闘のモーションには元ネタが存在し、スーパーロボットα外伝の格闘モーションが元になっている。

弱点は良くも悪くも”普通の万能機”であること。近接での拒否武装に欠け通常時の機動力が低めなので荒らしに弱く、足を止める共振ファンネル以外の武装が普通であるため敵陣を荒らす能力にも欠ける。
従って、相方と連携して前線を維持し、高い射撃戦能力で中距離での優位を保ちつつ、隙を見てダメ効率に優れた格闘を差し込む、ある意味どの3000機よりも万能機の基本に法った戦い方を要する。

アムロは劇場版ではなく「ベルトーチカ・チルドレン」のアムロとなっている。そのため、ベルトーチカのお腹にいる子供についてのセリフがある。
普通のνガンダムのアムロに一部新録の台詞が付いただけだが、フルボイスでベルトーチカ・チルドレン仕様のアムロが登場したのは本作がたぶん初。

EXVS.FB

νガンダムと同性能のライフルによる単発ダウンCSを獲得し、前作より一歩遠い間合いの攻め手が増えた。またアップデートで共振後にFFの残弾が0にならないようになり、旋回性能も改善されて射撃戦の強さに一層磨きがかかった。

特殊格闘は同じだが覚醒ゲージが溜まりにくくなったのでさらに使い方を見極める必要がある。
なお、「ベルトーチカ・チルドレン」のOPは無いものの、ガンダムEXAのOPに登場し、エクストリームガンダムアイオス-Fと戦っている。

EXVS.MB

マキブ移行の際νガンダムと共にCSに下方修正が入り、特に目惜しい強化点も無かったが、14/5/27のアムロ機一斉上方修正により、各種の上方修正を受けている。
格闘性能の強化を受けたνガンダムとは対照的に、BZが連射可能になったり、共振時のFFの弾数が増えたりと射撃性能の向上が目立つ。

Sドライブ中はBZとFFが移動撃ち可能になる。共振時の弾幕は圧巻の一言。
同じくベルトーチカ・チルドレン枠でナイチンゲールが登場。あちらは台詞がすべて新緑かつ特殊台詞多めなので比べると残念かも。性能もあっちのが強いし。

EXVS.MBON

移行の際に後格闘射撃派生と共振中N特格が新規モーションになるなどささやかな強化は貰えたが、前作のSドライブに相当するS覚醒でBZとFFの移動撃ちが廃止されたためパッとしない状態が続いていた。
2度の上方修正を経て、覚醒中に共振状態となるようになった。

EXVS.2

射撃CSが移動撃ち可能な腕部マシンガン、新規モーションの横格、格闘CSがバズーカ連射、特射はバーサス仕様のランチャー、特格がレバー入れで変わる数種類の格闘、プレッシャー追加…と大幅にリニューアルされた。共振は覚醒時のみに。
というかメインとレバー入れサブくらいしか前作の面影がない。
CSのライフルがなくなり、バズーカがとっさに撃てる武装ではなくなったため、「ファンネルでとったよろけに追撃できる武装がない」性能となり、コンセプトがよくわからない機体と言われた。

アップデートにて追加武装とそれに伴う大幅にコマンドの変更も行われた。
格CSのバズーカ連射とサブのフィン・ファンネルが入れ替えられ、バズーカに移動しながら三連射が追加、横特格がヴィダールのような移動接近して切り抜けに、横格がさらに新しくなった。
これによって射撃CSのマシンガンで各種行動をキャンセルして落下することでブースト有利を作り、高機動力で接近しゲロビや格闘をねじ込んでいく攻めに寄った機体となった。
一方でファンネル一斉展開は優秀ではあるがチャージ時間が長いためプレイヤーによっては使用頻度が超大幅に減少し、相手によっては使わなくても勝てる、なんてことも。もちろんファンネルも強力なのでかなりもったいない。

あまりに強くなったため修正後のある時期の機体使用率では全体使用率8.8%と二位の機体の倍以上になったほど。
おまけに、今作では通信障害でラグが発生しやすくなっていたのだが攻めが強いHi-νの場合、相手の回避タイミングがずれて当たりやすくなるというゲーム外で追い風が吹いていた。

後に2度の下方を受け、特に機動力が大きく響いたものの、環境から大きく脱落するほどではなかった。

EXVS.2XB

後射撃CSに単発ライフルが帰ってきた。機体コンセプトのわりにダウン取りが苦手だった点が解消された。
しかし基礎性能が更に落ちており、特によろけ時間が短くなったのが痛い。さらにランチャーの爆風もなくなった。(これは全機共通の仕様だが)
しっかりと強みの攻める力を活かせないと「やることが凡庸な3000」という情けない機体になっている。

OB

共振が昔の時限強化式になって特格+覚醒時という方式になったが、そこにコマンドを奪われたので旧各種特格が強化時限定技になってしまった。
バ2から下方された前作でもそれなりの強みを出せていた武装が没収され、強みも個性も薄い歴代最弱に転落。
……かに思いきや強化時特格がEXVS2全盛期並みに戻るなど強化点もあり、前作よりは勝率などは上がった。
地味にCSがレバー入れが腕マシンガン、Nがライフルになり、横特格や横サブからレバーを戻さずCSで落下できるようになったのもありがたい。

前々作暴れていたライバルでEXVS2を象徴する同志でもあったウイングゼロ、トールギスⅢ、ライトニング、ヴィダールといった機体が復権を果たす中、本機に関しては取り残されていた…
、2024年2月のアップデートにて強化され、サブの弾速ダメージやリロード向上、特射の強化、共振発動時にメインの弾数回復に加えてメイン1発ごとに取りつきなどが強く2発ビームを撃つファンネル1つ射出追加…
とゲロビに爆風がない以外はほぼバ2全盛期を超えるヤケクソみたいな強化を受けた。
さらにサイレント修正で格闘CS中でもゲージが消失しなくなったことで、生時の存在感&生存力も段違いに上がった。

たった1回のアプデで使用率も勝率も10%以上上がるという過去作でも類を見ない戦績となっており、今日もどこかでファンネルと赤ちゃん対戦相手の怨嗟の声が飛ぶ世紀(少なくとも今作3回目)末となった。
最終的にはかつてやらかしたベルディゴの下方前と同じくらいの戦績になったとか。

流石にやらかしたと判断されたのか翌月で下方されることとなった。上方からたった36日後の下方修正は歴代最短記録となる。

≪1回目≫
  1. 通常時の機動力が大幅に低下
  2. 共振時に被弾した時フィン・ファンネルが自動でビームを発射して反撃する仕様が削除となった
しかし自動反撃のフィン・ファンネルは過去の下方で歩いている相手にも当たりにくいものであり格闘を入れた時に鬱陶しく感じるくらいの性能なので、さしたる問題ではないのかもしれない。
蓋を開けてみれば機動力が低下したのは通常時のみで共振時は自動反撃が消えた以外は変化無し。
実際、共振時メイン連動フィン・ファンネルなどの凶悪な攻撃武装はノータッチで通常時も武装の強さで迎撃可能と相変わらず猛威を振るっていた。

という事でここ数作続く「少しずつ弱体を重ねていく」方向にのっとり、翌月以降もミリ単位での微調整を受けることとなった。

≪2回目≫
  1. 特射が通常時ダメージアップ、共振中ダメージ低下で同じダメージとなった。銃口補正や弾速等はノータッチ。
  2. 共振中のメイン連動ファンネルの取りつき低下。動いていようといずれは撃ち抜く性能はなくなったが、相変わらず足を止める武装を持つ機体にはかなりの圧を与えられるのは相変わらず。
  3. ライバルとなるインフィニットジャスティスなどの方が大きめに下方された結果、性能を落とされたのに戦績が伸びるという結果に。

≪3回目≫
  1. 通常時のプレッシャーが没収され、共振時および覚醒中のみ使用可能となった。
  2. 通常時の後格闘が新規武装の切り上げになった。
通常時の新規後格闘は受け身可能で伸びなども悪い…と身もふたもない言い方をすればプレッシャーを没収した穴埋めするための武装に過ぎなかった。

それでも勝率55%台を安定と止まらず、2024年7月のGGGP2024でベスト4中3チームが採用・当然のように優勝した。

≪4回目≫
GGGP優勝のご祝儀として更に下方。
  1. 通常時、共振時共にゲロビの銃口補正低下
  2. 通常時のみレバサブ・格闘射撃派生・格闘後格派生の削除、さらに後格闘以外発生や伸びが低下
…と、通常時が大幅に下方されることになった。
共振中はゲロビ以外ノータッチなので、『逃げ撃ち主体で相方負担の激しい通常時』と『無茶苦茶強い共振時』というかなり振れ幅の大きい機体となった。
ノルンやナイチンゲールといった次の3000候補も増えてきており、流石に首位からは陥落したがそれでもイージーウィンの狙いやすさはトップクラスだった。

≪5回目≫
エクバ史上トップタイの5度目となる下方修正
同時にエクバ史上初となる『同作品内での修正回数が6回』という記録も達成しており、最悪だった前作より更に酷い今作運営の情けなさを示す機体となった。

内容としては
  1. 覚醒時の共振発動が廃止
  2. 覚醒技発動時に共振が発動するようになった
これまでは、共振→共振終了後に覚醒して共振→覚醒終了後に通常の共振…という流れが猛威を奮う一因だった訳だが、代わりに隙の大きい覚醒技で共振発動となったため安定して共振を回すのがかなり難しくなった。
しかしこの下方に関しては当初から多くのプレイヤーに散々言われていただけあって今さら感は拭えない。

結局問題の連動FFはほぼノータッチであり、本作の調整方針に多く見られる『上方で増やした要素は基本弄らず、それ以外を弱くする調整』の代表たる機体だろう。
結果、その方針の皺寄せとして極めて歪な性能になっており、『こんな事になるくらいならさっさと連動FFを消した方がよかったのでは?』という声も。


【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.)

勝利時

通常時:ビーム・ライフルを構える
覚醒技中に勝利:ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーを構える。フィン・ファンネルは全基収納されている。

敗北時

足元の地形にフィン・ファンネルが突き刺さり、力なく棒立ちする。
ちなみに、ポーズや地面にFFが刺さっているため同じく劇場版主役機のダブルオークアンタの敗北ポーズを使いまわしたものと思われる。
(ポーズはクアンタは浮いているものの全く一緒。同じくソードビットが地面に突き刺さっている)

【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.FB以降)

勝利時

納刀時:ビーム・ライフルを構える
抜刀時:ビーム・サーベルを水平に構える
覚醒技中に勝利:ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーを構える。フィン・ファンネルは全基収納されている。

敗北時

前作と同じ。


【その他の活躍】

模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG

コウジ・マツモトが使用するガンプラとして本作で初めてアニメ作品への登場を果たした。
尚、劇中ではνガンダム風のカラーリングとなっており、「Hi-νガンダム GPBカラー」とも呼ばれている。

ガンダムビルドファイターズ

第21話のアイラ・ユルキアイネンの回想で登場。
竜神導師仁宇、フェブラル、ジャムル・フィン、ガンダム4号機、ノイエ・ジール、SDΞガンダムと共に飛行していた。

ガンダムビルドファイターズA

ユウキ・タツヤの物語後半での使用ガンプラとして本機の改造機である「Hi-νガンダムヴレイブ」が登場。
フィン・ファンネルラックはシールドブースターと合体する事で鳥型サポートメカ「ヴレイブブースター」に変形可能となっている。
後にフィン・ファンネルに代わって「アメイジングレヴA」「アメイジングレヴD」を装備した「Hi-νガンダムヴレイブアメイジング」へと改修された。

スーパーロボット大戦

初登場の『α外伝』および続編となる『第2次』と『第3次α』では隠し機体として登場した。
宇宙世紀MS最強の機体の一角であり、元々上位の性能であることが多いνガンダムを上回る性能を持ち、実質アムロの最強機体としてお馴染みという作品も。

『D』ではシリーズで初となる無条件での入手となる。
ファン・ファンネル使用時にアムロかシャアにはララァ、カミーユにはフォウ、ジュドーにはプルとプルツーのカットインが見える。

『X』では初となるベルトーチカ・チルドレン名義での参戦となった。
νガンダムにはアムロが乗っているとき限定の必殺技を持つ上に強力な武装は全て弾数性なのに対し、Hi-νにはNTであればすべての武器を使用できる上にこちらはほぼすべての武装がエネルギーを消費するタイプなので、アムロ以外の…例えば某天才に愛機を奪われた某海賊やプレイヤーお気に入りのNTパイロットが乗っている、というプレイヤーも多いのかもしれない。
『T』も同様の仕様だが、一部ステージでは強制的に本機で出撃することとなる。

『30』ではDLCで参戦する。
今回はテム・レイの回路が普通に優秀な強化パーツとして登場するが、それに関するエピソードが語られる事になる。
本作ではシャアの反乱時に急造されたνガンダムではアムロの反応速度などに対応しきれなくなったため新造された…という設定。
ちなみに解体されたユニコーンガンダムのサイコ・フレームが使用されている……という噂が作中で存在している。
アムロ用とはいいつつ『X』同様の弾数性のνとエネルギー制の本機なのでアムロの育成次第では他のパイロットにあてがうこともありえてしまう。一方で同作のνガンダムには『X』『T』であったアムロ専用技「フル・オールレンジ・アタック」がなくなったため技が一つ使えないという勿体なさは消えた。

『DD』ではνガンダムから乗り換え機体として登場。
本作では乗せ換え機能がなくこちらが上位機体となっている。
ちなみにストーリ上ではシャアは敵対しているがプレイアブルにはなっており、合体攻撃も追加された。
その内容が本機とナイチンゲールが戦闘しているところに謎の第三者がミサイルを発射。一時休戦、共闘して発射した相手に連携で襲い掛かる……というもの。


SDガンダム

SDガンダムにおける出番はνガンダムは幾つかあるのに対しこちらは基本的に無い。
ただ、『風林火山編』の「疾風の仁宇」は水色の鎧と翼の形状が本機の要素を強く連想させるデザインとなっている。
SDガンダム外伝 機甲神伝説』に登場する魔法剣士メテオガンダムや『SDガンダムフォース絵巻 武者烈伝 武化舞可編』に登場する「少年法師 霧丸」はHi-νガンダムがモチーフとなっている。
その他、『BB戦士三国伝』ではアニメ未登場の「孔明νガンダム」の龍凰形態が本機をモチーフとしている。


【余談】

初出は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の小説版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』におけるνガンダムの代役機としての登場だったが、後に『CCA-MSV』の機体としても登場し、νガンダムの発展機として以下のような設定になっている。

第二次ネオ・ジオン抗争で活躍したνガンダムは高い性能を誇ったが、開発期間の短さによる不完全さが残った。
そこで、νガンダムで問題となった部分を考慮してテストを重ねながら問題点を解決していった結果、高い完成度と性能を誇る機体となり、RX-93-ν2「Hi-νガンダム」と名付けられ完成した。
アムロ・レイの為に用意されていたのだが、彼が同抗争で行方不明となった為に搭乗する事はなかった。


関連書籍やビデオゲーム等でアンオフィシャルながらも知名度を上げ、バンダイのプラモデル化に伴い公式化されるという所謂G-3ガンダムと似たような流れとなった。
媒体によりνガンダムを時間をかけてより発展させた上位機種とも、小説版通りνガンダムそのものともされる(EXVS.では小説設定)。
カラーリングやフォルムに幾度かの変遷を経ており、現在のスタイルは模型誌内で小説版νガンダムのリファインを行った出渕裕氏デザインによる白と青紫のツートーンを身に纏ったスマートな姿(旧デザインもVer.Kaとして存続している)
ちなみに頭頂高(Hi-νの場合は頭頂高=全高)はHi-νの方が低く∀ガンダムと同じ(20.0m)。

なお、現在のサンライズ公式設定としてはベルトーチカ・チルドレンの方を採用している。


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最終更新:2024年12月04日 00:31
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*1 劇場版と同じくサイコ・フレームはネオ・ジオンからの横流しによる増設品だが、劇場版がアナハイムに譲渡した間接的なものだったのに対して、こちらはサイコ・ドーガをフィフス・ルナに放置して、アムロに(遠回しだが)直接引き渡した形となっており、その移植方法も工場で取り付け直した劇場版と違い、艦内で整備チームにより溶接されコックピット外周に取り付けられる形となった。